by cjc-skj
以前の記事
2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 2004年 05月 2004年 04月 2004年 03月 2004年 02月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【週刊 世界キリスト教情報】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2022/08/08 (第1646信) ――――――――――――― 発信者 ckoriyamaxgmail.com=連絡の際はxを@に変えてください。 ≪ 目 次 ≫ ▽オプス・デイ属人区長が、教皇自発教令に応答する書簡公表 ▽教皇、カナダ司牧訪問について報告、一般謁見 ▽米ワシントン大司教区が仮想通貨での献金受付を開始 ▽ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃続く ▽横浜で英連邦戦没捕虜追悼礼拝、初回から追悼の辞を述べている関田牧師も一区切り ▽《メディア展望》 ――――――――――――― ◎オプス・デイ属人区長が、教皇自発教令に応答する書簡公表 【CJC】教皇フランシスコは7月22日朝、自発教令『アド・カリスマ・トゥエンドゥム』(カリスマを守るために)を発表した。この自発教令は、属人区を聖職者省に組み入れるという教皇の決定を具体化したもの。バチカンに関する、最近の使徒憲章『プレディカーテ・エバンゲリウム』によって定められた事柄に適合するため、使徒憲章『ウト・シット』の幾つかの条項を修正している。 教皇は、神が聖ホセマリアに授けた賜物に心を留め、それを完全に生きることを求めている。属人区オプス・デイがそのカリスマを大切にし、「そのメンバーたちが遂行する福音宣教の活動を促進するために」、「仕事、家庭、社会での務めの聖化を通して、聖性への呼びかけを世界中に広める」(自発教令『アド・カリスマ・トゥエンドゥム』)よう奨励している。 オプス・デイのフェルナンド・オカリス属人区長は、「カリスマ的次元を強調されている教皇は、私たちが、家庭的で愛情と信頼の雰囲気を強めるように招いている。属人区長として、皆さんに願う。教皇ご自身が言われるように、カリスマへの忠実を守りつつ、自発教令『アド・カリスマ・トゥエンドゥム』が定めに属人区を適応させる作業のために祈ってほしい。教皇がそれを求めておられる」との書簡を公表した。□ ――――――――――――― ◎教皇、カナダ司牧訪問について報告、一般謁見 【CJC】教皇フランシスコは8月3日、例年の通り7月中休止していた水曜恒例の一般謁見を、バチカンのパウロ6世ホールで再開した。バチカン・ニュース報道を紹介する。 この謁見のカテケーシスで、教皇は、先日行われたカナダ司牧訪問について報告した。 教皇は今回の訪問について、「他の訪問とは異なる訪問」と述べ、その目的は主に、かつてのカナダ政府の強制的同化政策に協力したカトリックを含む多くのキリスト教徒が先住民の人々に与えた苦しみに対し、自身の寄り添いと悲しみを表明し、赦しを乞うことであった、と説明した。 現在、カナダでは新しいページを記すためのプロセスが始まっており、カトリック教会は先住民の人々とこの歩みを共にしているところである、と教皇は述べ、実際、この訪問は「共に歩む」をモットーに掲げたものだった、と話した。 教皇は、このプロセスは歴史的認識を前提とし、生存者に耳を傾け、気づきと、回心、メンタリティーの変化をめざす「和解といやしの歩み」であると語った。 こうしたプロセスからわかったことは、教会には、先住民たちを守り、その言語と文化に対する知識に貢献した先住民の尊厳の勇気ある擁護者たちがいた一方で、残念なことに福音の教えとは反対の容認しがたい計画に加わったキリスト者たちもいたことである、と教皇は話した。 教皇はこの「悔悛の巡礼」を通し、「記憶」「和解」「いやし」のプロセスから生まれる「希望」を求め、エドモントン、ケベック、イカルイトを拠点に行った先住民の人々との出会いの行程をたどり、中でも「熊の丘」を意味するマスクワシスでのファースト・ネイション、メティス、イヌイットの代表者らとの集い、聖ヨアキムと聖アンナの祝日におけるラック・サンタンヌへの巡礼を振り返った。 また、この旅では、先住民の人々との歩みを支える軸である、教会関係者、そして政府関係者との出会いが行われたことにも教皇は言及した。 さらに、教皇は、訪問の最後に行われたイカルイトでの若者と高齢者との集いを思い起こされ、カナダにおいても、「記憶と預言」の間にある歴史を共に歩むために、お年寄りと若者の対話が、今日の時代の鍵となっている、と話された。 教皇は、カナダの先住民の人々の強さと平和的行動が、すべての先住民にとって、自分に閉じこもらないこと、また、より兄弟愛に満ちた人類への貢献、創造主と被造物を愛することの模範となるよう祈った。□ ――――――――――――― ◎米ワシントン大司教区が仮想通貨での献金受付を開始 【CJC】米国の暗号資産(仮想通貨)寄付サービス企業『エンギブン』が8月2日、カトリック教会ワシントン大司教区が、新たな献金集めの手段として同社の仮想通貨寄付プラットフォームを採用した、と発表した。 ワシントン大司教区は、米国の首都ワシントンと周辺の5郡から構成され、信徒約66万人を擁している。カトリック学校93校やカトリック系3大学も含まれている。 大司教区への献金・寄付は、これまで現金や小切手、クレジットカードに加え、株式・債券、個人年金の慈善譲渡などの選択肢も用意されていたが、今回、仮想通貨が新たに加わった。 専門家として大司教区に協力するジョセフ・ギルマー氏は、テクノロジーを活用することで、キリストの福音を広めるという教会の使命に「信徒がより簡単に果たせるようになる」とコメントしている。 『エンギブン』は2021年秋までに、救世軍をはじめ、難病の子どもと家族のための滞在施設『ドナルド・マクドナルド・ハウス』など、非営利団体700以上への寄付を処理している。中には、ビットコインによる約1000万ドル(約13億円)の寄付もあった。□ ――――――――――――― ◎ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃続く 【CJC】英公共メディアBBCによると、パレスチナ自治区ガザ地区へのイスラエル軍の攻撃が続く中、パレスチナの保健省は8月6日、パレスチナ人24人が死亡し、200人以上が負傷したと発表した。イスラエル軍はパレスチナの武装組織イスラム聖戦(PIJ)を標的に、ロケット砲や迫撃砲の攻撃を続けている。これに対抗して、武装勢力側もイスラエルへ向けて砲撃を繰り返して反撃している。 ガザ地区の保健省は、「イスラエルの侵略行為」で子ども6人を含む多数のパレスチナ人が死亡したほか、負傷者も増えている、と非難した。 これに対してイスラエル当局は、5日以降、パレスチナから約300発のロケット砲や迫撃砲がイスラエルへ向けて発射されたと指摘、PIJの脅威が「差し迫っている」ため、反撃を開始したのだとしている。 ガザ地区における今回の攻撃の応酬は、2021年5月に11日間続いた対立以来、最も深刻な被害を出している。2021年の対立では、200人以上のパレスチナ人と数十人のイスラエル人が死亡した。 ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスは5日夜、複数の武装集団が戦いに臨むにあたって「団結」していると声明を出した。ハマスはPIJと思想的に近く、連携して行動することが多い。ただし今のところは、ハマスがイスラエルに向けて砲撃した様子はなく、イスラエルもハマスを標的にはしていない模様。 イスラエルは1日夜、PIJのヨルダン川西岸の幹部とされるバッサム・アルサアディ氏を逮捕。この後、イスラエルはPIJによる報復を防ぐためとして、ガザ地区との境界付近で保安対策を強化した。道路が封鎖され、イスラエル南部の町や村との行き来はできなくなった。このため住民の生活は困難さを増している。 6日にはガザ地区唯一の発電所が稼働を停止した。電力会社によると、燃料が届かなくなったためという。 イスラエルによると、5日以降ガザ地区からイスラエルへ向けて発射された約300発のロケット砲や迫撃砲のうち、約70発はイスラエル領に届かずガザ地区に落下したという。 イスラエルに届いたほとんどは、イスラエルのミサイル防衛システム「アイアン・ドーム」で迎撃された。イスラエル側に死傷者は出ていないという。 イスラエル国防軍によると、イスラエルは30カ所以上のPIJの標的に反撃。その中には、武器庫2カ所、ロケット砲製造施設6カ所が含まれるという。 イスラエルのヤイル・ラピド首相は5日の攻撃について「差し迫った脅威に対する精緻な対テロ作戦」を実行したのだと説明した。 イランの首都テヘランを訪問中のPIJのジアド・アルナハラ総長は、「この攻撃に我々は強力に対抗する。戦いに勝つのはこちらだ」、「この戦いに、超えてはならない一線は存在しない」とし、「テルアヴィヴは抵抗のロケット弾にさらされることになる」と発言している。 PIJはガザ地区でも有数の武装勢力の一つで、イランの後押しを受けている。本部はシリアの首都ダマスカスにある。□ ――――――――――――― ◎横浜で英連邦戦没捕虜追悼礼拝、初回から追悼の辞を述べている関田牧師も一区切り 第2次世界大戦中、日本軍の捕虜となり、日本で亡くなった英連邦軍人ら1873人を追悼する礼拝が8月6日、横浜市保土ケ谷区の英連邦戦死者墓地で行われた。地元メディアや共同通信などのメディアによって紹介する。 追悼礼拝は旧日本軍の通訳兵として従軍し、捕虜への過酷な扱いを目の当たりにした故・永瀬隆さんらの呼びかけで始まり、今年で28回目。オーストラリア、カナダなどの在日大使館関係者や市民約200人が参列した。 初回の1995年から追悼の辞を読み上げてきた牧師の関田寛雄さん(93)。高齢などの理由で追悼の辞の読み上げから退く関田さんは、ロシアによるウクライナ侵攻に触れ、政府に「ただウクライナに新鋭武器を送り込むのでなく、中立的諸外国を介して停戦をもたらす仲介の努力をするべきだ」と求めた。被爆国の立場から核兵器禁止条約への参加を訴え、「そのことがここに眠る勇士たちの祈りと叫びに応えることと信じて疑わない」と述べた。 ゲストスピーカーとして、元捕虜やその家族と日本人の和解のために活動する団体「アガペワールド」代表の恵子・ホームズさんもあいさつ。34年間の取り組みを紹介し、「過去から学び、未来を向上させていくことができる」と語った。バグパイプの音色が響く中、十字架や納骨堂への献花も行われた。(CJC)□ ――――――――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(8月7日・夏季休刊)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ =KiriShin(8月1日既報・再録)=http://www.kirishin.com ▼〝自民党はLGBT差別否定を〟=署名5万筆で当事者ら会見 ▼楊尚眞氏らへの抗議・要望=キリスト教界から相次ぐ ▼日基教団カルト問題連絡会が統一協会被害・関係者に呼び掛け ▼安倍元首相の「国葬」=閣議決定に抗議の声明 ▼米・パレスチナ=首脳会談で「2国家解決」協議 =クリスチャン新聞(8月7日)=http://クリスチャン新聞.com ▼「信州夏期宣教講座エクステンション」で野寺博文氏講演=「疫病の中で宣教は大きく前進」 ▼クリスチャン漫画家集結=SNS企画発信で火がつく=少女漫画雑誌「ハレルヤ」 ▼「宗教と政治」参院選後=稲垣久和氏に聞く=公共圏への挑戦と神学必要 ▼「おふぃす・ふじかけ賞」3年分の授賞式=カウンセリング良書と雑誌 ▼日本キリスト改革長老教会日本宣教70周年=信仰の希望紡いだ70年 ――――――――――――― ■ #
by cjc-skj
| 2022-08-08 16:43
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【週刊 世界キリスト教情報】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2022/08/01 (第1645信) ――――――――――――― 発信者 ckoriyamaxgmail.com=連絡の際はxを@に変えてください。 ≪ 目 次 ≫ ▽教皇、カナダ先住民が受けた苦しみに赦し乞う訪問=総集報道 ▽先住民の墓地に車椅子で向かわれた教皇、立ち並ぶ木の十字架の墓標の間で、沈黙のうちに祈り ▽教会が関係した場所で人々が消しがたい苦しみを体験したことに、怒りと恥を覚える、と教皇 ▽傷のいやしには、わたしたちの具体的な努力が必要だが、それだけでは足りない、と主の助けを願い、イエスの母聖マリアと、祖母聖アンナの取次ぎを熱心に祈る教皇 ▽「人生の苦しみの闇が朝の輝きに変わり」、「新しいいのちの希望が開けるよう」、「共に歩いてください」と主に祈ろう、と呼びかけ ▽司牧者らに、信者たちの世話に献身と優しさをもって取り組むよう願うと同時に、それを義務や役所の仕事のように行うのではなく、牧者の心をもって情熱的に行うようにと励まし ▽教皇、カナダのかつての先住民同化政策下で運営されていたカトリック系の寄宿学校の元生徒たちと会う ▽「世代も様々な多くの先住民の家族と共に聖アンナの祝日をすごしたことは、わたしの心に忘れがたい思い出として残るでしょう」と教皇 ▽教皇、カナダからの帰国便機内で記者団と対話 ▽兵士の葬儀中、ウクライナ人司祭にロシア人司祭が「十字架」で殴りかかる ▽ヨルダン国王、イスラエル首相とパレスチナ国創設の見込みについて意見交換 ▽《メディア展望》 ――――――――――――― ◎教皇、カナダ先住民が受けた苦しみに赦し乞う訪問=総集報道 【CJC】バチカン・ニュース(日本語版)によると、教皇フランシスコは、カナダ到着翌日の7月25日、エドモントンから70キロ南方のマスクワシスを訪れ、今回訪問の主目的である先住民の人々との出会いを開始した。 マスクワシスのエルミネスキン地区には、カナダの過去の同化政策下で先住民児童対象の寄宿学校の中でも最大のものの一つ、『エルミネスキン・レジデンシャル・スクール』があった。『真理と和解のための国立センター』によれば、ここでは多くの子どもたちが、過密状態と病気を原因に亡くなったという。 エルミネスキン地区の先住民の墓地に車椅子で向かわれた教皇は、立ち並ぶ木の十字架の墓標の間で、沈黙のうちに祈りを捧げられた。 そして、教皇は『聖母の七つの御悲しみ』教会で、各地の寄宿学校で亡くなった子どもたちの名が記された長い横断幕に接吻し、祈られた。 教皇は途中、先住民、ファースト・ネイション、メティス、イヌイットの代表者らに迎えられつつ、寄宿学校の子どもたちを思い起こすためのテント形のモニュメントの前で車椅子を止め、ここでも頭を垂れて祈られた。 次いで、教皇はベア・パーク・パウワウ・グラウンドで、カナダ全土から訪れた先住民の使節とお会いになった。会場には、サイモン総督とトルドー首相の姿も見られた。 教皇は先住民の人々への言葉で、「今日、わたしは、古い記憶と共にいまだ開いた傷を持ったこの地にやって来ました。この『悔悛の巡礼』の最初の一歩として、今皆さんの間にいるのは、赦しを乞い、わたしの深い悲しみを伝えるためです」と話した。 ここで教皇は、多くのキリスト教徒たちが様々な形で、先住民の人々を抑圧した権力者たちの植民地主義的なメンタリティーを支持したこと、中でもカトリック教会や修道会のメンバーが、無関心をも含めた態度をもって、当時の政府による文化の破壊と、寄宿学校制度を頂点とする強制的な同化政策に協力したことに対し、赦しを願った。 たとえキリスト教的慈愛や子どもたちに対する模範的な献身が少なからずあったとしても、寄宿学校政策がもたらしたものは総合的に大変悲惨なものであり、キリスト教信仰から見て、それはイエス・キリストの福音とは相容れない破滅的な過ちだった、と教皇は話した。 謝罪は終着点ではなく、出発点に過ぎない、と述べた教皇は、赦しを乞い、その被害を補おうとしても、それが決して十分ではないことは理解している、と語った。 その一方で、未来を見つめる時、このような状況を繰り返さないだけでなく、完全になくすことを可能とする文化を築くために、尽力することは決して無駄ではない、とも話された。 こうした中、教皇は過去の真実の解明と、寄宿学校の元生徒らが受けたトラウマを克服するためのプロセスの必要を示した。 また、カナダのキリスト教信者と社会が、先住民の人々のアイデンティティーと経験を受け入れ尊重することにおいて成長し、皆で共に歩みながら、それを知り認める道を見出して欲しいと望まれた。 そして、この数日間の巡礼ですべての場所を訪れることはできないが、この悔悛の巡礼で述べた言葉は、先住民のすべての人・共同体に向けられ、心から彼らを抱擁するものである、と教皇は話された。 「いやしと和解のためには、わたしたちの力だけでは足りません。神の恵みが必要です」と述べた教皇は、「神こそがわたしたちの手を取り、わたしたちを共に歩ませてくださいます」と強調された。 ◇ 教皇フランシスコは、訪問2日目の7月25日午後、エドモントンの教会で先住民や小教区の信者らとの集いを持たれた。 会場となった『ファーストピープルズの聖心教会』は、1913年に建設された、エドモントン市内で最も古い教会の一つ。この小教区は、1991年、カナダのファースト・ネイション、メティス、イヌイットのための教会となった。 教皇は人々のへの挨拶で、この教会にファースト・ネイション、メティス、イヌイットの人々と共に、先住民ではない地域の人々や、出身も様々な移民たちが共に集う様子を喜ばれ、開かれた受容性ある皆の家、これこそ神の家族、教会のあるべき姿である、と話された。 使徒聖パウロは、イエスは二つのものを一つのもの、一つの民に造りあげると言うが、それは何を通してだろうか、それは「十字架を通して」である。イエスはわたしたちを十字架上で、いのちの木の上で和解させられる、と説かれた。 また、聖パウロはイエスは十字架を通してわたしたちを一つの体として和解させると説明するが、その体とはなんであろうか、それは教会のことである、と指摘。 教会は和解のための生きた体であるべきにも関わらず、まさにその教会が関係した場所で人々が消しがたい苦しみを体験したことに、怒りと恥を覚える、と教皇は表明した。 人が神に近づくことを可能にするより、人に神を押し付ける方が簡単に思われるが、それは決してうまくいかない、と教皇は述べ、なぜなら、神は強制や抑圧はせず、常に人を愛し、解放し、自由にされるからである、と話した。 教皇は、神ご自身が望まれるようにイエスが自由と慈愛のうちに告げられ、わたしたちが出会う苦しむ人々を、解決すべき件ではなく、愛するべき兄弟姉妹として認めることができるように、そして、キリストの体である教会が、和解のための生きた体となるようにと祈られた。 この後、教皇は参加者らと交流され、北米の先住民で初めて列聖された聖カテリ・テカクウィタ(1656~1680)の像を祝別された。 ◇ 教皇フランシスコは7月26日午前、エドモントンで、ミサを行った。会場となった市内のコモンウェルス・スタジアムには、およそ5万人の信者が詰めかけた。 教会の暦は、この日、おとめマリアの両親、イエスの祖父母、聖ヨアキムと聖アンナを祝った。 教皇は説教で、ヨアキムとアンナの家で、幼きイエスは祖父母と触れ合い、その寄り添いや優しさ、賢明さを体験したと語り、それぞれが祖父母たちとの絆を改めて見直すよう招かれた。 「わたしたちは守るべき歴史の子である。わたしたちは孤立した存在ではない。誰一人、世界と切り離されて生まれる人はいない。わたしたちが生まれた時に受け取ったルーツと愛、わたしたちが育った家庭は、ただ一つしかない歴史の一部である。それはわたしたちが受けた恵み、守るようにと召された恵みである」と教皇は話した。 また、教皇は、「わたしたちがここにいるのは、両親のおかげであると同時に、祖父母のおかげでもある。祖父母たちはわたしたちが生まれたことの喜びを伝えてくれ、多くの場合、何も見返りを求めず、わたしたちを心から愛してくれる」、「祖父母から教わった善と優しさと知恵は、人類の堅固なルーツである。祖父母の家でわたしたちは福音の香りを吸い込み、家庭的な信仰の力を味わった」と語った。 さらに、教皇は、わたしたちは「歴史を守る子ら」となるだけでなく、「歴史の作り手」となっていく必要をも指摘した。 祖父母や先人たちが伝えた情熱や希望を生き生きと保ち、正義と兄弟愛、連帯に満ちた世界への彼らの夢を受け継ぎ、先人たちの根に支えられて、花を咲かせ、実をつけ、歴史の中に新しい種を蒔くのは、今やわたしたちの役割である、と教皇は信者たちに呼びかけた。 ◇ 教皇は、エドモントンから西方72キロにあるラック・サンタンヌへの巡礼に参加、同地でみことばの祭儀を行われた。 ラック・サンタンヌは、アルバータ州の中北部の湖で、19世紀よりカトリック信者たちの巡礼先となった。 水深の浅いこの湖は、代々の先住民たちからいやしの場所として知られ、「神の湖」「霊の湖」と呼ばれていた。1842年、アルバータに初めて定住した宣教師、ジャン・バティスト・ティボー神父が、この湖をラック・サンタンヌ(「聖アンナ湖)の意)と名付けた。 1844年、最初の教会が築かれ、1852年、オブレート会の宣教師たちが活動を開始。1889年7月、同会によって最初の巡礼が企画され、400人あまりが参加した。 以来、毎年7月26日、おとめマリアの母でイエスの祖母、聖アンナの祝日の週に巡礼が行われるようになり、やがて北米で最も重要な巡礼の一つとなった。 青空が広がったこの日、湖にほど近い小教区(教会)から、教皇は数人の先住民たちに伴われ、湖畔に車椅子で向かった。湖への道が続く緑地公園には、多くの巡礼者たちが集い、教皇を歓迎した。 水際に到着した教皇は、しばし祈りの時を持った後、大きなガラスの鉢に入った湖の水を祝別。そして、巡礼者たちに向け灌水棒で散水を行われた。 続いて、教皇は緑地帯に設けられた集会所で、巡礼者らと共にみことばの祭儀を行われた。 この中で、教皇は、すべての人が、魂とからだの医者であるイエスのいやしを必要としている、と述べた。 そして、教皇は、特に「先住民の兄弟姉妹が受けた暴力のトラウマ」と、「植民地主義の恐ろしい結果」、「多くの家族の消し難い苦しみ」からのいやしを神に祈り求めた。 これらの傷のいやしには、わたしたちの具体的な努力が必要だが、それだけでは足りない、と話す教皇は、主の助けを願い、イエスの母聖マリアと、祖母聖アンナの取次ぎを熱心に祈られた。 ◇ 7月27日午前、空路エドモントンを発った教皇は、同日午後ケベック・シティ国際空港に到着、地元の代表らに迎えられた。 同市の「要塞シタデル」にある総督公邸にメアリー・サイモン総督を表敬訪問した教皇は、公邸の中庭で行われた歓迎式に臨んだ。 この後、教皇は公邸内でサイモン総督と会談。続いて、ジャスティン・トルドー首相とも会談を行った。 この表敬訪問で、公邸の芳名帳に記帳された教皇は、「海から海へと続くこの地、カナダの巡礼者として、この偉大な国が、未来の構築において常に模範となり、特に先住民たちのルーツを守り、価値づけながら、すべての人々の受容的な家となるよう神に祈ります」と記された。 次いで、教皇は、カナダの各界要人、先住民代表、駐在外交団との会見を行われた。 ◇ 教皇は7月28日午前、ケベック・シティーから30キロの近郊、サンタンヌ・ド・ボープレの巡礼聖堂でミサを行われた。 ケベック州の保護者、聖アンナの名を冠したサンタンヌ・ド・ボープレは、北米で最も古い巡礼地として知られ、カナダの国定聖地となっている。1658年に、最初の教会が、人々の信心を集めていた木製の聖アンナ像を安置するために建設された。 その際、脊椎側弯症のために松葉杖の補助なしでは歩行できなかった一人の信者がこの建設に加わったところ、礎石を据えた段階でいやされ、杖なしで歩けるようになった。その後、何度か再建され、1923年に建設された今日見る大聖堂に至っている。 ミサの説教で教皇は、ルカ福音書の「エマオの旅人」のエピソードを観想。エマオへの道のりで、イエスに出会った弟子たちの歩みを、一人ひとりの歩み、また教会の歩みと重ねられた。 教皇は、この福音のエピソードは、悪の暴力や恥や罪の意識にぼうぜんとし、わたしたちの人生が罪や失敗によって干上がり、何もかも失ったと思われる時こそ、まさにその落胆と苦しみの中に、主が近づき、共に歩いてくださることを教えている、と語った。 一方で、教皇は、失望の中で襲われる「逃げたいという誘惑」に打ち勝つことの大切さをも強調した。 エマオに向かう弟子たちにも、エルサレムで見たイエスの受難から遠く離れ、「静かな場所」を求めたいという気持ちがあっただろう、と述べつつ、人生の失敗において、立ち向かわずに逃げ出すことは最悪であり、その敵の誘惑は、わたしたちの霊的歩みや、教会の歩みを脅かすもの、と注意を促した。 教皇は「わたしたちの道、力、慰めである主イエス」に、エマオの弟子たちのように「一緒にお泊りください」と願い、「人生の苦しみの闇が朝の輝きに変わり」、「新しいいのちの希望が開けるよう」、「共に歩いてください」と主に祈ろう、と呼びかけた。 教皇は、28日午後、ケベック大司教区の司教座聖堂、ノートルダム・ド・ケベック大聖堂で、カナダのカトリック教会関係者たちと夕べの祈りを行った。 同大聖堂には、カナダの司教、司祭、助祭、修道者、神学生、そして司牧活動にたずさわる信者たちが集まった。 説教で、「わたしたちはキリストのしるしである」と述べた教皇は、「使徒ペトロは、羊たちの世話をし、導き、あなたがたが自分たちのことで頭がいっぱいである間に、羊たちが道に迷わないように留意しなさい、とわたしたちに呼びかけている」と話した。 教皇は司牧者らに、信者たちの世話に献身と優しさをもって取り組むよう願うと同時に、それを義務や役所の仕事のように行うのではなく、牧者の心をもって情熱的に行うようにと励ました。 「信仰の喜びを今日の人々に与えるために、福音を告げなくてはならない」と述べた教皇は、そのために努力すべき一つの挑戦を示された。 教皇は、その一つとして、霊的砂漠である今日に、司牧的創造性をもって「イエスを知らせる」道を探求するよう望まれた。 また、福音を告げるには、「信頼性ある証し」が必要、と指摘。教皇は、未成年虐待をはじめ、カナダの教会が犯した悪を見つめ、同国の教会関係者と共にすべての被害者に赦しを乞われた。 カナダの教会の先住民の人々とのいやしと和解の歩みを思いながら、教皇は、キリスト教共同体が二度と文化的な優越思想に巻き込まれることがないように、と説かれた。 最後に、教皇は教会内の「兄弟愛」の大切さに触れ、兄弟愛を育ててこそ、キリスト教共同体は、兄弟姉妹として互いにいたわり合い、一緒に共通善のために働く場として、人間性の学び舎となることができるだろう、と話された。 ◇ 教皇のカナダ訪問は7月29日、実質的な最終日を迎えた。教皇は、カナダ訪問の最後の目的地イカルイトに向かう前、ケベック・シティの大司教館に様々な地方から集った先住民の代表たちに「友人・兄弟・巡礼者として」挨拶した。 この席で、教皇は、「わたしはカナダに友人としてやって来きました。それは皆さんと出会い、耳を傾け、この国の先住民の人々の生き方を学び、尊重するためです。わたしは兄弟としてやって来ました。それは地元のカトリック教会のメンバーたちがもたらした、良い実と悪い実を見出すためです。わたしは悔悛の精神のうちにやって来ました。それは少なからぬカトリック信者が抑圧的で不当な政策に協力したことで、皆さんに与えた苦しみに対して、心に抱える悲しみを伝えるためです」と話した。 さらに、教皇は、「わたしは巡礼者としてやって来ました。それは、体力的な限界はあっても、皆さんと共に、皆さんのために、さらなる一歩を進めるためです。そして、真理を追求し、いやしと和解のプロセスを推進するため、兄弟愛と調和のもとに共存を望む、先住民とそうでない人々の未来の世代のために希望の種をまき続けるためです」と述べた。 教皇は、「まもなくこの中身の濃い巡礼を終えるにあたり、ある意味で自分自身も皆さんの家族の一員のように感じ、それを光栄に思っています」と語り、特に「世代も様々な多くの先住民の家族と共に聖アンナの祝日をすごしたことは、わたしの心に忘れがたい思い出として残るでしょう」と振り返った。 ◇ 教皇は7月29日早朝、ケベックでカナダにおけるイエズス会会員たちと会見した。 「チビルタ・カットリカ」誌の編集長、イエズス会員アントニオ・スパダーロ神父によれば、ケベック大司教区の大司教館で行われたこの出会いには、教皇庁総合人間開発庁長官マイケル・チェルニー枢機卿を含め、15人のイエズス会会員が参加した。 約1時間にわたる非常に自由で率直な対話を通し、教皇はカトリック教会の一般的テーマ、また今回の訪問の目的など、カナダの教会をめぐる様々なテーマについて、話されたという。 ◇ 教皇は7月29日、最後の訪問先、ヌナブト準州のイカルイトに向かわれた。ヌナブトはカナダ最北部にあるイヌイットの自治準州で、イカルイトを準州都とする。 ケベックから空路でイカルイトに到着した教皇は、教会関係者や地域の代表者らに迎えられた。 教皇は市内の小学校で、カナダのかつての先住民同化政策下で運営されていたカトリック系の寄宿学校の元生徒たちと会われた。 この出会いは私的な性格を持つものとして非公開で1時間近くにわたり行われた。 続いて、教皇は小学校の校庭で若者や高齢者たちとの集いを持たれた。この集いでは民族衣装をまとった家族が、伝統の歌と舞踊を紹介した。 教皇はこの席で、寄宿学校の元生徒たちが勇気をもって、想像もつかないほどの大きな苦しみを分かち合ってくれたことに、深い感謝を述べられた。 そして、「鳥たちがさえずる春に、突然冬が降りてきた」という、寄宿学校に調和ある家族生活を引き裂かれた先住民のお年寄りの言葉を胸に、教皇は少なからぬカトリック信者が同化政策に関わり先住民に与えた苦しみに対し、改めて赦しを乞われた。 教皇はいやしと和解の歩みを共に歩む意志を表明しつつ、創造主なる神の助けをもって、起きたことに対する真実を明らかにし、この過去の闇を超えることができるようにと祈った。 こうした中、イヌイットの人々が長い冬の夜に灯す石ランプを、夜の闇に負けない人生の素晴らしいシンボルとして示された教皇は、誰も決して消すことのできないいのちの光をこれからも証し続けてほしいと願われた。 カナダでの公式行事を終了された教皇は、送別式の行われるイカルイト空港へと向かった。 ◇ 教皇は、カナダ司牧訪問を終え、7月29日午後、最北部ヌナブト準州のイカルイト空港での送別式を経て、ローマへの帰路についた。 同空港で教皇は、各地での公式行事に付き添ったメアリー・サイモン総督をはじめ、地元の人々の見送りを受けられた。 そして、特別機でカナダを後にされた教皇は7月30日午前8時過ぎ、ローマに到着した。 ローマ到着後、教皇は市内の聖マリア大聖堂に立ち寄り、聖母子画「サルス・ポプリ・ロマーニ」(「ローマ人の救い」の意味)の礼拝堂で、カナダ訪問の終了にあたり、感謝の祈りを捧げた。□ -------------------- ◎教皇、カナダからの帰国便機内で記者団と対話 【CJC】教皇フランシスコは、カナダ訪問から帰国の際、特別機内で、随行の記者団と対話された。バチカン・ニュース(日本語版)が報じた。 対話の中で、一人のカナダ人記者は、カナダの「真実と和解のための国立センター」が先住民の子どものための寄宿学校制度を「文化的ジェノサイド(文化的集団殺戮)」と定義し、後にこれを「ジェノサイド」と変更したが、教皇の赦しを願う言葉を聞いた人々は、教皇がこの言葉を使わなかったことに納得できないと言っている、と述べ、教会のメンバーがジェノサイドに関係したと言うことができるか、と尋ねた。 これに対し教皇は、「ジェノサイドという言葉は用いなかったが、それを言い表し、それに対し赦しを願った」と答えた。「子どもたちを引き離し、文化や考え方、伝統や民族、すなわち文化全体を変えようとする、これは専門的な言葉でジェノサイドと言える。この言葉は頭に浮かばなかったために使わなかったが、わたしはそれを言い表した。確かに、これはジェノサイドである」と話した。 また、メキシコの記者から、教皇にとってこのカナダ訪問は一つの健康上のテストでもあったが、1週間の訪問を終え、将来もこのような形で旅行し続けたいと思うか、という問いかけがあった。 教皇は、「以前と同じようなリズムで訪問旅行に行くことはできないだろう。わたしの年齢でこうした制限を持っているならば、教会に奉仕するためには、少し控えめにしなくてはならないと思う」と述べる一方、「訪問を続け、人々に寄り添うための方法を探したい。近く寄り添うこと、それは奉仕の一つのあり方だからだ」とも話した。 カザキスタンや、ウクライナ訪問の件はどうなったか、との質問に、教皇は、「わたしはウクライナに行きたいと言った。カザキスタンは、今のところ、行けたらよいと思っている。コンゴと同様、南スーダンにもいかなくてはならない。カンタベリー大主教と、スコットランド国教会の指導者と共に行く訪問だからだ。わたしは大いに意志はあるのだが、足の具合を見なくてはならない」と語った。 さらに、教皇は、このところの健康問題などで、もう引退の時かと思ったことはあるか、とある記者から問われた。 教皇は「ドアは開いている。それは一つの普通の選択肢だが、今日までこの扉を叩いたことはない。その部屋に入るとは言っていないし、その可能性を考える気持ちはない。しかし、将来それを考えない、という意味ではない。ただ、今ははっきり言って考えていない。この訪問もテストのような面があった。確かにこの状態で旅行することはできない。訪問のスタイルを変えるなり、減らす必要がある。旅行の代償をこれから払い、(体調を)再び整えなくてはならない。しかし、それを言うのは神だ。扉は開いている、それは本当だ」と述べた。□ -------------------- ◎兵士の葬儀中、ウクライナ人司祭にロシア人司祭が「十字架」で殴りかかる 【CJC】米メディア「ニューズウイーク」(日本語版)によると、ウクライナ中部の都市ビンニツァで兵士オレクサンドル・ジニビー氏の葬儀が7月22日行われた。葬儀を撮影した動画には、ウクライナのアナトリー・ダドコ司祭が告別の辞を述べていたところに、ロシアのミハイロ・バシリュク司祭(地元活動家のセルヒー・ティムコフ氏による)が駆け寄ってくる様子が捉えられていた。 ウクライナ正教会のダドコ司祭は、ロシアのプーチン大統領がウクライナに軍事侵攻を行った理由の一つは、ウクライナにおけるロシア正教会の信者たちを守ることだったと発言。さらにロシア正教会はこの国への侵略者を支援しているとし、これを聞いたバシリュク司祭が葬儀に乱入してきたという。 動画には、バシリュク司祭がダドコ司祭の首にかかっていた十字架を取り上げようとした後、自分の手に持っていた十字架で彼を殴りつける様子が映っている。現場にいた複数の軍人が止めに入ってバシリュク司祭を引き離し、葬儀は続けられた。地元メディアによれば、ジニビー兵士は、ウクライナ南部のミコライウに近いビンニツァで死亡した。 ティムコフ氏は、今回の騒動の詳細をフェイスブックに投稿し、殴られたダドコ司祭は軽傷を負ったと明らかにした。 「今回の一件は、傲慢さという点であらゆる一線を越えていると思う」と彼は書き込み、さらに「法執行当局には争いが起きた場合に、どのような集まりであっても秩序が守られるよう、一層の取り組みをお願いしたい」と望んでいる。 ウクライナのミハイロ・ポドリャク大統領補佐官は6月、BBCに、1日あたり100人から200人のウクライナ兵がロシアとの戦闘で命を落としていると述べていた。その1週間前にはウォロディミル・ゼレンスキー大統領が、1日あたりの兵士の犠牲者は60人から100人近くだと述べていた。 一方、ロシア軍の犠牲について米ホワイトハウスは7月27日、ウクライナでの戦闘で死亡または負傷したロシア兵の数は7万5000人超との推定を示した。ロシア軍が2月の侵攻開始時にウクライナに派遣した兵士の、約半分にのぼる人数だ。侵攻開始に向けて、ロシアはウクライナとの国境地帯に15万人の兵士を集結させたと報じられていた。□ -------------------- ◎ヨルダン国王、イスラエル首相とパレスチナ国創設の見込みについて意見交換 【CJC】ヨルダンのアブドゥラー2世国王がイスラエルのヤイール・ラピード首相と7月27日、アンマンで会談し、地域経済プロジェクトへのパレスチナの参加について意見交換した。現地英字紙アラブ・ニュース(日本語版)によって紹介する。 ヨルダン国営報道機関ペトラは、アブドゥラー2世国王がラピード首相に対し、アラブ人とイスラエル人の永続的平和のためには、パレスチナ国家の創設が不可欠であると伝えたと報じた。 さらにアブドゥラー2世国王はラピード首相に対し、今月同地域を訪問した米国のジョー・バイデン大統領との話し合いを足掛かりにしていくよう伝えた。 アブドゥラー2世国王は、エルサレムのイスラム教とキリスト教両者の聖地に敬意を払い、今後平和を維持していくことの必要性を強調した。 両首脳は、同地域が直面する輸送、貿易、水、エネルギーに関する課題について話し合い、解決策の提示を行った。□ ――――――――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(7月31日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼バチカン、正式に加盟=国連=気候変動枠組み条約 ▼バチカン使節が警告=香港での宣教がより困難に ▼教皇、平和を呼びかける=スリランカとウクライナ ▼教皇、女性3人を任命=司教省の正式メンバーに ▼フィリピン司教団=〝貧しい人の教会〟にはまだ遠い現状認める ▼カトリックと「統一教会」=「被害相談 減っていない」=脱会支援者に聞く =KiriShin(8月1日)=http://www.kirishin.com ▼〝自民党はLGBT差別否定を〟=署名5万筆で当事者ら会見 ▼楊尚眞氏らへの抗議・要望=キリスト教界から相次ぐ ▼日基教団カルト問題連絡会が統一協会被害・関係者に呼び掛け ▼安倍元首相の「国葬」=閣議決定に抗議の声明 ▼米・パレスチナ=首脳会談で「2国家解決」協議 =クリスチャン新聞(7月31日)=http://クリスチャン新聞.com ▼ウクライナ避難民を教会が支援=安全、優しいから日本へ=教会が受け入れ支援に手を挙げて ▼多元時代の「生」を対話=現代美術の潮流とキリスト教神学が響き合う=立教・西原廉太氏ら「あいち2022」代表者とシンポ ▼「性の混乱・逸脱に危機感」=有志ら「性の聖書的理解ネットワーク」設立 ▼原爆での被爆少年を記録した映画「長崎の郵便配達」で父の足跡描く=イザベル・タウンゼンドさんに聞く ――――――――――――― ■ #
by cjc-skj
| 2022-08-01 21:25
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【週刊 世界キリスト教情報】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2022/07/25 (第1644信) ――――――――――――― 発信者 ckoriyamaxgmail.com=連絡の際はxを@に変えてください。 ≪ 目 次 ≫ ▽教皇、カナダ訪問は「先住民の人々を抱擁する旅」 ▽特別機の機内で記者団に挨拶し、短い講話 ▽サイモン総督、トルドー首相、先住民代表たちが出迎え ▽ドイツで「脱原発」議論の激しさ増す ▽中絶禁止のフィリピン、危険な代替手段に頼らざるを得ない女性たち ▽ロシア、「軍事インフラを破壊」とオデッサ港攻撃認める ▽《メディア展望》 ――――――――――――― ◎教皇、カナダ訪問は「先住民の人々を抱擁する旅」 【CJC】教皇フランシスコは7月17日、日曜正午の祈りの集いで、カナダ訪問について説明された。 この24日から30日まで、教皇はカナダ政府と同国のカトリック教会、そして先住民共同体の招きに応え、エドモントン、マスクワシス、ラック・セント・アン、ケベック・シティー、イカルイトなどを司牧訪問される。バチカン・ニュースによって紹介する。 教皇はこの旅を通し、「イエスの名のもとに、カナダの人々の間を訪れながら、特に先住民の人々を抱擁したい」と述べた。 教皇はこの訪問を通じ、カナダのかつての先住民同化政策下、カトリック教会が運営に関わった寄宿学校で先住民の人々が体験した苦しみに耳を傾け、ご自身の寄り添いを直接伝えたいと願った。 教皇は、「残念ながら、カナダでは、いくつかの修道会の会員を含む多くのキリスト教徒たちが、文化同一化政策に関わり、過去に様々な形で先住民の共同体を深く傷つけた」と述べた教皇は、そのためにカナダの先住民族を代表するいくつかのグループがバチカンを訪問した際、これらの人々が受けた苦しみに対し、ご自身の悲しみと連帯を伝えた、と語った。 教皇は、カナダ訪問を翌々日に控えた7月22日、海外訪問の際に習慣とされてきたように、ローマの聖マリア大聖堂(サンタ・マリア・マッジョーレ)を訪れ、古くから伝えられる聖母子画「サルス・ポプリ・ロマーニ」(ローマ人の救い)を前に祈り、カナダ訪問を聖母の保護に託した。 ≪参考画像≫イコン「サルス・ポプリ・ロマーニ」の前で祈る教皇フランシスコ (バチカン・ニュース=7月22日、聖マリア大聖堂) 教皇は7月24日午前9時過ぎ、ローマのフィウミチーノ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)国際空港から特別機で、カナダへの司牧訪問に出発した。 訪問は、教皇フランシスコにとって37回目の海外司牧訪問(イタリアを除く)。 また、教皇フランシスコはカナダを訪問する2人目の教皇となる。 一方、カナダ側にとっては、教皇を迎えるのは4回目。聖ヨハネ・パウロ2世は1984年、87年、そして「ワールドユースデー・トロント大会」が開催された2002年と、3回にわたり同国を訪れている。 ≪関連画像≫◎カナダ司牧訪問に出発する教皇フランシスコ。(Vatican Media=7月24日、ローマ・フィウミチーノ空港) 教皇は、エドモントンに向かう特別機の機内で記者団に挨拶し、「今日は(日曜日正午恒例の)お告げの祈りはないが、ここで行いましょう」と述べ、短い講話を行った。 教皇は、この日がカトリック教会の「祖父母と高齢者のための祈願日」にあたることに触れ、若者たちとお年寄りとの交流の大切さを強調した。 教皇は、祖父母たちの歴史や伝統やしきたりを伝える役割を示しつつ、若い人たちが祖父母と触れ合い、そこからルーツを汲み取り、前進していく力を得るようにと望まれた。 アルゼンチンの詩人、フランシスコ・ルイス・ベルナルディスの詩を思い起こしながら、教皇は「木に咲く花は地の中から来るもの」、その根とはすなわち祖父母である、と話した。 また、教皇は、修道者の立場からの助言として、修道生活において高齢の会員らを「修道会の叡智」「奉献生活の祖父母」として大切にし、若い修道者や志願者らがお年寄りの修道者たちから多くの経験を学び、豊かな支えを得ることができるよう願われた。 教皇は、同日午前11時過ぎ、最初の訪問地、同国西部アルバータ州の州都エドモントンに到着した。 エドモントン国際空港で、教皇はメアリー・サイモン総督、ジャスティン・トルドー首相、先住民の代表たちに迎えられた。 教皇は空港内で総督、首相と共に歓迎式に臨み、先住民の人々が奏で、歌う伝統音楽に耳を傾けられた。 この後、教皇はエドモントンでの滞在先となる市内の神学院に向かった。□ ――――――――――――― ◎ドイツで「脱原発」議論の激しさ増す 【CJC】ドイツで「脱原発」をめぐる議論が激しさを増してきた。ベルリン発時事通信の報道を紹介する。国内で稼働中の原発3基は全て年末で停止する予定だが、ウクライナ侵攻を続けるロシアとの対立を背景に、エネルギー危機が深刻化。与野党から原発停止の延期を求める声が上がっている。 ショルツ独連立政権は、原発停止が電力供給に与える影響などを精査する「ストレステスト」の実施を表明。経済・気候保護省の報道官は7月18日、数週間以内に結果を公表すると述べた。 政府は3月にも同様の調査を行った。ただ、脱原発の延期がエネルギー確保にもたらす効果は限定的で、「推奨しない」と結論付けている。 その後、欧州連合(EU)などが侵攻を非難して対ロ制裁を強化すると、ドイツが天然ガスの調達で依存するロシアからの供給は激減。エネルギー価格も一段と高騰したため、脱原発を「より厳しい想定」の下で再点検することにしたという。 連立政権の一翼を担い、脱原発を推進してきた環境政党、緑の党のラング共同党首は17日、公共放送ARDの番組に出演。賛成意見が広がりつつある原発の稼働延長について、「現状では正しい道ではない」と述べ、改めて反対を唱えた。一方で「選択肢を完全に排除したことはない。現状で何が合理的かを常に検討していく」とも発言し、延期容認に含みを持たせた。 ドイツは総発電量に占める原発の割合が6%とわずか。それでも、原発の稼働を続けて発電利用を増やし、代わりに発電用のガスを暖房用に回せば、ロシアがガス供給を一段と絞った場合の対抗策になり得るとみられている。これから冬が近づき、ガス不足が拡大すると、脱原発の延期要求はさらに強まりそうだ。□ ――――――――――――― ◎中絶禁止のフィリピン、危険な代替手段に頼らざるを得ない女性たち 【CJC】米メディア『CNN』によると、カトリック教徒が多数を占めるフィリピンでは、1世紀以上前から人工妊娠中絶は法で禁じられており、中絶したことが判明した女性には2~6年の懲役が科される。 また中絶手術を行ったり、中絶を手伝った医師や看護師らも国から厳しい処罰を受ける。 そのためフィリピンでは多くの女性が、リスクを顧みず、望まない妊娠や実行不可能な妊娠に対し、中絶以外の方法を模索する。 『フィリピン安全な中絶支援ネットワーク』(PINSAN)の広報担当クララ・リタ・パディラ弁護士は、フィリピンの妊娠中絶法の「漸進的な解釈」は存在するが、レイプや近親相姦(そうかん)といった深刻なケースや、妊婦の命を救うためであっても明確な適用除外規定はないという。 パディラ氏によると、中絶を行った女性の大半は貧しい家庭の出身で、その多くが25歳未満だという。法的なサービスが受けられない女性たちは、助産師、神霊治療家、訓練を受けていない医師らが仮設診療所で行う危険な地下中絶手術に頼ることが多い、とパディラ氏は指摘する。□ ――――――――――――― ◎ロシア、「軍事インフラを破壊」とオデッサ港攻撃認める 【CJC】ロシア外務省のザハロワ報道官は7月24日、ロシア軍が23日にウクライナ南部のオデッサ港を攻撃したことを認めた。高精度のミサイルで軍事インフラを破壊したとしている。穀物輸出に関連する施設ではなく、輸出再開の合意違反にはあたらないと主張するつもりだとみられる。日本経済新聞木寺もも子記者のイスタンブールからの報道を紹介する。 ザハロワ氏はSNS(交流サイト)に投稿し、ウクライナのゼレンスキー大統領が攻撃を合意違反だと非難したのに反論した。タス通信によると、ロシア国防省も24日、オデッサ港への攻撃で、ウクライナの軍艦と米国から提供された対艦ミサイル「ハープーン」の倉庫を破壊したと明らかにした。 トルコのアカル国防相は23日、ロシアから「オデッサ港への攻撃には一切関与していない」という趣旨の説明を受けたと明らかにしていた。事実ならロシアの説明には矛盾がある。 ウクライナは穀物輸出の再開に向けた準備を続けるとしているが、貨物船が航行する「回廊」の安全性に不安が生じ、本格的な輸出再開には速くも暗雲が垂れこめる。国連、米国などは相次いでロシアを非難した。 一方、24日にロシア、ウクライナ産穀物の輸入国であるエジプトを訪れたロシアのラブロフ外相は「ロシアの穀物輸出業者が(輸出の)約束を全て果たすことを再確認した」と述べた。□ ――――――――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(7月24日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼教皇メッセージ=「祖父母と高齢者のための世界祈願日」=高齢者は世界を解放する ▼安倍元首相殺害を受け教皇、弔電送る=司教協議会会長も談話発表 ▼教皇ら3教会指導者=南スーダンにメッセージ=「平和への決意を守って」 ▼教皇、訪問は延期も=コンゴ人共同体とミサ ▼教皇、インタビューで、改革は枢機卿団の総意 ▼教皇、ロイターに語る=中国と暫定合意更新望む ▼受け継いだ信仰=いのちへのまなざし描く=独学の日本画家 鈴木忠実さんに聞く =KiriShin(7月21日)=http://www.kirishin.com ▼40年以上変わらぬ実態=旧・統一協会=昨年だけで被害額3億超=安倍元首相銃撃で波紋広がる ▼神道政治連盟の冊子配布受けマイノリティ宣教センターが意見表明 ▼安倍元首相銃撃で全国霊感商法対策弁護士連絡会が声明=「支持するような行動は慎んで」 ▼非武装平和国家の実現に向け聖公会が首相に要請 ▼苫小牧で外国人船員支えた36年=「キリスト教船員奉仕会」解散 =クリスチャン新聞(7月24日)=http://クリスチャン新聞.com ▼【参院選終え、考える】日本のキリスト教と政治(寄稿・山口陽一) ▼神戸改革派神学校、夏期信徒講座開催=「平和をつくる教会」テーマに ▼「マイさん追悼ミサ」で阿部頼義牧師=「悲しいが、無駄ではなかった」末期がんで亡くなったカメルーン人の仮放免者しのぶ ▼安倍元首相殺害受け、有志が緊急祈祷会 ▼元首相銃撃事件の背後にカルト家庭崩壊問題の闇 ▼カルト・緊急講座で斎藤篤牧師=多額の寄付をさせるシステム ――――――――――――― ■ #
by cjc-skj
| 2022-07-25 20:58
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【週刊 世界キリスト教情報】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2022/07/18 (第1643信) ――――――――――――― 発信者 ckoriyamaxgmail.com=連絡の際はxを@に変えてください。 ≪ 目 次 ≫ ▽教皇、司教省の新メンバー中に女性3人を任命 ▽教皇=「教会の召命、教会の喜びは、宣教にある」 ▽米・パレスチナ=首脳会談で「2国家解決」協議 ▽中南米大学ランキング上位10校中7校がブラジル勢 ▽ブラジル・サンパウロで大火災発生=伝統ある教会など被害に ▽《メディア展望》 ――――――――――――― ◎教皇、司教省の新メンバー中に女性3人を任命 【CJC】教皇フランシスコは7月13日、教皇庁司教省の新メンバーらを発表、この中で女性3人(修道女2人・信徒1人)を任命された。 教皇がこのたび同省のメンバーとして任命された女性たちは、ラファエラ・ペトリーニ修道女(バチカン市国行政庁次官・聖体のフランシスコ修道女会)、イヴォンヌ・ランゴア修道女(サレジアンシスターズ前総長)、マリア・リア・ゼルビーノ氏(世界カトリック女性団体連盟会長)。 教皇は、ロイター通信のジャーナリスト 、フィリップ・プレッラ氏によるインタビューの中で、教皇庁の要職における女性の積極的な登用に言及していた。 これにより、司教省が取り扱う、教区に新しい司教を選ぶプロセスに、女性たちも加わることになる。 教皇は、教皇庁司教省の他のメンバーとして、アンデルス・アルボレリウス枢機卿(スウェーデン・ストックホルム司教)、ホセ・アドビンクラ枢機卿(フィリピン・マニラ大司教)、ジョゼ・トレンティーノ・デ・メンドンサ枢機卿(バチカン図書館・総館長)、マリオ・グレック枢機卿(シノドス事務局・事務局長)の4人の枢機卿を任命した。 また、アーサー・ロシュ大司教(典礼秘跡省長官)、兪興植(ユ・フンシク)大司教(聖職者省長官)、ジャン-マルク・アベリーヌ大司教(仏・マルセイユ大司教)、オスカル・カントーニ司教(伊・コモ司教)ら、8月末の公開枢機卿会議で新たに枢機卿に叙任される大司教・司教4人、さらに3名の聖職者3人を任命した。□ ――――――――――――― ◎教皇=「教会の召命、教会の喜びは、宣教にある」 【CJC】教皇フランシスコは7月14日、バチカン宮殿で神の母聖職者会、聖ヨサファトのバジリオ修道会、ラザリスト会(ビンセンチオ司祭会)の修道会の総会参加者と会見した。これらの会は現在それぞれの総会を開催している。 教皇はこの合同謁見で、奉献生活者らの日ごろの証しと使徒職に教会を代表して感謝を述べられた。 修道会の総会は、「共同体で行う識別の時」であり、それは「非常に教会的な体験」である、と教皇は述べ、この機会に、会のカリスマに忠実であったか、聖霊は何に対し前進し、何を変えるよう促しているかを、具体的な状況や問題を前に考えるよう招かれた。 教皇は、その「識別」を行う上で本質的なことは、「宣教」という点を基準とすること、と助言。会の創立者の創造的カリスマに忠実であるかを問う時、自分たちがそのカリスマを「宣教的」な形で表現・実践しているかを見つめる必要がある、と話された。 「教会の召命、教会の喜びは、宣教にある」と述べつつ、教皇はその宣教性を求めるには、抽象的論理ではなく、それぞれの会の創立者、聖ヨハネ・レオナルディ、聖ヨサファト、聖ビンセンチオ・ア・パウロが、どのように祈り、働き、宣教したか、そこから学ぶことが大切、と説かれた。 また、教皇は、修道者らの共同生活が「自由な兄弟愛」「福音的調和」に基づくものであるよう願うと共に、創立者たちが持っていた神から来る「喜び」を会員らもその生活の中に受け継ぐよう励まされた。 教皇はこの集いで、特に聖ヨサファトのバジリオ修道会のウクライナ出身の会員たちに、ご自身と全教会の精神的一致を伝えられた。 今日の危険の一つはウクライナの悲劇を忘れること、と述べた教皇は、今、殉教の中に置かれているウクライナの人々をわたしたちは見つめ、彼らに寄り添わなくてはならない、と話された。□ ――――――――――――― ◎米・パレスチナ=首脳会談で「2国家解決」協議 【CJC】中東歴訪中のバイデン米大統領は7月15日、イエス・キリストの生誕地とされるヨルダン川西岸ベツレヘムを訪問、パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談した。 エルサレム発共同通信によると、双方は、イスラエル・パレスチナの「2国家解決」やパレスチナへの経済支援などを協議した。バイデン氏にとっては、露骨な親イスラエル政策を貫いたトランプ前米政権との違いを示し、改めて関係強化を目指したと見られる。 バイデン氏は14日、イスラエルのラピド首相との共同記者会見では、パレスチナ問題を巡り「この土地に古いルーツを持つ2民族が平和で安全に暮らすには、2国家解決が最善策だ」と強調した。□ ――――――――――――― ◎中南米大学ランキング上位10校中7校がブラジル勢 【CJC】7月14日、中南米大学ランキングが発表され、上位10傑の中にブラジルの大学が7校入ったランキングは英国の教育関連誌「タイムス・ハイヤー・エデュケーション」が発表した。サンパウロの邦字紙「ブラジル日報」によって紹介する。 首位はチリのチリ・カトリック大学で、2位にサンパウロ総合大学(USP)がつけている。同大は6年連続2位。3位はサンパウロ州のカンピーナス総合大学で同大は2年連続の3位。4位には前年9位だったサンパウロ連邦大学が入った。 ブラジルからはその他にも、サンタカタリーナ連邦大学が6位、リオ・グランデ・ド・スル連邦大学が8位、ミナス・ジェライス連邦大学が9位、リオ・カトリック大学が10位に入っている。 11~20位では、リオ連邦大学(11位)、サンパウロ州立パウリスタ大学(12位)、ブラジリア大学(15位)、サンカルロス連邦大学(17位)、ヴィソザ連邦大学(19位)、パラナ連邦大学(20位)の6校。 ランキングは13カ国の大学から上位197校を掲載しているが、ブラジルは72校で、圧倒的多数。以下、チリ(30校)、コロンビア(29校)、メキシコ(26校)と続いている。□ ≪関連画像≫ ◎伝統あるUSP法学部の正面入り口(Jrn1313 at pt.wikipedia, Public domain, via Wikimedia Commons)。 ――――――――――――― ◎ブラジル・サンパウロで大火災発生=伝統ある教会など被害に 【CJC】7月10日夜、サンパウロ市セントロ地区で火災が発生。歴史あるギリシャ正教会の教会堂を含む建物4軒が被害にあった。現地邦字紙ブラジル日報によって紹介する。 火災が発生したのは10日夜9時頃で、現場はセー広場や市営市場などにも近い「3月25日地区」と呼ばれる地域だ。10階建てのビルから出火し、それが周辺の建物3軒にも燃え広がった。 文房具やパーティ用品を扱う店1軒が全焼、近くの6階建てのビルや教会も大部分が焼けた。教会は1904年にブラジルではじめて建設されたギリシャ正教会の教会で、今回の火災で天井が崩壊。50%以上を焼失した。 周辺は商業施設が多く、日曜の夜ということもあり、火災発生当時人はいなかった。ただ、火の手は大きく、夜空を焦がす炎や黒煙は遠方からも見えたという。 現場では消防車99台が派遣されて消火にあたり、20時間後もくすぶっている。この火災では消防隊員の2人が負傷。1人は身体の15%以上に火傷を負い、病院に運ばれた。現場周辺の建物の住民には避難勧告が出、商取引も1日中中止された。 警察は火災の原因について調査中だが、最初に出火したビルは消防の安全基準を満たしていなかったという。□ ――――――――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(7月17日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼森山信三司教叙階=大分教区=「傷ついたものを包み、弱ったものを強く」 ▼教皇フランシスコ=信者にミサの理解を促す ▼教皇、信者に呼びかけ=2025年の聖年を前に=公会議の「憲章」研究を ▼ドイツの教会指導者、脱会者急増に危機感示す =KiriShin(7月11日)=http://www.kirishin.com ▼神道政治連盟=弘前学院大学宗教主任によるLGBT断罪の講演録配布="保守的キリスト教の偏見" ▼日本キリスト教文化協会が、『加藤常昭説教全集』完結記念し講演会 ▼日本聖書協会、2年ぶりに共同訳対面セミナー ▼米最高裁の中絶違憲判断を教皇庁が称賛、社会支援も訴え ▼東アジアのリアル=林昭「恐怖と死に従容と向かいて」(劉燕子) =クリスチャン新聞(7月17日)=http://クリスチャン新聞.com ▼教会は下からの「復興」のモデルに=福島で「仕事おこし」と「協同労働」の試み=稲垣久和氏らシンポ ▼福島「帰還」一部解除=原発立地の大熊町など ▼熱海土砂災害から1年=被災者のために 孤立深める人々に祈りを ▼新しい支援の始め方「Chоsen」=「選んでくれてありがとう」=WVJ=7月30日まで参加者募集 ▼米独立記念日パレードで銃撃、20人以上が死傷 ――――――――――――― ■ #
by cjc-skj
| 2022-07-18 19:18
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【週刊 世界キリスト教情報】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2022/07/11 (第1642信) ――――――――――――― 発信者 ckoriyamaxgmail.com=連絡の際はxを@に変えてください。 ≪ 目 次 ≫ ▽教皇、安倍元首相死去に深い哀悼の意 ▽教皇、ウクライナとロシア訪問を依然計画 ▽教皇、カンタベリー大主教、スコットランド教会議長がコンゴと南スーダン訪問延期で釈明 ▽ロシアのウクライナ侵攻、正確な死者数をBBCが分析 ▽舌禍の駐ドイツ大使ら5人解任=ウクライナ大統領 ▽米独立記念日パレードで銃撃、6人死亡、20人以上負傷=シカゴ郊外ハイランドパーク ▽国連、北朝鮮人権状況特別報告者にサルモン氏任命 ▽苫小牧で外国人船員支えた36年、「キリスト教船員奉仕会」解散 ▽《メディア展望》 ――――――――――――― ◎教皇、安倍元首相死去に深い哀悼の意 【CJC】教皇フランシスコは、銃撃を受けて亡くなった安倍晋三元首相に深い哀悼の意を表した。バチカン・ニュース(日本語版)が報じた。 教皇は、安倍元首相の訃報に接し、バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿を通し、駐日教皇大使レオ・ボッカルディ大司教に宛て弔電をおくった。 この中で教皇は、安倍元首相の死去に深い悲しみを表し、元首相の遺族、元首相と親しかった人々、そして日本の国民に、心からのお悔やみを述べた。 教皇は、無分別なこの事件の後、日本の社会が平和と非暴力に対するその歴史的な取り組みをより強めることができるようにと祈った。 教皇フランシスコは、安倍元首相と2回にわたり出会いを持っている。 2014年6月6日、安倍首相(当時)はバチカンを訪問、教皇と会談を行っている。 また、教皇は2019年の訪日時、首相官邸を11月25日訪問、安倍首相(当時)と会談した。この後、官邸で行われた教皇と日本の各界代表および外交団との集いで、安倍首相は教皇を迎え挨拶を述べている。□ ――――――――――――― ◎教皇、ウクライナとロシア訪問を依然計画 【CJC】米メディアCNNによると、教皇フランシスコは7月7日までに、ロシア、ウクライナ両国の訪問を依然計画していることを明らかにした。ロイター通信との単独会見で表明した。 「行きたいし、ウクライナを訪れることもどうにか可能と考えている」と指摘。「最初はロシアへ向かい事態打開を試みるが、両国の首都を訪れたい」と述べた。 教皇は会見でまた、健康問題を理由に退任もあり得るとのうわさを強く否定した。今月2~7日の日程で予定されていたアフリカ歴訪はひざの調子が悪くて中止になっていた。 教皇は7月下旬にはカナダ訪問を予定していると主張。この後にロシア、ウクライナ両国の首都を訪ねてもよいとの意欲を示した。□ ――――――――――――― ◎教皇、カンタベリー大主教、スコットランド教会議長がコンゴと南スーダン訪問延期で釈明 【CJC】教皇フランシスコ、英国国教会のカンタベリー大主教とスコットランド教会議長は、3者一緒にコンゴと南スーダンへエキュメニカルな巡礼を予定していたが、85歳の教皇が坐骨神経痛のため、長期に旅行することが無理と判断、延期を発表した。 7月1日、教皇とスコットランド教会グリーンシールド議長が、訪問延期についてのビデオメッセージを発表した。教皇は次のように述べた。「主は、この待たれていた訪問を延期せざるを得なかったことに私が深く後悔していることを知っておられる。できるだけ早く会うという希望を大切にしよう」。 カンタベリー大主教のウェルビー氏は「平和の巡礼を取りやめたことを非常に残念」と述べ、教皇フランシスコの回復とエキュメニカルな旅行が「すぐに計画」されることを祈った。 バチカン国務長官のピエトロ・パロリン枢機卿は、教皇に代わってコンゴ民主共和国と南スーダンへの1週間にわたる訪問を1日開始した。パロリン枢機卿がコンゴのキンシャサでミサを主宰した同じ3日に、教皇は、ローマで現地関係者とミサを祝った。□ ――――――――――――― ◎ロシアのウクライナ侵攻、正確な死者数をBBCが分析 【CJC】ロシア軍が攻勢を強めるウクライナ東部で犠牲者が増えている。ルハンスク州リシチャンスク市では、ロシアの空爆で、空爆を行い、被弾した建物に隠れていた4人が死亡した。近隣のセヴェロドネツク市ではロシア軍による砲撃が丸一日続き、さらに2人が犠牲になった。ウクライナ軍がドネツク市郊外を空爆した際には、1人が死亡した。さらに、北東部スーミ州サディウスカでは、ロシア軍の砲撃で4人が亡くなった。 政治的暴力を記録しているアメリカの非営利調査団体ACLEDのデータをBBCニュースが分析したところ、冒頭で書いたような民間人死者は、2月24日の侵攻開始以降ウクライナで記録された死者の3割以上を占めていることが分かった。 記録されている死者の総数は、実際の死者数よりも著しく過小評価されている可能性が高いと、複数の専門家が指摘している。 ウクライナとロシアは共に、死者数は数万人に達していると主張している。しかし、双方の言う人数は一致していないし、独立した検証もできていない。 戦争における人的損失を理解するには国連や各国政府、独立監視機関など、複数の情報源のデータを見る必要がある、とBBC。□ ――――――――――――― ◎舌禍の駐ドイツ大使ら5人解任=ウクライナ大統領 【CJC】ベルリン発時事通信によると、ウクライナのゼレンスキー大統領は7月9日、ドイツ政府への過激な批判などで物議を醸してきたメルニク駐独大使を解任した。チェコ、ハンガリー、ノルウェー、インドに駐在する各大使も解任した。 ゼレンスキー氏はビデオ声明で、大使交代を「通常の外交業務」と説明したが、解任の理由には触れなかった。後任人事の準備を進めているという。 メルニク氏は、ウクライナへの姿勢をめぐりドイツ政府や当局者を頻繁に非難。ショルツ独首相を、ドイツ語で理由もなく不機嫌になった人を意味する「気を悪くしたレバーソーセージ」と表現した。□ ――――――――――――― ◎米独立記念日パレードで銃撃、6人死亡、20人以上負傷=シカゴ郊外ハイランドパーク 【CJC】米中西部イリノイ州シカゴ郊外のハイランドパークで7月4日午前10時(日本時間5日午前0時)すぎ、独立記念日のパレードの最中に銃撃事件があり、地元警察によると、6人が死亡、20人以上がけがをした。時事通信の報道を紹介する。 地元警察は、容疑者として、18~20歳ぐらいの白人の男の行方を追っている。男は建物の屋上からライフル銃を発砲したとみられるという。警察幹部は会見で「完全に無差別な発砲とみられる」との見方を示した。動機などをめぐり、インターネット交流サイト(SNS)を調べている。 パレードは午前10時ごろに始まり、地元のマーチングバンドなどが参加。多くの人が詰め掛けていた。CNNテレビによると、20~30発程度の銃声が鳴り響き、現場は逃げ惑う人々で混乱状態に陥った。目撃者の女性は「戦場のようだった」と語った。 4日は独立記念日の祝日で、各地で関連イベントが開かれたが、現場周辺の自治体は中止を決めた。□ ――――――――――――― ◎国連、北朝鮮人権状況特別報告者にサルモン氏任命 【CJC】国連人権理事会は7月8日、ローマ教皇庁立ペルー・カトリカ大学の「民主主義と人権問題研究所」所長のエリザベス・サルモン氏(56)を北朝鮮人権状況特別報告者に任命した。8月1日に退任するトマス・オヘア・キンタナ氏の後任となるサルモン氏は、北朝鮮人権状況を調査して改善案を求めることになる。任期は1年で、6年まで延長可能だ。韓国紙「東亜日報」が報じた。□ ――――――――――――― ◎苫小牧で外国人船員支えた36年、「キリスト教船員奉仕会」解散 7月8日、北海道新聞が、苫小牧港に入港した外国人船員向けの憩いの場「シーフェアラーズセンター」を運営する苫小牧キリスト教船員奉仕会の解散を報じた。 船員が休息し、母国の家族と連絡をとる場所として延べ約15万人に利用されたが、スマートフォンの普及や新型コロナウイルス感染拡大を背景に利用者が激減。運営を支える会員の高齢化も進み、36年続いた港湾都市ならではの交流の歴史に幕を下ろした。 6月30日に行われた総会で、同会の柳谷豊事務局長は「後継者がいなく、存続は難しい」と説明。会員の賛成多数で解散が決まった。最盛期には80人ほど会員がいたが、現在は高齢化により28人まで減った。 センターは、建物を解体した上で、土地は所有者のメリノール宣教会に返すという。(CJC)□ ――――――――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(7月10日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼那覇教区=沖縄慰霊の日=「戦争への備えは戦争の始まり」 ▼教皇フランシスコ=核のない世界は必要で可能 ▼教皇フランシスコ=「世界家庭会議」を開会=小さな一歩から聖性へ ▼教皇の一般謁見講話=高齢者の弱さにある力 ▼『今こそ原発の廃止を』=フランス語版=フランスのカトリック系出版社が発行 =KiriShin(7月1日既報・再録)=http://www.kirishin.com ▼少女漫画雑誌『ハレルヤ』登場=有志がSNS介して協力=沖縄の専門書店では完売 ▼台湾先住民の「正名運動」の歴史と展望 ▼「香港を覚えての祈祷会」書籍化=執筆者らと出版記念会 ▼NCCと正平協「慰霊の日」に声明=「軍事大国化の道」に警鐘 ▼米最高裁、半世紀ぶり判例覆し中絶の権利認めず =クリスチャン新聞(7月10日)=http://クリスチャン新聞.com ▼ホーリネス弾圧から80年=「再臨信仰」の本気度問われる=市民が同方向になびく時、教会はどこに立つか ▼「日本独自の政教分離の由来と展開」テーマに森島豊氏=国を主語とした天皇型人権の危うさ ▼日本キリスト教協議会 声明=沖縄施政権返還50年「6月23日〝沖縄慰霊の日〟」に平和を仰ぐ ▼芦名定道氏「宗教的多元性と宣教」テーマに基調講演=「対話は宣教の前提条件」=日本宣教学会第16回全国研究会 ▼中絶の権利認めず=米最高裁=半世紀ぶり判例覆す ――――――――――――― ■ #
by cjc-skj
| 2022-07-11 16:59
|
ファン申請 |
||