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[SKJ]■世界キリスト教情報 (第1629信) 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【週刊 世界キリスト教情報】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2022/04/11 (第1629信) ――――――――――――― 発信者 ckoriyamaxgmail.com=連絡の際はxを@に変えてください。 ―――――――― ◎受難の主日=教皇、復活祭の停戦を呼びかける 【CJC】バチカン・ニュースによると、教皇フランシスコは4月10日、バチカンで司式した「受難の主日」ミサの後半、「お告げの祈り」で、「武器を置いて、復活祭の停戦に入るように」と呼びかけた。 祈りに先立つ説教で、教皇は、「神にできないことは何一つない」(ルカ1・37)という、主の天使がお告げの中でマリアに言った言葉を繰り返した。 「神にできないことは何一つない。たとえ、終わりが見えない戦争、たとえ、毎日非武装の市民に対する残忍で冷酷な虐殺を目の当たりにする戦争であっても、それを止めるために、神に祈ろう」と教皇は招かれた。 復活祭を前にしたこの日々、わたしたちは罪と死に勝利した主イエス・キリストを記念するための準備をしている、と述べた教皇は、その勝利は罪と死に対してであり、誰かに対してではない、と指摘。 「それなのに、今日、戦争がある。なぜこの世の方法で勝とうとするのか、それは敗北をもたらすだけだ。なぜ神が勝つままにしないのか。キリストはわたしたちを悪の支配から解放するために十字架を背負われた。キリストはいのちと愛と平和が統治するために十字架上で死なれた」と説かれた。 「武器を置いて、復活祭の停戦に入るように」と教皇は呼びかけつつ、「それは再び武器に弾を込め、戦いを再開するための停戦ではない。人々の善のために何らかの犠牲をも考慮した真の交渉を通して、平和に到達するための停戦である。瓦礫の上に旗を立てたところで、それはどういう勝利なのか」と語った。 「神にできないことは何一つない」と述べた教皇は、「聖母の取り次ぎのもとに、神により頼もう」と、人々と共に「お告げの祈り」を唱えた。□ ―――――――― ◎ウクライナのブチャにある教会で集団墓地発見、戦争開始から民間人を大量虐殺か 【CJC】ウクライナの首都キーウの北西にあるブチャの街で、集団墓地が発見された。見つかったのは、ブチャにある聖アンデレ教会とピエルヴォズヴァノーホ全聖徒教会の敷地内とされている。 CNNの記者によれば、少なくとも12体が遺体袋に入れられ、墓の中に積み上げられているのを見たという。すでに一部が土で覆われているものもあったそうだ。 また住民の話によれば、現場にはさらに多くの遺体がすでに埋められており、そのほとんどは、ブチャ周辺の戦闘で殺害された民間人のものだという。 住民はCNNの記者に約150人が集団墓地に埋葬されていると述べているが、ブチャの市長は公式発表として、埋葬されている犠牲者は最大で300人に上る可能性があると述べていた。 現段階では、埋葬されている正確な人数は分かっていないが、CNNは最近土が動かされた形跡があることから、もっと多くの遺体が埋まっている可能性があると報じている。 CNNの記者たちは集団墓地の現場で、泣きながら愛する家族の遺体を探す人々を目撃しているという。□ ―――――――― ◎教皇、マルタからの帰国便機内でも記者団と対話 【CJC】教皇フランシスコは4月3日、マルタ共和国司牧訪問からの帰国便機内で随行の記者団と対話した。 バチカン・ニュースの報道を紹介する。 対話はマルタ訪問、そしてウクライナ関連事項が中心テーマとなった。 まず、自身の体調について尋ねられた教皇は、「体調は多少気まぐれだが、特に膝の問題が歩く時にやっかい。2週間前は何もできなかったことに比べれば、行けるだけでも、良くなっている」と語った。 マルタ訪問で印象に残ったことについて、教皇は、「今回マルタを訪れ、同国の現実をこの目で見ることができてよかったと思う。ゴゾ島や、マルタ島のバレッタや他の場所でも行く先々で見た人々の歓迎は驚くべきものだった」と述べた。 教皇はもう一つの印象に残ったこととして移民問題を挙げ、「移民問題は、ギリシャ、キプロス、マルタ、イタリア、スペインなど、アフリカと中東に近い国々で深刻だ。問題は、各政府は移民をどれだけ受け入れられるかを言うべきであるということ。そのためにはヨーロッパ諸国の合意が必要」と述べ、「マルタをはじめ、寛大な沿岸の国々に負担をかけるばかりではいけない」と話した。 「今日、移民の受け入れ施設を訪問したが、移民たちのそこに到着するまでの苦しみや、送り返された際のリビア海岸の収容所の話など、そこで聞いたことは恐ろしいものだった。これは犯罪的なことではないだろうか。これは皆の心に訴える問題だと思う。ヨーロッパが、扉を叩くウクライナの人々に寛大さをもって行うことは、地中海から来る他の人々にも言えること」と教皇は語った。 前日マルタ行きの機内で教皇がキエフ訪問について「検討の対象」と言ったことに関連して、ポーランド大統領が同国のウクライナ国境への訪問を教皇に打診したそうだが、との質問があった。これに対し教皇は「わたしはすべきことは何でもするつもりでいる。教皇庁は、特に外交面で、国務長官パロリン枢機卿と外務局長ギャラガー大司教を通し、最大限の努力をしている」と答えた。 教皇は「可能な訪問は二つある」として、その一つは教皇慈善活動室のクライェフスキ枢機卿がポーランドに避難しているウクライナ人を訪問すること、と述べた。同枢機卿はすでに2台の救急車を寄贈するために2回ウクライナに行ったが、再度行く準備はある、と話した。 もう一つ、教皇がポーランドの国境を訪問する可能性について、「正直に言って、考えたことはある。いつでも行く意志はある。ノーと言う言葉はない」と述べた。 また、教皇は、モスクワ総主教キリル1世との会見のために調整が行われており、中東でそれを行うことが考えられている、と明らかにした。 戦争開始後、プーチン大統領と話したか、という問いに、教皇は、「ロシアの大統領とは、年末、時候のお祝いの挨拶の電話をもらった時に話した。ウクライナの大統領とは2回電話で話した」と答えた。 教皇は「戦争が始まった日、ロシア大使館に行き、国民を代表する大使にこれについて問いただし、自分の意見を言うべきと考えた」と述べ、「自分が持ったロシアとの公式な接触は、大使館を通じてのものであった」と話した。 プーチン大統領と話す機会があるならばどういうメッセージを伝えるか、という質問に、教皇は「すべての権威者宛のメッセージは、自分が公式に発表したものだけである」と述べた。 戦争について教皇は、「すべての戦争はいつでも不正義から生まれる。そこに戦争の図式があるからである。そこに平和の図式はない。たとえば、武器購入のための投資がある。人々は、自分たちは防衛しなくてはならないと言う。これが戦争の図式である。第二次世界大戦後、皆が『戦争を二度と繰り返すな』と平和を望んだ。平和のための取り組みが相次いで始まり、広島と長崎の後、平和のための核軍縮への意欲もあった。それは大きな意欲だった。70年が経って、わたしたちはそれをすべて忘れてしまった」と語った。 「わたしたちは戦争に、(兄弟殺しの)カインの精神に取りつかれている」と述べた教皇は、「わたしたちは学ぶということがない。主がわたしたちを憐れんでくださいますように。わたしたち皆に責任がある」と話した。□ ―――――――― ◎ウクライナ・ブチャの殺りくを、教皇「恐ろしい非道さ」と非難 【CJC】教皇フランシスコは4月6日、バチカン・パウロ6世ホールで行われた一般謁見の席でウクライナ・キーウ近郊ブチャでの殺りくを非道なものとして非難した。バチカン・ニュースが報じた。 教皇は、ウクライナでの戦争のニュースは安堵や希望ではなく、ブチャでの虐殺のような非道なものが続いている、と述べた。 教皇はブチャでの殺りくについて、無防備な女性や子どもたちをはじめとする市民にも向けられた、いっそう恐ろしさを増すその残忍さを指摘した。 「戦争を止め、武器を置き、死と破壊の種をまくのをやめよ」という、犠牲者たちの無実の血が上げる叫びは、天にまで届いている、と述べた教皇は、犠牲者のため、戦争終結のための一致した祈りを信者らに呼びかけた。 教皇は壇上で、前日ブチャから届けられたウクライナ国旗を広げ、「この国旗は戦場から、苦しみに痛めつけられた町、ブチャから来たもの」と参加者たちに示した。 この謁見(えっけん)に参加していた何人かのウクライナ避難民の子どもたちを教皇は紹介、「彼らを、ウクライナの人々を、忘れないようにしよう。戦争のために祖国から引き離されるのはとても辛いこと」と話した。 教皇はこの後、ウクライナの子どもたちに話しかけながら、一人ひとりに復活祭のお菓子を贈った。□ ※画像参考=ブチャからもたされたウクライナ国旗を広げる教皇フランシスコ(バチカン・パウロ6世ホール、4月6日=Vatican Media) ※画像参考=教皇フランシスコとウクライナの子どもたち(バチカン・パウロ6世ホール、4月6日=Vatican Media) ―――――――― ◎キーウ州で1222人死亡=ウクライナ側明かす。ロシアは新司令官任命 【CJC】ウクライナのベネディクトワ検事総長は4月10日、ロシア軍の侵攻によって、北部キーウ(キエフ)州で1222人の死亡を確認したと英スカイニュースのインタビューで明らかにした。 一方、英BBC放送などは9日、ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻を統括する司令官として、南部軍管区のドボルニコフ司令官を任命したと報じた。 ドボルニコフ司令官は、シリア内戦でアサド政権を支援するロシア軍部隊を指揮し「多数の市民を犠牲にした人物」(ロシアの軍事評論家)とされている。□ ―――――――― ◎ロシアは「衰退」、ウクライナには「欧州の未来」=EUトップ指摘 【CJC】AFP通信が伝えるところでは、欧州連合(EU)のウルズラ・フォンデアライエン欧州委員長が4月8日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)を訪問、西側諸国の厳しい制裁によりロシアが今後「衰退」する一方で、ウクライナには「欧州の未来」があると指摘した。 フォンデアライエン氏は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との共同会見で、「ロシアが経済と財政、技術面で衰退していく一方、ウクライナは欧州の未来に向け前進している」と言明。「あなた方の戦いは、われわれの戦いだ。私はきょう、EUがあなた方の味方であるという強いメッセージを送るために、一緒にキーウにいる。われわれはあなた方と共にいる」と表明した。 また、キーウ近郊のブチャでロシア軍が行ったとされる民間人の殺害や、ウクライナ東部クラマトルスクで同日に起き、少なくとも50人が死亡した鉄道駅攻撃を非難した。 一方のゼレンスキー大統領は、5回にわたるEUの制裁について「個人的に感謝している」としつつも、「不十分だ」と指摘。「ロシアはわれわれから多くのもの、領土、人々を奪った。土地を取り戻すことができても、人を取り戻すことはできない」と語った。□ ―――――――― ◎米亡命希望のウクライナ人がメキシコ国境に急増 【CJC】ティフアナ(メキシコ)7日発ロイター通信が報じるところでは、ロシアのウクライナ侵攻以後、欧州各国からカンクンやメキシコ市に渡航したウクライナ人が毎日100~200人単位で国境都市ティフアナに到着している。今週には家族を含む数百人がマットレスに横たわるなどして、混雑する市運営のシェルターで待機している。 米国への亡命を求めてメキシコ国境に到着するウクライナ人は過去1週間で2倍以上に増加している。当局者などが明らかにした。 米国の申請対応が新たな到着に追いつかず、米当局は1日当たりの申請対応を拡大すると約束したという。□ ※画像参考=ロシアのウクライナ侵攻以後、米国への亡命を求めてメキシコ国境に到着するウクライナ人が過去1週間で2倍以上に増加している。ティフアナで7日撮影(2022年 ロイター) ―――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(4月3日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼仙台教区=ガクタン新司教叙階=「心も思いも一つに」 ▼教皇、ウクライナ侵攻を「冒涜的な」戦争と非難 ▼教皇の一般謁見講話=高齢者の知恵が求められる ▼「福島の真実」写真と共に=第9回いのちの光=3・15フクシマ講演会 ▼聖墳墓教会の修復=3教会の協力が模範に =KiriShin(4月1日)=http://www.kirishin.com ▼ウクライナ危機=日本でもオンライン祈祷会=「ロシアのためにも祈りを」=ウクライナ正教会から大主教も参加 ▼ハンガーゼロ=ポーランドにスタッフ派遣=軍事進攻にお「否」の声続く ▼「戦犯」とされたキリスト教徒=獄中機関紙『信友』が復刊 ▼第6回「聖書動画コンテスト」=最優秀賞にバイオリニストの証し ▼プーチン大統領の戦争=背後に「ロシア世界」思想 =クリスチャン新聞(4月3日)=http://クリスチャン新聞.com ▼特集【フォーカス・オン 教会の持続可能性】=それでも教会が生き続けるために=教会はどれだけ減っているのか ▼「音楽の力で祖国助けたい」=ソプラノ歌手オクサーナさん=ウクライナ支援コンサート ▼ウクライナ国境避難民支援緊急リポート(ミラノ賛美教会牧師=内村伸之) ▼ウクライナ大主教=「皆さんの祈りが命救う」=NCC、カトリック、平和ネット共催で祈祷会 ▼喜びの喫茶店ジョイズキッチン=ケーキとコーヒーと福音の隠れ家カフェ ―――――――― ■
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| 2022-04-11 20:19
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