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┏週刊━━━━━ ┃世界 ┃キリスト教 ┃情報No.1610 ┗━━━━━━━ 2021.11.29 = 目 次 = ▼タリバンが新「宗教上の指針」発表 ▼韓国・天安の教会で208人がコロナ集団感染=中央日報 ▼教皇、一般謁見で「救いの歴史における聖ヨセフ」テーマに講話 ▼教皇、ドーバー海峡や地中海での移民の遭難に悲しみ ▼ペルーでM7・5の地震、16世紀建造の教会一部崩壊 ▼《メディア展望》 ―――――――― ◎タリバンが新「宗教上の指針」発表 【CJC】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権は11月21日、新たな「宗教上の指針」を発表した。カブール発AFP=時事通信報道によって紹介する。 指針は、旧タリバン政権時代に極端なイスラム法解釈を強制し「道徳警察」として知られた勧善懲悪省の名で出された。8月のタリバン政権復活後、メディアに対する命令は初めて。 同省はテレビ局に対し、女性の俳優が出演するドラマの放送を禁止すると通達した。また、テレビ局の女性ジャーナリストにリポート中に頭部を覆うスカーフ「ヒジャブ」の着用を命令した。さらに預言者ムハンマドなどイスラム教の重要人物が登場する映画や番組に加え、イスラムやアフガンの価値観に反する内容の放送を禁じた。同省報道官は「これらは規則ではなく、宗教上の指針だ」としている。□ ―――――――― ◎韓国・天安の教会で208人がコロナ集団感染=中央日報 【CJC】忠清南道(チュンチョンナムド)天安(チョンアン)の教会関係者200人余りが新型コロナに集団感染し、防疫当局が非常事態を迎えた。現地紙「中央日報」(日本語版)が報じた。 忠清南道と天安市によると、11月21日、天安市広徳面(クァンドクミョン)の教会関係者207人が新型コロナ陽性判定を受けた。21日、教会の1人が新型コロナに感染したことが確認された後、防疫当局は教会関係者321人を対象に緊急検査を行った。このうち207人の感染が確認され、同教会の感染者は計208人となった。ほかの教会の関係者と家族も感染している可能性があり、感染者がさらに増えることも考えられる。 天安市などの防疫当局は、教会がある村に移動選別診療所を緊急設置し、まだ検査を受けていない教会関係者・住民106人を検査する方針だ。教会関係者は教会を中心に村を形成して生活していて、最近、共同でキムチを漬けたという。防疫当局の関係者は「検査を受けていない村の住民と教会関係者を対象に(新型コロナ検査を)呼びかけている状況」とし「段階的な日常回復が進められている中で集団感染が発生し、防疫レベルを高めることも検討している」と話した。□ ―――――――― ◎教皇、一般謁見で「救いの歴史における聖ヨセフ」テーマに講話 【CJC】教皇フランシスコは11月24日、バチカンで水曜恒例の一般謁見を行った。バチカン・ニュース(日本語)によって伝える。 この日の謁見は、参加者多数のため、パウロ6世ホールと聖ペトロ大聖堂の2カ所の会場で行われた。 最初に、教皇は、聖ペトロ大聖堂に集った様々な巡礼団に挨拶をおくられた。 続いて、教皇はパウロ6世ホールの巡礼者と共に、聖ヨセフをめぐるカテケーシスを行った。 「聖ヨセフの特別年」にあたり、先週から始まったこの考察で、教皇はこの日「救いの歴史における聖ヨセフ」をテーマに講話を行った。 教皇のカテケーシスの要旨は次の通り。 イエスは福音書の中で「ヨセフの子」、そして「大工の息子」と記されている。 福音記者マタイとルカは、イエスの幼少・少年期に触れながら、ヨセフの役割について記述している。どちらの福音書も、イエスの歴史性を明示するための「系図」を含んでいる。 マタイ福音書中の系図は、特にユダヤ教徒―キリスト教徒に向けて、アブラハムから始まりヨセフへと至る形をとっている。ここで、ヨセフは「マリアの夫」と定義され、「このマリアからメシアと呼ばれるイエスがお生まれになった」と記される。 これに対し、ルカ福音書中の系図は、イエスから直接始まり、アブラハムへと遡っていく。ここでは、イエスについて、「ヨセフの子と思われていた」と補足説明がある。 いずれにせよ、両福音記者は、ヨセフに対し、生物学的な父親ではなくとも、イエスの父としての肩書きを与えている。このヨセフを介して、イエスは神と人間の間に結ばれた契約と救いの歴史の完成を実現することになった。 マタイ福音書は、一見、地味で脇に置かれたように思われながらも、救いの歴史の中で重要な役割を果たすヨセフの姿を理解することを助けてくれる。ヨセフは決して舞台を独り占めすることなく、自分の役割に徹して生きる。 わたしたちの生活は、普段は忘れられている多くの人々の存在によって支えられている。どれだけの父母、祖父母、教師たちがその小さな行いを通して子どもたちにどのように困難に立ち向かうかを教え、どれだけ多くの人たちが皆の善のために祈り自分を捧げていることだろう。 このように、皆が聖ヨセフの中に、目立たず日常的で隠された存在であると同時に、取りつぎ、支え、困難の中を導く人としての姿を見出すことができるだろう。聖ヨセフは、一見、目立たない脇役的な人々が、救いの歴史の中で比類ない役割を負っていることを思い出させてくれる。世界はこのような人々を必要としている。 ルカ福音書では、ヨセフは「イエスとマリアを守る人」としての姿を現す。それゆえに、聖ヨセフは「教会の保護者」でもある。なぜなら、教会はキリストのからだであり、同時に教会の母性の中にマリアの母性が暗示されているからである。ヨセフは教会を守りながら、御子とマリアを守り続ける。 神がカインにその弟アベルの消息を尋ねた時、カインは「知りません。わたしは弟の番人でしょうか」と答えた。これに対して、ヨセフはその生き方を通し、わたしたちが主から託された兄弟たち、自分のそばにいる人たちをいつも守るように召されていることを教えてくれる。 福音書が語るイエスの系図は、神学的な意味以上に、わたしたち一人ひとりの人生が先人や今共にいる人々との絆によって築かれていることを思い出させる。神の御子はこの世に来られるために、この絆という道を選ばれた。 自分の人生に大切な絆を取り戻せずに苦しんでいる人、孤独ゆえに前に進む力を見出せない人が多くいるだろう。こうした人々が聖ヨセフの中に、仲間・友・支えを見出すことができるよう祈ろう。 聖ヨセフよ、あなたはマリアとイエスとの絆を守りました。 わたしたちが生活の中の絆を大切にできるよう、助けてください。 誰も、孤独によって見捨てられたと感じることがありませんように。 一人ひとりが自分の人生と、過去の人たちと和解し、 犯した過ちの中にも、人生における御摂理の働きと、 悪の敗北を認めることができますように。 聖ヨセフよ、労苦する人の友となり、 試練の時にマリアとイエスを支えたように、 わたしたちを人生の歩みの中で支えてください。 アーメン。□ ―――――――― ◎教皇、ドーバー海峡や地中海での移民の遭難に悲しみ 【CJC】教皇フランシスコは11月28日、日曜日の「お告げの祈り」で移民たちの過酷な状況に言及した。バチカン・ニュースが報じた。 教皇は、前日の27日、バチカンで、兄弟愛の精神のもとに移民たちと交流の機会を作る市民団体と、移民のグループ会見したこたことを紹介し、この日、聖ペトロ(サンピエトロ)広場に大きな万国旗を持って集った移民たちと同団体関係者に挨拶を送った。 ここ数日だけでも、一体、どれだけ多くの移民が危険に身をさらし、国々の境界地域で命を落としていることだろうか、と教皇は述べ、特にドーバー海峡や地中海で遭難した移民たちのために悲しみを表した。 また教皇は、ベラルーシ国境に留まる、多くの子どもたちを含む、移民たちの身の上を案じた。 送り返され、捕われ、奴隷化される人々、人身取引や暴力の犠牲になる人々、幸せの地を求めて海を渡ったにも関わらず、海上で亡くなった人々など、移民たちの苦難に触れた教皇は、ご自身の祈りと精神的寄り添いを表明した。 教皇は、移民問題のあらゆる政治的利用に対し、状況の理解と対話を優先させ、移民の人権を尊重した解決への努力を、各国政府に改めてアピールした。□ 参考映像=英仏海峡に面した都市、フランス・ダンケルク近郊の移民たち(バチカン・ニュース) ―――――――― ◎ペルーでM7・5の地震、16世紀建造の教会一部崩壊 【CJC】ペルー北部のアマゾン地域で11月28日午前5時52分ごろ、M7・5の地震が発生した。アメリカ地質調査所は、震源はロレト州バランカの北西42・6キロ、震源の深さは112・5キロ、と発表した。 ロイター通信などの報道によると、16世紀につくられた教会の一部が崩壊するなど、少なくとも75軒の建物に被害が出たほか2人がけがをしている。□ ―――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(11月28日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼教皇、全世界に軍縮求める=「パリ平和フォーラム」で ▼仏司教団、新措置を策定=性虐待の調査報告受け ▼ミャンマー国軍=北西部の大聖堂をっ砲撃 ▼全国広報担当者会議2021=“IT格差”のケアなど各教区担当者が意見交換 ▼「コロナ禍に見つけた希望」=成井大介司教招き講演会=札幌教区正義と平和協議会 =KiriShin(11月21日・既報)=http://www.kirishin.com ▼神学校座談会「生涯通した継続教育こそ~日本宣教の明日をどう描く?」後編=大阪聖書学院×関西聖書学院×お茶の水聖書学院 ▼日野原重明さんとも対談=瀬戸内寂聴さん=99歳で死去 ▼司祭の性的虐待報告受け=仏司教協、教会統治の刷新図る ▼バチカン行政責任者に教皇が初の女性任命 ▼韓国のヨイド純福音財団「平壌の病院建設再開」 =クリスチャン新聞(11月28日)=http://クリスチャン新聞.com ▼神の救いは全被造物に=気候変動問題に「神と隣人を愛する」視座 ▼「御霊の一致」で一つに=第23回CBMCアジア太平洋大会2021 ▼関キ災第5回懇談会で田村治郎氏講演=「教会の地域愛 災害支援で表れる」 ▼“365日毎日礼拝”TPC10周年 感謝礼拝・コンサート開催=主が生きて導く「再臨の日」まで ▼証言集会で村岡崇光氏講演=加害の歴史封じるな=日韓合意の問題点を指摘 ―――――――― ■
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| 2021-12-01 18:02
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