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┏週刊━━━━━ ┃世界 ┃キリスト教 ┃情報No.1495 ┗━━━━━━━ 2019.9.16 (連絡先:ckoriyama@gmail.com=ご連絡いただく際は「@」を半角にしてください。) = 目 次 = ▼教皇フランシスコ訪日をバチカンが正式発表 ▼教皇、アフリカ3國司牧訪問終える ▼教皇の長崎・広島訪問に両県では歓迎と期待の声 ▼教皇、袴田さんと面会調整 死刑確定で再審請求中 ▼「焼き場に立つ少年」は左右反転の画像? ▼選挙公約にパレスチナのヨルダン渓谷併合、とネタニヤフ首相 ▼《メディア展望》 ―――――――― ◎教皇フランシスコ訪日をバチカンが正式発表 【CJC】バチカン(ローマ教皇庁)が第266代教皇フランシスコが11月23日から(土)26日(火)まで4日間の日程で日本を公式訪問する、と発表した。訪日のテーマは「すべてのいのちを守るため」。 教皇は、23日にタイから東京に到着し、24日に被爆地の長崎と広島両市の平和公園をそれぞれ訪れて犠牲者を悼むほか、長崎ではミサも行う予定。 25日には東京で天皇陛下との会見や安倍総理大臣との会談が予定されているほか、東京ドームで大規模なミサを開き、翌26日にバチカンへ帰国する 教皇が移動する際には、水素を燃料とし、環境に優しい燃料電池車などに乗る予定であることもわかった。 東京ドームで行われる大規模ミサに出席する際には、野球などの試合でグラウンド上を走る電動カートに乗車する方向で調整されている。 菅義偉官房長官は13日の記者会見で、フランシスコ法王(教皇)の訪問について「国際社会に対し、被爆の実相に関する正確な発信を行う上で重要だ」とし「今回の訪問が日本とバチカンの両国関係を一層強化することを期待する」と述べた。 安倍晋三首相は2014年、バチカンを訪問した際に教皇の訪日を要請。18年5月には田上富久・長崎市長が松井一実・広島市長との連名で訪日を要望する親書を手渡した。教皇は昨年12月、2019年末にも訪問する意向を示していた。 日本カトリック司教協議会(東京都江東区、会長=髙見三明・長崎大司教)も、 「このたびローマ教皇庁が、第266代教皇フランシスコの訪日を発表したことを報告する。教皇の来日は、1981年の第264代教皇ヨハネ・パウロ2世以来、2度目」と、バチカンの発表を次のように伝えた。 教皇フランシスコ来日のテーマは、同教皇の回勅『ラウダート・シ』(2015年発表)巻末に収められている「被造物とともにささげるキリスト者の祈り」から取られた。 わたしたち一人ひとりは、神の似姿としていのちを与えられ、すべての人とともに永遠の祖国を目指すよう導かれています。そしてこの世界も、神によって「人の住む所として形づくられ」、保たれています。ですから、「すべてのいのちを守るため」には、人間一人ひとりの尊厳はもちろんのこと、環境も大切にされなければなりません。 しかし、「わたしたち皆がともに暮らす家」である地球は、人間の手によって蹂躙されて苦しみ、そのうめく声は、世界中のうち捨てられた人々の嘆きと重なっています。今日の日本にも、いのちと平和に関する諸問題が山積しています。経済、環境、近隣諸国との関係といった問題のほか、大規模な天災や原発事故からの復興も、持続的な課題として存在しています。 わたしたち日本の教会は、あらゆるいのちを守り、人間の生の諸問題に真摯に取り組むべく努めています。キリストが示されたいのちの福音を告げ知らせ、キリストによる平和のために祈り働くその決意を、教皇来日のテーマは表しています。□ ―――――――― ◎教皇、アフリカ3國司牧訪問終える 【CJC】教皇フランシスコは9月10日、モザンビーク、マダガスカル、モーリシャスのアフリカ3国への司牧訪問を終え、ローマに戻った。 現地時間午前9時40分、ローマのチャンピーノ空港に向け、教皇、側近、ジャーナリストを乗せたマダガスカル航空特別便がマダガスカルのアンタナナリボ空港を離陸した。 4日に始まったモザンビーク、マダガスカル、モーリシャスの「3M」国訪問は、アフリカへは4回目。急激な人口増加に伴い不衛生な水など生活環境悪化に悩む「サハラ以南」のアフリカへの訪問は2回目。教皇フランシスコの31番目の司牧訪問となった。□ ―――――――― ◎教皇の長崎・広島訪問に両県では歓迎と期待の声 教皇フランシスコ教皇が11月23~26日に来日し、長崎・広島の被爆地も訪問することが公表されると、両県では歓迎と期待の声があがった。 長崎新聞によると、教皇は24日に長崎市入り。爆心地公園と日本二十六聖人殉教地を訪ね、県営ビッグNスタジアムで大規模ミサを開催後、広島へ移動する。 中村法道長崎県知事は「県民と共に心から歓迎したい」と喜んだ。世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」についても、教皇には「できれば歴史に触れていただきたい」と述べた。 被爆後の長崎で撮影したとされる「焼き場に立つ少年」の写真に関心を寄せる教皇は、長崎から世界へ核兵器廃絶を訴える見通しだ。田上富久長崎市長は「『長崎を最後の被爆地に』との願いを込めた未来へ続くメッセージを発信していただきたい」と期待した。 「数ある国々の中でキリスト信者が極めて少ない日本に来てくださる」。カトリック長崎大司教区の高見三明大司教はこう感謝し、平和のために「私たちも具体的な行動を取らないといけない」と決意を示した。 広島県内であがった歓迎の声について朝日新聞広島版が報じた。 1981年に故ヨハネ・パウロ2世が来日した際には、広島で平和記念資料館を見学し、原爆慰霊碑前で「ヒロシマを考えることは、核戦争を拒否すること」と核兵器廃絶を呼びかけた。 カトリック広島司教区によると、教皇は今回、11月24日夕方に広島に到着し、同日中に東京に移動する予定。短い滞在だが被爆者との面談も検討されているという。白浜満司教は「平和記念公園で戦没者や被爆者の方のために祈ってほしい」と期待した。 81年に資料館長だった高橋昭博さん(2011年に80歳で死去)の妻史絵さん(82)=広島市西区=は「資料館はぜひ見学していただきたい」と求める。ヨハネ・パウロ2世は資料館で顔をしかめながら遺品と向き合った。史絵さんは「夫はいつも『核軍縮ではなく核廃絶なんだ』と言っていた。国際情勢が険しい中、ローマ教皇にそういったメッセージを強く発信していただければ」と話す。 湯崎英彦広島県知事は、取材に対し「教皇は核兵器廃絶に並々ならぬ決意をお持ちの方。世界平和へ向けた強いメッセージを期待している」と語った。(CJC)□ ―――――――― ◎教皇、袴田さんと面会調整 死刑確定で再審請求中 【CJC】朝日新聞が、バチカン(ローマ教皇庁)関係者へ取材した結果として伝えるところでは、教皇フランシスコの11月来日に際し、死刑が確定して再審請求中の袴田巌さん(83)との面会を調整していることがわかった。 袴田さんは再審開始決定が取り消された後も、収監されずに浜松市で生活する。死刑確定者との面会が実現すれば極めて異例、と朝日新聞。教皇は「死刑廃止」を提唱しており、日本の死刑制度に世界の注目が集まりそうだ。 バチカンや日本の関係者によると、教皇は袴田さんの弁護団から昨年、書簡で面会要請を受けた。袴田さんが収監中にキリスト教の洗礼を受けていたこともあり、東京ドームでのミサの前後などに面会できるかを検討している。ただ、袴田さんは拘禁症状などで体調が不安定なため、面会できるかは見通せない。 フランシスコ教皇は昨年、死刑に関するカトリック教会の教義の表現を、「排除されない」から「許容できない。全世界での死刑の撤廃に決意をもって取り組む」と改めた。 袴田さんは1966年に静岡県清水市(現・静岡市)で一家4人が殺害された事件に関与したとして、80年に最高裁で死刑が確定。再審請求を続け、2014年に静岡地裁の再審開始決定を受けて釈放されたが、昨年に東京高裁でこの決定が取り消され、最高裁に特別抗告している。死刑が確定した人は通常、拘置所に収監され、面会が厳しく制限されている。国際人権団体『アムネスティ・インターナショナル』によると、死刑囚として46年の拘禁は世界最長とされている。□ ―――――――― ◎「焼き場に立つ少年」は左右反転の画像? 原爆投下後の長崎で撮影したとされる写真「焼き場に立つ少年」は、左右が反転している可能性があることが長崎市被爆継承課の前課長、松尾隆さん=現在は滑石公民館長=の解析で分かった。西日本新聞(長崎・佐世保版)が9月12日報じた。撮影者が意図的に反転させたのかどうかなどは不明という。 写真は、米軍の従軍カメラマンだった故ジョー・オダネルさんが1945年に撮影。亡くなった弟を火葬する順番を、少年が焼き場で待っている場面とされる。 11月に来日する教皇フランシスコは核廃絶への思い入れが深く、「このような写真は千の言葉よりも伝える力がある」と述べ、世界中に広めるよう説いた。 松尾さんは今年5月からパソコンで独自に写真の解析を行ったところ、上着の前身頃の右側が上になっていることに気付いた。女性用の服の特徴であり、ほかに着るものがなかった可能性もある。だがさらに調べた結果、通常は左胸に縫い付ける名札が右胸にあることが判明。写真が反転している、と結論付けた。現在、論文にまとめている。名札の文字は判読できなかった。 この少年が誰なのか、どこで撮影されたのかなど不明な点が多く、今も関心を持って調べる人は少なくない。松尾さんは「顔の印象は向きによって変わる。反転前の正しい向きで調べることが必要だ」と指摘。さらに写真の解析を進めるという。(CJC)□ ―――――――― ◎選挙公約にパレスチナのヨルダン渓谷併合、とネタニヤフ首相 【CJC】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、9月17日に行われる総選挙に勝利し、続投が決まれば、ヨルダン川西岸の一部地域、ヨルダン渓谷と死海の北部を併合すると、テレビ放映された演説で宣言した。ドナルド・トランプ大統領と米政府が取りまとめ中の和平合意案ができてから調整するという。 この発言にアラブ諸国の外相は「新たな侵略であり国際法違反」などと一斉に反発した。米トランプ政権は「現時点で米国の政策には何の変更もない。イスラエルの総選挙後に和平案を公開し、中東に安定をもたらしたい」としている。一方、ロシア外務省は公式に懸念を表明した。 「選挙で勝てば、何としても併合する。ここはわが国の東の国境であり、国を守る防壁だ」と、ネタニヤフ首相は地図を指し示しながら説明した。「ヨルダン川西岸の東端を切り取り、パレスチナの主要都市のエリコを、イスラエルの領土に取り残された陸の孤島にするつもりだ。面積は、パレスチナ自治区の一部であるヨルダン川西岸のおよそ30%に当たる」という。□ ―――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(9月15日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ★教皇=アフリカ南東部歴訪=平和を実現する勇気 政治指導者らに求める=モザンビーク ★仙台教区=東日本大震災復興支援=「新しい創造」第5期計画発表=これからも「寄り添い」続ける ★高校生がボランティア活動通し多様な“食の現場”体験=三重・セントヨゼフ女子学園 ★日韓の参加者で脱核巡礼=福島、宮城、青森訪れ 研修と交流 ★九州北部の大雨=佐賀教会で床下浸水 =KiriShin(9月11日)=http://www.kirishin.com ★「異端カルト110番」専門家らと10月から始動=情報収集、相談窓口として=代表・張清益氏インタビュー ★信仰「二世」らの被害実態=日本脱カルト協会が報告 ★性教育研究会で井川昭弘氏が警鐘=「多様性」言説の「イデオロギー化」 ★全国キリスト教学校人権教育セミナー=第30回「想像力を豊かに持とう ★バチカンとの暫定合意後、中国で2人の司教任命 =クリスチャン新聞(9月15日)=http://クリスチャン新聞.com ★横浜で世界軍人クリスチャンの会東アジア大会開催=自衛官キリスト者へ祝福の祈り ★九州キリスト災害支援センター=九州北部豪雨支援開始=佐賀ボランティアセンター開設へ ★「繰りかえさない」日韓関係悪化の中で祈り=柔和さを実践し続けて=関東大震災記念追悼合同早天礼拝 ★OMF日本委総主事に佐味湖幸氏=全世界が主を告白し、礼拝するために ★「戦争とトラウマ」テーマに中村江里氏講演=「『加害者自身の傷』認識を」=第46回許すな!靖国国営化8・15東京集会 ―――――――― ■
by cjc-skj
| 2019-09-16 18:23
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