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司教座大聖堂に近いはしけから教皇は専用車で大聖堂を訪問、内部に保管されている『東方三博士の聖遺物』の前で祈りを捧げた。『東方三博士』は、新共同訳聖書では、星を追ってベツレヘムへ行き幼子イエスを礼拝した『占星術の学者』として知られる。今回の『世界青年の日』は、彼らの言葉から「わたしたちはイエスを拝みに来たのです」(マタイによる福音書2・2)をテーマに掲げている。 この後、教皇は大聖堂前を埋め尽くした『世界青年の日』参加者や教皇を歓迎する一般市民に挨拶した。 教皇はケルンと『東方三博士』の結びつきを強調、さらに同市にゆかりの深い聖人たちの名を次々に挙げ、ケルンに今日も息づく豊かなキリスト教の歴史と遺産を示し、「今日こうして教会の普遍の息吹を生きていくのはあなたたち」と、言葉を青年たちに向け、「新しい聖霊降臨が皆さんの心を新たにするよう、聖霊の火を燃え上がらせなさい」と呼び掛けた。 《『ホロコ-スト』の犠牲者追悼式典に参加》 教皇は19日、ケルン中心部のシナゴーグ(ユダヤ教会堂)を訪れ、ユダヤ教社会の代表らとナチス時代に『ホロコ-スト』(ユダヤ人大虐殺)の犠牲者追悼式典に参加した。教皇がシナゴーグを訪れるのは故教皇ヨハネ・パウロ二世に続き2人目。 教皇は演説で「カトリック教会はすべての人種、文化、宗教に対する寛容と尊敬を守る立場」にあるとして、近年、新たな反ユダヤの動きが出てきていると指摘した上で、ヨハネ・パウロ二世が目指したキリスト教とユダヤ教の和解を引き続き進めると強調した。そして、ナチスによる『ホロコ-スト』を「信じられない犯罪」と非難、犠牲者に祈りを捧げた。 ドイツ出身で、かつてナチスの少年団体『ヒトラー・ユーゲント』に参加していたとされる教皇への不信感がユダヤ人社会から表明されたこともあり、今回のシナゴーグ訪問もユダヤ人との和解を意識してのものと見られる。 シナゴーグは1938年にナチスによるユダヤ人迫害の際に破壊され、50年代に再建された。 《キリスト者の一致は教皇の務めの優先的な課題》 教皇は19日、ケルンの司教館で各派代表と会見、キリスト者の一致が教皇の務めの中で優先的な課題だ、と語った。 発言の中で教皇は、ここ数十年間のエキュメニズム(キリスト教一致)の全ての段階について言及、「この時代の大きな倫理的課題」への普遍的な応答を共にするよう呼びかけた。「この領域では、キリスト者の側の普遍的な応答がしばしば用意されると、最近の研究が正確に予測していることを神に感謝する。ただいつもではないのが残念だ」と言う。 教皇は、特定の問題に言及はしなかったが、多くの国々が生命、妊娠中絶、幹細胞利用、胎児の重要性、家族、内縁関係などについて異なった観点を持っていることは明らか。 「これらの領域で相容れない立場のために、私たちが信仰者と社会に負っている福音と倫理的指針は、影響力を失い、しばしばあいまい過ぎるように見え、その結果、私たちは今必要とされている証しを示すという義務を果たせないでいる。私たちの分裂はイエスの意志に合わず、現代人の期待を裏切っている」と、教皇は語った。 《テロとの戦いでイスラム教とキリスト教が協力を》 教皇は20日、イスラム教指導者らと会談し、若い世代を正しく導く「重大な責任」があると強調したうえで、テロを非情で狂信的だと厳しく非難するとともに、「心の中にある不寛容を取り除き、暴力に反対していくために我々は協力すべきだ」として、テロとの戦いでイスラム教とキリスト教が協力するべきだとの考えを明らかにした。ドイツのイスラム教徒は西欧では最大規模の350万人前後で、指導者の大半はトルコ系。 教皇はトルコ・イスラム同盟のリドバン・チャクル会長らに「宗教を憎悪に利用する狂信的勢力」と闘う義務があると促し、宗教界が協力しなければ「新たな暗黒時代」を招くと強調した。 教皇は「テロ行為は世界各地で後を断たず、死と破壊を撒き散らしながら、われわれの兄弟姉妹を深い悲しみと絶望を陥れている」と述べるとともに、テロ首謀者らが平和的かつ公正な共存に向けた試みに対抗するため、宗教を含めたあらゆる手段を使っている、と指摘した。 教皇はこれまでテロとイスラム教の関連づけに慎重姿勢を示していたが、教皇はこの日、世界が「蛮行による暗黒」にさらされていると警告したり、イスラム教指導者の責任を指摘するなど、踏み込んだ発言をした。 会談後、ドイツ・イスラム教徒中央会議のナデーム・エリヤス議長は「テロと闘うためキリスト教とイスラム教の対話フォーラムを設置する考えで合意できた」と述べ、フォーラム実現を目指し協力を進めることを明らかにした。 教皇は同日夜、ケルン近郊のマリエンフェルトで約70万人の巡礼者にミサを行なった。 《次回大会は、2008年シドニーで》 教皇は21日、近郊の露天掘り炭鉱の跡地で行われた、締めくくりの野外ミサで「世界的な暴力の連鎖を断ち切らなければならない」「憎悪と暴力を愛に変えよう」「宗教は商品ではない。自分の好きな部分だけ取り入れてはならない」などと呼び掛けた。広大な敷地を埋め尽くした青年始め100万人以上が教皇を大歓声で迎えた。 教皇は、次回の『世界青年の日』大会を2008年にシドニーで行なうことを公式に発表した。 これまでの国際大会開催地は、ブエノスアイレス(1987)、サンティアゴデコンポステラ(89)、チェストコワ(91)、デンバー(93)、マニラ(95)、パリ(97)、ローマ(2000)、トロント(02)、ケルン(05)で、08年シドニーは初のオセアニアでの大会となる。 教皇は同日午後、バチカンに帰った。□ ◎教皇「里帰り」で経済効果240億円にも 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世がカトリック教会の催し『世界青年の日』に参加のため母国ドイツのケルンを訪問したが、この催しには世界各地から40万人を超える青年が訪れたと見られている。時事通信によると、地元経済界は今回のイベントの経済効果は約1億8000万ユーロ(約243億円)に上るとの皮算用をはじいている。 期間中に、参加者から宿泊費や飲食費、交通費などが地元に落とされたほか、土産物店には、教皇の姿などがデザインされたTシャツやキャンデー、ガラス工芸品などさまざまな関連グッズが並び、「売れ行きは好調」だそうだ。 防弾ガラス仕様の教皇専用車が、ダイムラークライスラーの「メルセデス」に決まり、受注を競ったフォルクスワーゲン(VW)は涙をのんだ形。前教皇もメルセデスの防弾ガラス仕様車を利用しており、「専用車をこれ以上新たに増やす必要はない」との教皇の意向があったという。□ ◎独で『世界青年の日』催し直前にコンドーム配布中止 【CJC=東京】共同通信によると、教皇ベネディクト十六世が参加し世界各国から約40万人の青年らが集まって独ケルンで開催されたカトリック教会の『世界青年の日』催しで、警察団体が計画したコンドーム配布が「教会側からの圧力」で、直前に中止されていたことが8月20日までに分かった。 ドイツの警察団体は大規模集会がある際に街頭でエイズ予防を訴える慣習があり、ケルンの警察も今回、コンドームの配布を計画。しかし、警察団体は催しを前に「問題の微妙さをかんがみて中止する。教会指導部から抗議と圧力があった」と発表した。□ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎『テゼ共同体』の創設者ブラザー・ロジェ刺殺される 【CJC=東京】平和と和解を目指す超教派団体『テゼ共同体』の創設者ブラザー・ロジェ(90)は8月16日、仏南東部クリュニー近郊の『共同体』で夕の祈りの最中、情緒障害があると見られる36歳のルーマニア人女性に襲われ、ナイフでのどを切られた。15分後に死亡が確認された。夕の祈りには2500人が参加していた。事件後、徹夜で祈りが続けられた。 ブラザー・ロジェはプロテスタントの神学者。すべてのキリスト者が平和、愛、和解を求めて集まる必要を強調して『テゼ共同体』を1940年に創設、各派間の和解に努力した。毎年、祈りと思索のために世界中から何万人もの青年キリスト者が集まるまでになった。 ジャン=ルイ・コスト検事は、女性がナイフを購入したのは前日のことで、犯行が計画的であり、自発的なものだった、と報道陣に語ったが、女性の姓名は明らかにしなかった。女性は取り調べのため警察が拘留した。精神科医療が必要な状態ではないという。 教皇ベネディクト十六世は、16日にブラザー・ロジェから「感動的で親密な手紙」を受けたばかり。「とても悲しく、そして恐ろしい知らせだ」と教皇は指摘した。 英国国教会(聖公会)の霊的最高指導者カンタベリー大主教のローワン・ウイリアムズ氏は「たとえようもない衝撃」として「ブラザー・ロジェは、現代最も愛されたキリスト教指導者の1人であり、多くの人が彼の死を非常に身近に感じ、祈りと感謝で彼を偲んでいる」と語った。 世界教会協議会(WCC)のジュヌビエーブ・ジャック総幹事代行は「信仰者の間の真のエキュメニカル(教会一致)な対話を絶えず求めたことは、制度的な障壁を越え、彼は若ものの間に特別な共感を呼び起こした」と言う。 欧州教会会議のジャン=アルノルド・ドクレルモン議長(仏プロテスタント連盟議長)は「この不幸な狂気に驚いている。ブラザー・ロジェの安らかな死を願う。テゼ共同体が生み出した礼拝式に敬意を表すべきだ。『テゼ讃美歌集』は世界中に知られ、歌われている」と指摘した。 ルーテル世界連盟のイシュマエル・ノコ総幹事は「この恐るべき出来事は、現代世界に暴力が確実に増えていることからも、より広い意味合いを持っている。暴力は私たちの間に、私たちの中にある。私たちは熱心に祈らなければならない。テゼはこの祈りの結実だ」と語った。 ジャック・シラク仏大統領やドイツのゲアハルト・シュレーダー首相も哀悼のメッセージを発表している。□ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎『ダ・ヴィンチ・コード』撮影に英教会の対応さまざま 【CJC=東京】世界的ベストセラーとなったダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』の映画化に際し、撮影場所として使わせてほしい、との製作者側の申し出に、英国の教会の反応が分かれた。同著は、イエスがマグダラのマリアとの間に子どもを作った、と描写したことで、カトリック教会から強硬な抗議を受けている。 イングランド中部リンカンの大聖堂は好意的。会堂を撮影現場に使用する許可を与えた。しかしその決定に反対して8月15日から大聖堂外で徹夜の祈祷を1人で行っていた女性は「誰であれ信者にして見れば、冒とく的なことが行われている」と言う。ただ自らをメアリ・マイケル修道女と名乗る女性が本物の修道女かどうか疑問というおまけもついた。 急坂の頂上に位置する大聖堂は黄白色で石造り。それが足場や巨大なライトが設置されて映画のセットとなった。 ロン・ハワード監督のもと、主人公のロバート・ラングドン教授役を演じるトム・ハンクスらが6日に大聖堂で撮影している時にもリンカンでは不満の声が聞かれた。 同大聖堂のアレク・ナイト司祭は、小説が「こじつけで異端だ」とは認めるものの、撮影許可を間違いではないとしている。同大聖堂は、ウエストミンスター寺院に提示された額の倍の10万ポンド(約1900万円)を受け取った、と言われる。「市民の想像をかき立てたことは確かだ。あきらめて、無視されるよりは、議論してもらう必要が教会にはある」として、ナイト司祭は寄付を受けたことを明らかにしたが、金額には触れなかった。製作者のソニー・ピクチュアズもコメントを避けている。 映画のクライマックスに登場するウエストミンスター寺院は、今年初め製作者からの撮影許可申請を「不適当」と却下した。「おもしろい本だからと言って、宗教的歴史的に問題があり理不尽な内容で、キリスト教や新約聖書については特に問題のあるものを推奨できない」という趣旨の声明が出されている。 イングランド南部ウインチェスター大聖堂やエジンバラ近郊のロスリン教会などは撮影歓迎の姿勢。話題になれば観光客が殺到する、との読みのようだ。□ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎米福音ルーテルと合同メソが「暫定的な聖餐分かち合い」関係に 【ニューヨーク=ENI・CJC】米福音ルーテル教会(ELCA)は8月8~14日に開催した総会で、合同メソジスト教会(UMC)との間で「暫定的な聖餐分かち合い協定」関係に入ることを877票対60票で決定した。合同メソジスト教会は2004年4月に承認している。 協定は両派の間で30年にわたる一致を目指した対話の中からまとめられたもので、完全相互聖餐関係に入る前提のものだが、時期的なものは決まっていない。 暫定「試験」期間中は、聖餐式を共同で行う形をとる。完全相互聖餐に関して最終合意が出来ると、両派間で聖職も認め合うことになる。僻地など単独で常任の聖職者を確保出来ない場合などには協定が役立つと見られる。 完全相互聖餐関係は、米国の主流プロテスタント諸派の間で増加している。福音ルーテル教会はすでに聖公会、モラビア教会、長老教会(PCUSA)、改革派教会、合同キリスト教会との間で協定を結んでいる。 合同メソジスト教会は米国の主流プロテスタント教会では、信徒820万人の最大教派。福音ルーテル教会は信徒490万人。□ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎ブラジルでカトリック離れ進む 【CJC=東京】『エスタード・デ・サンパウロ』紙8月11日付け報道として、ブラジルの『ニッケイ新聞』が伝えるところでは、同国カトリック教会の信徒が過去5年間に国民の73・9%から67・2%へ減少している。サンパウロ州インダイアトゥーバで開かれた司教会議年次総会で報告された。カトリックを離れた信者の72・7%は、福音派など他教派に転じている。 昨年8月~12月に50都市2870人を対象に行われた聞き取り調査で明らかになった 年次総会では教会離れが増加しているものの、キリスト教の信者であることは変わらない点を再確認するとともに、カトリック教離れの原因がテーマとして話し合われた。 宗教に対する満足度を10点満点で評価すると、カトリックが平均8・8に対し、他教派は9・4に達している。□ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎WCCがシカゴで平和と正義の活動に焦点を合わせた青年集会 【CJC=東京】世界教会協議会(WCC)は『暴力に打ち勝つ10年』運動の一環として、平和と正義の活動に焦点を合わせた青年のための催し『あなたの場を変え、世界を変えよう』を10月8~10日にシカゴで開催する。会場はシカゴ神学校、ルーテル神学校、マコーミック神学校などのあるハイドパーク。各校の神学生の参加が予定されている。 催しは、青年がエキュメニカル(教会一致)な連携を結び、平和と正義の活動に教会一致の力を利用するのを助けることを目指している。□ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎米大統領、北朝鮮人権特使にレフコウィッツ氏 【CJC=東京】時事通信によると、米ホワイトハウスは8月19日の声明で、ジョージ・ブッシュ大統領が北朝鮮の人権問題を担当する特使にジェイ・レフコウィッツ元大統領副補佐官を起用すると発表した。 同氏は熱心なキリスト教保守派として知られ、ジュネーブの国連人権委員会の米代表団メンバーも務めてきた。今後、人権問題や宗教の自由の改善を北朝鮮に求めていくことになるが、日本人拉致問題も含まれると見られる。□ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 《情報レムナント》 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ◎浦上天主堂に小聖堂完成=被爆マリア像を安置 被爆後、廃虚と化したカトリック浦上天主堂の瓦礫のなかから見つかった「被爆マリア像」(無原罪の聖母像)。同天主堂(平野勇主任司祭、長崎市本尾町で被爆六十周年の記念事業として、この像を安置する聖堂が建設され、九日、「被爆マリア小聖堂祝別式」が執行された。(中外日報8月13日) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 《メディア展望》 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― =カトリック新聞(8月21日)休刊=http://www.cwjpn.com =キリスト新聞(8月20日)休刊=http://www.kirishin.com =クリスチャン新聞(8月21日)=http://csd-news.gospeljapan.com ★まず自分との和解を=被曝60周年 平和を願う祈り各地で ★自民党改憲草案と信教の自由=宗教団体への公金支援を意図か ★平和願い「ピース・ビジル」=聖公会神戸教区=広島で徹夜の賛美と祈り ★ユニオン神学大学・教会成長大学院・開校=実践重視の神学教育 =リバイバル新聞(8月21日)=http://www.revival.co.jp ★戦後60年、「非戦論」を考える=キリスト者と国家の関係とは ★「ヨセフ起こして下さい」=総選挙を前に国会祈祷会 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ●世界キリスト教情報●ご案内 ☆活動内容などのご紹介は http://www17.ocn.ne.jp/~cjc/ ☆既刊号をご覧頂くには http://cjcskj.exblog.jp/ http://blog.melma.com/00110137/ ☆記事検索は『教会と神学』(小原克博氏制作)をご利用願います。 http://www.kohara.ac/church/news/index.htm ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ■
by cjc-skj
| 2005-08-22 17:04
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