by cjc-skj
以前の記事
2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 2004年 05月 2004年 04月 2004年 03月 2004年 02月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【週刊 世界キリスト教情報】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2023/3/27 (第1678信) ≪連絡≫ 主宰者がこの1月に85歳を迎えました。【週刊 世界キリスト教情報】の企画・編集・配信にも影響が出て、受信者皆様にご迷惑をお掛けしています。あれこれと対応を検討しましたが、この4月10日付けをもって休刊することを決意いたしました。 突然のことですが、事情ご了承のほどお願いいたします。メールマガジンなどへ転載・使用されておられる方には、さらに手間のかかることになりますが、申し訳ありません。長い間のご支援、ご協力に改めて感謝いたします。 なお情報源の【CJC通信】は、なおしばらく(2023年度内)は発信を予定しています。 ≪ハイライト≫ ◎ロシア、ベラルーシに戦術核配備へ=ウクライナ政府高官が批判 【CJC】ロシアのプーチン大統領は、同盟関係にある隣国ベラルーシに戦術核兵器を配備することで合意したと明らかにした。3月26日、NHKが報じた。ウクライナや欧米諸国へのけん制を強めるねらいがあるとみている。これに対してウクライナの政府高官は、核不拡散条約に違反するものだと批判している。 プーチン大統領は、25日に公開された国営メディアのインタビューで、ベラルーシに戦術核兵器を配備することで合意し、ことし7月1日までにベラルーシ国内に核兵器を保管する施設が建設される予定だと明らかにした。 これに対してウクライナのポドリャク大統領府顧問は3月26日、ツイッターで「プーチン大統領は敗戦を恐れ、戦術核兵器で脅すしかないことを認めたようなものだ。核不拡散条約に違反するという犯罪への関与も表明した」と批判した。 ウクライナの国家安全保障・国防会議のダニロフ書記は同日、ツイッターに「ベラルーシ社会でプーチン大統領に対する国民の拒絶のレベルを最大限に高めるものだ。プーチン政権はベラルーシを核の人質にした」と投稿、ベラルーシで反発が出るとの見方を示した。□ ◎中国、ウクライナ侵攻1年でロシアに無人機15億円分輸出 【CJC】ニューヨーク発共同通信によると、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は3月21日、ウクライナ侵攻開始後の1年間で、中国からロシアに総額1200万ドル(約15億9千万円)分以上の無人機(ドローン)とその部品が輸出されたと報じた。 ロシアとウクライナはいずれも前線での偵察に小型無人機を利用しており、同紙は砲弾などと同様に重要になっていると強調。撃ち落とされる消耗品でもあり、中国からロシア側への安定的な供給が戦況を左右しかねないとの専門家の見解を伝えた。□ ◎ホンジュラス、中国と国交で台湾と断交 【CJC】共同通信がサンパウロ、台北からの情報として伝えるところでは、中米ホンジュラス政府は3月25日、台湾に対し、断交の決定を伝達したと発表した。 「一つの中国」原則を確認し、中国政府が唯一の正当な政府だとの立場を表明した。 台湾の蔡英文政権が2016年5月に発足して以降、断交は9カ国目。台湾と外交関係がある国は13カ国と過去最少となった。□ ◎韓国のカトリック司祭団体、「尹錫悦退陣」要求する「時局ミサ」 【CJC】韓国メディア「ハンギョレ新聞」(日本語版)によると、カトリック正義具現全国司祭団(正義具現司祭団)が3月20日午後7時、全羅北道全州市(チョンジュシ)の豊南門(プンナンムン)広場で民主主義回復と平和を願い、検察独裁打倒と買弁売国独裁政権退陣を要求する「時局ミサ」を開いた。 正義具現司祭団が政権退陣を要求する「時局ミサ」を開いたのは、尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権では今回が初めて。 この日のミサは神父、修道女、市民など主催者側推算1000人余り(警察推算500人余り)が参加する中で開かれた。全州教区のキム・ジンファ神父は説教を通して「私たちは惨憺(さんたん)たる思いで、しかし断固として、『憲法を踏みにじり国民の自尊心を踏み付けたためもうその座から下りるべし』と言わなければならない。 正義具現司祭団はこの日「絶体絶命の今、泣訴します」という声明書を通して「尹錫悦政権が歴史に永く輝くことを心より祈願し、梨泰院(イテウォン)惨事で退陣の声が高まった時も私たちの生活方式を作り直すのが先だとして期待を捨てずにいたが、今日、大統領の勇退を促す」と明らかにした。 正義具現司祭団のソン・ニョンホン総務神父は「彼が日本に行ってきて以来、私たちの大統領ではない、日本のための大統領だと考えるようになった。韓国人だと思ったのに、日本のために働く、国民と関係ない他の働きをする大統領だった。だからこそ私たちが立ち上がって退陣を要求するのだ。時は熟した。(この豊南門広場は) 朴槿惠(パク・クネ)元大統領の退陣を要求した場所だ。本当に国民による大統領、国民と共にする大統領、国民の生と共にする大統領が必要だ」と語った。□ ――――――――――――― ■ ++++ #
by cjc-skj
| 2023-03-27 21:00
≪連絡≫ 企画・編集の都合で、3月13日付けを休みます。(主宰者)
――――――――――――― ■ ++++ #
by cjc-skj
| 2023-03-13 11:09
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【週刊 世界キリスト教情報】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2023/3/6 (第1676信) ≪連絡≫世界キリスト教情報(第1676信)は3月6日に送信すべきところ、主宰者の一身上の理由で、送信が3月7日まで出来ませんでした。申し訳ありません。 ―――――――――――――― ≪ハイライト≫ ◎中国が全人代開幕、23年成長率目標「5%前後」 ◎教皇、今年4月にハンガリー司牧訪問 ◎ウクライナにおける戦争から1年、教皇の祈りとアピール ◎ブラジル貧民街の個人宅、「今年の家」に 建築専門サイトが選出 ◎クフ王のピラミッドで未知の空間発見、構造解明に期待 ―――――――――――――― ◎中国が全人代開幕、23年成長率目標「5%前後」 【CJC】中国の第14期全国人民代表大会(全人代)が3月5日、北京の人民大会堂で開幕した。ロイター通信(日本語)によって伝える。 李克強首相は政府活動報告で、2023年の経済成長率の目標を5%前後とし、昨年の目標(5.5%前後)より低く設定した。 23年の財政赤字目標は対国内総生産(GDP)比で3.0%とした。昨年の目標は2.8%前後。 消費者物価指数(CPI)上昇率の目標は3%前後に設定、22年の目標と同水準とした。CPIは昨年は2.0%上昇した。 李首相は政府活動報告で、経済の安定と消費拡大の必要性を強調。都市部では今年、約1200万人の雇用を創出するとし、昨年の目標である少なくとも1100万人を上回る目標を掲げた。不動産部門にリスクが残っているとも警告した。 複数の関係筋は全人代に先立ちロイター通信に、今年の成長率目標は5~5.5%になるとしており、一部は最大6%の可能性もあると述べていた。実際の目標は予想レンジの下限となった。 2023年予算案を公表した中国政府は、国防費として前年比7.2%増となる1兆5500億元(約2240億ドル)を計上した。昨年の増加率を若干上回った。 国防費増加率は8年連続で1桁台となった。例年通り内訳は明らかにせず、全体の金額と増加率のみ公表した。 李首相は政府活動報告で、台湾との関係の平和的な発展を促進し、中国の「平和的統一」のプロセスを進めるべきとする一方、台湾独立の動きに対しては断固とした措置を取って反対していく姿勢を改めて示した。 中国はここ3年ほどの間に台湾周辺で軍事活動を活発化させており、昨年8月にはペロシ米下院議長(当時)の訪台に反発し軍事演習を実施している。 中国は他にも、対米関係の冷え込みや人口動態の悪化など、多くの課題に直面している。出生率が急落し、昨年は1961年の飢饉の年以来、初の人口減に見舞われた。□ ◎教皇、今年4月にハンガリー司牧訪問 【CJC】バチカン・ニュース(日本語)によると、教皇フランシスコが、今年4月下旬、ハンガリーを司牧訪問することが明らかになった。 バチカンのマッテオ・ブルーニ広報局長の声明によれば、教皇はハンガリーの政府、カトリック教会の招待に答え、4月28日から30日まで、司牧訪問する。 教皇のハンガリー司牧訪問の告知と共に、詳細な日程が発表された。 4月28日(金)午前、教皇はローマからブダペストに到着。現地の国際空港での出迎えを受けた後、大統領官邸で歓迎式に臨み、大統領への表敬を行う。続いて、首相と会談。旧カルメル会修道院において各界代表、駐在外交団との会見。午後、聖ステファノ教会で、司教、司祭、修道者など、ハンガリーの教会関係者との出会いを持つ。 4月29日(土)午前、教皇は、福者ラースロー・バッチャーニ・ストラットマン学園の子どもたちを私的に訪問。ハンガリーの聖エリザベト教会で貧しい人や難民と出会う。午後、ブダペスト・スポーツアリーナで若者たちとの集い。続いて、バチカン大使館でイエズス会会員らと会見する。 4月30日(日)午前、教皇はブダペスト市内コシュート・ラヨシュ広場でミサを行う。午後、パズマニ・ペーター・カトリック大学で、大学・文化関係者との出会い。ブダペスト国際空港での送別式を経て、ローマへ戻る。□ ◎ウクライナにおける戦争から1年、教皇の祈りとアピール 【CJC】バチカン・ニュースがまとめた「回顧録」を紹介する。 2022年2月24日のウクライナへのロシアによる軍事侵攻開始から、1年が経過した。 侵攻開始の前日、2月23日、教皇は一般謁見の席で、ウクライナ情勢の緊迫に深い悲しみと、苦悩、不安を表明。「神は平和の神、戦争の神ではありません。神は皆の父であり、誰かのものではありません。わたしたちが必要とするのは兄弟であり、敵ではありません。国家間の共存を破壊し、国際法を軽んじながら、人々の苦しみを増すようなあらゆる行動を控えるよう、関係するすべて当事者たちにお願いします」と呼びかけた。 しかし、その翌日24日朝、ロシア軍はウクライナの北部、東部、南部に侵入し攻撃を開始。バチカン国務長官ピエトロ・パロリン枢機卿は、「皆が憂慮していた悲劇的な展開が、残念ながら現実になろうとしている。しかし、まだ努力の時間はあり、協議の余地はある。まだ、知恵を用いて一部の利害を優先させることを防ぎ、皆の正当な願いを守り、世界を戦争の狂気と恐怖から免れさせることはできる」と声明した。 戦争勃発直後から、教皇のアピールは頻度を増していった。27日のお告げの祈りで、教皇は「戦争をする者は、人間性を忘れます」、「あらゆる紛争において、戦争の狂気の代償を身をもって払う真の犠牲者は普通の市民たちです」と述べ、避難者のための人道回廊を開くよう訴えた。 2022年の「灰の水曜日」、3月2日、教皇の呼びかけで「平和のための断食の日」が行われた。同日の一般謁見で、教皇はお年寄りたちをはじめ、ウクライナの人々に連帯を示すと同時に、避難民のために「国境と心と家の扉」を開いたポーランドの人々に感謝を述べた。 3月6日、教皇はお告げの祈りで、「ウクライナでは血と涙が流されています」、「これは単なる軍事作戦ではありません。死と破壊と悲惨をもたらすだけの戦争です」と強調。母と子たちをはじめとする避難民に思いを寄せ、人道的支援を願った。また、教皇は、教皇慈善活動室のコンラート・クライェフスキ枢機卿と、人間開発省のマイケル・チェルニー枢機卿をウクライナの人々の支援のために現地へ派遣したことを明らかにした。 3月13日のお告げの祈りで、教皇は「おとめマリアの名を冠した都市マリウポリは、ウクライナを破壊しつつある耐えがたい戦争によって、今や殉教の町となりました」と悲しみを表し、「神の名において願います。この殺戮を止めてください」と嘆願。 教皇のウクライナ情勢に対する言及、アピール、祈りは、毎週の一般謁見やお告げの祈りにおいてだけでなく、様々な機会を通し行われた。 教皇は、3月25日、バチカンでとり行われた共同回心式の中で、全人類、特にロシアとウクライナをマリアの汚れなき御心に奉献。「戦争の嵐の中でわたしたちを遭難させないでください」、「憎しみを消し、復讐をなだめ、赦しを教えてください」、「戦争からわたしたちを解放し、核兵器の脅威から世界を守ってください」「戦争を止め、世界に平和をととのえてください」と聖母に祈りを捧げた。 4月6日の一般謁見で、教皇はウクライナ・キーウ近郊ブチャでの市民に対する殺戮を非難した。 「『戦争を止め、武器を置き、死と破壊の種をまくのをやめよ』という、犠牲者たちの無実の血が上げる叫びは、天にまで届いています」と述べた。「この国旗は戦場から、苦しみに痛めつけられた町、ブチャから来たものです」と教皇はブチャから届けられたウクライナ国旗を広げられた。 5月1日のレジーナ・チェリの祈りで、教皇はカトリック教会の伝統で聖母に捧げられた5月、毎日のロザリオの祈りを平和のために捧げるようすべての信者たちに願った。 5月8日「ポンペイの聖母」の記念日、教皇は正午の祈りで、イタリア南部ポンペイの聖母巡礼聖堂に集った信者たちと心を合わせ、ウクライナの人々の苦しみと涙を聖母に示し、平和を祈願された。 「聖母月」最終日、5月31日、教皇はローマの聖マリア大聖堂の「平和の元后マリア」像前で、世界の聖母巡礼聖と中継で結ばれた、ロザリオの祈りの集いを持った。教皇はこの中で「平和の大きな恵み」を求め、人々の回心、暴力や復讐心に満ちた心の変容を祈った。 教皇は、6月1日の一般謁見で、ウクライナの小麦の輸出停滞に懸念を表明。この問題を解決し、普遍的な人権である「食料への権利」を保証するためにあらゆる努力を惜しまぬよう、また小麦という基本的な食料を戦争の武器として用いることがないよう、アピール。 9月中旬に行われたカザフスタン訪問からの帰国途中、教皇は記者会見で、「すべての人に対話の可能性は与えなくてはならない。対話によって何かが変わる、他の見方や考え方を与える、という可能性は常にある」と常に対話に開かれた姿勢を強調、「さもなくば、平和への唯一の理性的な扉を閉ざしてしまうことになる」と語った。 教皇は、10月2日正午の祈りで、「ウクライナにおける戦争の状況は深刻かつ破壊的、懸念すべきものになっている」、「この恐ろしい理解不能な戦争は収まるどころか、流血の事態を増大させながら、さらに広がろうとしている」と深い憂慮を表明。「人類が再び核の脅威に直面していることはもってのほかである」と述べた。教皇はロシア連邦大統領に対し、この暴力と死の連鎖を自国民への愛のためにも止めるようにと訴え、同時に、ウクライナ大統領に対し、平和のための真剣な提案に心を開くよう信頼をもって呼びかけた。 12月8日、「無原罪の聖マリア」の祭日、教皇はスペイン広場の聖母のモニュメント前で祈りを捧げた。「無原罪のおとめよ、長い間平和を主に祈ってきたウクライナの人々の感謝を、今日ここでお伝えするはずでした」と教皇は言葉を詰まらせながら聖母に語りかけた。 「あなたが十字架の下で御子のそばに留まられたように、あなたが彼らと、苦しむすべての人々と、共におられることを知っています」、「愛が憎しみを超え、真理が欺瞞に勝利し、赦しが侮辱にまさり、平和が戦争に打ち勝つと、信じ、希望し続けることができますように」と祈願した。 12月25日、2022年度降誕祭の「ウルビ・エト・オルビ」で、教皇はウクライナに思いを向け、「ウクライナの人々は、10ヵ月にわたる戦争による破壊のために、この降誕祭を暗さと寒さの中で、あるいは自分の家から遠く離れた場所で過ごしています。苦しむすべての人々を助けるために、わたしたちがすばやく具体的な行動を取ることができるよう、また武力を鎮める力を持った人の精神を照らし、この言語道断の戦争を直ちに終わらせることができるよう、主が助けて下さいますように」と祈った。 教皇は、2023年1月1日のカトリック教会の「世界平和の日」のメッセージの中で、「新型コロナウイルスによるパンデミックが最悪の状態を脱したかと思われた時、もう一つの恐ろしい災難が人類を襲った」とウクライナにおける戦争に言及。この戦争が無実の人たちの命を奪い、人々を不安に陥れているだけでなく、小麦や燃料問題に代表されるように、遠く離れている人々にまで苦しみを与えている状況を示した。 教皇は「この戦争は他の地域で起きているすべての戦争と同様、全人類の敗北を表すもの」と強調。適切な解決がまだ模索されるこの戦争に対し、わたしたちはどうすべきなのかと問いながら、まず心を改め、自分や自国のことだけに関心を向けずに、普遍的な兄弟愛の精神のもと、共通善の光に照らし考えることから始めなくてはならない、と招いている。 さらに、1月9日、駐バチカン外交団への年頭の言葉で、教皇は、「今日いまだに核の脅威は回避されず、世界を恐怖と不安に陥れている」と述べ、「核兵器の所有は倫理に反する」、「核兵器による脅しの下では、いつもわれわれ全員が敗者である」と明言。ウクライナにおける戦争の死と破壊、周辺地域のみならず世界全域に与えている影響を見つめつつ、この意味のない戦争を直ちに止めるようアピールを新たにした。□ ◎ブラジル貧民街の個人宅、「今年の家」に 建築専門サイトが選出 【CJC】AFP=時事通信によると、ブラジル南東部ミナスジェライス州ベロオリゾンテ郊外のファベーラ(スラム街)にある一見質素な家が、世界的建築専門サイトで「今年の家」に選ばれた。 建築関連ニュースサイト「アーキデーリー」主催の「ビルディング・オブ・ザ・イヤー2023」の住宅部門でトップに選ばれたのは、アーティストのカドゥ・ドスアンジョスさん(32)の自宅。2階建てで床面積は66平方メートル。デザインを手掛けたのは、ファベーラで無償もしくは低価格でサービスを提供する「LAC」だ。 インドやメキシコ、ドイツ、ベトナムなどからエントリーのあった競合を押しのけての選出となった。 「アーキデーリー」は「ドスアンジョス邸」について、地域にある一般的な材料を用いつつ、採光や風通しにも配慮し、良好な居住環境を創出したモデルケースと評価している。 ドスアンジョスさんは、「受賞を大変誇りに思う。ファベーラといえば暴力や土砂崩れ被害についての報道ばかりだから」と語った。「きょう、この家は世界一の高みにある」□ ◎クフ王のピラミッドで未知の空間発見、構造解明に期待 【CJC】カイロ2日発ロイター通信(日本語)によると、エジプト観光・考古省は3月2日、首都カイロ近郊のギザにあるクフ王のピラミッド内部に通路のような空間が見つかったと発表した。4500年の歴史を持つ大ピラミッドにおける新発見につながる可能性もある。 見つかった空間は長さが約9メートル。2015年に始まった「スキャンピラミッド」プロジェクトによる成果で、3Dシミュレーションや宇宙線を利用した新技術を駆使してピラミッド内部構造の調査が行われた。 学術誌「ネイチャー」に掲載された論文によると、今回の発見はピラミッドの構造解明につながる可能性があるほか、切妻型になっている新たな空間の目的についても調査が行われる。 エジプト考古最高評議会のモスタファ・ワジリ議長は、今後もスキャンによる調査を続けるとし「通路の奥に何が見つかるかを把握したい」と述べた。 宇宙線が大気に衝突して生じる「ミュー粒子」を利用した調査には、名古屋大学の技術が用いられた。□ ≪メディア展望≫ =カトリック新聞(2月26日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼教皇=トルコとシリアの大地震で国際社会の連携呼びかける ▼教皇=アフリカ訪問後に、武器取引が「最大の災い」 ▼教皇、青年に呼びかけ=人身取引や搾取との闘いで「人間の尊厳の宣教者」に ▼カリタスジャパン=トルコ南東部地震=救援募金を開始 ▼ニカラグア独裁政権=司教に禁錮26年実刑判決 =KiriShin(3月1日)=http://www.kirishin.com ▼シリーズ「2世」の呻き=宗教界こそ目を向けるべき ▼日本オリベットアッセンブリー教団=本部を天城山荘に移転 ▼日本基督教団=網中彰子氏が女性初の総幹事に ▼日本キリスト教婦人矯風会が声明=平和外交求め、原発回帰に反対 ▼キリスト教専門古書店、友愛書房が2月で閉店 ――――――――――――― =クリスチャン新聞(2月19日)=http://クリスチャン新聞.com ▼ヘイトクライム闘いの地で「第37回外キ協全国協議会」開催=「差別許さない」で一つに ▼トルコ南東部で地震=各キリスト教支援団体=緊急支援開始 ▼JCE7宣言文第二次案公開 ▼「善き隣人バンク」クラウドファンディング開始=孤独抱える人々の命つなぐ“お話し相手” ――――――――――――― ■ ++++ #
by cjc-skj
| 2023-03-07 23:08
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【週刊 世界キリスト教情報】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2023/2/27 (第1675信) ―――――――― 《ハイライト》 ◎ミュンヘン会議開幕=ウクライナ大統領、兵器供与の加速呼びかけ 【CJC】ミュンヘン発ロイター通信によると、ウクライナのゼレンスキー大統領は2月17日開幕したミュンヘン安全保障会議でオンライン演説し、ロシアの侵攻を打ち負かすために兵器供与を加速させるよう同盟国に訴え、ためらいや遅れは他国の安全保障をも脅かすと警鐘を鳴らした。 ゼレンスキー大統領は、旧約聖書で巨人ゴリアテと戦ったダビデを引用、「決意は決して抽象的なものではない。ダビデがゴリアテを倒したのは話し合いの力ではなく、行動の力によるものだ」と述べた。 その上で「遅れは常に誤りだ」とし、世界の安全のために「ゴリアテを打ち負かす必要がある」と連携を呼びかけた。 また、ウクライナがロシアによる侵攻の終点とはならず、プーチン大統領が他の旧ソ連諸国にも照準を合わせていることは「明白」とし、西側諸国がウクライナへの戦車供給を巡り協議を行っている間、ロシアはウクライナの隣国モルドバを「窒息させる」方策を検討していると警告した。 ミュンヘン会議には世界の国家元首や閣僚ら100人超が出席。ロシアは招待されていない。 ドイツのショルツ首相は「現時点でわれわれにできることは、できる限りの支援をすることだ」とし、ドイツが欧州においてウクライナへの最大の兵器供与国であり続けると表明した。 フランスのマクロン大統領も、ウクライナがロシアに反抗できるよう軍事支援を強化する必要があると強調。「今はロシアと対話する時ではない」とした上で、「われわれは今日(支援や努力を)強化し、長引く紛争に備える用意がある。それがロシアを交渉の席に戻し、永続的な平和を構築する唯一の方法だ」と述べた。 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は「NATOの同盟国とパートナー国が必要な限りウクライナと共に立ち上がるというのが私からウクライナの人々への最大のメッセージ」と語った。□ ++++ ◎ブラジル貧民街の個人宅、「今年の家」に 建築専門サイトが選出 【CJC】AFP=時事通信によると、ブラジル南東部ミナスジェライス州ベロオリゾンテ郊外のファベーラ(スラム街)にある一見質素な家が、世界的建築専門サイトで「今年の家」に選ばれた。 建築関連ニュースサイト「アーキデーリー」主催の「ビルディング・オブ・ザ・イヤー2023」の住宅部門でトップに選ばれたのは、アーティストのカドゥ・ドスアンジョスさん(32)の自宅。2階建てで床面積は66平方メートル。デザインを手掛けたのは、ファベーラで無償もしくは低価格でサービスを提供する「LAC」だ。 インドやメキシコ、ドイツ、ベトナムなどからエントリーのあった競合を押しのけての選出となった。 「アーキデーリー」は「ドスアンジョス邸」について、地域にある一般的な材料を用いつつ、採光や風通しにも配慮し、良好な居住環境を創出したモデルケースと評価している。 ドスアンジョスさんは、「受賞を大変誇りに思う。ファベーラといえば暴力や土砂崩れ被害についての報道ばかりだから」と語った。「きょう、この家は世界一の高みにある」□ ++++ ◎胎児は無実、妊婦の被告が保釈要求=米マイアミ 【CJC】AFP通信(日本語版)が報じるところでは、米フロリダ州で殺人罪に問われ、勾留中の妊婦ナタリア・ハレル被告(24)被告が、まだ生まれていない子どもは無実であり「不法に拘束されている」として、自身の保釈を求めていることが分かった。ウィリアム・ノリス弁護士が2月23日、明らかにした。 ナタリア・ハレル被告は、昨年7月にマイアミで配車サービス「ウーバー」(Uber)で手配された車に乗っていた際、女性を撃ち殺したとして殺人罪に問われ、約7カ月にわたり勾留されている。ハレル被告は逮捕時、妊娠約6週だった。 裁判所に提出された申し立てによると、胎児は「いかなる犯罪も犯していない」にもかかわらず「劣悪な状態」で監禁されており、母親が保釈されない限り、「監獄のコンクリートの床の上で生を受ける可能性が高い」と指摘している。 さらに、勾留中の母親は適切な医療の提供を受けていないという。 ウィリアム・ノリス弁護士は胎児の父親に雇われていると明かし、胎児に代わって申し立てを行ったと述べた。この申し立てで、「生まれていない子どもも人である」という考えを強く主張している。□ ++++ ◎「福音宣教の主役としての聖霊」をめぐって=教皇一般謁見 【CJC】教皇フランシスコは、2月22日、バチカンのパウロ6世ホールで、水曜恒例の一般謁見を行われた。 謁見中のカテケーシスで、教皇は「福音宣教の情熱:信者の使徒的熱意」の考察として、「福音宣教の主役:聖霊」をテーマに話された。バチカン・ニュースによって紹介する。 教皇カテケーシスの要旨は次のとおり。 「イエスは近寄って来て(弟子たちに)言われた。『わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。』」(マタイ28・18~20) 「福音宣教の情熱」をめぐるカテケーシスで、今日は、「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授けなさい」(参照=マタイ28・19)というイエスの言葉から考察を再び始めよう。 復活されたイエスは、「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい」と言われた。それは相手を教化したり、強制的に改宗を迫るのではなく、イエスとの関係の中に入り、イエスを知り、愛する可能性を一人ひとりに与えるように、ということである。 また、イエスは「行って、洗礼を授けなさい」と言われる。「洗礼」とは「浸すこと」を意味する。それは典礼的な行為を示す以前に、自らの命を父と子と聖霊の中に浸し、わたしたちのそばに、父、兄弟、霊としておられる神の存在に毎日喜びを感じることを表している。 イエスが弟子たち、そしてわたしたちに「行きなさい」と言われる時、それは言葉だけでなく、聖霊と共に伝えられる。なぜなら、聖霊のおかげによってのみ、キリストからの使命を受け取り、それを継続することができるからである(参照=ヨハネ20・21~22)。実際、使徒たちは、聖霊降臨の日が訪れ、聖霊が彼らの上に降りるまで、恐れから高間に閉じこもっていた(参照=使徒言行録2・1~13)。福音の告知は、聖霊の力においてのみ実現される。聖霊は宣教者たちに先立ち、彼らの心を準備される。聖霊こそ「福音宣教の原動力」である。 「使徒言行録」のすべてのページが、福音の告知の主役が、ペトロやパウロたちではなく、聖霊であることを伝えている。 「使徒言行録」に記される初代教会には、今日の教会と同じように、慰めもあれば、悩めることもあった。たとえば、当時の教会は、信仰に入った異邦人たち、ユダヤ人ではない人たちに対し、モーセの慣習に従わせるかどうかで意見が分かれていた。 これを識別するために、使徒たちが集まり、「エルサレム使徒会議」と呼ばれる教会史上初の会議を行った。そこで彼らは伝統と革新の適当な妥協を図ることもできたが、先に使徒たちの上に降り、やがて同様に異邦人たちの上にも注がれた、聖霊の働きに従った。 使徒たちは最終的に、「聖霊とわたしたちは、次の必要な事柄以外、一切あなたがたに重荷を負わせないことに決めました」(参照=使徒言行録15・28)と、律法に関わるほとんどの義務を取り去った。彼らは感受性や意見の相違にも関わらず、分裂することなく、聖霊に耳を傾けたのである。 聖霊は今日にも有効な一つのことを教えている。それは、あらゆる宗教的伝統は、イエスとの出会いに助けられるならば、有益である、ということである。今日のわたしたちにも恩恵をもたらした、この最初の会議の歴史的決議は、教会においてはすべてが福音宣教の必要に応じて形作られる、という「福音宣教の原則」に促されたものであった。 保守派あるいは急進派の意見にではなく、イエスが人々の生活に届くようにという必要に従うのである。それゆえ、一つひとつの選択や使用、組織や伝統は、キリストを告げることを助けるという物差しに従って判断されるべきである。 このように、聖霊は教会の歩みに光を与える。聖霊は心の中の光であるだけでなく、教会を導く光でもある。聖霊は、物事を明確にし判断や識別を助ける。そのため、四旬節が始まった今日はもとより、しばしば聖霊に祈り求める必要がある。なぜなら、教会が機会や場所、共同体や活動グループを持っていても、聖霊に祈らなければ、宣教の火は消えてしまうからである。使徒パウロも「霊の火を消してはいけません」(1テサロニケ・5~19)と言っている。しばしば聖霊に祈り、わたしたちの中に毎日その光を灯してくださいと願おう。 教会は、聖霊から出発し、また再出発する。わたしたちの司牧計画が、社会学的な調査や分析、諸問題や課題のリストから始まるのは当然重要であるが、最も大切なのは、聖霊の体験から出発することなのである。□ ++++ ◎牧師の説教まで書いた「チャットGPT」=「まだ牧師レベルではない」 【CJC】「今日、私たちは愛する父を思い出します。聖書では、『すべての人が一人ずつ死に、その後に審判がある』と言われました。父は今、死と審判を迎えていますが、私たちは永遠の命を考えることができます。聖書では、『死んだ者はもはや死ぬことはなく、その命は死から抜け出さない」(ヨハネの手紙11・26)と言われました。私たちはいつもあなたを愛しています」 韓国メディア「東亜日報」(日本語版)が、このような書き出しの聖句を掲載した。一見すると、葬儀での牧師の故人への祈りのようだ。しかし、これは「亡くなった父のために聖書を引用した祈りを作ってほしい」という要請に、対話型人工知能(AI)サービス「チャットGPT」が作った内容の一部だ。 ある教会関係者は、「内容の誤りなどはともかく、祈りの形式は備えているように見える」とし、「牧師の説教レベルではないが、信徒が突然の状況に応じて参考にすることはできそうだ」と話した。本文を中心に置き、意味を与えて締めくくる祈りの文、説教の枠組みは整っているということだ。 引用した聖書の巻名には誤りがあった。「チャットGPT」が引用した箇所は「ヨハネの手紙11・26」だが、実際これと似た内容はヨハネの福音書11章26節にある。 また、聖書は国内外に多数の翻訳本があるためか、現われている改訳改訂版とは翻訳に違いがあった。 改訳改訂版ヨハネの福音書11章26節には、「生きていてわたしを信じる者はみな、永遠に決して死ぬことがありません。あなたは、このことを信じますか」とある。 「チャットGPT」に「チャットGPTの説教の問題点は何か」と尋ねると、「作成した説教や祈りは、いかなる哲学的な信念や宗教的な目的も持たない、入力された資料を基に自動生成された文章」と答えた。そして、「このため、私を使用して作成された説教は信仰の根本を含まず、また誤った信仰を広める恐れがある」と警告した。□ ―――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(2月26日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼教皇=トルコとシリアの大地震で、国際社会の連携呼びかける ▼教皇、アフリカ訪問後に=武器取引が「最大の災い」 ▼教皇、青年に呼びかけ=人身取引や搾取との闘いで「人間の尊厳の宣教者」に ▼ニカラグア独裁政権=司教に禁錮26年実刑判決 ▼エルサレムで聖像破壊=ユダヤ教徒観光客を逮捕 =KiriShin(2月21日)=http://www.kirishin.com ▼トルコ・シリア地震=死者4万人以上=各団体が緊急の支援と祈り ▼シリア、EUに地震支援要請=約30万人避難の報道 ▼カトリック正平協、JOCが声明=『福音と社会』書評は「深刻な二重加害」 ▼ラルシュ共同体が報告書=「虐待防止できなかった組織的責任」 ▼モルモン教の巨大ファンド=米SECが「情報開示」で調査 =クリスチャン新聞(2月26日)=http://クリスチャン新聞.com ▼トルコ大地震=シリアでは WVJ現地スタッフ「トルコに比べ情報量少ない」=国内避難民に追い打ち ▼韓国スタディツアー参加者が証しと講演=同盟基督「教会と国家」委員会、青年部と共催 ▼「第57回2・11東京集会」で稲正樹氏=「国葬・改憲から新しい戦前、ヤスクニの道が見えてきた」 ▼ウクライナ・ロシア侵攻から一年 苦難の中、伝道と協力の祝福も ▼JCE7・九州地区大会=社会・若者・家庭を語る ――――――――――――― ■ ++++ #
by cjc-skj
| 2023-02-27 16:58
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 【週刊 世界キリスト教情報】 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 2023/2/20 (第1674信) ―――――――― 《ハイライト》 ◎四旬節メッセージ=教皇、イエスと共にタボル山に登るよう招く 【CJC】2023年度の四旬節を迎えるにあたり、教皇フランシスコのメッセージが発表された。 カトリック教会の典礼暦は、2月22日の「灰の水曜日」と共に、復活祭の準備期間、「四旬節」に入る。 バチカン・ニュースによると、「四旬節」をより有意義に過ごすため、毎年、教皇によるメッセージが発表される。 教皇フランシスコは、2023年度の四旬節のために、「四旬節の登攀(とうはん)、シノドスの道のり(仮訳)」と題したメッセージを発表した。 このメッセージで、マタイ、マルコ、ルカの三つの福音書に記される「主の変容」のエピソードを観想した教皇は、イエスと一緒にタボル山に登り、イエスの神なる輝きを体験し、それによって信仰を強め、イエスと共に歩き続けることができるようにと願われている。 教皇は、主の変容の出来事に、弟子たちの無理解に対するイエスの答えを見出された。実際、シモン・ペトロは、イエスに対し「あなたはメシア、生ける神の子です」と信仰を告白したにも関わらず、そのすぐ後でイエスの受難と十字架の予告をはねつける。イエスはそのようなペトロを、「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。神のことを思わず、人間のことを思っている」(マタイ16・23)と叱られた。 そして、そのことから「六日の後、イエスは、ペトロ、それにヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に登られた」(同17・1)のである。 主の変容の福音は、毎年四旬節第二主日に朗読されることを教皇は紹介しつつ、この四旬節に、主はわたしたちを連れ出し、ご自身と一緒に「高い山に登り」、聖なる神の民と共に特別な「登攀」を体験するよう招いておられる、と述べている。 四旬節の登攀は努力を要するものである。この登攀は、わたしたちの信仰や忍耐の欠如を克服し、イエスの十字架の歩みに従えるよう、常に恵みによって励まされる。師イエスを深く知り、その神の救いの神秘を受け入れるには、師に連れ出され、高い山に登り、生温さや虚飾から離れなければならない。 教皇は、この努力と犠牲を要する上り坂の歩みを、現在教会が取り組んでいるシノドスの歩みとも重ねられた。 イエスはタボル山に3人の弟子を連れて行かれた。彼らは比類ない特別な出来事の証人として選ばれたのである。イエスはこの恵みの体験が孤立したものではなく、分かち合われるものであることを望まれた。 イエスと弟子たちのタボル山登攀と同じように、わたしたちの四旬節の歩みは、「道」である師、唯一の師であるイエスに従い、皆で「共に」歩むシノドス的歩みである、と教皇は記されている。 やがてエピソードは重大な時を迎える。福音書は「イエスの姿が彼らの目の前で変わり、顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった」(同17・2)と語っている。教皇は、これこそが登攀が目指すまさに「頂点」であると言う。 登攀の終わりに、高い山の上に共にいる三人の弟子たちに、イエスは、超自然的な光に輝く、栄光の中にあるご自身の姿を見せるという恵みを与えたのである。この美しい神的光景は、タボル山に登った弟子たちのあらゆる苦労を完全に超越するものであった。 教皇は、山を登っている最中は険しい道だけを見つめていても、最後には驚くべき素晴らしい展望が開けるもの、と説きつつ、シノドスの歩みも最後には、神の御旨とその御国への奉仕をより良く理解させる素晴らしい結果が待っているだろう、と励ましている。 タボル山での弟子たちの経験は、イエスの隣に現れたモーセとエリヤを見ることによってより豊かなものとなった(参照=同17・3)。 教皇はモーセとエリヤがそれぞれ「律法」と「預言」を象徴する存在であると指摘。シノドスの歩みもまた、教会の伝統に根差すと同時に、新しいものに向かって開いていると語っている。 四旬節の登攀の歩みと、シノドスの歩みは、どちらも個人と教会の「変容」を目標とするもの、と述べた教皇は、この「変容」を実現するための二つの「小径」を提示している。 まずその一つは、タボル山でのイエスの変容の出来事を前に観想する弟子たちが聞いた「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」(参照=同17・5)という神の声である。 教皇は、四旬節はわたしたちに話しかける神の声に耳を傾ける恵みの時であると強調。典礼の中の神の御言葉、毎日の聖書の読書はもとより、助けを必要とする兄弟姉妹たちの顔やストーリーの中に主の声を聞くようにと招かれた。 さらに、教皇は、シノドス的な教会のために、教会の中の兄弟たちと互いに耳を傾け合うように勧められた。 弟子たちは御父の声を聞いて「ひれ伏し、非常に恐れた」。しかし、「イエスは近づき、彼らに手を触れて言われた。『起きなさい。恐れることはない。』彼らが顔を上げて見ると、イエスのほかにはだれもいなかった」(同17・6~8)。 ここに四旬節の二つ目の小径を示された教皇は、毎日の労苦や辛さ、矛盾など、現実と向き合うことを恐れ、特殊で恍惚とした宗教体験の中に逃げ込んだままではいけない、と述べられた。 四旬節は主の復活へと向かう歩みであり、その静修期間は、イエスの受難と十字架を信仰と希望と愛のもとに体験しながら復活へと到達できるよう、わたしたちを準備するものと教皇は説いた。 そして、山から降りた後も、わたしたちが日常生活の中でシノドス性を作り出す者となるために、ここで体験した恵みに支えられることを祈られた。□ ◎教皇、ニュージーランドのサイクロン被災者に寄り添う 【CJC】バチカン・ニュースによると、教皇フランシスコは2月19日、日曜正午の祈りで、地震で深刻な被害を受けたシリアとトルコ、戦争に苦しむウクライナ、サイクロンに襲われたニュージーランドに思いを向け、自然災害や戦争などのために苦しむ人々に寄り添いを表した。 この集いで教皇は、「イエスの愛は、わたしたちが困難にある人々の状況に心を動かされることを願われている」と強調、特に地震により多数の犠牲者を出したシリアとトルコ、劇的な日常をおくるウクライナの国民、また紛争や、貧困、自由の欠如、環境破壊等に苦しむ世界各地の多くの人々に思いを向けた。 こうした中、教皇はここ数日サイクロンによる大きな被害を受けたニュージーランドの人々に精神的一致を表明、苦しむ人たちを常に忘れないように、と述べながら、教皇は配慮に満ちた具体的な慈愛の業を呼びかけた。□ ◎ミュンヘン会議開幕=ウクライナ大統領、兵器供与の加速呼びかけ 【CJC】ミュンヘン発ロイター通信によると、ウクライナのゼレンスキー大統領は2月17日開幕したミュンヘン安全保障会議でオンライン演説し、ロシアの侵攻を打ち負かすために兵器供与を加速させるよう同盟国に訴え、ためらいや遅れは他国の安全保障をも脅かすと警鐘を鳴らした。 ゼレンスキー大統領は、旧約聖書で巨人ゴリアテと戦ったダビデを引用、「決意は決して抽象的なものではない。ダビデがゴリアテを倒したのは話し合いの力ではなく、行動の力によるものだ」と述べた。 また、ウクライナがロシアによる侵攻の終点とはならず、プーチン大統領が他の旧ソ連諸国にも照準を合わせていることは「明白」とし、西側諸国がウクライナへの戦車供給を巡り協議を行っている間、ロシアはウクライナの隣国モルドバを「窒息させる」方策を検討していると警告した。 ドイツのショルツ首相は「現時点でわれわれにできることは、できる限りの支援をすることだ」とし、ドイツが欧州においてウクライナへの最大の兵器供与国であり続けると表明した。 フランスのマクロン大統領も、ウクライナがロシアに反抗できるよう軍事支援を強化する必要があると強調。「今はロシアと対話する時ではない」とした上で、「われわれは今日(支援や努力を)強化し、長引く紛争に備える用意がある。それがロシアを交渉の席に戻し、永続的な平和を構築する唯一の方法だ」と述べた。 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は「NATOの同盟国とパートナー国が必要な限りウクライナと共に立ち上がるというのが私からウクライナの人々への最大のメッセージ」と語った。□ ◎5月競売、世界最古のヘブライ語聖書公開 【CJC】競売大手サザビーズは2月15日、ニューヨークで5月に競売に出される1000年以上前のヘブライ語聖書を公開した。ニューヨーク発AFP=時事通信によって紹介する。これまでに発見されたヘブライ語聖書の中で最古とされる。 出品されるのは「サスーン写本」で、9世紀後半~10世紀初頭に書かれた。落札価格は歴史的文書としては過去最高の5000万ドル(約67億円)に届く可能性がある。 写本の名は、ユダヤ教古文書の個人収集家デービッド・ソロモン・サスーン(1880~1942)にちなんでいる。 ヘブライ語聖書全24巻を収録した写本として現代まで残る二つのうちの一つ。紀元前3世紀にさかのぼる死海文書(死海写本)と、現代版ヘブライ語聖書の架け橋とされる。 サザビーズによると、初期のヘブライ語聖書として有名な他の2点、アレッポ写本よりも完全で、レニングラード写本よりも古い。競売に出品されるのは30年以上ぶりだという。□ ―――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(2月19日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼教皇=コンゴと南スーダン訪問 ▼長崎教区=日本26聖人殉教記念ミサ=1200人が信仰しのぶ ▼カリタスジャパン=四旬節キャンペーン=「愛の献金」呼びかけ始まる ▼『聖週間の典礼』=暫定新改訂版、3月中旬に発刊 =KiriShin(2月11日・既報)=http://www.kirishin.com =クリスチャン新聞(2月19日)=http://クリスチャン新聞.com ▼ヘイトクライム闘いの地で「第37回外キ協全国協議会」開催=「差別許さない」で一つに ▼トルコ南東部で地震=各キリスト教支援団体、緊急支援開始 ▼JCE7宣言文第二次案公開=地区大会開催=現場から意見 ▼「善き隣人バンク」クラウドファンディング開始=孤独抱える人々の命つなぐ“お話し相手” ▼県内の防災ネットワークつながり、「神奈川教会防災ネット」設立へ ――――――――――――― ■ #
by cjc-skj
| 2023-02-20 18:32
|
ファン申請 |
||