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┏週刊━━━━━ ┃世界 ┃キリスト教 ┃情報No.1581 ┗━━━━━━━ 2021.5.10 = 目 次 = ▼エルサレムでパレスチナ人とイスラエル当局が連日衝突 ▼聖職者に愛国義務 強まる宗教「中国化」 ▼シャルル・ド・フーコー神父ら7人が「聖人」に ▼信徒参加の教皇一般謁見、5月12日より再開 ▼カトリック教会放火の罪で男を起訴 米カリフォルニア州 ▼《メディア展望》 ―――――――― ◎エルサレムでパレスチナ人とイスラエル当局が連日衝突 【CJC】イスラエルとパレスチナが領有権を争う東エルサレムで、イスラム教の宗教行事ラマダン(断食月)最後の金曜日5月7日から連日、パレスチナ人とイスラエル警察が衝突、多数の負傷者が出ている。 英BBCによると、7日夜、イスラム教の聖地「アルアクサ・モスク」などでイスラエル当局とパレスチナ人が衝突し、200人以上のパレスチナ人が負傷。イスラエル警察も、少なくとも警官17人が負傷したという。 パレスチナ赤新月社(赤十字に相当)は、少なくとも80人のパレスチナ人が負傷し、14人が病院に運ばれたとしている。 8日には衝突に先立ち、多くのパレスチナ人を「アルアクサ・モスク」へ運ぶバス数十台を、イスラエル警察が停止させたほか、前日夜の衝突後にはパレスチナ人が複数逮捕された。 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、自分たちは信仰の自由を保障しながらも法と秩序を維持するため責任をもって行動しているのだと述べた。一方で、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長は、イスラエルによる「罪深い攻撃」を非難した。 「アルアクサ・モスク」はイスラム教徒にとってきわめて重要な聖地の一つだが、同じ場所はユダヤ教徒にとっても聖地「神殿の丘」にあたり、長年にわたり双方が対立を繰り返してきた。 イスラエルは1967年の第3次中東戦争以来、東エルサレムを占領し、エルサレム全体を国の首都としているが、国際社会の大半が認めていない。一方、パレスチナ自治政府は、東エルサレムが将来建設する国家の首都になるとしている。□ ―――――――― ◎聖職者に愛国義務 強まる宗教「中国化」 【CJC】北京発時事通信が、中国で宗教聖職者に「祖国への熱愛」を義務付ける新たな規則が施行されたと伝えている。 5月1日に施行された宗教聖職者に関する規則は「聖職者は、共産党の指導や社会主義制度を支持しなければならない」と明記した。聖職者が「宗教の中国化を進める役割を果たす」ことも求めている。 習政権は、宗教団体が外国の組織やテロ集団と関わることを警戒。それを反映した形で、規則は「宗教的過激思想や外国勢力の侵入への抵抗」を聖職者の義務に挙げた。 さらに、聖職者の禁止行為として「過激主義の宣伝や支援」「テロ活動」などを列挙。違反すると、刑事責任が問われることもあると記した。 一方、聖職者の養成学校に関する規則でも「中国化」教育を行うことを強調している。□ ―――――――― ◎シャルル・ド・フーコー神父ら7人が「聖人」に 【CJC】バチカン・ニュース(日本語版)によると、教皇フランシスコは5月3日、「列聖の件」をめぐり枢機卿会議を開き、シャルル・ド・フーコー神父ら、7人の福者の列聖を決定した。 この会議により、司祭、探検家、トゥアレグ族の言語および文化研究者としてサハラ砂漠で観想生活を生き、58歳で盗賊団に殺害されたシャルル・ド・フーコー神父ら、7人の福者の列聖が決定した。列聖の日・場所については、「パンデミック」の状況を考慮し、追って発表される。 この日、列聖が決まった福者たちは以下のとおり。 ・シャルル・ド・フーコー(司祭 フランス1858~アルジェリア1916) ・ラザロ(デヴァサハヤム・ピライ 信徒、殉教者 インド1712~1752) ・セザール・ドゥ・ビュス(キリスト教教理司祭会創立者 司祭、フランス1544~1607) ・ルイジ・マリア・パラッツォーロ(貧しき者の修道女会創立者 司祭、イタリア1827~1886) ・ジュスティーノ・マリア・ルッソリッロ(司祭、神の召命会・神の召命修道女会創立者 イタリア1891~1955) ・イエスのマリア・フランチェスカ(アンナ・マリア・ルバット 修道女、ロアーノのカプチン律修第三会創立者 イタリア1844~1904) ・マリア・ドメニカ・マントヴァーニ(修道女、聖家族の小さき姉妹会共同創立者 イタリア1862~1934)□ ※《参考》シャルル・ド・フーコー神父(シャルル・ウジェーヌ・ド・フーコー・ド・ポンブリアン) 1858年9月15日、ストラスブール生まれ、1916年12月1日死去。探検家、地理学者として知られる。信仰を失い、無規律な生活を過ごしたが、軍人になり、モロッコ探検を機に、神の現存に心を揺り動かされ28歳で回心、サハラ砂漠で遊牧民トゥアレグ族の友であろうと努め、奴隷制度と闘い、言葉と文化を学び、トゥアレグの叙事詩を収集し、タマハク語の辞書を編集した。1888年に著書『モロッコのルネサンス』を発表した。1890年に厳律シトー会に入会、1916年12月1日、サハラの奥地で暗殺された。2001年4月24日に教皇ヨハネ・パウロ2世によって尊者に、2005年11月13日に、教皇ベネディクト16世によって列福された。 フーコー神父の伝記や霊的手記が多数出版されている。邦訳書に次のようなものがある(現在、在庫なく絶版のものも含む)。 ・『シャルル・ド・フコーの霊的遍歴』(ジャン=フランソワ・シックス著、倉田清訳)エンデルレ書店 1976年 ・『シャルルとイエズス』(シャルル・プチ著、大久保昭男著)エンデルレ書店 1981年 ・『人人のあいだに・人人のなかに――イエスのシャルルに続く者たち』(ルネ・ヴォワイオーム著、澤田和夫訳)ドン・ボスコ社 1996年12月 ・『シャルル・ド・フーコー』(ジャン=フランソワ・シックス著、倉田清訳)聖母文庫・聖母の騎士社 1998年11月 ・『霊のあふれの手記』(シャルル・ド・フーコー著、澤田和夫訳)サンパウロ社 2000年2月 □ ―――――――― ◎信徒参加の教皇一般謁見、5月12日より再開 【CJC】バチカン・ニュースによると、教皇フランシスコは、信徒参加のもとに行われる一般謁見を、5月12日よりバチカンの聖ダマソの中庭(コルティーレ・ディ・サン・ダマソ)で再開する。教皇公邸管理部が7日発表した。 一般謁見は、昨2020年3月11日より、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、信者を伴わない形で、バチカン宮殿内からビデオを通し行われるようになった。その後、パンデミック状況の安定と制限の緩和に伴い、同年9月2日以降は、聖ダマソの中庭で、さらに10月からはパウロ6世ホールで、信者と共に開催された。しかし、感染の再拡大により、同年11月4日からは、バチカン宮殿内からのビデオ中継に戻っていた。□ ―――――――― ◎カトリック教会放火の罪で男を起訴 米カリフォルニア州 【CJC】CNNニュース(日本語版)によると、 米カリフォルニア州南部サンガブリエルにあるカトリック教会で昨年発生した火災をめぐり、男1人が放火罪などで起訴された。 この教会では昨2020年7月11日、建立250周年を記念した改修工事の最中に火災が発生した。地元検察が5月4日に発表したところによると、ジョン・デービッド・コーリー被告(57)が放火と侵入盗の重罪などに問われている。 教会は18世紀のスペイン人宣教師、フニペロ・セラ神父が州内に建てた伝道所の一つ。各地に残るセラ神父の像は先住民に対する暴力と抑圧の象徴として、昨年夏の反人種差別デモで標的となり、次々に倒された。□ ―――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(5月9日・休刊)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ =KiriShin(5月1日・既報)=http://www.kirishin.com ▼【東日本大震災 特集】「それぞれの10年」=支援の意味問い続けて(佐々木 歩=クラッシュジャパン元スタッフ) ▼東アジアのリアル=イデオロギー的重圧下での中国の教会学校(ヴィクター・リー) ▼那覇市の教会でもクラスター発生=会食を伴う集会が原因か ▼「犠牲者の遺骨を蔑ろにするな」=カトリック正平協が抗議 ▼バチカンの財政がコロナ禍で緊縮に追い込まれる =クリスチャン新聞(5月9日)=http://クリスチャン新聞.com ▼入管法改定は「追放政策」=同盟基督「教会と国家」委員会=「難民と共に生きる」で佐藤信行氏=「あるべき姿からの全力での逆走…」 ▼永井敏夫氏「ネットとネットつながりキリストの身体に」=集まりの中に安心、信頼を=災害前の信頼関係が災害時に大きく関係=キリスト全国災害ネット第3回会合 ▼「香港の民主化運動と信教の自由」テーマに松谷曄介氏=終焉に見える民主化運動でもどれだけ息長く戦えるか=「教会と政治」フォーラムの第21回例会 ▼コロナ感染で16日間闘病=「神様との濃密な交わり経験」=久遠キリスト教会 三浦真信牧師 ▼30年以上の労力かけアストゥリアス語聖書完成 ―――――――― ■ #
by cjc-skj
| 2021-05-10 09:36
┏週刊━━━━━ ┃世界 ┃キリスト教 ┃情報No.1580 ┗━━━━━━━ 2021.5.3 = 目 次 = ▼カトリック教会、コロナ終息願う「祈りの月間」=各地からライブ配信 ▼韓国の新規コロナ感染者が4日ぶり700人超 ▼東京五輪のパビリオン取りやめ=スイス政府発表 ▼ワクチン接種完了すれば屋外でマスク不要=米CDCが新指針 ▼教皇が「準備整えば訪問」と訪朝の意思再表明 ▼「40ユーロ以上の贈り物もらうな」=教皇が自発教令で指示 ▼プーチン大統領、救世主ハリストス大聖堂で復活大祭に参加 ▼韓国カトリック枢機卿が時代反映した家族概念の拡大に懸念 ▼聖書博物館に建設許可=ブラジル高等裁長官が地裁の判断却下 ▼ミケランジェロのダビデ像を3Dプリンターで実物大複製 ▼《メディア展望》 ―――――――― ◎カトリック教会、コロナ終息願う「祈りの月間」=各地からライブ配信 【CJC】教皇フランシスコは5月1日、バチカンの聖ペトロ(サンピエトロ)大聖堂で、信徒約150人を前に新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)の早期終息を祈り、「祈りの月間」の開始を告げた。AFP通信によって紹介する。 今月は毎日グリニッジ標準時午後4時(日本時間翌日午前1時)に世界各地のカトリック聖堂などからロザリオの祈りがライブ配信される。 祈りが行われる場所は、ポルトガルのファティマやフランスのルルドといったカトリックの聖地をはじめ、ポーランド、ナイジェリア、キューバ、韓国などの聖母聖堂やワシントンの「無原罪の御宿りの聖母教会」などが予定されている。 「傷ついた人類」のために祈っていると述べた教皇は、今月31日にバチカン庭園内の礼拝堂で、「祈りの月間」の終了を宣言する。□ ―――――――― ◎韓国の新規コロナ感染者が4日ぶり700人超 【CJC】ソウル発聯合ニュースによると、韓国の中央防疫対策本部は4月28日、同日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から775人増え、累計12万673人になったと発表した。1日当たり新規感染者数は前日27日の512人より263人増え、24日(785人)以来、4日ぶりに700人を上回った。 不特定多数が利用する施設を中心にクラスター(感染者集団)が発生したこれまでの流行とは異なり、日常生活のさまざまな場で集団感染が相次いでおり、今後も感染者の規模が拡大することが懸念されている。 政府は来週から適用される防疫対策「社会的距離の確保」(現在は首都圏は上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階)のレベル調整案に対する意見をとりまとめているが、現在のところレベルの引き上げには慎重な姿勢を示している。 死者は前日から1人増えて計1821人となった。韓国国内の平均致死率は1・51%。重篤・重症患者は前日から4人増え、160人となっている。□ ―――――――― ◎東京五輪のパビリオン取りやめ=スイス政府発表 【CJC】スイス連邦政府は4月29日、今夏の東京五輪・パラリンピックで予定していたパビリオン「スイス・ハウス」の開設を取りやめると発表した。日本の現行の新型コロナウイルス感染予防策と、期間中の渡航制限が理由という。 連邦外務省は「連邦と民間セクターのパートナーの経済的利益を保護するため、開催3カ月前にこの決定を下した」とコメント。事前のリスク分析を行う過程で、民間パートナーの見解を考慮したとも述べた。 「スイス・ハウス」は7月24日から9月5日まで都内に開設される予定だった。□ ―――――――― ◎ワクチン接種完了すれば屋外でマスク不要=米CDCが新指針 【CJC】米経済通信ブルームバーグが報じるところでは、米疾病対策センター(CDC)は4月28日、新型コロナウイルスワクチン接種を完了した人について、運動や少人数での食事、屋外で活動する時にマスク着用義務を免除するガイドラインを発表した。屋内でもワクチン接種を完了した者同士や家族が集まる場合は、マスク着用もソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保も不要としている。 ただ野球場やショッピングモール、教会など大人数が集まる場所では引き続きマスクを着用するべきだとCDCは勧告、規定回数のワクチン接種を終えていても、感染した場合に重症化リスクの高い人が周囲にいれば配慮するよう求めた。 バイデン米大統領は同日、ホワイトハウスで新指針に言及し、「今日以降、公園で友人と集まったり、ピクニックに行くなど、ワクチン接種済みで屋外ならマスクなしで可能になる」と発言、「接種すれば、屋内と屋外の双方でできることが増える上に、より安全に行える」と訴えた。□ ―――――――― ◎教皇が「準備整えば訪問」と訪朝の意思再表明 【CJC】韓国の聯合ニュースがローマ発で報じるところでは、教皇フランシスコが北朝鮮訪問への意思を改めて表明した。 教皇は先ごろ、韓国の天主教(カトリック)大田教区長の兪興植(ユ・フンシク)司教と面会した席で訪朝に対する立場を明らかにした。 兪司教によると、教皇は同じ民族が分断したまま70年をすごしてきたことは大きな苦痛だと言及した上で「準備が整えば北朝鮮を訪問する」と強調。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)から正式に招かれた場合は訪朝する意向があることを改めて示した。 2018年の平昌冬季五輪開催後、南北軍事境界線がある板門店や平壌で南北首脳会談が、シンガポールで米朝首脳会談が相次いで開かれ、朝鮮半島に融和ムードが漂い始め、バチカン内で教皇の訪朝推進の動きが具体化された。だが、19年にベトナム・ハノイで開かれた米朝首脳会談が物別れに終わり、全ての実務作業が中断された。 教皇は、18年にローマを訪問した韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談した際に、金正恩氏からの公式の招きがあれば「行くことができる」と述べるなど、これまでたびたび訪朝の意思を表明してきた。□ ―――――――― ◎「40ユーロ以上の贈り物もらうな」=教皇が自発教令で指示 【CJC】教皇フランシスコは4月29日、バチカン首脳や管理者など高位聖職者がテロやマネーロンダリング、脱税に関する有罪判決や捜査を受けていないことを宣言することを義務付ける自発教令(モツ・プロプリオ)を発表した。バチカン・ニュースが4月29日報じた。タックスヘイブン(租税回避地)に資産を置いたり、教会の教義に反する企業への投資も禁止される。またバチカンや関連団体に働く全従業員が業務に関連して40ユーロ(約5200円)以上の価値がある贈り物の受け取りも禁じられた。 今回の措置は、教皇が新しい規制を公布した2020年5月19日に続くもの。新しい規制が必要なのは、腐敗が「調達以外のさまざまな分野でも、さまざまな方法や形態で現れる可能性がある」からだと教皇は説明している。□ ―――――――― ◎プーチン大統領、救世主ハリストス大聖堂で復活大祭に参加 【CJC】ロシアのスプートニク通信によると、ウラジーミル・プーチン大統領が5月2日、イエス・キリストの復活を祝う復活大祭(パスハ、西方教会のイースターに相当)に参加するため、モスクワの中心部、モスクワ河畔にある救世主ハリストス大聖堂を訪れた。同大聖堂はモスクワ総主教直轄の首座聖堂。 モスクワ市のセルゲイ・ソビャーニン市長が大統領に同行した。 大統領は、伝統として救世主ハリストス大聖堂で復活大祭を迎えている。昨2020年は新型コロナウイルスの「パンデミック」により、訪問を控えていた。□ ―――――――― ◎韓国カトリック枢機卿が時代反映した家族概念の拡大に懸念 【CJC】韓国政府が4月28日、2025年までに推進する家族政策の根幹となる第4次健康家庭基本計画を発表した。法律上の家族の概念を拡大して、同居および事実婚家庭、高齢者との同居、虐待児童委託家庭などを含めるほか、父姓優先原則を廃棄して子どもの出生届時に母親の姓にすることができるようにする内容が含まれた。保守系有力紙「東亜日報」が29日報じた。 家族の形態は多様化し、家族に対する認識も変わっている。しかし、長く続いた伝統を変えるには難航が避けられない。 宗教界では、家族の範囲を拡大することに懸念を示している。カトリック教会の廉洙政(ヨム・スジョン)枢機卿は、「家庭と婚姻に関する教会の信仰および倫理観に反する」と態度を明らかにした。新教連合体の韓国教会総連合も「細やかな注意が必要だ」と指摘した。一方、女性界などは積極的な政策変化を求めている。□ ―――――――― ◎聖書博物館に建設許可=ブラジル高等裁長官が地裁の判断却下 【CJC】ブラジル高等裁のウンベルト・マルチンス長官が4月26日、ブラジリアで建設中に連邦直轄区地裁が建設中止を命じた聖書博物館の建設を認める判断を下した。現地邦字紙ニッケイ新聞が4月27日付アジェンシア・ブラジル報道として伝えた。 連邦直轄区地裁の判断は、地方政府の公的資金で(特定の宗教の聖典を展示する)聖書博物館を建設する事は世俗国家の原則に反するという、無神論者と不可知論者のブラジル協会(Ates)の訴えを受けたもので、建設工事は3月30日から止まっていた。 連邦直轄区政府はこれに対し、新たな博物館は宗教施設ではないし、憲法は文化・教育的な物の価値を認めているとして上告、建設中断は建設業界や観光業界に対する経済的な損失を与える上、新型コロナのパンデミックの中での雇用拡大を妨げるとも主張した。 これに対し長官は、「ブラジルが世俗国家であるという事実は、宗教文化を扱う博物館の建設を妨げるものではない」として、博物館の建設を認めた。 同長官は、「聖書を扱う博物館は、様々な宗教がある事を示す意味もあり、特定の宗教だけを取り扱う場所である事にはならない。博物館の存在はむしろ、ブラジルには様々な宗教がある事を明らかにするはずだ」とも述べ、博物館の建設を擁護した。□ ―――――――― ◎ミケランジェロのダビデ像を3Dプリンターで実物大複製 【CJC】ミケランジェロの彫刻「ダビデ像」が3Dプリンターで複製された、とAFP通信が4月28日、ローマ発で報じた。大理石の粉で仕上げられた複製はオリジナルと同じ大きさだが、重量は10分の1となったという。 ルネサンス期の傑作であるダビデ像は、フィレンツェのアカデミア美術館に置かれている。3Dプリンターによる複製は、10月に開催されるドバイ国際博覧会で展示の予定。 制作を担当したのは、スウェーデンの多国籍企業「ヘキサゴン」グループのイタリア技術者チーム。作業はフィレンツェの工房で行われたという。フィレンツェ大学が作業を監修し、仕上げには修復の専門家らが携わった。 レプリカの材料はアクリル樹脂で総重量は台座と本体で550キロ。修復の専門家たちが担当した仕上げの工程では、大理石の粉が使われた。□ ―――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(5月2日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼神との対話は声に出して=教皇の一般謁見講話 ▼教皇、世界に呼び掛け=5月を通してロザリオでパンデミック終息を祈る ▼「世界広報の日」教皇メッセージ=「来て、見なさい」=報道の前に検証を ▼アイルランド司教協議会会長=ミサ参加の違法化を強く批判 ▼小崎登明修道士逝く(水浦征男) =KiriShin(5月1日)=http://www.kirishin.com ▼【東日本大震災 特集】「それぞれの10年」=支援の意味問い続けて(佐々木 歩=クラッシュジャパン元スタッフ) ▼東アジアのリアル=イデオロギー的重圧下での中国の教会学校(ヴィクター・リー) ▼那覇市の教会でもクラスター発生=会食を伴う集会が原因か ▼「犠牲者の遺骨を蔑ろにするな」=カトリック正平協が抗議 ▼バチカンの財政がコロナ禍で緊縮に追い込まれる =クリスチャン新聞(5月2日)=http://クリスチャン新聞.com ▼九キ災=「熊本地震から5年 きなっせコンサート」オンライン配信=「益城の人たちに大きな愛を」 ▼有賀喜一氏 復活の希望語る=「死んでも生きる」=感染予防徹底2年ぶり首都圏イースター ▼関西圏で新型コロナウイルス感染拡大=「スピードに付いていけない」 ▼熊本地震から5年=変わらずそこに居続けること=市來雅伸(九州キリスト災害支援センター本部長) ▼生駒聖書学院新学院長に榮義嗣牧師就任=「不可能は挑戦となる」継承 ―――――――― ■ #
by cjc-skj
| 2021-05-03 09:53
┏週刊━━━━━ ┃世界 ┃キリスト教 ┃情報No.1579 ┗━━━━━━━ 2021.4.26 ≪お詫び≫ 4月19日付け前信で掲載した記事『◎米福音派に反コロナワクチンの風潮も広がる』は、編集過程の手違いで、編集を終了したものとしてCJC通信が配信しました。受信されておられる皆さまに大変ご迷惑をお掛けしたことをお詫びし、合わせて掲載記事を取り消し、削除します。(主宰者) = 目 次 = ▼教皇、一般謁見で「口で唱える祈り」の大切さ説く ▼バチカンで司祭叙階式=教皇「いつも神の民の近くにいるように」 ▼教皇、ウクライナ東部情勢に和解と平和呼び掛ける ▼プーチン露大統領がゼレンスキー・ウクライナ大統領の会談提案に「モスクワで」 ▼アルメニア人「ジェノサイド」認定は米国への信頼損なう=トルコ外務省 ▼イスラエルで「死海文書」の新たな断片発見か=共同通信報道 ▼《メディア展望》 ―――――――― ◎教皇、一般謁見で「口で唱える祈り」の大切さ説く 【CJC】教皇フランシスコが4月21日、水曜日の一般謁見をバチカン宮殿から中継で行った。バチカン・ニュース報道を紹介する。 謁見中、教皇は「キリスト教的祈り」をめぐるカテケーシスとして、「口に出して唱える祈り」について考察された。 「祈りは神との対話である。すべての被造物は神と対話している」と述べた教皇は、人間の中でその対話は、祈りの言葉や、歌、詩となっていく、と話された。 聖書は、心に隠された苦しみをはじめ、あらゆる人間の営みをも切り捨てることなく、すべてを言葉の光のもとにもたらすよう人を育んだ、と教皇は述べ、それゆえに聖書は、時には大胆な言葉で祈ることをわたしたちに、教えていると話した。 教皇は、人間の祈りの原型は、常に言葉となって自然に口にのぼるもの、と指摘。祈るとはただ言葉を繰り返すことではないとわたしたちは知っているが、しかしながら、声を出し唱える祈りは最も確かで、常に可能な祈り方である、と話された。 そして、教皇は、「口祷は、キリスト教的生活には欠くことのできないものである。イエスの沈黙の祈りに引きつけられた弟子たちに、イエスは『主の祈り』という一つの口祷を教えられた」と、口祷の重要さを示された。 教皇は、教会でしばしば低い声で祈りを唱えているお年寄りたちの、その謙遜さに学ばなければならないと述べ、こうした謙遜な祈りが、小教区のための大きな取りつぎの祈りとなり、年々育って多くの人を覆う樫の木のようになっていく、と語った。 また、教皇は、あるロシア人巡礼者の手記として知られる霊的な書に触れ、この中で絶え間なく唱えられる「イエス、キリスト、神の御子、主よ、罪びとであるわたしたちをあわれんでください」という祈りに、キリスト教的祈りの精神を見つめられた。 教皇は、さらに口に出す祈りの言葉は、わたしたちの手を取り、確実に神へと導く、と述べ、口祷の価値を再発見し、それを大切にするように勧めた。□ ―――――――― ◎バチカンで司祭叙階式=教皇「いつも神の民の近くにいるように」 【CJC】カトリック教会の「世界召命祈願日」が、「よい牧者の主日」と呼ばれる復活節第4主日の4月25日に記念された。 バチカン・ニュースによると、司祭や修道者への召命のために祈るこの日、教皇フランシスコは、バチカンの聖ペトロ大聖堂でミサを捧げ、この中でローマ教区の司祭の叙階式を行った。 この日、司祭に叙階されたのは、イタリア、ルーマニア、コロンビア、ブラジルを出身国とする9人の助祭。 この叙階ミサは、パンデミック拡大防止対策に従いながらも、教皇はじめ、バチカンとローマ教区の聖職者の代表たち、そして新司祭の家族や友人、神学院や小教区関係者らの温かい眼差しのもとに行われた。 教皇はミサの説教で、司祭が常に「近づくべき」四つの対象について話した。 まず、司祭が、何にも増して近づくべきなのは、神である、と教皇は述べた。司祭は祈りと秘跡とミサを通して、神の近くにいる。常に主のそばで、主と対話することが司祭には必要であり、祈らない司祭は、聖霊の火を次第に消していってしまうことになる、と教皇は注意した。 第二に、司祭が近寄るべきなのは、司教である。司祭たちは司教のうちに一致する、と述べた教皇は、司祭は神に仕え、司教に協力する者である、と話された。 第三に、教皇は、司祭同士の交わりを挙げられた。司祭の間で何か意見の相違があっても、噂話などをせず、率直に対話し、司教の助けを得て、常に一致を保つようにと助言された。 そして、教皇は最後に、司祭は常に聖なる忠実な神の民の近くにいるべき、と強調。司祭は自分の意志でなるものではなく、神の民の間から召された存在である、と指摘しつつ、自分がどこからやって来たか、自分の家族や人々を思い出し、「役人」ではなく、「神の民の司祭」となるように、と励まされた。 ミサの後半、司祭叙階の儀式がとり行われた。 叙階を受ける9人は、教皇が述べる司祭が果たすべき約束に対し、「はい、果たします」「はい、約束します」とそれぞれ答えた。 この後、教皇による按手と聖別の祈り、司祭の祭服の授与と着衣、両手への聖香油の塗油、パンとぶどう酒の授与が行われ、こうして新司祭たちは、司祭団に温かく迎えられた。□ ―――――――― ◎教皇、ウクライナ東部情勢に和解と平和呼び掛ける 【CJC】教皇フランシスコは、4月18日の正午の祈りで、緊迫化するウクライナ東部情勢に、和解と平和を呼び掛けた。バチカン・ニュースが報じた。 ここ数カ月、ウクライナ東部のいくつかの地域で停戦合意違反の増加を非常に案じていると述べた教皇は、軍事行動の活発化に深い憂慮を示した。 こうした状況に対し、教皇は、緊張拡大を回避し、相互信頼を育み、人々が切望する和解と平和の推進を可能とする姿勢を、強く呼び掛けた。□ ―――――――― ◎プーチン露大統領がゼレンスキー・ウクライナ大統領の会談提案に「モスクワで」 【CJC】トルコ放送協会が伝えるところでは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とモスクワで両国関係を協議することができると表明した。 プーチン大統領は、ロシア大統領府(クレムリン)でベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領と会談する前に、ゼレンスキー大統領がドンバスで会談を提案したことに対する返答がどうなるかというある記者の質問に答えた。 最近、現ウクライナ政権がロシア・ウクライナ関係を損なう措置を講じている、と主張したプーチン大統領は、これらの措置が直接二国間関係や、ロシア正教会、ロシア語、ウクライナでロシア語を話す国民との関係に影響を与えており、遺憾であるとし、「もし両国関係が議題ならば、ゼレンスキー大統領と彼の都合の良い時にモスクワで会談できる」と述べた。□ ―――――――― ◎アルメニア人「ジェノサイド」認定は米国への信頼損なう=トルコ外務省 【CJC】ロシアのスプートニク通信が伝えるところでは、ジョー・バイデン米大統領がオスマン帝国時代のトルコでアルメニア人が虐殺された事件を「ジェノサイド」として公式に認定したことで、米国への信頼関係と友好に深い傷を与えた、とトルコ外務省が声明で表明した。 米ウォールストリート・ジャーナル紙は、ジョー・バイデン米大統領がオスマン帝国時代のトルコでアルメニア人が虐殺された事件を「ジェノサイド」として公式に認定する方向で調整を進めている、と報じていた。 トルコ外務省の声明は、米国が行ったこの認定は歴史的事実を歪めたものであり、トルコの国民が受け入れることは決してないし、相互に築いてきた信頼関係と友情に深い傷を与えるもの、としている。声明はさらに米大統領に対し、この深刻な過ちを修正し、地域における平和な共存実現に向けた我々の実践を支援するよう求めている。 トルコ大統領府のイブラギム・カルン報道官も声明を発表し、「我々は米大統領に自らの歴史と、その国の現状を振り返ることをお勧めしたい」と皮肉を込めて記し、批判を返した。 4月24日はアルメニア人の虐殺が始まった日とされている。トルコのタイイップ・エルドアン大統領はアルメニア使徒教会のサハク・マシャラン総主教に宛てた書簡の中で、トルコ国民とアルメニア国民が共生してきた歴史を強調すると同時に、虐殺の犠牲者らに哀悼の意を表した。 なお、バイデン大統領の声明を受け、トルコのタイイップ・エルドアン大統領は同盟国アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領と電話会談し、共同で対処する方針を確認した。会談の中でアリエフ大統領は「ジェノサイド」公式認定について「歴史的過ち」と批判した。□ ―――――――― ◎イスラエルで「死海文書」の新たな断片発見か=共同通信報道 【CJC】イスラエル考古学庁(IAA)がこのほど、現存する最古の聖書写本として知られる「死海文書」の新たな断片を同庁調査団が発見したと発表した。エルサレム発共同通信が4月25日伝えた。調査団はさらなる発見を目指し死海西部の砂漠で活動を続けるという。 考古学庁によると、見つかったのは羊皮紙の断片80点超で、最大のものは長辺が十数センチと手のひらほどの大きさ。「完全な正義を尽くせ」などと聖書ゼカリヤ書の文章が書かれた断片もあった。一部を除き古代ギリシャ語という。□ ≪編集注意≫イスラエル考古学庁は3月16日、「死海文書」の新たな断片を発見したと発表している。 ―――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(4月25日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼信仰は祈りから力を得る=教皇の一般謁見講話 ▼市民と教会 心一つに=那覇教区の困窮者支援=ゆいまーる移動車プロジェクト ▼入管法改定案審議入り 抗議の座り込み始まる ▼コロナ禍の今だからこそ道行く人癒やす花壇づくり=山口・宇部教会 ▼東京=「アリの街」跡地に案内板=住民の陳情で区が設置 =KiriShin(4月21日)=http://www.kirishin.com ▼東日本大震災 特集「それぞれの10年」=汚れた土と水 後代まで残すのか=「担うべき働きを求めて」(岸田誠一郎) ▼増加する韓国キリスト教の若い「カナン信徒」=東アジアのリアル(洪伊杓) ▼岐阜・愛知の教会でクラスター発生=イースター礼拝が原因か ▼緊迫するミャンマー情勢=WCRPが特別セミナー ▼教皇無謬性見解で物議かもしたキュンク神父が4月6日死去 =クリスチャン新聞(4月25日)=http://クリスチャン新聞.com ▼難民申請3回以降は強制送還が可能に=問題だらけの入管法改正案=構造的問題解決の祈りを(宮島牧人=日本基督教団原町田教会牧師) ▼「イエス様と一緒なら乗り越えられる」=「アライズジャパン」オンラインで子どもたち賛美=キッズ&ファミリーサポートミッション ▼関西キリスト災害ネットワークで市來雅伸氏ら発題=平時、災害とわずネットワークが重要 ▼福島汚染水海洋放出に抗議=NCC、平和核問題委員会が声明 ▼NCC議長に吉高叶氏=“ジェンダーのバランスとれた” ―――――――― ■ #
by cjc-skj
| 2021-04-26 15:37
┏週刊━━━━━ ┃世界 ┃キリスト教 ┃情報No.1578 ┗━━━━━━━ 2021.4.19 = 目 次 = ▼韓国の新規コロナ感染者は700人前後で高止まり ▼韓国の新規コロナ感染者、全広域自治体で発生続く ▼米福音派に反コロナワクチンの風潮も広がる ▼シン・フェイン党、IRAのマウントバッテン卿殺害を謝罪 ▼コロナ禍でバチカンの財政が緊縮に迫い込まれる ▼名誉教皇ベネディクト16世、94歳の誕生日 ▼パリのノートルダム火災2年、大聖堂保全大詰め ▼《メディア展望》 ―――――――― ◎韓国の新規コロナ感染者は700人前後で高止まり 【CJC】ソウル発聯合ニュースによると、韓国の中央防疫対策本部は4月15日、同日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から698人増え、累計11万2117人になったと発表した。市中感染が670人、海外からの入国者の感染が28人だった。 1日当たりの新規感染者数は前日の731人に比べると33人少ないが、2日連続で700人前後となった。全国各地で感染者が急増しており、流行の「第4波」が現実味を帯びている。 屋内スポーツ施設や塾、スポーツ同好会、金融機関、合唱団、教会などさまざまな場所で感染が確認されている。 死者は前日から6人増えて計1788人となった。韓国国内の平均致死率は1.59%。重篤・重症患者は前日から1人減り、99人となっている。 14日の検査件数は4万5738件で、前日より869件多かった。□ ―――――――― ◎韓国の新規コロナ感染者、全広域自治体で発生続く 【CJC】ソウル発聯合ニュースによると、韓国の中央防疫対策本部は4月16日、同日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から673人増え、累計11万2789人になったと発表した。1日当たりの新規感染者数は前日(698人)に比べ25人少ないが、600人台後半は2日続いている。 このところ全国的に家族や知人との集まり、飲食店、保育園、教会など日常のほぼ全ての空間でクラスター(感染者集団)の発生が確認されているのに加え、感染経路が不明の「隠れた感染」が地域社会に広がっており、この日も全国の広域自治体(17市・道)全てで感染者が発生した。□ ―――――――― ◎米福音派に反コロナワクチンの風潮も広がる 【CJC】米メディア「CNN」の4月17日報道によると、ルイジアナ州バトンルージュにある『ライフ・タバーナクル教会』のトニー・スペル牧師は4月11日に行った説教で、「新型コロナワクチンを信じてはならない」として、「今日はっきり言っておく。もしマスクに反対し、ワクチンに反対するのが政府への反対を意味するというなら、私は喜んで反政府になる」と語った。さらに同氏は、「99・6%の確率で生存できるなら、なぜ他人が自分の血を汚すのを望むのか? 体に害があるかもしれないのに」と、問いかけた。 米国はじめ各国の保健衛生の専門家は、新型コロナワクチンが引き続き安全で、感染予防に効果があるとの一致した見解を示している。米国での新型コロナ関連の死者は56万人以上、感染者は3100万人を超える。 全米福音同盟が今年1月に実施した調査によると、回答した福音派指導者の95%はワクチン接種を受け入れると述べた。しかし、スペル氏は断固としてこれに反対で、同氏を含む福音派の相当数は、ワクチン接種に反対の立場を取っている。 福音派がワクチンに反感を抱く理由は一つではない。そこでは政府への不信、ワクチンの効果に関する無知や誤情報、本人の政治的立ち位置などが入り混じっていると指摘する専門家もいる。 オクラホマ大学の社会学教授で宗教を専攻するサミュエル・ペリー氏はCNNの取材に答え、「彼ら(福音派)は初めから行動や言葉でワクチンに対するもっとも強い抵抗を示してきた」と説明。この半年間の調査でそうした姿勢が繰り返し表れていると述べた。 情報の偏りもまた、福音派にワクチン接種をためらわせる役割を果たしているとペリー氏は分析する。彼らは保守系メディアの司会者がワクチンを疑問視したり、あからさまに非難したりするのに耳を傾ける。 『ライフ・タバーナクル教会』の会衆には有色人種も含まれる。米疾病対策センター(CDC)のデータによれば、黒人やヒスパニック系は白人に比べ新型コロナ感染で入院する可能性が約3倍、死亡する可能性が約2倍、それぞれ高いという。 今回CNNがインタビューした中でワクチンを接種していたのは男性1人のみ。2回接種のワクチンの1回目を接種した段階だった。 福音派がワクチンに反感を抱く理由は一つではない。そこでは政府への不信、ワクチンの効果に関する無知や誤情報、本人の政治的立ち位置などが入り混じっていると指摘する専門家もいる。 保守系のシンクタンク、アメリカン・エンタープライズ・インスティテュートの研究によると、共和党支持者の中でも福音派は他の宗派と比較して特定の陰謀論を信じ込む傾向が強いという。 情報の偏りもまた、福音派にワクチン接種をためらわせる役割を果たしているとペリー氏は分析する。彼らは保守系メディアの司会者がワクチンを疑問視したり、あからさまに非難したりするのに耳を傾ける。 白人の福音派に関してはワクチン接種に反対する人が依然として多いと、ペリー氏は懸念を示す。地域によっては人口に対するその割合が全国的な水準よりはるかに高いケースもあるとしている。□ ―――――――― ◎シン・フェイン党、IRAのマウントバッテン卿殺害を謝罪 【CJC】AFP通信の伝えるところでは、アイルランドのカトリック過激派『アイルランド共和軍』(IRA)の政治組織だったシン・フェイン党のメアリー・ルー・マクドナルド党首は4月18日、IRAが英国のフィリップ殿下の叔父、ルイ・マウントバッテン卿を殺害したことを謝罪した。 IRAは1979年、英領北アイルランドの併合を訴えテロを重ねる中でマウントバッテン卿を殺害した。 フィリップ殿下の葬儀の翌日となる18日、マクドナルド氏は『タイムズ・ラジオ』に、「もちろんあの出来事を申し訳なく思う。言うまでもなく悲痛な出来事だった」とし「みなさんの女王が愛する夫を埋葬した週末に、謹んでお悔やみ申し上げる」と語った。 シン・フェイン党の党首がマウントバッテン卿殺害を謝罪したのは初めて。ジェリー・アダムズ前党首は在職時、マウントバッテン卿を標的としたのは正当だったと語っていた。□ ―――――――― ◎コロナ禍でバチカンの財政が緊縮に迫い込まれる 【CJC】欧州各国が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で悪化した経済を立て直すために財政支出を増やすなかで、バチカン(ローマ教皇庁)は観光客や寄付が激減、痛みを伴う緊縮財政に追い込まれている。英経済専門メディア『フィナンシャル・タイムズ』(FT) が紹介した。 教皇フランシスコは「新型コロナウイルス感染症がもたらした公衆衛生上の緊急事態がバチカンのあらゆる収入源に悪影響を及ぼしている」として、4月から全枢機卿の給与を10%引き下げると発表した。教皇は給与を受け取っておらず、対象にならない。 国際通貨基金(IMF)は、パンデミックが経済に及ぼす悪影響を緩和するため、ユーロ圏諸国に国内総生産(GDP)比3%相当の政府支出積み増しを求めた。 バチカン財政の責任者フアン・アントニオ・ゲレーロ・アルベス財務事務局長官は、2021年の支出は「近年のバチカンの歴史で最少規模になる」と言う。他の欧州各国が大規模な財政出動を行っているのと対照的だ。同氏は、バチカン財政の規模が極めて小さく税収もないため、他国のような対策は取れないと認めた。 「普通の国であれば借金を増やして財政出動できるだろう」と同氏。「我々の場合、寄付金が入ってこなければ、支出をできる限り抑制する以外にできるのは準備金を使うことだけだ」という。 カトリック教徒からの寄付金が減っている。世界で不動産や商業活動からの収入も減っており、寄付金を除くと、今年の赤字は8000万ユーロ(約100億円)に増えるという。赤字は準備金で補填(ほてん)される見通し。 バチカンは宗教行事開催費用をまかなうため外部からの寄付に期待している。昨年、教育関係の慈善事業担当に任命されたアンジェロ・ビンチェンツォ・ツァーニカトリック教育省次官は、「バチカンにはほとんど何もない。外部からの支援を模索している」と認めた。□ ―――――――― ◎名誉教皇ベネディクト16世、94歳の誕生日 【CJC】名誉教皇ベネディクト16世(ヨセフ・ラッツィンガー)は、4月16日、94歳の誕生日を迎えた。 ベネディクト16世は、1927年4月16日、ドイツ・バイエルン州のマルクトル・アム・インに生まれた。 公設バチカン・ニュースは、昨年に続き、新型コロナウイルスによるパンデミック防止対策のもとに迎える誕生日となったが、ベネディクト16世は、住居としているバチカン市国内のマーテル・エクレジエ修道院で、世界中からのお祝いのメッセージに囲まれつつ、例年のように簡素に誕生日を過ごされた、と報じている。□ ―――――――― ◎パリのノートルダム火災2年、大聖堂保全大詰め 【CJC】2019年4月のパリ・ノートルダム大聖堂の火災から15日で2年。現場では新型コロナウイルス流行に伴う制約の中で進められてきた建物の保全作業が大詰めを迎えている。今年の冬には修復作業に入る見込みで、「24年に、信者たちへ内部を開放する目標は達成できる」と、政府は明らかにしている。 火災前に尖塔(せんとう)の改修作業用に設置され、火災後も大聖堂の上に残ったままになっていた金属製の足場の撤去が昨年11月に完了し、建物崩壊の危険を回避した。現在は大聖堂の内部に足場を組み上げ、石造りのアーチ天井が崩れないよう木材で補強する作業が進められている。夏には保全作業が全て完了する予定。パリ発共同通信が報じた。 当局は昨年7月、焼け落ちた木造の尖塔を元の素材で復元することを決定。必要とされるナラの材木が国内各地で伐採され、今後1年~1年半かけて乾燥させる。□ ―――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(4月18日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼ミャンマーのボ枢機卿=「民主主義は復活する」=希望を失わないよう促す ▼教皇、世界銀行に最貧国の債務削減求める ▼仙台教区サポートセンター=オンラインイベント=「わたしたちの10年そしてこれから」=東日本大震災と原発事故以後を振り返る ▼SDSC主催最後の全ベース会議=今後の体制を確認 ▼スイスの著名神学者=キュンク神父が逝去 =KiriShin(4月11日・既報)=http://www.kirishin.com =クリスチャン新聞(4月18日)=http://クリスチャン新聞.com ▼ミャンマー正義に各国教会が祷援=現地福音派「教会は光、預言者」 ▼WCC・CCA共同声明=「深い懸念と警戒」 ▼インド各州で依然迫害深刻 独自条例適用も=私的な集まりで拘束が横行 ▼ヒト生殖細胞のゲノム編集の倫理=受精卵破壊は許されるか=関西セミナ-ハウス活動センターで講演会 ▼16年続く教会卓球クラブ=集会室が練習の場=Jisp卓球ウェビナー分科会 ―――――――― ■ #
by cjc-skj
| 2021-04-19 23:37
┏週刊━━━━━ ┃世界 ┃キリスト教 ┃情報No.1577 ┗━━━━━━━ 2021.4.12 = 目 次 = ▼ハンス・キュンク神父死去、教皇の無謬性に関する見解で物議 ▼北アイルランドで連日暴動、10日間で警官70人以上負傷 ▼ハイチでカトリック教会の聖職者7人誘拐される ▼ブラジル南部で新たなキリスト像の建設進む ▼カラバッジョの失われた傑作か、スペイン政府が競売を阻止 ▼《メディア展望》 ―――――――― ◎ハンス・キュンク神父死去、教皇の無謬性に関する見解で物議 【CJC】スイス出身の司祭、神学者、作家のハンス・キュンク神父が4月6日、ドイツ南西部チュービンゲンの自宅で死去した。93歳。同神父が創設し、会長・名誉会長を務めた「グローバル・エシック・ファウンデーション」がフェイスブックで明らかにした。死因は伝えられていない。晩年はパーキンソン病で公の場に姿を見せることはなかった。ロンドンに本拠を置く「独立カトリック・ニュース」(ICN)の報道などを紹介する。 1928年3月19日にスイスのズールゼーで生まれたキュンク神父は、教皇ヨハネ・パウロ2世や教皇ベネディクト16世を最も鋭く批判した人物の1人。声明や著書の中で、司祭の独身義務、女性司祭の禁止、改革への抵抗、秘密主義、透明性の欠如、女性蔑視など、バチカン批判を展開した。 1960年代にチュービンゲンで教皇ベネディクト16世、当時のジョセフ・ラッツィンガー神父と一緒に働き、学んだ経験がある。ラッツィンガー神父とともに、1962年から65年にかけて開催された第2バチカン公会議では、司教団に助言を与える最年少の神学専門家の1人であったが、公会議後間もなく、教皇の無謬性についての見解を示し、物議をかもした。 そのため、1979年にバチカンからカトリック神学教授の免許資格「ミッシオ・カノニカ」を取り消され、カトリック大学でカトリック神学者として教えることができなくなった。以後、チュービンゲン大学でエキュメニカル(キリスト教一致運動)神学の教授を務め、1996年に退職した。 ラッツィンガー枢機卿がローマ教皇に着座した数カ月後の2005年、ラッツィンガー枢機卿とキュンク神父は、ローマ郊外カステル・ガンドルフォで数時間一緒に過ごしたという。バチカン報道官によると、教皇とキュンク神父は「この会談の場では、教義上の問題について議論することは意味がないということで合意した」という。その代わりに、キュンク神父の最近の研究テーマである、すべての宗教的伝統を取り入れた「グローバルな倫理」を発展させる可能性と、キリスト教信仰と科学の間の対話の二つに焦点を当てた。 2011年に引退した後、チュービンゲン大学に「グローバル・エシック・ファウンデーション」を設立し、「宗教間の平和がなければ、国家間の平和もない」という確信を示した。 2019年、資格免許「ミッシオ・カノニカ」取り消し40周年を迎えたキュンク神父は、ドイツのカトリック・メディアに、教皇フランシスコと手紙のやりとりをして、教会法上は非公式に回復されたと感じている、と語った。 邦訳書に『公会議に現われた教会』(1966年、エンデルレ書店)、『ゆるぎなき権威』(1973年、新教出版社)、『教会論』上・下(1976・77年、新教出版社)、『フロイトと神』(1987年、教文館)、『世界諸宗教の道――平和をもとめて』(2001年、世界聖典刊行協会)、『キリスト教思想の形成者たち』(2014年、新教出版社)、『キリスト教は女性をどう見てきたか』(2016年)などがある。□ ―――――――― ◎北アイルランドで連日暴動、10日間で警官70人以上負傷 【CJC】英メディアBBC報道によると、英国と北アイルランドの各地で暴動が10日連続して発生、警官70人以上が負傷し、市民10人が逮捕された。4月7日夜の暴動は北アイルランドで近年最悪の規模だったとされ、8日にも主要都市ベルファストなどで暴徒が警察に火炎瓶や石などを投げつける騒ぎになった。 騒乱が最初に起きたのは3月29日で、北アイルランド北西部でアイルランド国境に近いロンドンデリーでのこと。その後は、ほぼ毎晩のように衝突がベルファスト、キャリックファーガス、バリーメナ、ニュートンアビーなどに拡散。4月7日夜にはベルファスト西部で、主にプロテスタント派のイギリス帰属派の住む地区と、主にカトリック派のアイルランド統一独立派の地区を分ける、俗に「平和の壁」と呼ばれる壁の周辺で、帰属派と独立派の対立に拡大した。 英国とアイルランド両国首相は電話会談を行い、共に相次ぐ暴力を非難した。北アイルランド自治政府は8日、騒乱を「直ちに完全に終わらせるよう」呼びかけた。 特定の組織が暴動を組織的に主導している明確な動きは見られていないが、騒ぎの多くは、英国帰属支持派の準軍事組織とつながりのあるギャング集団が影響力をもつ地域で起きている。ベルファスト西部では7日夜、英国帰属派とアイルランドとの統一独立を希望する派が接触する通り周辺で乱闘があり、警官8人が負傷。市バスが1台燃やされた。 8日夜にも騒ぎが続き、地元警察は6年ぶりに放水車を使って鎮圧した。警察によると8日夜には、警官19人が負傷。連夜の騒乱で負傷した警官は74人になったという。 アイルランドのミホル・マーティン首相は、ボリス・ジョンソン英首相と電話で連日の騒乱について協議したことを明らかにし、「対話と、ベルファスト合意(北アイルランド紛争に関する和平合意)の機構を活用することが、前進のための道筋だ」とコメントした。□ ―――――――― ◎ハイチでカトリック教会の聖職者7人誘拐される 【CJC】ハイチ共和国中央部にあるクロワ・デ・ブーケで、4月11日、少なくとも7人のカトリック教会の聖職者が誘拐された。中には、フランス人2人が含まれているという。現地教会の司祭がAFP通信に対し明らかにした。 司祭によれば、犯人は100万ドル(約1億973万円)の身代金を要求しているという。警察は地元で活動を行っている武装勢力が関与している可能性があると見ている。 AFP通信によれば、フランス大使館は、この事件について、現時点では声明を出していない。 この数カ月、ハイチの首都ポルトー・プランスとその近郊では、身代金目的の誘拐事件が多発しており、そのことは、国内における武装集団の影響力が強まっていることによって証明されているという。□ ―――――――― ◎ブラジル南部で新たなキリスト像の建設進む 【CJC】ブラジル南部リオグランデドスル州エンカンタード市で、巨大なキリスト像の建設が進められている。2019年に着工し、4月初旬、頭部と左右に広げた両腕が取り付けられた。AFP通信が報じた。台座を含む高さは43メートル、手から手までの長さは36メートルで、内部にはエレベーターが備え付けられ、頂上付近には展望台が設置される。今年中に完成の予定。 信仰心を高めるとともに、この地域への観光を促進することを目的とした新しいキリスト像「擁護者キリスト」の発案者は、この3月に新型コロナウイルスに感染、合併症で死去したアドロアルド・コンザッティ同市長。 「擁護者キリスト」像建設は、彫刻家のヘネシオとマルクス・モウラ親子が監修し、ボランティア団体「キリストの友協会」が200万レアル(約3800万円)の建設費を全額寄付でまかなう、という。募金は今も継続中。 一方、リオデジャネイロの有名な「コルコバードのキリスト像」(救世主キリスト像)は、今年10月に建設90周年を迎える。これを記念して、現在、専門家による大規模な修復作業が行われている。 全長38メートル、手と手の間が28メートル、重さ635トンのキリスト像は、1931年10月12日に建設された。 修復は2020年10月に始まり、修復作業には建築家のクリスティーナ・ベントゥーラ氏をはじめ、エンジニアや地質学者など様々な分野の専門家が担当している。□ ―――――――― ◎カラバッジョの失われた傑作か、スペイン政府が競売を阻止 【CJC】スペイン政府は4月8日、首都マドリードで競売に掛けられる予定だった絵画が、イタリアの巨匠カラバッジョによる所在不明の傑作である可能性があるとして、競売を阻止した。AFP通信が報じた。 作品は17世紀の油絵で、十字架にかけられる直前のイエス・キリストが描かれている。 ホセ・マヌエル・ロドリゲス・ウリベス文化相が競売の数時間前になって、この絵がカラバッジョ作品である可能性が示されたとツイッターで明らかにした。 オークション・カタログには「(スペイン画家)ホセ・デ・リベラの弟子」の作品で、最低入札価格は1500ユーロ(約19万円)と記されていた。 カラバッジョの絵画では、2014年にフランスの民家の屋根裏にあった古いマットレスの下から「ホロフェルネスの首を斬るユディト」という作品が見つかり、19年に競売に掛けられる2日前に外国人収集家に売却されるという出来事があった。同作には1億7000万ドル(約190億円)の価値があると推定されている。□ ―――――――― 《メディア展望》 =カトリック新聞(4月11日)=http://www.cwjpn.com/cwjpn/ ▼教皇復活祭メッセージ=苦しんでいる人に寄り添う=パンデミック 武力衝突と暴力 戦争や困窮からの避難 ▼バチカン統計値=世界のカトリック信者数=増加続き13億4千万人に ▼ミャンマーの平和求め=国際協力NGOと宗教者ら外務省前で集会 ▼司教協議会会長髙見三明大司教=談話とカテケジス発表=聖ヨセフに親しむために ▼いのちの光3・15フクシマ講演会開催=かつての循環型農業 困難=福島・飯舘村での実験から=伊藤延由さんに聞く =KiriShin(4月11日)=http://www.kirishin.com ▼東日本大震災特集「それぞれの10年」=与えられた「出会い」=これからも…=仙台・笹屋敷と「エマオ」の仲間たち=千葉正彦(日本基督教団東北教区被災者支援センター「エマオ」元スタッフ) ▼オンライン化への期待と危惧を議論=キリスト教主義の教授ら ▼「日本の原子力行政は破綻」=柏崎刈羽原発問題でNCCが声明 ▼バチカンが第二次大戦中カトリック系新聞社の報道に圧力 ▼米国で「教会に属する人」の割合、初めて50%を下回る =クリスチャン新聞(4月11日)=http://クリスチャン新聞.com ▼ミャンマー現地邦人からの報告=心からの祈り、そして、行動を ▼ミャンマーと共に祈る アジア福音同盟集会 政治、正義、教会のため ▼WEA総主事にシルマッハー氏就任=信教の自由、宗教間対話担当歴任 ▼Tリーガー英田理志選手の父、恭司さん講演=「卓球は神様からの賜物、人生の一部」=第1回JiSP卓球ウェビナー ▼西日本豪雨災害支援施設「まびくら」閉所=これからも被災者に寄り添う ―――――――― ■ #
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| 2021-04-12 23:50
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