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[SKJ]■世界キリスト教情報■第994信
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  2010年2月8日(月)     第994信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼ハイチ援助、救援から再建段階へ
   ▽大司教も失いハイチのカトリック教会、苦難の中の救援
   ▼教皇、多くの部分から成る一つの体としての教会を強調
   ▼マザー・ミレアがバチカン調査への協力を米女子修道会に要請
   ▼カトリックと福音派がアルゼンチンで「結婚」擁護へ団結
   ▼北朝鮮で拘束の米国人ロバート・パク氏が釈放される
   ▼米南部キリスト教指導者会議にスキャンダル
   ▼ボーンアゲイン・キリスト者が生命救うための中絶医師殺害、と語る
   ▼コプト教キリスト者殺害の衝撃広がる
   ▼バチカン紙はシャーロック・ホームズに失望
     ▼《短信》
     ▼《メディア展望》

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◎ハイチ援助、救援から再建段階へ

 【CJC=東京】1月12日のマグニチュード7・0地震による被害はハイチを壊滅状態に追い込み、世界各国政府や諸機関、民間組織からの緊急救援が相次いだが、ここへ来て徐々に再建段階への動きも出ている。ただ一応の復旧までにも場合によっては数十年必要と見られている。
 死者数はすでに22万人を超すと推定され、さらに家屋が倒壊したため難民状況に追い込まれた人も100万人と見られている。
 最貧国ハイチでは「復旧」と言っても、他国とは比較にならない。旧状に戻すのではなく、新たな「再建」が求められているのだ。
 ただその構想策定にも数カ月は必要だ。現在、現地の病院は包帯や抗生物質など基本的な医療品がない。落下物の破片から頭部に負傷したり、骨折した人が多い。
 福音派系のEP通信によると、キリスト教関係の救援も、混乱の中で多彩な展開を見せている。
 米国に本拠を置く『ミッション航空フェローシップ』(MAF)は、すでに23年間ハイチで援助活動を行っていたが、今回の災害には省エネ型の飛行機4機を投入、ポルトープランス国際空港に空輸されて来た援助物資の配布に活用するほか、援助団体16以上に携帯通信機を提供している。
 『ビリー・グラハム伝道協会』のラピッドレスポンス・チームは、緊急救援の専門家で組織されているが、すでに調査チームが被害者のニーズへの対応法を探っている。
 ジャック・マンディ担当は、悲惨な状況にある人たちに情緒面のまた精神的なケアを提供する必要も検討している、と語った。ビリー・グラハム氏の子息フランクリン氏が率いる救援組織『サマリタンズ・パース』も協力している。
 米国ほか17国で活動を展開している『住居のためのフラー・センター』は、長期援助の一環として低収入者向けの住宅を建設・修復するため、各教会に募金を呼び掛けている。
 米カリフォルニア州に本拠を置く非営利組織『ラザリアン・ワールド・ホームズ』と提携して、耐火、耐震、ハリケーンも防御出来るワンルームの住宅を1戸3000米ドル(約27万円)で建設する計画。教会側の協力も進んでおり、『コオペラティブ・バプテスト・フェローシップ』、アセンブリーズ・オブ・ゴッド、メノナイト、ナザレン教会などから援助を受けている。
 救援団体『ワールド・ビジョン』はハイチでは30年以上活動している。今回は緊急援助に加えて翼下の『30時間飢餓基金』が、ハイチの子どもや母親、HIV陽性者への食糧配給や、果樹、小規模の灌漑装置、ホロホロ鳥や豚、5万5000人を対象にした診療所8カ所建設、薬局、予防接種などを予定している。
 ルーテル教会系の『ルサラン世界救済』もでハイチへ最低3~5年の長期援助を計画している。特に首都ポルトープランス以外の救援の遅れている農村部に焦点を絞っている。首都から脱出して来る人への対応も緊急課題となっているが、資源も限られ、諸施設も不十分な中での対応だ。□

◎大司教も失いハイチのカトリック教会、苦難の中の救援

 【CJC=東京】ハイチ大地震は、救援に立ち上がろうとした教会自身にも打撃を与えた。カトリック教会はジョセフ・セルゲ・ミオット大司教始めカルロス・ベノア司教総代理以下、多数の信徒がノートルダム・デ・ラソンプション大聖堂崩壊の下敷きとなった。教会、神学校や教会が運営する病院などもほとんど倒壊した。
 大司教らの葬儀は1月23日、大聖堂の廃墟前で行われた。大司教はブードゥー教側との対立緩和に努めるなど敬愛され、この危機の際にこと必要とされる存在だけに、カトリック教会に与えた衝撃は図りしれない。□

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◎教皇、多くの部分から成る一つの体としての教会を強調

 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は1月24日、日曜正午の祈りを信者と共に唱えた。集いの説教で、教皇はこの日のミサで朗読した使徒パウロの「コリントの信徒への手紙1」中の、教会を多くの部分から成り立つ一つの体としてたとえている箇所(12・12~30)を取り上げた。
 教皇は、教会はキリストを頭とした一つの体であり、キリストと共にすべてが一つにまとめられ、そこでは聖霊の賜物として様々なカリスマが一致していると強調した。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、翌25日が「キリスト教一致祈祷週間」の最終日に当たる所から、ローマの城壁外の聖パウロ大聖堂で、カトリック以外のキリスト教教会・共同体の代表者と共に夕べの祈りをとり行われることを告げた教皇は、キリストの弟子たちの完全な一致という賜物を神に祈り求めようと呼びかけた。□

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◎マザー・ミレアがバチカン調査への協力を米女子修道会に要請

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)によって米女子修道会・宣教会などへの使徒的訪問実施を委託されたマザー・ミレアが、各組織に1月12日付けで書簡を送り、調査への協力を要請した。
 書簡は、11月20日までに返却を求めた最前の要請には多くの団体が応答しなかったことを暗示したものとなっている。バチカンへの協力を拒否する団体は連携しているものと見られる。□

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◎カトリックと福音派がアルゼンチンで「結婚」擁護へ団結

 【CJC=東京】アルゼンチン・カトリック教会の司教が、同性間の「結婚」に反対することで、福音派の指導者と足並みを揃えている。南部ティエラ・デル・フエゴのキリスト者は、「1人の男性と1人の女性によって構成される家庭の価値」を信じていることを強調する声明「共同宣言」を発表した。"
 声明の中でリオ・ガイェゴスのフアン・カルロス・ロマニン司教とティエラ・デル・フエゴ福音教会指導者は、神の言においては異なる信条の指導者として、「結婚に等しい同性間の結合」を認めることには反対する、と述べている。
 声明はまた、結婚という真実は、1人の男性と1人の女性の間の結合と理解され、それは“地上の生命の始まりから”存在している真理だから、交渉ごとではない、と表明している。□

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◎北朝鮮で拘束の米国人ロバート・パク氏が釈放される

 【CJC=東京】北朝鮮は2月5日、昨年12月25日に朝中間の国境を越えて無断で北朝鮮に入国した対北朝鮮人権活動家ロバート・パク氏(28=韓国系米国人)を釈放すると明らかにした。
 パク氏は6日午前、平壌から空路、経由地の北京に到着した。パク氏は報道陣の問いかけには答えず、終始うつむいたままで、出迎えに来た北京の米国大使館員の乗用車に乗り込んだ。パク氏は同日、民間航空機でロサンゼルスに到着した。
朝鮮中央通信は5日、「違法入国した米国公民ロバート・パクを抑留し、調査を行った。(パク氏が)自分が犯した行為を認めて悔いている点を考慮し、該当機関は寛大に許し釈放することにした」と伝えた。 北朝鮮のパク氏解放決定報道はパク氏が北朝鮮入国してから42日目。 中央通信は、パク氏が記者会見で「西側の悪い宣伝にだまされて犯した罪科を深く反省している。朝鮮政府に心から謝罪する」と述べた、と主張した。
北朝鮮の釈放決定には、今回の北朝鮮入国事件を朝米関係進展の潤滑油にしようという狙いがあったとみられる。北朝鮮はパク氏釈放決定を発表すると共に、パク氏と朝鮮中央通信とのインタビュー内容を公開した。
 パク氏は政治犯収容所の閉鎖など、北朝鮮の人権状況改善を訴えるために豆満江を渡ったが、この日北朝鮮が公開したパク氏とのインタビューは、一言で「北朝鮮は人権を守る国」という内容だった。
 朝鮮中央通信によると、パク氏は北朝鮮入りした動機について、「西欧のおかしな宣伝の影響を受け、朝鮮に対する誤った認識を持つようになった」と説明した。また平壌にあるポンス教会での礼拝に参加したときには、「宗教の自由が保障されていることを知った」と述べた。最終的にパク氏は、「わたしは恥ずかしさを感じている。(北朝鮮には)心から謝罪したい」と結論づけた。
 北朝鮮はパク氏とのインタビューについて、「本人が求めてきたため行った」と説明しているが、パク氏を支援してきた「すべての北側同胞のための自由と生命」のチョ・ソンレ代表は韓国紙『中央日報』との電話で、「パク氏が強圧のため偽りの記者会見をしたようだ」と述べた。□

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◎米南部キリスト教指導者会議にスキャンダル

 【CJC=東京】公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師によって設立された米南部キリスト教指導者会議のアトランタにある本部が1月25日、理事2人を辞任を要求して南部各地から集まったデモ隊に襲われた。
 ローリー・トランメル理事長とスピーバー・ゴードン会計の2人が56万9000ドル(約5000万円)を横領したという。トランメル理事長には女性従業員に性的虐待を行ったという容疑もある。
 12月に憤慨した理事会は2人を解任した。しかし1月17日、アトランタ地裁判事は、解任決定が電話で行われ、理事44人全員の参加なしでの決定は、同会議の規則に違反している、と判示した。 2人が復職したことが、全国のメンバーの不満を招き、解任へ再度の議決を呼び掛ける声が高まったもの。□

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◎ボーンアゲイン・キリスト者が生命救うための中絶医師殺害、と語る

 【CJC=東京】AFP通信によると、米国の妊娠中絶手術で知られていたジョージ・ティラー博士を殺害した、ボーンアゲインのキリスト者スコット・ローダー被告(51)が1月28日、カンザス州ウイチタの裁判所で、胎児の命を救いたいからだった、と語った。
 ローダー被告は、2009年5月、カンザス州の教会の玄関でティラー博士を殺害したとして、第一級殺人の罪で起訴されたが、より大きな危害から人々を救うのだと信じたからこそ、殺害したのだとして、意図的故殺により無罪を陪審員に主張している。
 ローダー被告は、検察が提出した証拠については争わないと述べた。彼は銃と弾薬を購入し、事前に試射したことも認めている。□

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◎コプト教キリスト者殺害の衝撃広がる

 【CJC=東京】エジプトでコプト教キリスト者がクリスマスを祝う1月6日、南部ナグハマディの教会で6人が射殺され、負傷者も9人出たことは、世界規模で衝撃が広がり、バチカン(ローマ教皇庁)や欧州、中東、オーストラリアの教会指導者が懸念を表明している。
 エジプト総人口8300万人のうち、コプト教キリスト者は約9%に留まり、9割はイスラム教徒。
 エジプト当局は、昨年11月に12歳のイスラム教女性がキリスト者に強姦されたことへの報復襲撃したとして容疑者3人を逮捕したが、3人は容疑を否認している。
 折からベイルートで中東福音派教会連合総会が行われおり、出席していた福音ルーテル教会ヨルダンと聖地監督のムニブ・ヨウナン氏は1月11日、キリスト者6人とイスラム教徒警備員の殺害を非難、コプト正教会アレクサンドリア総主教への支援を申し出た。
 教皇ベネディクト16世は、クリスマスを祝っている最中に襲撃された、エジプトのコプト教社会が最近見舞われている『嘆かわしい攻撃』を非難した。"
 世界改革教会連盟のセトリ・ニョミ総幹事もエジプト政府に、エジプト全市民の安全を守るようい呼び掛けた。エジプト福音教会ナイル会議は、最近の暴力沙汰の前から長年にわたって差別を経験して来た。
 ニョミ総幹事は、中東でキリスト者が安全が脅かされ、雇用機会も失われて、出国を余儀なくされている人が増加していることに懸念を表明した。
 コプト教徒は世界各地に移住して共同体を形成している。オーストラリアには2万人が居住している。メルボルンでは、記念礼拝が行われ、エジプト領事館や外務省へのデモも計画された。
 ナグハマディは古都ルクソール北方約60キロにあり、「トマスによる福音書」などが発見された所。□

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◎バチカン紙はシャーロック・ホームズに失望

 【CJC=東京】ガイ・リッチー監督の新作「シャーロック・ホームズ」は評判作となっているものの、バチカン(ローマ教皇庁)機関紙『ロッセルバトレ・ロマノ』は「近代化」が過ぎる、と辛口の評価。
 シャーロック・ホームズと言えば、アーサー・コナン・ドイルが1886年に発表以来、世界中の人気を拍した探偵で、映画化も繰り返されているが、今回はロバート・ダウニー・ジュニアが演じている。バチカン機関紙は、映画が楽しめ、各場面の描写にもワクワクさせられるが、ホームズの描写に納得が行かない様子だ。
 製作会社ワーナー・ブラザースはクリスマスの公開日で2490万ドル(約22億円)の興行収入をあげている。□

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《短信》CJC通信Twitter速報から。

▽フィリピンのマニラで1月27日、カトリック教会の司祭数千人が一堂に会し、互いにざんげし合う機会が設けられた。カトリック司教協議会の広報担当、ペドロ・キトリオ司祭は、司祭たちも人間であり、罪が無いわけではないと語った。AFP通信が報じた。
▽米ミシガン州グランラピッズにあるカルヴァン神学校の教授や卒業生が『宗教改革後デジタル図書館』(PRDL)を開設した。これまでは散逸したとされていた文書も見ることが出来る。

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(2月7日)=http://www.cwjpn.com
★ハイチ地震=教会の活動は続く=教皇庁大使が現地報告
★「苦しむすべての人にキリストの愛と癒やしを」=世界病者の日2月11日=教皇メッセージ
★名古屋=キリスト教一致祈祷週間に=青年ら 教派超え 交流
★カリタスジャパン=HIV/AIDSデスク=第2回「先生のための勉強会」=「性」の重要性を若者に=“使える教材”を体験 
★ダミアン思い起こす=教皇=世界ハンセン病デーに
★日本・フィリピン間の交流進む=東京の葛西教会など=多文化青少年の教育活動

  =キリスト新聞(2月6日)=http://www.kirishin.com
★『平和学事典』出版でスティーブン・リーパー氏講演=“この4カ月が未来決める”
★米軍=ライフル照準器に聖書の刻印=関係機関が使用中止を要請
★クリスチャンアカデミー=新年のつどいで木俣参院議員=“「幻」持って国際貢献を”
★AERA「日本の聖域」で卞氏続報=“韓国への弱さ”指摘
★立教大 小河陽氏最終講義=「神の国」理解の変遷たどる
★ハイチ地震=救援進まず 募る不安=WCCは負債免除を呼びかけ

  =クリスチャン新聞(2月7日)=http://jpnews.org
★日本生まれ名曲ゴスペルで伝道プロジェクト=50万人に神の祝福を
★卞牧師を逮捕=準強姦容疑=「絶対服従」信じさせる権威主義 温床に=事件解明し 同種被害者救出を
★ハイチ震災=衛生支援が柱=子どもの保護施設を開設=WVJ現地派遣スタッフ報告
★ハイチ大地震は悪魔と協定した国の責任=米テレビ伝道者
★交通事故で逮捕の牧師 不起訴に=停職6か月戒規を満了=日本ホーリネス教団

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# by cjc-skj | 2010-02-08 15:59 | Trackback
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  2010年2月1日(月)     第993信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼ハイチで子ども33人を無許可で国外へ連れ出そうとした米国人拘束
   ▼ハイチの負債免除を世界教会協議会が呼び掛け
   ▼司祭もインターネット活用を、と教皇発言
   ▼ニュージーランド教会はネット利用に積極的
   ▼「キリスト者の一致に向けて対話を推進し、祈ろう」教皇一般接見
   ▼コプト教徒殺害事件にキリスト教会は懸念
   ▼ナイジェリア聖公会主教が誘拐される
   ▼世界のキリスト者迫害の実態を調査するウエブ誕生
     ▼《短信》
     ▼《メディア展望》

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◎ハイチで子ども33人を無許可で国外へ連れ出そうとした米国人拘束

 【CJC=東京】大地震被害の救援もままならないハイチで1月29日、子ども33人を許可なく国外へ連れ出そうとした米国人10が拘束された。
 生後2カ月から12歳のハイチの子ども33人を連れ出国を図ったとして、東部ドミニカ共和国との国境付近で警察に拘束されたのは男性5人、女性5人で全員首都ポルトープランスに移送された。ハイチでは、震災孤児の人身売買や違法な養子縁組への懸念が高まっており、警備が強化されていた。
 容疑者の1人は米アイダホ州に本拠を置く『ニューライフ・チルドレンズ・レヒュジ』の指導者と名乗っており、悪事を働いたのではない、としている。
 ハイチのイヴ・クリスタリン社会問題相は、「完全な違法行為。許可なしに子どもは出国出来ない。今回誰も許可されていない」と語った。
 しかし収監されているローラ・シルズビー氏はロイター通信に、「ドミニカ共和国政府から、わたしたちがドミニカで運営している孤児施設に子どもたちを連れてゆく許可をえている。わたしたちは、ポルトープランスで孤児施設を運営しているバプテスト派の宣教師から、施設が今回の地震で壊滅したので、ドミニカの施設へ収容するよう依頼されたのだ。書類を整えるために戻ってくるつもりだった。幼児の人身売買の容疑がかかっているが、そんなつもりは全くない。何か悪事をしようとしたことなどなかった」と述べている。□

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◎ハイチの負債免除を世界教会協議会が呼び掛け

 【CJC=東京】世界教会協議会(WCC)のオラフ・トゥヴェイト総幹事は1月25日、「ハイチの対外負債即時、完全免除」を声明で主張した。復興、貧困根絶、持続可能な発展のための計画実現には本当に大事な取り組みだと言う。
 復興計画は「ハイチ市民が主役となり、国連の調整の下で、国際社会の支持を得て行われなければならない」とトゥヴェイト氏。
 負債免除と短期緊急救援に加えて、ハイチには「中長期の再建と持続可能な発展が必要だ」。しかし財政援助は供与の形でなければならない。借款では同国の赤字を増やすだけで、負担が重くなる」と声明は指摘している。□

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◎司祭もインターネット活用を、と教皇発言

 【CJC=東京】カトリック教会の司祭も、インターネットを「賢く」使いこなすように――。教皇ベネディクト16世は1月24日、「世界広報の日」にあたってこのような説教を行った。
 教皇は、「現代的なコミュニケーション手段によってもたらされるユニークな可能性を賢く利用するように」と語った。「キリストの教えは、サイバー空間を構成するあらゆる『通信網』が交わるたくさんの交差点を横断し、いつの世にも、もちろん現代においても、神は正しい場所におられることを明らかにするだろう」と言い、「司祭たちも今や新たな時代の戸口に立っている」と指摘した。
 デジタル・コミュニケーションは「ほぼ限界のない表現の可能性」があり、技術の発達によって司祭たちが、より説得力のある存在となろうと努力する必要が出てきた」と教皇は述べている。□

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◎ニュージーランド教会はネット利用に積極的

 【CJC=東京】ニュージーランド・カトリック司教会議のデニス・ブラウン議長は、教皇ベネディクト16世が、その信徒と接触するためにインターネットを利用するように、というメッセージを発表したことを歓迎している。これはカトリック教会の「世界広報の日」のための教皇メッセージで示されたもの。
 ブラウン司教は、ニュージーランドの教会はすでに、会衆との連絡にウエブサイトを利用している、と言う。教皇のメッセージに従い、さらに神の言を広めるため「ユーチューブ」や「フェイスブック」のようなネット上の手段の利用法を開発する、と語った。オークランドのパトリック・ダン司教はすでに「フェイスブック」をお知らせやニュースに利用しているという。□

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◎「キリスト者の一致に向けて対話を推進し、祈ろう」教皇一般接見

 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は1月20日、バチカン(ローマ教皇庁)で水曜恒例の一般接見を行った。
 接見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は18日から25日までの「キリスト教一致祈祷週間」のテーマ「あなたがたはこれらのことの証人となる」(ルカ24・48)について話した。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は、「これらのこと」すなわち、「キリストを知ることで神の御顔を知り、キリストが人類を一つにされ、永遠の命に導かれる」ということを、キリストに心を開き、その力に変容されてキリストの同じからだに属する他の人々にも自分を開きながら、信仰宣言を共にすることで、「証し」する必要があると説いた。□

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◎コプト教徒殺害事件にキリスト教会は懸念

 【CJC=東京】エジプト・コプト教会のクリスマス前夜1月6日、南部ナグ・ハマディでキリスト者6人などが射殺された事件の衝撃が広がっている。
 ヨルダンと聖地のルーテル教会ムニブ・ヨウナン監督は1月11日、殺害を非難すると共にアレクサンドリアのコプト正教会総主教に支援を申し出た。
 「襲撃は恐るべきもので、エジプトのキリスト者の心に恐怖を植え付けた。わたしたちは、暴力行為に驚き、それを非難する」と、折からベイルートで開催中の中東福音教会連合大会に出席した同監督は現地で語った。
 教皇ベネディクト16世は「エジプトのコプト社会がクリスマスを祝っている最中に行われた、この所苦しめられている嘆かわしい攻撃」と指摘している。
 世界改革教会連盟のセトリ・ニョミ総幹事は、エジプト政府に、全市民の安全を確保するよう要請した。エジプト福音教会ナイル・シノッドは今回の一連の暴力行為の前から長年にわたって差別を経験している。□

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◎ナイジェリア聖公会主教が誘拐される

 【CJC=東京】ミッショナリー・インターナショナル・サービス通信(MISNA)によると、ナイジェリア聖公会ベニン教区のピーター・イマスエン主教が身元不詳の武装した男に1月24日自宅前で誘拐された。同氏は聖マタイ大聖堂でミサを執行して帰宅したところだった。
 現地紙ナイジェリア・トリビューンが25日報じたところでは、イマスエン主教は車から暴漢に引きずり出され、誘拐された。
 事件は、路上から兵士や特別部隊を街頭から撤退するようにと政府が指令した数日後に発生した。主教は最初の犠牲者。トリビューン紙は、身代金5000万ナイラ(約3000万円)が要求されている、と報じた。
 イマスエン主教は、ナイジェリア・キリスト教協議会議長を務めている。同協議会はナイジェリアに設立された超教派組織としては最大で、実質上、アフリカ最大でもある。□

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◎世界のキリスト者迫害の実態を調査するウエブ誕生

 【CJC=東京】世界のキリスト者迫害の実態を調査するウエブサイト「ホエア・ゴッド・ウイープス」が米カトリック・ラジオ・アンド・テレビジョン・ネットワーク(CRTN)によって1月25日発足した。『エイド・トゥー・ザ・チャーチ・イン・ニード』(ACN)が協力している。
 CRTNのキリスト者迫害に関するテレビ・ラジオ番組を補完する形。
 サイトは、キリスト者迫害の実態を毎月特集する。サイトには速報ページや「救援方法」に関するページもある。□

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《短信》CJC通信Twitter速報から。

▽米カトリック系CNA通信がキンドルへの配信を開始した。月間購読料は1ドル99セント(約180円)。
▽朝鮮中央通信が中国北朝鮮との国境地帯を通って不法入国した米国人1人が25日抑留されたと報じた。経緯や氏名は明らかにしていない。同通信は昨年12月29日にも在米コリアンの活動家とみられる人物の抑留を氏名抜きで伝えた。韓国政府関係者は「先月の報道を繰り返した可能性がある」と語った。
▽ナイジェリア中部で、キリスト者とイスラム教徒が衝突、300人以上逮捕、と英BBC放送。

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(1月31日)=http://www.cwjpn.com
★聖書の言葉が支えた闘い=田中正造の事跡巡る=社会司教委員会=足尾銅山鉱毒被害地など
★「カトリック児童福祉の日」献金=昨年は5090万円を各地に送付
★正義と平和協議会地球環境を守る部会=「原発と温暖化」で講演会
★「心に響く教誨」を模索=日本カトリック教誨師連盟研修総会
★教師の「塾」初開催=東北塾=カト校団結 担い手育成
★中国で平和ミサ=日韓中の司教、3月に

  =キリスト新聞(1月30日)=http://www.kirishin.com
★ハイチ大地震=広がる被害 繋がる祈り=M7・0 死者は推定20万人超=早くも各地から支援の手
★砂川政教分離訴訟=全国で2例目=最高裁 私有地に神社は「違憲」=“闘いはこれから 希望ある”=「空知太」は差し戻し、「富平」は敗訴
★オバマ大統領=キング牧師ゆかりのアフリカ系教会訪問=“信仰が平安を与える”
★米説教者が暴言?=ホワイトハウスも驚き=「地震の責任はハイチに」
★中国の人権擁護派弁護士 高智晟氏=当局が所在不明認める

  =クリスチャン新聞(1月31日)=http://jpnews.org
★砂川訴訟で最高裁「違憲」判断=神社への市有地無償提供に政教分離違反
★ハイチ大地震=ワールドビジョン、孤児への支援を最優先=救援団体現地スタッフも被災
★国際飢餓対策機構=現地代表らも安否不明=各NGO一斉に募金窓口を開設
★シオン・キリスト教団初代理事長=岸田馨氏が逝去

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  2010年1月25日(月)    第992信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ★オバマ大統領、ワシントン市内のアフリカ系教会訪問
   ★余震にも脅える絶望のハイチ、救援も進まず
   ★シャープトン牧師がパット・ロバートソン氏の発言を非難
   ★セルビア正教会が新総主教にガブリロビカ氏を選出
   ★ベネズエラのチャベス大統領が教皇使節に『悪魔祓い』要請
   ★韓国の教会に、聖書や賛美歌の代わりに携帯電話端末
   ★米軍のライフル照準器に聖書の刻印
   ★マザー・テレサの同志のマルクス主義政治家死去
     ▼《短信》
     ▼《メディア展望》

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◎オバマ大統領、ワシントン市内のアフリカ系教会訪問

 【CJC=東京】バラク・オバマ米大統領は1月17日、ワシントン市内のバーモントアベニュー・バプテスト教会の礼拝にミシェル夫人と令嬢2人と出席した。不意の訪問に興奮した約300人の会衆から拍手を受けた。
 同教会は1866年に解放奴隷によって設立された。17日は連邦休日「マーティン・ルーサー・キング、ジュニア・デー」の前日に当たる。大統領は演説で、同教会にキング牧師自身が繰り返し説教に来ていたことを指摘した。
 就任1年目の厳しい評価にさらされている大統領は、初のアフリカ系市民として大統領選に出馬した際の公約が完全に実現されてはいないことと、ワシントンで行われている派閥政治の役割を認めた。またマサチューセッツ州上院議員選挙の争点にもなっている医療改革施行への意欲を示した。会衆は歓迎の声を上げた。□

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◎余震にも脅える絶望のハイチ、救援も進まず

 【CJC=東京】マグニチュード7・0の巨大地震に見舞われたハイチ、死者20万人以上という被害の実態も把握出来ない中、マグニチュード6・1などの余震で屋外で暮らさざるを得ない生存者も150万人に上り、絶望的な状況に打ちのめされている。
 キリスト教関係の救援組織も相次ぎ現地入りしているが、余震でさらに建物崩壊が予想されることから、睡眠も住民と同様屋外でとっている。
 被害者の緊急シェルターでの生活での難題は飲料水の供給。援助団体『オクスファム』の代表は英BBC放送に、住民の不安が高まっている、と伝えて来た。
 ただ国際赤十字社・赤新月社の救援活動は本格化して来た、と国際赤十字委員会(ICRC)のシモン・ショルノ報道担当が明らかにしている。「仮設キャンプでの暮らしている数万人の悩みは飲料水とゴミだ。生鮮野菜やパンの価格は急騰しており、買い入れるカネも底をつき、隣人と助け合って日々をすごしている。多数の人が仕事を求めて国際機関の窓口に並んでいる」と言う。
 首都ポルトープランス南西70キロにある港町プチゴアーブに赤十字国際委員会の医療チームが到着、ハイチ赤十字社のボランティア・スタッフによって応急処置所を設置、患者500人分の救急キットを配布した。
 首都西南方のレヨガーヌ市に派遣された赤十字国際委員会チームは「首都同様に多数の被害者が出ているが、市内の病院には何もなく、処置が出来ない」と言う。赤十字社は同市には近日中に医療物資を供給する。ただポルトープランスでは、デラペ病院やスラム街に置かれたハイチ赤十字救護所に相次ぎ医薬品が供給されている。□

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◎シャープトン牧師がパット・ロバートソン氏の発言を非難

 【CJC=東京】米国の著名な伝道者アル・シャープトン牧師は1月17日、シカゴの『クライスト・ユニバーサル・テンプル』でハイチの被災者救済のため献金を教会を諸教会に呼び掛けた。またテレビ伝道者パット・ロバートソン牧師のハイチ災害は、自分たちの自由を得るために悪魔と契約したために受けた神罰との発言を非難した。不快でキリスト教的なものでない、と言う。
 しかし、シャープトン牧師は謝罪を呼び掛けてはいない。
 「私はパット・ロバートソン氏に何かして欲しいとは言わない。泥だらけのグラスには、その横にきれいなグラスを置くのが最良の方法だ」と述べた。「公正で人道的な考えの宗教指導者であることが、比較されるべききれいなグラスになるよう願う」と言う。
 同教会のカールトン・ピアソン牧師は、この1日でハイチ救援のため2万5000ドル(約230万円)の寄付をするよう呼び掛けた。□

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◎セルビア正教会が新総主教にガブリロビカ氏を選出

 【CJC=東京】セルビア正教会は1月16日、『聖教会会議』を開催、秘密投票で3人の候補者の中からパブレ総主教の後任にニス司教イリネイ・ガブリロビカ氏(80)を選出した。第45代総主教へ同氏の選出は、教会が改革路線を進める意思を示したものと言える。
 同教会ではパヴレ総主教が昨年11月に闘病生活の後に死去している。
 新総主教はカトリック教会との和解に進む、と見られており、教皇ベネディクト15世が、将来セルビアを訪問する際には会談が実現しそうだ。□

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◎ベネズエラのチャベス大統領が教皇使節に『悪魔祓い』要請

 【CJC=東京】ベネズエラのウーゴ・チャベス大統領は新任のピエトロ・パロリン教皇使節に、前任者の離任に伴ない、使節館の『悪魔祓い』を実施するよう要請した。前任者を大統領は「サディストで婦女暴行犯」と決め付けていた。
 ただチャベス大統領は1月15日、政治指導者や外交官との公式会合で、教皇使節を歓迎した。
チャベス大統領は「カトリック」と自認しているが、バチカン大使館が大統領の政敵ニクソン・モレノ氏(34)を2007年3月から09年3月まで、館内に政治亡命させていたことを「非常に遺憾だ」としている。
 モレノ氏は殺人や性的暴行の容疑を否定しており、現在ペルーに避難している。□

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◎韓国の教会に、聖書や賛美歌の代わりに携帯電話端末

 【CJC=東京】韓国の教会に、聖書や賛美歌の代わりに米アップル社の携帯電話端末『iPhone』を持参する信者たちが登場した、と朝鮮日報(日本語電子版)が報じている。韓国に上陸したばかりのスマートフォン(携帯情報端末機能付き携帯電話)だ。
 信者たちはスマートフォンで聖書をダウンロードし、牧師の説教のフレーズを探している。また、有料でダウンロードした賛美歌には、伴奏付きのものもある。
 高麗大言語学科のキム・ソンド教授は、モバイルメディア時代を生きる人間を「ホモモビリクス」と規定した。同教授は「知恵を持つ人間、ホモサピエンスが携帯電話を掛けるホモモビリクスに進化しつつある」と説明した。モバイルとメディアの融合が発展するにつれ、人間の間に「永続的な接触」という新たな感覚が生まれるという。□

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◎米軍のライフル照準器に聖書の刻印

 【CJC=東京】イラクとアフガニスタンに駐留する米軍が、ケースにキリスト教の聖書の箇所を示す刻印が入ったライフル照準器を使用している、とABC放送が報じた。米国内のイスラム教徒団体などが1月20日、強い怒りを表明した。
 照準器の製造会社『トリジコン』が、米陸軍と海兵隊に、80万個以上の納入契約を結んでいるという。
 米国のイスラム教徒の権利擁護を推進する機関『ムスリム公共問題審議会』(MPAC)は、ロバート・ゲーツ国防長官に対し、聖書を示唆する文字と数字が記された武器の使用を中止するよう要請した。
 『トリジコン』社は20年以上前から、「国のために従軍することに対するわが社の信条、信念の表れ」として、照準器のメタルケースに新約聖書の1か所の章と節を示す刻印を入れている。
 2003年のイラク侵攻後に米中央軍が発した「いかなる宗教、信仰に改宗させる行為」も厳しく禁じている命令に違反した、ということが問題になった。
 英国防省も同社に照準器400個を発注したことを明らかにした。オーストラリア、ニュージーランドにも納入されている。
 問題の刻印はヨハネによる福音書8章12節「イエスは再び言われた。「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」を意味する「JN8:12」と刻まれている。□

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◎マザー・テレサの同志のマルクス主義政治家死去

 【CJC=東京】「コルカタ(カルカッタ)の聖女」福者マザー・テレサと特に深い信頼関係にあった西ベンガル州元首相ジョティ・バス氏が1月17日、多臓器不全のため市内の病院で死去した。95歳。葬儀は19日行われた。
 1914年7月8日生まれ、フェビアン協会系のマルクス主義者。インド共産党で活躍、1977年から2000年まで西ベンガル州首相を務めた。インドの州首相としては最長記録。
 マザー・テレサとは信条の違いを超えて、深い共感、信頼の関係を築いた。マザーの活動を常に支援し、葬儀の際にも、個人として采配をふるった。
 度々マザーと会っていることについて聞かれた際に、「彼女はわたしに神を敬うようにして、わたしを悪いマルキストにする」と語ったことがある。マザーが緊急に会いたいと言って来た時に、閣議を中断した、とも伝えられている。□

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《短信》CJC通信Twitter速報から。

▽教皇ベネディクト16世は1月17日、ローマ市内のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝堂)を訪問した。ナチスによるユダヤ人大量虐殺時のカトリック教会の対応などをめぐるユダヤ人社会との対立和解を図ったとされるが、ユダヤ人側の反応は冷ややかだった。
▽米上院マサチューセッツ州補選で共和党勝利。医療保険制度改革などオバマ政権の政策後退必至。
▽ナイジェリアのジョスで、イスラム教徒の若者約200人がカトリック教会を襲撃、死傷者40人以上を出した。

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(1月24日)=http://www.cwjpn.com
★ハイチ大地震=教皇、被災者支援訴える=首都の大司教 遺体で発見
★大阪教区=阪神淡路大震災から15年=「教区新生の日」に祈る
★マレーシア司教団=教会襲撃激化に「憂慮」
★教皇、ユダヤ教の会堂訪問=積極的な対話への姿勢再確認
★中央協議会出版部が2月1日発行=『カトリック教会のカテキズム要約』
★女性の被害5人に1人=デート中の暴力でアンケート=民間グループ調査=高校生などを対象

  =キリスト新聞(1月23日)=http://www.kirishin.com
★日本で4人目=白柳誠一枢機卿が死去=世界の平和と和解に尽力=教皇ベネディクト16世も哀悼の意
★昨年末も各地で越冬支援=「教会だけでは力不足」
★「自死遺族支えよう」=シンポジウム未遂者・家族への理解も=東京
★オリエンス宗教研究所50周年シンポ=宣教者の養成が課題
★第2回9条アジア宗教者会議=指導者80人が平和への誓い=ソウル
★マレーシア=「アラー」使用認める判決にイスラム教徒反発=教会への襲撃相次ぐ

  =クリスチャン新聞(1月24日)=http://jpnews.org
★『ウガンダに咲く花』出版=「ずっと友達でいようね」=ウガンダ エイズ孤児と文通 本に
★東アジア10か国の青年ら互いに祈る=第22回アーバナ宣教大会
★平和宣教大賞に故田内千鶴子氏=日韓キリスト教議員連盟10周年 東京記念式=「真の問題解決はイエスを通じて」
★世界平和を和解に足跡=白柳枢機卿逝く
★マレーシアで教会攻撃=神に「アラー」キリスト者も使える=高裁判決にイスラム教徒反発
★卞氏らをパワハラでも提訴=絶対服従 強いられ障害

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# by cjc-skj | 2010-02-08 15:56 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第991信
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  2010年1月18日(月)    第991信(週刊・総合版)☆☆
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《連絡》1月11日付け《バチカンが13世紀の書簡など秘密文書の一部を複製出版》の中で《チンギス・カン》とあるのは《チンギスハン》と表記すべきではないか、との連絡が受信者からありました。

             = 目 次 =
   ▼ハイチでM7・0の強い地震、世界から早くも救援の手
   ▼壊滅的地震の責任はハイチ自身にある、とロバートソン氏
   ▽ハイチの地震被害は神罰発言にホワイトハウスは「驚き」
   ▼教皇、離脱聖公会の受け入れ策を確認
   ▼マレーシアの教会襲撃が11件に
   ▼中国の人権擁護派・高智晟弁護士の所在不明を当局も認める
   ▼スコットランド聖公会、初の女性主教選出に至らず
   ▼ジェームズ・ドブソン氏が独自にラジオ番組始める
     ▼《短信》
     ▼《メディア展望》

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◎ハイチでM7・0の強い地震、世界から早くも救援の手

 【CJC=東京】政情不安と貧困にあえぐ中米カリブ海の島国ハイチで1月12日午後4時53分、マグニチュード(M)7・0の強い地震が起きた。その後もM4以上の余震が20回以上観測されている。首都ポルトープランスでは多くの建造物が倒壊、大統領宮殿や財務省など政府庁舎、駐留する国連部隊の施設も被害を受けた。
 地震による揺れは1分以上続き、パニック状態の市民が屋外に逃げ出した。多くの被災者ががれきの下に埋まっており、救出活動が続けられている。ポルトープランスでは地上の固定電話、携帯電話ともかかりにくくなっているほか、電力線が寸断され一部地域では停電も起きており、被害の全容の解明が大幅に遅れている。
 国連高官は、ハイチ駐在の国連関係者多数が行方不明になっていることを明らかにした。ヨルダンの国営ペトラ通信は、国連平和維持活動(PKO)の国連ハイチ安定化派遣団(MINUSTAH)に参加する同国軍兵士3人が死亡、21人が軽傷を負ったと報じた。同派遣団の本部は地震で甚大な被害を受けており、がれきの下に埋もれている可能性も出ている。5階建て同本部には総数で約9000人が詰めている。
 バラク・オバマ米大統領は声明を発表、政府として人道支援を実施する考えを示した。米国際開発庁(USAID)は、災害対応チーム(DART)派遣に着手した。ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルヴァ大統領は憂慮の念を表明、状況の把握を急ぐとともに、支援の検討を指示した。ベネズエラ、ニカラグアなど周辺国も相次いで支援を表明している。米州開発銀行は20万ドル(約1800万円)の緊急支援を実施する方針。ドイツ外務省は、100万ユーロ(約1億3000万円)を拠出することを明らかにした。
 日本政府は「早急にどんな支援ができるか検討するよう(事務方に)要請した」と平野博文官房長官が記者会見で述べた。日本赤十字社は救援チームの派遣準備を進めるとともに13日、白田尚道・監査室参事をポルトープランスに派遣した。
 民間救援団体も活動を開始した中で、キリスト教関係も、世界教会協議会系の『アクション・オブ・チャーチ・ツゲザー』(ACT)や英国の『ディザスター・エマージェンシーズ委員会』(DEC)が緊急援助を検討している。
 カトリック援助団体『国際カリタス』も被害者への緊急援助を決め、救援チームを派遣した。ただポルトープランスの大聖堂も被害を受けており、『カリタス・ハイチ』との連絡はまだ取れていないという。米国の『カトリック救援サービス』は現地スタッフと連絡を取り、事務所が倒壊していないことを確認している。□

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◎壊滅的地震の責任はハイチ自身にある、とロバートソン氏

 【CJC=東京】扇動的な言動で知られる米国の著名な福音派の説教者パット・ロバートソン氏が1月13日、ハイチで1月12日発生した壊滅的な地震の責任は、ハイチが建国の時に悪魔と協定を結んだからで、ハイチ自身にある、と発言した。
 ロバートソン氏は、自ら運営する『キリスト教放送ネットワーク』(CBN)の番組『700クラブ』で語ったもの。
 ロバートソン氏はしばしば災害や攻撃の予測を行って問題を引き起こしている。2006年には当時のイスラエル首相アリエル・シャロン氏が重い脳卒中で倒れたのは、ガザ地区撤退で「神の地を分断」、パレスチナ人に土地を譲ったことで神に報復された、と語ったことがある。□

◎ハイチの地震被害は神罰発言にホワイトハウスは「驚き」

 【CJC=東京】過激な発言で知られる米テレビ伝道者パット・ロバートソン氏が、ハイチで1月12日起きた大地震について、「悪魔と契約したことに対する神罰だ」と発言したことが、米国内外で論議を呼んでいる。
 ロバート・ギブス米大統領報道官は14日、ホワイトハウスの定例記者会見で、「恐ろしい災害が起きた時にこんなことを言い出す人がいるとは、驚きを禁じ得ない」とコメントした。
 問題の発言は、ロバートソン氏が13日、自ら運営する『キリスト教放送ネットワーク』(CBN)の番組『700クラブ』で語ったもの。「ハイチはかつて、フランスに支配されていた。そこで人びとは悪魔と契約したのだ」「だから、それ以来ハイチは呪われ、次々と災難に見舞われている」と述べた。
 ただロバートソン氏は、「ハイチの人々、そしてわれわれは、神がこの悲劇をくつがえして下さるよう祈らねばならない。私は事態が好転するとの楽観的な見通しを持っている」とは語っている。
 ハイチは、数世紀にわたりスペイン、フランスの植民地支配を受け、先住民やアフリカから連行されて来た奴隷が酷使された後、1804年に反乱により独立したが、今日まで混乱が続いている。□

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◎教皇、離脱聖公会の受け入れ策を確認

 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は1月14日、聖公会共同体の方針に不満な人たちを集団でカトリック教会に受け入れるという決定を確認、エキュメニズム(教会一致)の「究極の目的」だ、と語った。
 教皇が、教理省のスタッフに語ったもので、カトリック教会への招きは、他のキリスト者との再一致への努力を破壊するものではなく、「十分で目に見えるコミュニオン(聖体)」に至ることを助けるためだ、と言う。□

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◎マレーシアの教会襲撃が11件に

 【CJC=東京】マレーシアでキリスト教会への襲撃が続き、1月16日にはネゲリ・センビラン州セマバルナのグレース・グローバル・プレヤー・バプテスト教会が投石され、窓ガラスが破損した。イスラム教徒以外でも「アラー」という言葉を神を表現するために使用して良い、との裁判所の決定に反発した過激派の襲撃は11件となった。キリスト教会以外に、ボルネオ島のサラワク州ではモスクにビン3本が投げ込まれている。
 マレーシア、シンガポール、ブルネイのカトリック司教会議議長のマーフィー・パキアム大司教(クアラルンプール教区)は、「対話と平和のために働き続ける。アラーの名に掛けて紛争解決の道を政府と探り、国の共通の利益を考える」と語った。
 司教会議のオーガスティン・ジュリアン事務局長は、「これまでも言われていたように、恐怖と緊張を創りだそうとする無責任や過激な行動の結果であり、小さな別々の事件なのだ。何も変わったことはない。カトリック教会と全キリスト教共同体は冷静を維持し公然とした紛争に関与はしない」と言う。□

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◎中国の人権擁護派・高智晟弁護士の所在不明を当局も認める

 【CJC=東京】中国のキリスト者の人権擁護のために活動し、2008年にはノーベル平和賞の受賞候補者にもなった高智晟弁護士について、中国当局が初めて同氏の所在を把握していないことを認めた。高氏の弟が1月14日、AP通信に電話で、警察が高氏は9月25日に所在が分からなくなった、と伝えてきた、と語った。
 高氏は解散させられた集団『法輪功』のために弁護活動を行い、また改憲運動にも参加するなどで国際的にも注目される存在。2009年2月、公安当局者に連行される所を見られており、安否が懸念されていた。激しい殴打、性器に電気ショック、目にタバコなどの拷問の末に死亡したとの未確認の情報もある。
 米国に本拠を置くキリスト教抑圧監視団体『対華援助協会』(CAA)が同氏の一家を保護している。同協会は、当局からの今回の通知が同氏の死亡を暗示したのでは、と懸念している。高氏の夫人はコメントを拒否したが、ニュースに動揺しているという。
 対華援助協会の傅希秋会長は「中国政府が自ら拘束した囚人の所在を把握していないとは容認出きない」と語った。「彼が自宅から2009年2月に強制的に連行されたことははっきりしている。約1年経って、中国政府は現在では彼を把握していないと言うのだ」と傅会長は指摘する。
 中国側の行方不明確認は、『中国家庭教会連合』(CHCA)の指導者30人が、河北省邯鄲で逮捕された直後のこと。拘束された牧師の中の1人が携帯電話で外部への連絡を試み、邯鄲市公安局と宗教事務局が、1月8日、指導者30人が聖書研究をしている所を襲った、と伝えた。逮捕された人たちは市内の尋問センターに強制連行された。中には15日間拘留する、と言われた人もいる。□

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◎スコットランド聖公会、初の女性主教選出に至らず

 【CJC=東京】スコットランド聖公会は1月16日、主教選出会議を開催した。グラスゴーとギャロウェイの首席司祭グレゴル・ダンカン氏(59)が選出された。最終候補3人の中に女性のアリソン・ピーデン氏(57)が残ったが至らず、英国初の女性主教の誕生はならなかった。司祭、信徒の双方とも、より経験豊富な男性候補を選択したもの。
 議長を務めた首座主教デビッド・チリングワース氏は、選挙では「性」は問題ではなく、ピーデン氏が最終候補にまで残ったことは、教会の中での女性の役割変化を助けることになる、と語った。□

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◎ジェームズ・ドブソン氏が独自にラジオ番組始める

 【CJC=東京】宣教団体『フォーカス・オン・ザ・ファミリー』を設立した保守派の大衆伝道者ジェームズ・ドブソン氏(73)が同団体から離れ、3月から新たにラジオ番組始めることになった。サーファー、スケートボーダーとして知られる子息のライアン氏(39)も協力する。
 「わが国は、存在そのものを脅かす危機に直面している」とドブソン氏は12月29日、インターネットのフェースブックで、新番組について発表した。「わたしたちは衝撃的なモラル低下のただ中にいる。わたしは過ぎ行く世界に手助けしようともせずに座視出来るか自問自答してきた。それが、この時点での動機だ」と言う。
 ドブソン氏は2月に『フォーカス・オン・ザ・ファミリー』が毎日放送する番組のホストを終える。番組は約1000局で放送され、聴取者は150万人。2003年以来、『フォーカス・オン・ザ・ファミリー』の指導から身を引きつつあるが、新しい団体を立ち上げ、新番組を作成する理由は明らかにされていない。ただ『ジェームス・ドブソン・オン・ザ・ファミリー』という名称になることはたしか。
 『フォーカス・オン・ザ・ファミリー』を才能のある後継者に委ねたい、とドブソン氏は声明で述べているが、撤退の理由は、子息ライアン氏の離婚にありそうだ。結婚と育児について助言する番組の主宰者にはふさわしくない、というのが理事会の意向と見られる。ライアン氏はその後再婚した。
 理由はどうあれ、両団体の目的がほぼ同一であり、番組もまた類似のものとなるのは確か。競争も激しくなりそうだ。□

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《短信》CJC通信Twitter速報から。

▽教皇ベネディクト16世は13日、昨年末のミサで自身に飛びかかった女性(25)と面会し、女性の謝罪を受け入れて罪を許した。女性は「自らの行いを後悔しています」と謝罪した。
▽米教会音楽家キャロリン・ウインフリー・ジレット氏は、大地震に見舞われたハイチの人々のために讃美歌「イン・ハイチ、ゼア・イズ・アンギッシュ」(ハイチの苦痛」を作詞した。「ベネス・ザ・クロス・オブ・ジーザス」(イエスの十字架のもとで)に合わせて歌う。
▽ハイチの牧師のためにソーラー発電の「オーディオ聖書」100台。『フェイス・カムズ・バイ・ヒアリング』が贈る。
▽ウガンダ・カトリック教会の既婚司祭や結婚を予定している20人が『カトリック・アポストリック・ナショナル・チャーチ』を結成した。バチカン(ローマ教皇庁)筋は、破門同然の措置に出る模様。

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(1月16日)=http://www.cwjpn.com
★白柳誠一枢機卿 逝去=人々の和解願い続け 貫いた神への奉仕
★全国召命推進チーム発足=直面する諸問題も考えながら=司教団が要請
★第24回東京弁護士会人権賞=「山友会」が受賞
★焼失、復元中の長崎・江袋教会 3月に完成
★各地で炊き出し=不況下の越冬支える=仙台 甲府 神戸
★管理者代理を任命=札幌教区管理者の菊地司教

  =キリスト新聞(年始休刊)=http://www.kirishin.com

  =クリスチャン新聞(年始休刊)=http://jpnews.org

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# by cjc-skj | 2010-01-18 16:12 | Trackback
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 個人のボランタリーな活動ですので、一身上の事情で休止せざるを得なくなることも予想されます。今回ご支援いただいても、それが今後の配信をお約束するものではないこともご理解をお願いします。
 現金でなく、切手ならとおっしゃる方がいらっしゃいましたら、上記連絡先までメールをお送りくださいませ。折り返しご連絡させていただきます。
 《メディア展望》は各紙が年始休刊のため今信は休載します。(主宰者)
 
             = 目 次 =
   ▼マレーシアで教会への攻撃続く
   ▼各地で正教会がクリスマス祝う
   ▼ギリシャ正教会は神現祭を6日守る
   ▼エジプトでイスラム教徒とコプト教徒の抗争激化、42人逮捕
   ▼バチカンが13世紀の書簡など秘密文書の一部を複製出版
   ▼教皇ベネディクト16世と「会った」人は2009年に224万人
   ▼紀元前2000年のシュメール人集落跡がイラクの砂漠で発見
   ▼米聖書学者が世界の終わりが来年5月21日に来ると発表
   ▼大みそかに教会にいた坊やが流れ弾に当たり死ぬ
     ▼《短信》

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◎マレーシアで教会への攻撃続く

 【CJC=東京】マレーシアでカトリック教会への攻撃が続いている。同派が発行する週刊紙(マラヤ語版)が「神」を表現する言葉に「アッラー」を使用したことが問題となったが、クアラルンプール高裁が、キリスト者も神について「アラー」という呼称を使う憲法上の権利がある、と12月31日判示したことに反発するイスラム教徒によるもの。
 首都クアラルンプールで1月8日、教会4カ所に火炎瓶が投げ入れられた。
 クアラルンプール北方約300キロのペラ州タイピンで教会と修道院学校に爆弾が投げ入れられた。聖公会教会でも割れたビンやシンナーが発見された。タイピンでは他2カ所の教会も襲撃された。ボルネオ島サラワク州の教会も被害にあった。マラッカ州では、バプテスト教会の外壁が黒色のペイントで塗りたてられた、など教会や関係施設への攻撃が続いている。
 マレーシア人口2800万人の9・1%を占めるキリスト者は中国系かインド系で、その大半がサラワク州と隣接するサバ州に居住している。
 マレーシア教会協議会のヘルメン・シャストリ総幹事は、「過激派による脅威を絶つことに共に立ち上がる必要がある。キリスト者は攻撃に脅えるな」と述べた。□

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◎各地で正教会がクリスマス祝う

 【CJC=東京】ロシア正教会、グルジア正教会、コプト正教会は、ユリウス暦の12月25日に当たる1月7日にクリスマス(降誕祭)を祝った。ロシアや東欧諸国など世界各地でさまざまな行事が行われた。
 正教会では、降誕祭と神現祭(主の洗礼祭、降誕祭の12日後)は一連のものと捉える。
 ロシアのウラジーミル・プーチン首相はコストロマ州の教会でクリスマス礼拝に参加した。セルビアのボリス・タディッチ大統領は6、7の両日、セルビア正教会のクリスマスに合わせ、同国からの独立を宣言したコソボ西部にある同正教会のデチャニ修道院を訪問、ミサに出席した。□

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◎ギリシャ正教会は神現祭を6日守る

 【CJC=東京】1月6日、正教会は「エピファニー」(テオファニア=神現祭)を守った。イエスがヨルダン川で洗礼を受けたことを記念する日。
 AFP通信によると、ギリシャ各地では、川辺や海辺、湖畔などで司教が水中に投げ入れた木製の十字架を男性たちが競って拾い上げた。ブルガリアでは、極寒の川に投げられた十字架を探し当てた者と、冷水の中で民俗舞踊「ホロ」を踊った者は1年を通じて健康になるというので踊りを披露する姿が見られた。□

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◎エジプトでイスラム教徒とコプト教徒の抗争激化、42人逮捕

 【CJC=東京】エジプト当局は、南部ルクソール北方キナ近郊バージョラ村で発生したイスラム教徒と少数派コプト教徒による宗教抗争の激化に伴ない1月8日、コプト教徒28人、イスラム教徒14人を逮捕した。国営MENA通信が報じた。
 バージョラ村では7日、少数派コプト教徒の店舗11カ所と住宅8軒が放火された。イスラム教徒の仕業だ、とコプト側の非難が高まった。
 前日、近くの町で降誕祭を祝って教会から帰る途中のコプト教徒を狙ったイスラム武装勢力による乱射事件が発生、コプト教徒6人とイスラム教徒警察官1人が殺害されたことにキリスト教側が反発,街頭で抗議デモを行ったが、警察がデモ隊を解散させるため催涙ガスを使用したことから、憤まんが高まっていた。
 コプト教会は、ロシア正教会などと同様、ユリウス暦の12月25日に当たる1月7日にクリスマス(降誕祭)を祝っている。□

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◎バチカンが13世紀の書簡など秘密文書の一部を複製出版

 【CJC=東京】13世紀にチンギス・カンの孫が敬意を払うよう当時の教皇に要求した文書など、これまでバチカン(ローマ教皇庁)の『秘密文書館』が所蔵していたものの中から105点を高精度に複製し「バチカン秘密文書」として刊行された。その中の19点は初公開という。
 『秘密文書館』とはいうものの、1881年以来、研究者には公開されているが、一般には門を閉ざしたままだった。
 「バチカン秘密文書」は、ベルギーの出版社VdHが2009年10月1日刊行したもので240ページ(ISBN9789088810077)。米ボーダーズ書店は167・95ドル(約1万5000円)、米アマゾンでは99・50ドル(約9200円)で販売している。
 今回収録されたものの中で、注目されるのは1246年11月11日と記されているチンギス・カンの孫モンゴル帝国第3代皇帝グユクからインノケンティウス4世に宛てた書簡。日付が確定出来る同帝国の公文書として現存するものの中では最古。書簡は教皇に、その“諸王”と共に「礼を尽くし、敬意をはらうため」に「服従」の行為として中央アジアを訪問するよう要求したもの。そうしなければ「敵と見なす」と脅迫している。
 教皇の政治的役割を浮き彫りにしたものもある。1863年、米国南部11州が結成したアメリカ連合国(南部連合)のジェファーソン・デービス大統領は、教皇ピオ9世に、米国に荒れ狂ってりう内戦は全て「北側の侵略」のためだ、と書き送っている。ナチの指導者ヒトラーにピオ11世が1934年に書いた書簡、昭和天皇からピオ12世に宛てた書簡もある。
 サンピエトロ大聖堂を手がけたミケランジェロが資金難を訴えた手紙、北米先住民の部族が樺の樹皮に書き付けたローマに宛てた請願、スコットランドのメアリー女王からの訴えも見られる。
 「謎のオーラがいつも聖座のこの重要な文化施設を取り巻いていた。それは名称自体によって立ち入ることの出来ない秘密だとほのめかされていたためだ。文学作品やメディアの報道のおかげで有名にもなったためでもある」と、バチカンの文書管理責任者ラファエレ・ファリーナ枢機卿が同書の序文に記している。□

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◎教皇ベネディクト16世と「会った」人は2009年に224万人

 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世と何らかの形で「会った」人は2009年に224万人に達した、とバチカン(ローマ教皇庁)教皇公邸管理部が計算している。
 ただしこれはバチカン市国と夏の避暑地カステルガンドルフォでの話。イタリア始め各国への巡礼訪問は数えられてはいない。
 公式接見には170万人。日曜恒例の接見では112万人、水曜では50万人と推定されている。□

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◎紀元前2000年のシュメール人集落跡がイラクの砂漠で発見

 【CJC=東京】紀元前2000年ごろのシュメール人集落跡がイラク南部ディカル州の州都ナシリヤの南東方80キロで見つかった。シュメール文字が刻まれたウル第3王朝時代の壁や礎石が発見された、と地元の考古学当局が1月8日明らかにした。AFP通信が報じた。
 集落跡が発見されたのは、旧約聖書でアブラハムの生誕地とされる古代都市ウルに近いディカル州の砂漠地帯。
 かまやナイフなども発掘されたが、大半は紀元前2000年ごろの王アマルシン時代のものだという。
 これまでシュメール人は水辺に住んでいたと考えられていたが、今回集落が砂漠で見つかったことで、これまでの定説に影響を与える可能性もある。□

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◎米聖書学者が世界の終わりが来年5月21日に来ると発表

 【CJC=東京】米国のキリスト教ラジオ・テレビ番組制作会社『ファミリー・ステーションズ』社を設立した聖書学者のハロルド・キャンピング氏が、世界の終わりが2011年5月21日に来ると発表した。聖書を数学的に研究した結果という。
 ただし1990年代にキャンピング氏は、1994年9月6日が終末だ、と発表した前歴がある。
 同氏とその説を信じた数十人が、これで救われる、と集まり喜んでいたが、何事も起こらなかった。


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◎大みそかに教会にいた坊やが流れ弾に当たり死ぬ

 【CJC=東京】米国南部ジョージア州アトランタ近郊デケイターのプロフェシー神の教会で開かれるコンサートに母親と一緒に待つ間ビデオゲームで遊んでいたピータース一家のマルケル坊や(4)が突然叫び声を上げ頭部から血を流し出した。事態が分からないまま坊やは救急車で児童病院に運ばれたが死亡が確認された。
 銃弾が摘出され、射殺されたことが確認されたが、犯人は分からずじまい。教会堂の屋根に銃弾が貫通した痕跡があり、1キロも離れた所で無責任にも発射されたものと見られる。
 流れ弾による被害はアトランタでは2005年の大晦日にもあったという。□

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《短信》CJC通信Twitter速報から。

▽無許可で北朝鮮に中国から歩いて入国、逮捕された韓国系米国人伝道活動家ロバート・パーク氏は、キリスト者としての義務からの行いであり、米国政府が釈放を働き掛けることを望まない、と知人に明らかにしていたという。
▽英ブリストルの数学教師オリーブ・ジョーンズ氏(54)が闘病中の14歳の生徒に祈る、と言ったことがノースサマセット地区の教育評議会で問題になっている。
▽ケアリー前カンタベリー大主教が、英国に移住して来た人は、そのキリスト教的な「遺産」を理解してほしい、と語った。
▽聖職者の児童性的虐待を隠ぺいしていたアイルランドのカトリック教会で、司教への辞任要求が高まり、すでに4人が教皇に辞表を提出した。
▽バチカン(ローマ教皇庁)機関紙『ロッセルバトレ・ロマノ』が、ビートルズ、ローリングストーンズ、U2などに関する書籍を相次いで書評欄に取り上げている。
▽教皇ベネディクト16世は1月17日、ローマ市内のユダヤ教会堂(シナゴーグ)が確定した。故教皇ピオ12世のナチへの許容姿勢を疑うユダヤ人社会内部の反対が懸念されていた。
▽マラウィの牧師が、同性愛者間の「結婚」式を理由に訴追されたカップルに、教会は歓迎しないと通告した。
▽米ノースカロライナ州ステイツビルの合同メソジスト教会に12月31日、男が押し入り、女性2人に金を要求した。男は女性を連れ出し自動車に乗せて銀行のATMに向かい、女性のカードで現金を引き出し、さらに市内を運転し、女性を車から追い出し逃走した。
▽家族を福音で強化する宣教活動『フォーカス・オン・ザ・ファミリー』を進めて来たジェームズ・ドブソン氏が3月から、新たに米コロラドスプリングで『ジェームズ・ドブソン・オン・ザ・ファミリー』という新団体を立ち上げることを明らかにした。子息のライアン氏と共にラジオ伝道も開始するという。
▽ メキシコ中部プエブラのカトリック教区が司祭4人の聖務を停止した。独身誓願を破ったため。

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# by cjc-skj | 2010-01-11 16:42 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第989信
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  2010年1月4日(月)     第989信(週刊・総合版)☆☆
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 『世界キリスト教情報』は創刊以来、ボランタリー活動として、対価を求めずに配信してまいりました。しかし活動が、皆さまのお支えによっていることも確かです。『世界キリスト教情報』に昨年1年間お付き合いくださった方にお願いします。1信あたり20円、年間1000円を1口としてご支援いただけませんでしょうか。さらにブログなどに転載使用されておられる場合、原稿料としてご配慮下されば幸いです。
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 個人のボランタリーな活動ですので、一身上の事情で休止せざるを得なくなることも予想されます。今回ご支援いただいても、それが今後の配信をお約束するものではないこともご理解をお願いします。(主宰者)

《連絡》12月28日付け第988信の《◎韓国系米国人の人権活動家が北朝鮮入り》本文冒頭に《【ソウル=箱田哲也】》とあるのは《【CJC=東京】》の誤りでした。お詫びして訂正します。
 今信から、CJC通信Twitter速報に掲載したものの一部を《短信》としてお送りします。受信登録ご希望の場合はネット上でcjcpressを検索し、そこからお願いします。
 
             = 目 次 =
   ▼2009年・世界キリスト教10大ニュース
   ▼通う教会なお決まらぬオバマ大統領、クリスマスは…
   ▼リック・ウォレン牧師のメガチャーチが緊急献金要請
   ▼リック・ウォレン牧師の呼び掛けに応え240万ドル献金
   ▼マレーシア高裁が、イスラム教徒以外にも「アラー」認める
   ▼韓国系米国人を拘束、北朝鮮国営通信が確認
   ▼アイルランドのデイリー枢機卿死去
   ▼インド福音ミッションの創設者セオドア・ウイリアムズ氏死去
     ▼《短信》
     ▼《メディア展望》

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◎2009年・世界キリスト教10大ニュース

 『世界キリスト教情報』が2009年の「世界キリスト教10大ニュース」を選定した。
 1位は一般ニュースでも注目される世界規模の大不況がキリスト教界にも影響を与えたこと。教会に救いを求める人が増える一方、教会員の多くが職を失ったり、収入減少に見舞われ、献金も減少する中で、その支援に追われる実情が伝えられた。キリスト教系の学校閉鎖も多く、宣教・奉仕団体の中にはスタッフの大量削減を迫られる所も出ている。
 10大ニュースは次の通り。
(1)大不況の波はキリスト教界をも襲う
(2)聖公会の対立深刻化と離脱派のカトリック教会受け入れ
(3)新型インフルエンザ流行にミサや聖餐式の変更迫られる
(4)ガザ地区の紛争激化でイスラエルとパレスチナの和解遠のく
(5)イラク、ソマリア、インドなどで少数派キリスト者への迫害強まる
(6)教皇がヨルダンとイスラエルを巡礼訪問
(7)バチカン、ロシアと外交関係樹立、正教会との和解に展望
(8)世界教会協議会の新総幹事にノルウェー教会のトゥヴェイト牧師
(9)聖職者による児童の性的虐待隠蔽をアイルランド・カトリック教会が謝罪
(10)米国で「同性愛者保護法」が成立           (CJC)□

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◎通う教会なお決まらぬオバマ大統領、クリスマスは…

 【CJC=東京】「教会が、実際のところオバマ一家にとっては想像以上に難問になっている」と米週刊誌タイムが報じるほどに米国市民の関心の的だ。
 大統領就任前にはシカゴのトリニティ合同キリスト教会に通っていたが、ジェレミア・ライト牧師の過激な発言の連続もあってか脱会した。
 ホワイトハウスに住むようになってから首都ワシントンの教会の日曜礼拝に出たのは3回。アフリカ系市民が圧倒的な19番街バプテスト教会に1回、ホワイトハウスからは程近いセントジョンズ・エピスコパル教会に2回だった。
 記者会見でロバート・ギブス報道担当は、まだ加入教会を捜しているのか、との質問に「大統領はキャンプデービッドでは1教会に常に出席しており、喜んでいる」と述べるに留まった。
 クリスマスはどこの教会に行くか、注目が集まる中でオバマ一家はハワイへ向かった。ブッシュ前大統領一家は8年、連続で保養地のキャンプデービッドにあるエバグリーン・チャペルで過ごした。一方クリントン一家はワシントン・ナショナル大聖堂の深夜ミサに出席、レーガン大統領はワシントンに留まってはいたが、礼拝には出かけなかったようだ。
 ハワイは大統領が育った所だが、当時、ホノルルの第一ユニテリアン教会の日曜学校に熱心に教会に通っていた。大統領の祖母の記念礼拝も行われたが、今回は高級な借り上げ住宅に留まり、静かにクリスマスを迎えたが、25日にはデトロイト上空でノースウエスト航空機爆破未遂事件が発生、慌ただしい日常に戻った。□

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◎リック・ウォレン牧師のメガチャーチが緊急献金要請

 【CJC=東京】バラク・オバマ米大統領の就任式で祈りを捧げたリック・ウォレン牧師はカリフォルニア州レイクフォレストに巨大な『メガチャーチ』を設立、牧会しているが、同教会の赤字回避に緊急献金を要請している。
 オレンジカウンティー・レジスター紙によると、緊急要請は12月30日出された。ウォレン牧師は、教会員家族の1割が失業し、その支援のための支出は急増している。年末までの献金が例年の半額未満にまで激減しており、支払わなければならない90万ドルのために、1月1日を迎えるまでの最後の2日間で献金を要請したもの。
 ウォレン牧師は「パーポス・ドリヴン・ライフ」(邦訳:人生を導く5つの目的)などのベストセラー著作でも知られている。同書は売り上げ3000万部以上の記録的なベストセラーになった。□

◎リック・ウォレン牧師の呼び掛けに応え240万ドル献金

 【CJC=東京】自ら創設したサドルバック教会が資金難に陥り、越年出来ないとして90万ドルの献金を「緊急要請」したリック・ウォレン牧師、1月2日夕の週末礼拝で、インターネットと教会が配布した献金袋による申し込みが240万ドル(約2億2300万円)を超えた、と発表した。
 ウォレン牧師は「奇跡」という主題で説教したが、数字が奇跡なのではなく、ここに示された「徹底的な寛大」こそが奇跡なのだ、と語った。説教の終わりに牧師は頭を下げ、声を詰まらせながら、これからの10年、人々を祝福し護るよう神に呼び掛けた、と米紙USAツデーは報じている。□

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◎マレーシア高裁が、イスラム教徒以外にも「アラー」認める

 【CJC=東京】マレーシアのクアラルンプール高裁が、キリスト者も神について「アラー」という呼称を使う憲法上の権利がある、と12月31日判示した。イスラム教徒以外が「アラー」を使用するのを禁止したことを違憲としたもの。
 カトリック教会が発行する週刊英字紙『ヘラルド』編集者のローレンス・アンドリュー神父は2007年12月、「アラー」の使用許可を求め裁判を起こした。
 イスラム教徒が国民の多数派を占めるマレーシアで、政府は、イスラム教関係以外のメディアがイスラム教の唯一神を示す「アラー」という言葉の使用を禁じていた。その後、制限事項を撤廃するなど出版規制が改定され、アンドリュー編集長は、発行許可更新の際に制限が付けられなかった、として使用したことが問題となった。
 アブドラ・モハメド・ジン首相府相は08年1月の会見で、「内閣は昨年、2度にわたり同誌の『アラー』使用禁止を決議しており、この決定は依然、有効だ」と使用停止を求めた。さらに国内治安省(内務省)が2月、「イスラム関係者のみ使用できる表現」とし、禁止を命令した。
 政府側は、「アラーという表現を使用する権利の問題は裁判になじまない」と主張したが、ラオ・ビーラン判事は、裁判で争われるべき権利として5月、クアラルンプールで政府側の請求を退け、提訴を認めると判示し、今回の決定となった。□

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◎韓国系米国人を拘束、北朝鮮国営通信が確認

 【CJC=東京】北朝鮮の朝鮮中央通信は12月28日、先ごろ中国から不法に越境した米国人を逮捕した、と発表した。詳細は明らかにしていないが、12月25日に、北朝鮮の人権改善を求め、凍結している中朝国境の豆満江を「神の愛を伝えるために来た」と叫びながら歩いて渡り、北朝鮮内に入った韓国系米国人の人権活動家ロバート・パク氏(28)と見られる。
 米国務省は28日、パク氏が北朝鮮にいると確認してはいないが、関心を持っていることを明らかにした。北朝鮮で米国の利益を代表しているスウェーデンが情報を得ようと努力している。
 2009年3月に不法入国したとして逮捕、重労働12年の判決を受けた米国人ジャーナリスト2人は、8月になってビル・クリントン元大統領の介入で釈放されている。□

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◎アイルランドのデイリー枢機卿死去

 【CJC=東京】独立闘争などでアイルランドの緊張が高まる中でカトリック教会を指導して来たカハル・デイリー枢機卿が死去した、と教会が12月31日明らかにした。92歳。
 北アイルランドを英国から分離させアイルランドと統合しようと武力に訴えていた『アイルランド共和軍』(IRA)を厳しく批判したことで知られる。
 北アイルランドの首府ベルファストを含むダウンとコナー司教を1982年から90年まで務めた。当時、講壇からIRAの殺害や関係政党シンフェイン党の政策を繰り返した。教皇ヨハネ・パウロ二世が1979年にアイルランドを訪問した際、紛争停止を訴えたが、その主要演説作成に関与したと伝えられている。
 90年にアルマ大司教に任命され、それ以来、南北アイルランド全体の首座司教を務め、91年に枢機卿に選任、96年引退した。
 北アイルランド最大のプロテスタント教会のスタッフォード・カーソン議長は、デイリー氏が英国のプロテスタント社会とアイルランドのカトリック社会の関係と協力を改善した、として、プロテスタント側の恐れと「プロテスタントが果たして来た歴史に深い理解」に示した感覚は稀に見るものだった、と語った。
 遺体は1月5日、アルマの歴代首座司教の眠る墓所に埋葬される。□

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◎インド福音ミッションの創設者セオドア・ウイリアムズ氏死去

 【CJC=東京】インド福音ミッション(IEM)の創設者セオドア・ウイリアムズ総幹事が12月29日、カルナタカ州バンガロールで死去した。73歳。
 インド福音連盟の大会が開催されたのを機会に1965年1月にインド福音ミッションを創設した。宣教師1人、僅かな資金と自転車1台で始まった超教派の宣教団体が、今では宣教師580人、インドを始め英、スーダン、西アジア、タイ、パプアニューギニア、フィリピンなど37カ所で宣教活動を行うまでになった。□

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《短信》CJC通信Twitter速報から。

▽イスラエル考古局がナザレでイエスの時代の家屋を発掘した。
▽ポーランド首座司教にヘンリイク・ムスジンスキー大司教。
▽英人口の49%に当たる2400万人がクリスマスには教会に行くことを思い、実際に4分の1は行く予定であることがわかった。昨年は5分の1だった。
▽ユダヤ人差別監視団体サイモン・ウイゼンタール・センターは12月21日、バチカンが教皇ピオ12世を聖人にすることを目指していることに失望、落胆しているとの意向を表明した。
▽日本人では4人目の枢機卿、白柳誠一氏が12月30日、東京で死去した。81歳。葬儀ミサ・告別式は1月5日午前11時から東京都文京区のカテドラル聖マリア大聖堂で。喪主は岡田武夫・東京教区大司教。

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(1月3日)=http://www.cwjpn.com
★世界平和の日(1月1日)=教皇 「環境保護は道義的責任」
★カトリックの老人ホームに入りたい!=桜町聖ヨハネホーム(東京)園長らに聞く
★社会司教委の「いのちを守る緊急アピール」受けて生活相談室開く=東京教区麹町教会
★路上生活者240人招待=麹町教会でクリスマス会
★被害家族/加害者=和解にも取り組む=韓国の司祭、死刑廃止で講演
★2教皇 尊者に=ピオ12世とヨハネ・パウロ2世=列福に向け一歩前進

  =キリスト新聞(年始休刊)=http://www.kirishin.com

  =クリスチャン新聞(1月3・10日)=http://jpnews.org
★日本福音同盟と韓国基督教総連合会=宣教協力「覚書」に調印=人材・情報交流の活性化へ
★軍事下地域に平和的生存権を=第2回9条アジア宗教者会議
★中国教会指導者が台湾基督長老教会を歴史的訪問
★日本聖書協会=マンガ聖書を児童養護施設120か所に贈呈★
★東山荘会議から25年=南北朝鮮教会代表ら香港で再会=朝鮮半島の平和統一へ祈り動く
★世界最古の外洋船ドゥロス号が隠退=タイタニック号と同世代船=青年の国際交流宣教32年

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# by cjc-skj | 2010-01-04 16:59 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第988信
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  2009年12月28日(月)    第988信(週刊・総合版)☆☆
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《お知らせ》世界キリスト教情報の2009年の配信はこれで終わります。1年間のご愛読に感謝いたします。これからも世界キリスト教情報をご支援くださいますよう、お願いいたします。新年は1月4日付けからお送りします。
 なお《メディア展望》は各紙とも特集号発行のため、今信は休みます。

             = 目 次 =
   ▼ベツレヘムへのクリスマス巡礼は昨年並み
   ▼教皇、苦難の下にある人に希望と喜びを、と祈る
   ▼イラクでは不安の中にクリスマス迎える
   ▼悲喜こもごも、イタリアのクリスマス
   ▼「北朝鮮で50万人が秘密裏にクリスマス」と米・自由アジア放送
   ▼韓国系米国人の人権活動家が北朝鮮入り
   ▼ロシア正教会が同性愛に寛容姿勢
   ▼ポーランドの首座司教にヘンリク・ムスジンスキー大司教
     ▼《メディア展望》

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◎ベツレヘムへのクリスマス巡礼は昨年並み

 【CJC=東京】イエス・キリストの降誕地として知られるパレスチナ自治区ベツレヘムには12月24日、世界各地から訪れた“巡礼”がクリスマスを祝った。バタルセ市長は、クリスマス期間中に海外からベツレヘムを訪れる人は昨年並みの1万~1万5千人と見込んでおり、5000室近いホテルは満室だと語った。
 生誕教会前の飼い葉桶広場にはクリスマス・ツリーと共にパレスチナ自治区の国旗が飾られた。広場の樹木に装飾が施され、バンド演奏などで盛り上がった。パレスチナ警察が銃を持って街路をパトロールしているものの、大規模な衝突もなかった。
 祝典はパレスチナ市民のボーイスカウト、ガールスカウトによる行進で始まった。生誕教会は、キリストが生まれたと伝承される洞穴を中心として、その上に立てられており、ローマ・カトリック、東方正教会、アルメニア使徒教会が区分所有している。
 カトリック教会の聖地での代表、ラテン典礼総司教が生誕教会でミサを行うのを巡礼たちが見守った。隣接する聖カテリナ教会で行われた恒例の深夜ミサには、世界各地からの“巡礼”と共に次期パレスチナ自治政府議長選への不出馬を表明したイスラム教徒のアッバス議長も参列した。
 イスラエル政府がパレスチナ自治区との間に『分離壁』を設け、パレスチナ市民の通行を規制していることに、パレスチナ側の不満は高まっている。イスラム原理主義組織ハマスが支配する自治区ガザからはキリスト者約3000人のうち約300人がベツレヘムのある西岸訪問をイスラエル軍に許可された。ガザではイスラエルが境界封鎖を2年超継続。通常は自由に出入り出来ない。□

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◎教皇、苦難の下にある人に希望と喜びを、と祈る

 【CJC=東京】クリスマスを控え、バチカン(ローマ教皇庁)のサンピエトロ広場にはバチカン職員が製作した大型プレゼピオ(イエスの降誕を再現した馬小屋の模型)が飾られ、その隣には金銀の飾り玉で覆われた大きなツリーが立てられた。教皇ヨハネ・パウロ2世の希望により、1982年から、サンピエトロ広場にも大きなプレゼピオともみの木が設置されるようになった。
 教皇ベネディクト16世は24日午後10時からサンピエトロ大聖堂で主の降誕の夜半のミサを司式した。教皇が30人の枢機卿を率い金の十字架を掲げて祭壇まで行進する入堂行列の際、精神不安定な女性スザンナ・マヨロさん(25、イタリアとスイス国籍)が警護柵を乗り越え、警備員の制止にもかかわらず、教皇に近づくと、教皇のパリウムをつかんでバランスを失わせ、教皇を床に引き倒した。教皇はすぐに立ち上がり、行列を再開し、ミサを最後までささげられた。バチカンによると、この女性は情緒不安定で、昨年も同様の行為をしようとして制止されていたという。
 教皇に怪我はなかったが、一緒に行列を行っていたロジェ・エチェガレイ枢機卿(87)が転倒し、大腿骨の頚部を骨折した。枢機卿はジェメッリ病院に入院し、手術を受けることになった。
 教皇を引倒した女性も、必要な治療を受けるために医療施設に入院した。女性はバチカン警察の取り調べに対し、「教皇を抱きしめたかっただけ」と話しているという。
 教皇は25日正午、サンピエトロ大聖堂の中央バルコニーに立たれ、ローマと全世界に向けた祝福とメッセージ「ウルビ・エト・オルビ」を送った。教皇は日本語を含む世界の65言語で主の降誕のお祝いの言葉を述べた。
 教皇はメッセージで、世界金融危機や戦争、紛争の影響を受けている人々の心が、希望と喜びで満たされるよう祈った。教皇はまた、自然災害や貧困に苦しむ人々、特に自宅からの避難を余儀なくされた人々の受け入れを、カトリックが呼びかける姿勢にあることを強調した。
 「今日、深刻な経済危機はもとより、倫理的危機に瀕し、さらに戦争や紛争の傷にまみれた人類家族のために、人間に対する真理と分かち合いの精神をもって、教会はあの羊飼いたちと一緒に『ベツレヘムへ行こう』 (ルカ2・15)、そこに私たちの希望を見出すことができるだろうと繰り返す」と教皇は指摘した。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇はさらに、「『私たち』教会は、中東の国々にも存在する。特に苦難の中にあるイラクをはじめ、この地域に生きるキリスト教徒たちの小さな群れのことを案ぜざるを得ない」「教会としての『私たち』は、スリランカでも、朝鮮半島、フィリピン、他のアジアの国々でも平和と和解のパン種として活動している。アフリカ大陸において教会は、コンゴ民主共和国における様々な形の権力濫用の追放、ギニアやニジェールでの人権蹂躙や対話拒否からの開放、マダガスカルでの内部分裂の克服と相互受け入れの実現など、神への祈りの声を上げ、たとえ悲劇や試練や困難にあっても人々が希望に召されていることを伝え続けている。ヨーロッパや北アメリカにおいても、『私たち』教会は、利己的なメンタリティーや技術至上主義の克服、まだ生まれ出ていない子供たちをはじめとするすべての貧しく弱い人々の尊重、共通善の促進のために働きかけている。また教会は、中央、南アメリカの国々においても、いかなるイデオロギーも代わることの出来ない真理と愛を実現し、決して取り去ることのできない各自の人権尊重、全人格発展の必要性を叫び続け、一致の源である兄弟愛と正義を告げ知らせている」と述べた。
 「教会はその創立者キリストの命に忠実に従い、自然災害に苦しむ人々、社会の貧富に関わらず困窮している人々にいつも連帯を示す」として、教皇は、多くの人々が飢えや民族闘争、環境悪化から逃れ、故郷を捨て外国に移住せざるを得なくなっている、と指摘し、教会は迫害や差別や攻撃や無関心、時には敵意にもかかわらず、主であり師でもあるキリストと同じ運命を共有し、どこにおいてもその福音を告げ知らせる、と語った。□

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◎イラクでは不安の中にクリスマス迎える

 【CJC=東京】イラク北部モスルではクリスマス目前の23日、、シリア正教会の教会が攻撃を受け、2人が死亡、5人が負傷する事件があった。教会の道を挟んだ向こう側に置かれていた、小麦粉を運ぶための手押し車が爆発したという。病院関係者によると、身分証を確認したところ、死亡した2人はいずれもイスラム教徒だった。
 モスルではこの1カ月ほどで、多数暮らしているキリスト者を標的にした攻撃が、今回のものも含め6件発生している。また、イラク軍当局は、キリスト者への攻撃が発生する可能性があるとの情報を得たとして、また1月のイスラム教シーア派最大の宗教行事「アシュラ」を前にモスル周辺の警戒を強めていた。□

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◎悲喜こもごも、イタリアのクリスマス

 【CJC=東京】イタリアでは「水の都」ベネチアが高潮に風雨が重なり、街の約56%が冠水した中でクリスマスを迎えた。ローマではイブの街をサンタクロースたちが、ごう音を響かせて駆けめぐった。行き先は市内の病院で、治療の難しい病気の子どもたちにクリスマスプレゼントを届けた。サンタに扮したのは警察官約50人。
 サンタの訪問に、子どもたちは大喜びで、病院側も、退屈な入院生活が続く子どもたちにとって「最高のプレゼントになった」と言う。
 北部トリノでは地下倉庫に隠してあったプレゼントが盗まれる事件があり、取り乱した被害者の母親に、玩具店がクリスマスの早朝4時に店を開いて助け舟を出した。
 母親が24時間営業のガソリンスタンドを回り、代わりになるプレゼントを必死に探していたことから、警察が窃盗事件のことを知り、玩具店に連絡を取って店を開けるよう依頼したという。□

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◎「北朝鮮で50万人が秘密裏にクリスマス」と米・自由アジア放送

 【CJC=東京】朝鮮日報(日本語電子版)によると、米国の自由アジア放送(RFA)が12月25日、国際的キリスト教団体「オープン・ドアーズ」の関係者の話として、北朝鮮では当局の監視を避け、家庭や地下教会でキリスト教を信仰している信者の数は約40万から50万人に達しており、これらの信者が秘密裏にクリスマスを祝った、と報じた。
 北朝鮮は、憲法上宗教の自由を認め、平壌に教会や聖堂を建て、1万2000人のキリスト教信者がいるとしている。□

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◎韓国系米国人の人権活動家が北朝鮮入り

 【ソウル=箱田哲也】韓国で北朝鮮人権問題に取り組む団体関係者によると、韓国系米国人の人権活動家ロバート・パク氏(28)がアリゾナ州ツーソンから中国に渡り、12月25日夕、北朝鮮の人権改善を求め、凍結している中朝国境の豆満江を「神の愛を伝えるために来た」と叫びながら歩いて渡り、北朝鮮内に入った。
 北朝鮮を開放し救済を、という幻を神から与えられた、として政治犯収容所の閉鎖などを促す金正日総書記あての手紙を携えているという。パク氏は拘束された、と見られる。
 パク氏の同僚でソウル在住のチョー・スンラエ氏が12月27日、パク氏と米国に住んでいる両親との間に交わされた電子メールを公開した。北朝鮮に入国する直前のものという。
 韓国の統一省関係者は、活動家の北朝鮮入りについて「確認できない。活動家の所属団体も聞いたことがない団体だ」と語った。ソウルの米国大使館はコメントを出していない。□

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◎ロシア正教会が同性愛に寛容姿勢

 【CJC=東京】ロシア正教会の最高指導者、キリル・モスクワ総主教は、教会としては同性愛を罪と見なし反対しているものの、同性愛は個人の問題だ、と声明で明らかにした。総主教は、ゲイとレズビアンが迫害されたり差別されることがあってはならない、と言う。
 総主教は、欧州会議(欧州評議会)のソルビョルン・ジャグランド事務総長が12月21日からロシアを訪問した際、23日に会見した。声明はその際に示された。
 ロシアでは同性愛が非犯罪化されたのは1993年のことで、今日でもその権利への反対は根強い。
 政治家や政府高官の中にも同性愛反対を公言する人がいる。モスクワのユーリ・ルシュコフ市長は、同性愛を「悪魔的」とし、エイズ(後天性免疫不全症候群)を広める、と非難している。□

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◎ポーランドの首座司教にヘンリク・ムスジンスキー大司教

 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は12月20日、ポーランドの首座司教に就任したヘンリク・ムスジンスキー大司教を祝福した。
 現首座司教のヨーゼフ・グレンプ枢機卿が80歳になったのを機会に交代した。□

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                                   ■
# by cjc-skj | 2009-12-28 19:18 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第987信
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  2009年12月21日(月)    第987信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼2010年世界平和の日教皇メッセージ発表
   ▼教皇、アイルランド教会の性的虐待問題に「恥と怒り」
   ▼教皇がベトナム国家主席と初会談
   ▼次期教皇選出出来る枢機卿は112人に
   ▼ウガンダでエイズ防止へ同性愛を犯罪視する法案提出へ
   ▼ベッドの聖母マリアとヨセフのポスターがニュージーランドで物議
   ▼ニュージーランドの教会、問題のポスター撤去
   ▼霊的な癒しで知られたオーラル・ロバーツ牧師が死去
     ▼《メディア展望》

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◎2010年世界平和の日教皇メッセージ発表

 【CJC=東京】2010年の世界平和の日に向けた教皇ベネディクト16世のメッセージが発表された。バチカン放送(日本語電子版)が12月15日報じた。
 カトリック教会は、毎年1月1日を「世界平和の日」とし、戦争や分裂、憎しみや飢餓などのない平和な世界が来るように祈っている。この記念日は、ベトナム戦争下の1968年、時の教皇パウロ6世の呼びかけによって始められた。
 43回目にあたる2010年度世界平和の日に教皇が選んだテーマは「平和を育てるために、被造物を守りなさい」(仮訳)。
 教皇は14章にわたるメッセージの中で、創造主である神の愛を反映するものとして、環境と人間の絆を新たにし、被造物を尊重しながら責任をもってそれを無関心や搾取から守ることは、人類の平和的共存に不可欠な要素であると説いている。
 教皇は、今日人類を苦しめている経済・環境・食糧・社会等の問題は、倫理的危機と根底においてつながっていると強調、社会において人間が尊重される時、環境もまた尊重されると教皇は述べ、環境保護に留意すると同時に、貧しい人々に連帯し、次世代に配慮した自然の利用、生活スタイルや消費と生産モデルの再考を呼びかけた。□

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◎教皇、アイルランド教会の性的虐待問題に「恥と怒り」

 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は、司祭の性的虐待問題にアイルランド教会が30年間も隠蔽を続けて来たことに、「恥と怒り」をアイルランドの人々と共にしている、とバチカン(ローマ教皇庁)が12月11日、声明で明らかにした。
 教皇がアイルランド教会の指導者と会見した後に声明を発表したが、さらにアイルランド市民に向け、性的虐待問題とこの危機へのバチカンの対応を記した司牧書簡を発する意向を明らかにした。これは、聖職者による児童への性的虐待に集中して書かれるものとして初めてになる。
 教皇との会見に出席したのはアイルランド司教会議会長のショーン・ブレイディ枢機卿とダブリンのディアミューイッド・マーティン大司教。□

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◎教皇がベトナム国家主席と初会談

 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は12月11日、イタリア訪問中のベトナム社会主義共和国グエン・ミン・チェット国家主席とバチカン(ローマ教皇庁)で会談した。教会と国家の協力に関するいくつかのテーマについて意見交換がされたほか、現在の国際情勢、特にベトナムとバチカンの多国間分野における役割が話題となった。
 同国家主席はまた、バチカン国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿と外務局長ドミニク・マンベルティ大司教とも会談した。
 現在、両国間には正式な外交関係はない。ベトナムのカトリック者は共産主義政権による抑圧に抗議の声を上げて来た。しかしこの所、和解の動きが出ている。教皇およびバチカン国務省高官とベトナムの国家主席の会談は今回が初めてだが、首相レベルでは2007年、教皇とグエン・タン・ズン首相間で初の会談が実現している。
 バチカンは、今回のチェット国家主席の訪問をベトナムとの関係進展の意味ある一歩として満足を表明すると共に、諸懸案についても早期解決を期待している。□

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◎次期教皇選出出来る枢機卿は112人に

 【CJC=東京】次期教皇を選出出来る枢機卿は112人になったことが明らかになった。バチカン放送が12月18日、ワルシャワの名誉大司教ヨーゼフ・グレンプ枢機卿が同日80歳を迎えた、と報じた。
 次期教皇は枢機卿による会議で選出されるが、1996年以来、80歳を超えた枢機卿の投票は禁止されている。現在、枢機卿は185人で、80歳以上は73人。
 バチカン放送はまた、ポーランドの枢機卿8人の内、5人が80歳以上と伝えている。□

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◎ウガンダでエイズ防止へ同性愛を犯罪視する法案提出へ

 【CJC=東京】HIV・エイズ(後天性免疫不全症候群)被害が蔓延しているウガンダで、当局が同性愛行為を婦女暴行に相当する犯罪として死刑の可能性もあるという法案を1月にも提案する構えが明らかになった。患者は拘束し、友人や隣人、聖職者、医師などが同性愛者を当局に引き渡さない場合は処罰するという。
 この法案の正当性をめぐり欧米の政府は教会が不審の声を上げている。ただウガンダのある神学者は、反対を「一種の帝国主義であり、相対主義」と決め付けている。
 ウガンダ議会は2007年4月、HIV陽性者が未成年者に対して性交渉を通じて故意に感染させた場合、死刑を適用するという法案が全会一致で可決されている。
 また09年12月10日、女子割礼(女性器切除)の禁止法案を全会一致で可決した。今後、女子割礼を実施した者には禁固10年、割礼を強制した者には終身刑が、それぞれ科されることになる。影の内閣で保健相を務めるフランシス・エペタイト議員は、「割礼は多くの女性たちを悲惨な状況に陥れている。女性たちの人間性を奪うような行為は許されない」と語った。割礼の際に消毒不十分からエイズに感染する可能性も大きいという。□

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◎ベッドの聖母マリアとヨセフのポスターがニュージーランドで物議

 【CJC=東京】ニュージーランドのオークランドで、裸と見られる聖母マリアと夫ヨセフが一つのベッドにいる所を描いた進歩的な教会のポスターが物議を醸している。
 問題のポスターは、聖公会聖マタイ・イン・ザ・シティ教会が12月16日に掲げたもの。AFP通信によると、悲しげな表情のヨセフの隣でマリアは天を見上げている。その上には「かわいそうなヨセフ。神には太刀打ちできないのだ」との言葉が書かれている。
 同教会のグリン・カーディ牧師は、ポスターはイエス・キリストの誕生についての固定観念に挑戦する目的で掲げたとして、聖書の言葉を文字通りうのみにするような考えを見直してほしいのだという。
 一方、保守派からは抗議の声が上がっている。カトリック教会オークランド教区のリンゼー・フリアー広報担当は、現地紙ニュージーランド・ヘラルドに、「カトリックでは、マリアは生涯、処女であり、イエスは神の子であってヨセフの子ではない。従って、このようなポスターは不適切で冒とく的なもの」と語っている。□

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◎ニュージーランドの教会、問題のポスター撤去

 【CJC=東京】ニュージーランドのオークランドにある聖公会聖マタイ・イン・ザ・シティ教会は、裸と見られる聖母マリアと夫ヨセフが一つのベッドにいる所を描いたポスターを12月16日掲示して物議を醸したが、20日になって撤去を決めた。
 ナイフを持参してポスターをはがそうとする動きが続出したが、老婦人まで出てきて、教会が撤去を決めたもの。
 問題のポスターは、聖公会聖マタイ・イン・ザ・シティ教会が12月16日に掲げた。AFP通信によると、悲しげな表情のヨセフの隣でマリアは天を見上げている。その上には「かわいそうなヨセフ。神には太刀打ちできないのだ」との言葉が書かれている
 同教会のグリン・カーディ牧師は、「ナイフが神の名において振り回された。公衆や教会員の安全を考えなければならず、またどんな信仰的立場であってもそれを傷付けたくないとする教会でこのような事が起きたことは悲しい。教会は神についての論議が白熱化することを遺憾とはしない」 カーディ牧師は、世界中から支援のメッセージも多数来ている、と語った。□

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◎霊的な癒しで知られたオーラル・ロバーツ牧師が死去

 【CJC=東京】米国の大衆伝道者オーラル・ロバーツ牧師が12月15日、カリフォルニア州ニューポート・ビーチで、肺炎の合併症で死去した。91歳。1918年1月24日、オクラホマ州生まれ。17歳で結核が奇跡的に治癒したことを契機に聖職に入り、大学で学ぶ傍ら同州やジョージア州の教会で牧師を務めた。
 47年にオクラホマ州タルサでオーラル・ロバーツ福音協会を設立し、米国内外で伝道活動に携わった。54年には礼拝のテレビ放送を開始した。「霊の賜物」による癒しや異言、預言の実践などで知られている。
 子息のリチャード氏は「世界的に伝道を展開する一方で大学を設置するなどは、同世代の中では父だけだった。この世での父であるだけでなく、霊的にも父であり助言者だった」と語った。
 12日に転倒して骨折し、14日に入院。霊的な癒しを主張していた人自身が医学的治療を受けたことが、米国では話題になった。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(12月20日)=http://www.cwjpn.com
★地元の中学生招待=宮崎県唯一の女子校 都城聖ドミニコ学園高=「クリスマス体験」
★憲法9条の支持誓う=韓国=アジア諸宗教者が会議
★医療と宗教の接点求めて=漢方内科・中田英之さん=「見えないものこそ大事」
★日本キリスト教協議会、日本カトリック司教協議会=小沢幹事長と面談=「キリスト教は排他的」発言
★東京・世田谷=みょうじょう幼稚園=自然に触れる生活体験=「神様からのプレゼント」
★神奈川・川崎=広大な敷地の「柿の実幼稚園」=豊かな自然で思いっきり遊ぶ

  =キリスト新聞(12月25日)=http://www.kirishin.com
★NCC総幹事ら 小沢幹事長に真意問う=「政治家の発言慎重に」
★信教の自由求め 超教派で「祈りの会」=キリスト者教員支える会を=東京
★ロシア大統領がバチカン訪問=正式外交関係樹立へ
★DVD版「内村鑑三全集」発売=出版界変革のモデルケースにも
★国会クリスマス晩餐会に議員や大使=日野原氏、石破氏らがスピーチ
★インドネシア元「慰安婦」が来日=国会や教会で証言集会

  =クリスチャン新聞(12月20・27日)=http://jpnews.org
★小沢民主党幹事長に“排他的”発言の真意質す=「一神教の魅力」も語る
★12年ぶりに大法廷で「政教分離」弁論を開廷=北海道砂川市の神社に市有地提供を問う訴訟
★「殉国・殉教のない社会」めぐりシンポ=「キリシタン列福」でカトリック内に疑問
★政権交代後の国会クリスマス晩餐会=与党も野党も祝キリスト降誕
★イブに三浦綾子の童話を上演=町田クリスチャンセンターで戯曲「したきりすずめのクリスマス」
★NCC訪中団報告:信徒増え牧師不足深刻=「日中で神学生養成協力を」

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# by cjc-skj | 2009-12-21 14:35 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第986信
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   (c)世界キリスト教情報   連絡先E-mail:cjc-skj@mail.goo.ne.jp
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  2009年12月14日(月)    第986信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼イスラエルの占領は「神への罪」とパレスチナのキリスト教指導者
   ▼入植地の建設凍結に抗議してエルサレムで大規模デモ
   ▼キリスト者侮辱事件で米ユダヤ委員会がイスラエル当局に懸念表明
   ▼ホテル経営に宗教持ち込むのは……英リバプールで裁判
   ▼2人目の同性愛主教誕生にカンタベリー大主教が懸念表明
   ▼米国で信頼されるのは医師がトップ、議員は最低
   ▼イタリアが経口中絶薬の販売を正式認可
   ▼エストニアの牧師が資産家の息子と判明、大金を相続
     ▼《メディア展望》

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◎イスラエルの占領は「神への罪」とパレスチナのキリスト教指導者

 【CJC=東京】ENI通信によると、パレスチナのキリスト教指導者が、パレスチナ自治区へのイスラエル占領を終結させる呼び掛ける声明を発表した。占領は「神と人類に対する罪」だとして、世界の教会に支援を訴えたもの。
 「イスラエルの占領というパレスチナ市民に対する不正行為は、抵抗しなければならない悪だ」と指導者は声明で指摘した。「抵抗はキリスト者にとって権利であり義務である。しかしそれは論理だけでなく愛を伴った抵抗だ。だから創造的な抵抗である。敵の人間性を引き込む人間的な道を見つけなければならないからだ」と言う。
 ベツレヘムで12月11日行われた会合で公表された声明を、提唱者は、「カイロス・パレスチナ」文書と名付けた。カイロスは聖書で、神から与えられた挑戦、恵み、機会の時を示すギリシャ語。
 関係者は、南アの教会が1980年代半ばに発表したカイロス文書に今回の声明を関連付けている。カイロス文書は、教会とそれより広範な市民を、アパルトヘイト(人種隔離政策)の終息に導くために協力するよう手助けしたもの。
 「声明は全世界の国際的な共同体に、パレスチナ市民の窮状を直視し、国際法を順守するようイスラエルに圧力を掛けることを呼び掛けるものだ」と広報担当のリファト・カシス氏がENI通信に語った。
 「平和とその道筋についての議論が17年にわたって続けられたにも関わらず、何事も起こらず、事態は悪化する一方だ。紛争についてより倫理的な展望を行うべき時であり、それは宗教指導者から発せられるべきだ」とカシス氏は言う。
 声明の正式標題は「真実の時――パレスチナ市民の苦難の核心からの信仰、希望、愛の言葉」。
 声明にはカトリック教会指導者、前ラテン典礼ミケル・サバ総主教、ルーテル教会エルサレム監督のムニブ・ヨウナン氏、ギリシャ正教会エルサレム総主教座のテオドシオス・アタラ・ハンナ大主教らが署名している。
 イスラエルの、自衛のためだとする正当化論を否定して、パレスチナのキリスト教指導者は、もしも占領がなかったら「抵抗もなく、恐怖も、不安もなかった」と述べている。
 今回の動きはパレスチナに存在するキリスト教各派のほとんどの指導者と著名な神学者をまとめたものとなった、とカシス氏は言う。
 世界教会協議会も文書作成を円滑に進めることに援助している。またイスラエル・パレスチナ紛争について立場の異なる加盟教会を含めて全世界の教会に呼び掛けを行っている。
 署名者は、声明がキリスト者に対してだけでなくイスラム教徒やユダヤ教徒にとっても「重大かつ重要」なものだ、と言う。隣人であるイスラム教徒に対して、「愛と共存のメッセージ」を送り、狂信と極論を拒否するよう促した。また全世界に、イスラム教に対して無知からくる「敵だとか誇張されたテロリスト」といった見方を拒否するよう呼びかけた。同じくユダヤ教徒に向かっては、過去の闘争にも関わらず共存の可能性があることを確認した。
 キリスト教指導者は、反ユダヤ主義やイスラム嫌いなどの差別を全て非難した。キリスト教世界に広く、「イスラエルのパレスチナ占領について真理を語り、真理の立場を取る」よう呼び掛けている。そして「今苦しんでいる不義と、占領が私たちに課した罪を、神学で取り繕わないよう」世界の教会に促している。□

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◎入植地の建設凍結に抗議してエルサレムで大規模デモ

 【CJC=東京】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が11月パレスチナ自治区ヨルダン川西岸でのユダヤ人入植地建設を10ヵ月間凍結すると発表したことに対し、入植者や右派団体ら数千人が12月9日、エルサレムで大規模な抗議デモを行った。
 凍結決定を、欧米諸国は和平交渉の再開に向けた第一歩と歓迎姿勢を示したが、パレスチナ側やユダヤ人入植者は反対している。□

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◎キリスト者侮辱事件で米ユダヤ委員会がイスラエル当局に懸念表明

 【CJC=東京】米ユダヤ委員会(AJC)が12月4日、デービッド・A・ハリス代表名でイスラエルの公安当局に書簡を送り、エルサレムの旧市街で信仰厚いユダヤ教徒がキリスト教聖職者や信徒にツバを掛ける事件の続発に深刻な懸念を表明した。
 AJCは、「共存と互恵の価値に関わって来ており、イスラエル国の友であり、支持者である」として、これらの行動は他宗教に対する重大な非礼であり、全市民の権利を保護するという基本的なイスラエルの関わり方とは対照的なものだ、と述べている。さらに事件によってイスラエルの国際的イメージを損ない、世界の信仰共同体との重要な関係を危うくする、として法の厳格な適用を求めた。□

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◎ホテル経営に宗教持ち込むのは……英リバプールで裁判

 【CJC=東京】英リバプールのバウンティ・ハウス・ホテルは敬虔なキリスト者のベンジャミン・ヴォゲレンザン氏とシャロン夫人のカップルが経営している。そこに1ヵ月滞在していたイスラム教徒のエリッカ・タジ氏(女性)から、夫妻は執拗に非難の声を浴びせられたとして訴えられた。
 夫妻は宗教的に問題になる、脅したり、罵ったり、侮辱するような言葉は使っていない、と主張、地裁のリチャード・クランシー判事は12月9日、タジ氏の訴えを却下した。
 約1年半前イスラム教に改宗した同氏は病院での授業に出席するため、ヴォゲレンザン夫妻の経営するホテルに1ヵ月滞在した。授業の最終日にヒジャーブ(イスラム教徒の女性の顔を隠すベール)を被ったところ、夫妻が激怒し、ヴォゲレンザン氏から殺人者とかテロリストだと言われた、と裁判で主張した。
 さらにヴォゲレンザン氏が、預言者ムハンマドを殺人者とか将軍と呼び、サダム・フセインやヒットラーにたとえた、と語った。
 一方、夫妻は一切を否定し、タジ氏がイエスは力の弱い預言者であり、聖書は真理ではない、と語った、と主張した。ただ夫人がヒジャブを奴隷がかぶるものだ、と言ったことは認め、ヒットラーやネロ、毛沢東と言った歴史上の人物の名を挙げたのは軽率だった、と語った。
 夫妻が訴えられてからというもの、ホテルの客数は激減した、タジ氏は商売をダメにしようとしている、とヴォゲレンザン氏。クランシー判事は夫妻に、宗教と政治は、どちらも譲らないのだがら「全体を燃えつくす発火点」になる、と諭した。□

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◎2人目の同性愛主教誕生にカンタベリー大主教が懸念表明

 【CJC=東京】米国聖公会ロサンゼルス教区がメアリー・グラスプール氏(55)を補佐主教に選任したことに、英国国教会(聖公会)の霊的最高指導者カンタベリー大主教ジョージ・ウイリアムズ氏は世界約7700万信徒の間に分裂を招く事態を恐れ、再考を促した。アングリカン・コミュニオン(世界聖公会共同体)内にある根強い抵抗を考慮したものと見られる。
 大主教は声明を発表、「米聖公会だけでなく、国教会全体に極めて深刻な問題が生じる」として「手続きは完了しておらず、他の教区主教や常任委員会の承認ないし否認が必要だ。この判断は非常に重要な意味合いを持つ」と指摘した。AFP通信が報じた。□

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◎米国で信頼されるのは医師がトップ、議員は最低

 【CJC=東京】米ギャラップ調査が12月9日、米国で信頼されるプロフェッショナル(専門家)ランキングを発表した。
 22のプロフェッションの中で最も信頼出来るとされたのは医師、看護士らヘルスケア・ワーカーで回答者の83%が「高度」「最高度」にランク付けした。
 聖職者は8位。5割が「高度」「最高度」にランク付けした。
 一方で議員への信頼は低く、55%が「低度」か「最低度」としている。党派による差はない。
 18歳以上の成人1017人に11月電話インタビューしたもの。□

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◎イタリアが経口中絶薬の販売を正式認可

 【CJC=東京】イタリア医薬品庁は12月9日、バチカン(ローマ教皇庁)や政府閣僚などが反発していた経口中絶薬「RU486」の発売を正式に認可した。ただし病院内で中絶手術の代わりとしてのみ使用される見込みという。AFP通信が報じた。
 医薬品庁は当初、7月31日にRU486の販売を認可したが、カトリック信者が大多数を占めるイタリア国内で反対の声が高まり、議会上院委員会が同庁に再検討を要請していた。
 バチカン生命アカデミー元委員長のエリオ・スグレッチア司教は、RU486を「極めて有害な毒」として「使用した医師や女性、推進者は破門する」と語っていた。□

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◎エストニアの牧師が資産家の息子と判明、大金を相続

 【CJC=東京】AFP通信によると、エストニアのリホ・ポルス牧師がDNA検査の結果、同国有数の資産家の息子だったことが判明し、大金を手にしたと、週刊紙『エースティ・エクスプレス』が12月10日報じた。
 地方裁判所がポルス牧師を資産家の故アードゥ・ルーカス氏の相続人であることを正式に認めた。 2006年に67歳で死去したルーカス氏は運送業で資産を築き、数億クローン(数十億円)を残したとされる。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(12月13日)=http://www.cwjpn.com
★AYD(アジアン・ユース・デー)=23カ国の青年ら集う=フィリピン=芽生えた「導き手」の意識
★バチカンとロシア=全面的外交関係樹立へ
★世界エイズデー=12月1日=教皇、祈りと具体的支援促す
★カトリック教会と聖公会=神学的対話 第3段階へ
★新型インフル対策で「声明」=部落差別人権委
★とりくみ拝見=宣教、「内向き」にも力=神奈川・雪ノ下教会

  =キリスト新聞(12月12日)=http://www.kirishin.com
★“殉教”と“殉国”を問う=カトリック横浜教区正平協シンポ=学者(高橋哲哉氏)・僧侶(菱木政晴氏)・司教(森一弘氏)が提起
★聖職者らが児童虐待=アイルランド=教会と政府が“隠匿”謝る
★“史的イエス研究の射程と限界”=上智大学聖書講座=「逆さ映しの顕現」を・佐藤氏=「史的キリスト」研究・岩島氏
★劇団青年座=椎名麟三「第三の証言」上演
★聖公会京都教区 性的虐待事件=元牧師に「終身停職」=審判廷は事実認定避ける
★「宗教と社会」学会=事業仕分けに異議

  =クリスチャン新聞(12月13日)=http://jpnews.org
★日韓で「すっとEZRA」=出て行って福音を=青年宣教大会でアウトリーチ
★気候変動枠組み条約国会議へ=国際カリタスなどアピール
★「いま連帯・団結しなければ」=「日の丸・君が代」強制中止を求めての祈り会
★日本バプテスト連盟=宣教120年で感謝・悔い改め・前進=初の教会合同の加盟を承認
★日本基督長老教会=教師養成研修プログラム作成へ
★アイルランド=聖職者が児童虐待=25年に及ぶ看過をカトリック教会・政府が謝罪

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# by cjc-skj | 2009-12-14 09:31 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第985信
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  2009年12月7日(月)    第985信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼バチカンがロシアと正式外交関係樹立へ
   ▼ハノイ大司教が教皇に辞表提出か
   ▼米聖公会に今度は女性同性愛者主教
   ▼中国教会指導者が台湾基督長老教会を訪問
   ▼アイルランド教会の虐待問題調査にバチカン消極的
   ▼教会の虐待問題でアイルランド全教区調査を、と被害者
   ▼ダーヴィンの「種の起源」17万部を米福音派が無料配布
   ▼イラン当局がノーベル賞受賞者エバディ氏の口座凍結
   ▼米教会が財政難でステンドグラス売却へ
     ▼《メディア展望》

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◎バチカンがロシアと正式外交関係樹立へ

 【CJC=東京】ロシアのドミートリー・メドベージェフ大統領は12月3日、バチカン(ローマ教皇庁)を訪れ、教皇ベネディクト16世と会談した。バチカンが発表した声明によると、会談で両国は正式な外交関係を樹立することで合意した。メドベージェフ大統領が「正式な関係への格上げ」を提案したという。
 1917年のロシア革命によって国交が断絶、91年のソ連崩壊後、ロシアはエリツィン、プーチン両大統領がバチカンを訪れるなど、外交関係樹立を探ってきたが、バチカンの布教活動などを警戒するロシア正教会の反対で、代表部クラスの関係にとどまっていた。
 両教会の対立関係には、1054年の東西教会分裂にまで遡る長い歴史がある。近年ではウクライナの東方帰一教会問題やカトリック教会の正教圏内の宣教活動が対立の要因となった。特にロシア正教会側が「カトリック教会はロシア正教徒の改宗を進めている」と強く反発、教皇とロシア正教会最高指導者間の首脳会談もこれまで実現に至らなかった。
 しかし2009年に入って関係改善の兆しを見せた。第二次世界大戦でソ連が侵略したポーランドの出身で、ソ連・東欧諸国の民主化を後押ししたことで知られたヨハネ・パウロ2世に代わったベネディクト16世が関係改善に積極姿勢を示した。さらに2月には他のキリスト教との協力を訴え、バチカンとの窓口役となってきたキリル府主教が第16代モスクワ総主教に着座した。
 ロシア正教会は世界に1億6500万人ともいわれる信徒を擁する東方正教会最大の勢力。国交関係正常化により、バチカンとロシア正教会の間でも、約950年ぶりの歴史的和解に向けた動きが進むと見られる。
 ロシア大統領府によると、メドベージェフ大統領は外交関係樹立に関する書面に署名、大使級高官の相互派遣に向けてバチカンと協議するよう外務当局に指示した。バチカンも「心のこもった関係」を歓迎する声明を出した。
 ただ、バチカンは「教皇のロシア訪問は現段階では予定にない」としており、直接対話までには、さらに時間がかかりそうだ。
 バチカンはロシアのほか、共産主義国家の中国、ベトナムとなお外交関係を持っていない。ただ両国に対してもバチカン側から様々な働き掛けがされている模様。□

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◎ハノイ大司教が教皇に辞表提出か

 【CJC=東京】ベトナム・カトリック教会のジョセフ・ゴ・クアンキエット大司教(ハノイ)が教皇ベネディクト16世に辞表を提出したと見られる。ベトナム政府の圧力があった模様。
 11月23日、ロジェ・エチガライ枢機卿はハノイ教区の司教、司祭、信徒(約12万人)と共にベトナムの聖年を祝ったばかり。□

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◎米聖公会に今度は女性同性愛者主教

 【CJC=東京】米聖公会ロサンゼルス教区は補佐主教にバルチモアのメアリー・グラスプール司祭(55)を選出した。ニューハンプシャー教区では男性の同性愛者ジーン・ロビンソン主教が登場しているが、女性同性愛者の主教は初めて。
 米聖公会を構成する教区の多数が賛成すれば、5月15日にロサンゼルスでカサリン・ジェファート・ショリ総裁主教によって正式に任命される。
 同性愛聖職者に関する姿勢変更を求める圧力が世界聖公会共同体の中で高まっている中での今回の選出は、米聖公会の方向を改めて印象付けるものとなった。一方で米聖公会を離脱する動きも強まるものと見られる。
 グラスプール氏選出は、3人の候補の中から7回の投票の結果。補佐主教の空席が二つあり、最初にサンクレメンテのダイアン・M・ジャーディン・ブルース氏(女性)が選出された。
 保守派は並行組織として『アングリカン・チャーチ・イン・ノースアメリカ』(ACNA)を結成している。世界共同体の内部では、ACNAを公認するよう最高指導者カンタベリー大主教への働きかけもある模様。□

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◎中国教会指導者が台湾基督長老教会を訪問

 【CJC=東京】中国基督教協会と中国基督教会三自愛国運動の代表6人が台湾基督長老教会を11月16日訪問した。代表には両組織の指導者に中国各地の神学校校長も加わった。
 これまで中国本土の両組織や国務院宗教事務局の代表が台湾を数回訪問しており、その際に長老教会との接触を試みていたが、最終段階でキャンセルされていたという。
 今回の訪問は13日に台北で開催された「現代の都会の教会と宣教に関する海峡両岸会議」に参加するためのもので、長老教会訪問は計画に入っていなかった。長老教会の張德謙総幹事が台湾社会における同派の役割や働きを本土側に熱心に説明、代表側も訪問することになったと言う。
 訪問の最後に、「歴史的瞬間」を記録するため記念写真を撮影、その夕には教会が代表を公式晩餐に招待した。□

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◎アイルランド教会の虐待問題調査にバチカン消極的

 【CJC=東京】アイルランド政府調査委員会が、カトリック教会聖職者の性的虐待問題調査の一環で、バチカン(ローマ教皇庁)に、ダブリン大司教区から2006年に送った報告の詳細を明らかにするよう求めたにも関わらず、バチカンはそれに答えず、逆にアイルランド外務省に「要請は正当な外交経路を通じたものではない」と伝えていたことが英公営BBC放送の報道で分かった。
 11月26日に発表されたダブリン大司教区問題調査委員会報告は、1975年から2004年までを対象にしている。委員会は、政府から独立しており、情報を得るために外交経路を利用することは適当でないと見なしていた、と言う。
 2007年2月、委員会は駐アイルランド教皇使節に、所持している関連記録を全て提出するよう、またそのような記録を保持しているか確認を求めたが、使節からの回答はなかった。
 09年に入って、委員会は使節とその事務所に関係のある事項をまとめた報告書を送り、回答を求めたが、それにも回答はなかった。
 バチカンは現地紙アイリッシュ・タイムズに「現地教会の問題だ」と述べた。バチカンの報道担当者は、バチカンの統治に関する外部からの要請は外交経路、今回の例ではアイルランド外務省と駐バチカン大使館を通じるのが取り扱い方法だと語った。□

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◎教会の虐待問題でアイルランド全教区調査を、と被害者

 【CJC=東京】アイルランド・カトリック教会聖職者の性的虐待問題で、被害者たちは、政府がダブリン大司教区を対象に行なったのと同様の調査をアイルランドの全教区で行なうよう呼びかけている。
 しかしダブリンのイーモン・ウォルシュ補佐司教は、そんなことは考えられない、としている。教会にとっては、子どもたちを守る方法の改善に「時間、エネルギー、カネ」を使う方が良い、と語った。□

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◎ダーヴィンの「種の起源」17万部を米福音派が無料配布

 【CJC=東京】進化論の基本書とも言えるチャールス・ダーヴィンの「種の起源」発表150年を記念して、17万部も全米の各大学で無料配布する計画が立ち上がり、約1200人が動員される、というので注目された。しかし種明かし的なことがその裏にあることがわかった。進化論に反対する福音派伝道者レイ・コンフォート氏が執筆した「特別紹介」も収容されているのだ。ヒトの起源と自然の成長に関し、ダーヴィンの主張に反論を加えたもの。
 無料配布計画が明らかにされると、無神論者の間に怒りが高まり、無神論と進化論の権威とされるリチャード・ドーキンズ氏(カリフォルニア大学教授)に働きかけて、50ページもの「特別紹介」を剥ぎとってもらうよう呼び掛けることになった。
 コンフォート氏は、ウエブ・サイトで「ドーキンズ教授が、私の紹介など全く問題ではないと言いながら、大学生にそれを剥ぎ取るように言うとはおかしなことだ。もしもわたしが、彼の言うように『愚か者』なら、わたしの書いたものも愚かということになる。なぜ彼がそんなに心配するのだろうか。やり過ぎではないか」と述べている。□

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◎イラン当局がノーベル賞受賞者エバディ氏の口座凍結

 【CJC=東京】イランの人権活動家で2003年ノーベル平和賞受賞者シリン・エバディ弁護士(女性)が12月1日、自身と夫の銀行口座がイラン当局によってすべて凍結されたことを明らかにした。ノーベル平和賞のメダルや賞金は夫の口座と貸金庫に預けてあったという。
 イラン外務省のメフマンパラスト報道官は同日、エバディ氏の銀行口座が凍結されていることを認め、「政治的な問題ではない。税不申告に絡み、税務当局が凍結した」と説明した。メダル押収も改めて否定した。□

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◎米教会が財政難でステンドグラス売却へ

 【CJC=東京】AP通信によると、米バーモント州ブラッドルボロの第一バプテスト教会が100年前に取り付けた多色のステンドグラスを売却することにした。聖ヨハネを描いたルイス・コンフォート・ティファニーの作品で、すでに7万ドル(約630万円)を超す値段が付けられているという。
 同教会も礼拝出席者が減少、献金も低下しているが、ホームレスのためのシェルターも開設しており、会計を支え、シェルターも維持するためにステンドグラス売却を決めたもの。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(12月6日)=http://www.cwjpn.com
★列福式1周年を記念する巡礼団=バチカンに聖遺物奉納
★さいたま教区大会に500人集う=「貧困・環境」を課題に
★日本カトリック神学院=第1回神学院祭開く=神学生、訪れた信徒らと交流
★今年度の社会貢献者表彰=2修道女とゾマホンさんに
★史的イエス研究の意義と限界=歴史上のイエスはどんな人?=東京教区/上智大学 聖書講座
★8月逝去のキム・デジュン元韓国大統領=政治家、宗教者らが追悼

  =キリスト新聞(12月5日)=http://www.kirishin.com
★ワールド・ビジョン・ジャパンがシンポジウム=「5歳超え豊かないのちを」
★カンタベリー大主教、教皇と20分間会見=エキュメニズムは失敗?
★米キリスト教指導者が同性婚を拒否=「良心の呼び掛け」発表
★日本バプテスト連盟 総会=「教役者退職金」を改革
★「家族会」元事務局長・蓮池透さんが講演=経済制裁は“交渉回避の逃げ”
★「玻南」ちゃん認めて…=両親が最高裁へ理由書=子どもの名は聖書から

  =クリスチャン新聞(12月6日)=http://jpnews.org
★韓国人女性神学生27歳の急逝=日本で知った「楽しく宣教」
★中国=キリスト者弁護士夫妻を拘留
★信徒が開いた日本伝道=日本基督教団で日本伝道150年記念信徒大会
★聖公会京都教区審判廷が少女性虐待の司祭に「終身停職」判決
★韓国の国民的詩人・尹東柱の生涯を舞台化=母校の立教大学でも上演
★JEA社会委=鳩山“友愛”政権に期待=「伊勢神宮参拝しないで」
 ※お断り=クリスチャン新聞のタイトルは今後、電子版の表記によって掲載します。

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# by cjc-skj | 2009-12-07 15:02 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第984信
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  2009年11月30日(月)     第984信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼アイルランド教会での児童虐待、政府が謝罪
   ▼ブレイディ枢機卿、虐待について教会の隠蔽を謝罪
   ▼ダブリンの教会でミサの際に抗議の声
   ▼スイスでモスク尖塔の建設禁止へ、反イスラム教感情表面化
   ▼ニューヨークの教会が先住民に400年前の処遇謝る
   ▼上海で指導者召喚された『家の教会』信徒500人が野外礼拝
   ▼OMの伝道船『ドゥロス』号が09年一杯で運行停止
   ▼教会売却してもナイトクラブ転用は問題、とバチカン警告
   ▼日本巡礼団が福者ペトロ岐部と187殉教者の聖遺物を教皇に献呈
     ▼《メディア展望》

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◎アイルランド教会での児童虐待、政府が謝罪

 【CJC=東京】アイルランド政府が11月26日、同国カトリック教会ダブリン大司教区の聖職者らによる児童虐待問題に関する調査報告書を発表した。
 イボンヌ・マーフィー判事らがまとめた報告書は、1975年から2004年にかけて大司教区内の教会が運営する児童施設で子ども320人以上に行われたとされる虐待について調べたもの。聖職者46人も調査対象となった。
 100人以上の子どもに性的虐待を行ったことを認めた聖職者、25年以上にわたり2週間に1回、子どもを虐待していたことを告白した聖職者もいる。
 報告書は大司教が恒常的に児童虐待を行った聖職者をかばい、虐待の事実を知っていながら警察に通報しなかった、と結論している。
 ディアミューイッド・マーティン大司教は記者会見で「被害にあった方1人ひとりに謝罪する。一連の事態を心から悔やみ恥じている」と述べた。
 報告書発表の直後、同国政府も、教会を特別扱いし、明確な対応を取らなかったことについて「事件で国家が犯した過ちを謝罪する」とする声明を出した。
 09年5月には、1930年代から、カトリック教会が運営する施設で子どもたちに対し、性的、肉体的、精神的な虐待が広く行われていたという事実を初めて明らかにした調査結果が発表されている。
 カトリック系の孤児院、更生施設、障害者施設など200カ所以上で、800人を超す聖職者や修道女らが性的、肉体的、精神的虐待に関与した。証言者の90%以上が殴られたりけられたりしたほか、ムチや水、火を使った虐待を経験。半数が性的暴行を受けていた。
 証言者の30%は現在もトラウマ(心的外傷)を抱え、自傷、うつ病、アルコール・薬物依存症などに悩まされている。
 被害者には既に1人平均6万5000ユーロ(約850万円)の賠償金が政府から支払われている。しかし報告書では加害者名は明らかにされておらず、刑事訴追の証拠にはならないとして、被害者や支援団体は激しく反発していた。□

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◎ブレイディ枢機卿、虐待について教会の隠蔽を謝罪

 【CJC=東京】英公営BBC放送によると、ダブリン大司教区で行われた虐待についてアイルランド政府が報告書を発表したのを受け、アイルランド・カトリック教会首座(アーマー)大司教ショーン・ブレイディ枢機卿は、虐待について教会が隠蔽して来たことを謝罪した。
 問題の聖職者は他教区に配置替えされたが、そこでも虐待を繰り返したという。
 教会が対処して来なかったことについて、枢機卿の謝罪はアイルランド市民全てを対象にしたものになっている。「誰も法より上位にはいない。カトリック者は皆、法に従うべきだ」と述べている。□

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◎ダブリンの教会でミサの際に抗議の声

 【CJC=東京】ダブリン北部のオーグリム・ストリートのカトリック教会では11月29日のミサで、マーティン大司教の謝罪文が読み上げられたが、その際に身元不詳の女性が「小児愛者を連れてローマに戻れ」と叫んだ、と現地紙アイリッシュ・タイムズが報じた。
 その女性は、神は人々の心の中におられ、教会堂の中にはいない、と述べアメイジング・グレイスを歌ってから立ち去ったという。
 同教会のモンシニョール・デルモット・クラークは着任15年で初めてのことだとして、「彼女は自身が傷を持っており、それを吐き出さなければならかったのだ」と語った。□

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◎スイスでモスク尖塔の建設禁止へ、反イスラム教感情表面化

 【CJC=東京】スイスで11月29日、イスラム教モスクに隣接して建てられる尖塔(ミナレット)の建設を国内で禁止する憲法改正案の是非を問う国民投票が行われ、即日開票の結果、禁止賛成が57・5%、反対42・5%だった。
 国民投票は、移民政策の厳格化などを主張する国民議会(下院)第1党の右派・国民党による運動の一つ。国内でのイスラム勢力の拡大を防ぐ狙いで主導したと見られる。政府側は「宗教間の平和な関係を脅かす」として反対を呼び掛けたが、反対票が多数となったのはフランス語圏のジュネーブなど3州とバーゼルの一部にとどまり、右翼の運動が功を奏したドイツ語圏などで賛成が広がった。
 スイス政府は「連邦会議(内閣)は決定を尊重する」との声明を発表、既存のミナレット4カ所については存続を認める方針を明らかにした。政府はまた、モスクの建設継続や、国内のイスラム教徒の信仰維持を容認する考えを表明した。
 政府内には「デンマークの新聞が預言者ムハンマドの風刺画を掲載してイスラム諸国の反発を招いた事件の再来となるのでは」との懸念も出ているという。
 建設禁止に反対してきた緑の党は、この結果を不服として欧州人権裁判所に訴える方針を表明した。
 スイスでは近年、労働力不足に伴って移民が急増。イスラム教徒は35万~40万人と推定されている。□

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◎ニューヨークの教会が先住民に400年前の処遇謝る

 【CJC=東京】1628年、ニューアムステルダム(現ニューヨーク)にオランダ西インド会社が建設した米国では最古のカレッジエイト教会(協同教会)の会員が、先住民に対し400年前に行なった虐殺と立ち退き強制について、レイナピー族の代表に謝罪し和解する式典が11月27日、マンハッタン南部のアメリカ・インディアン国立博物館(元税関)前のボウリング・グリーン広場で行われた。
 当日は『アメリカ先住民遺産日』としてこの6月にバラク・オバマ大統領が署名して成立して最初の記念日。
 和解のための式典は『ヒーリング(癒し)・タートル・アイランド』と名づけられているが、ヘンリー・ハドソンが「発見」した当時のマンハッタン島を先住民が『亀島』と呼んでいたという。
 ロバート・チェイス牧師は、「私たちはあなた方の資源を売り、人間扱いせず、その文化を軽視した」と語った。
 同博物館のあるボウリング・グリーンはブロードウエーの南端に位置している。ブロードウエーは400年前には先住民の街道だった。□

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◎上海で指導者召喚された『家の教会』信徒500人が野外礼拝

 【CJC=東京】米国に本拠を置く、中国のキリスト教抑圧監視組織『対華援助協会』によると、上海のミンハン地区で11月22日朝、非公認(家の教会)の『上海万邦教会』のギ・ロンゴ、リュウ・カンキン、ファン・ユン牧師が「違法団体に入り、活動した」容疑で警察に召喚された。3人は8時間後に釈放された。
 指導者が召喚されたにも関わらず、信徒約500人が集まり、野外で礼拝を守った。□

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◎OMの伝道船『ドゥロス』号が09年一杯で運行停止

 【CJC=東京】宣教船によって世界の海に伝道する団体『オペレーション・モビライゼーション』(OM)の所有船『ドゥロス』号が今年一杯で運行を止めることになった。『ドゥロス』号は同団体所有船としては1914年建造された95歳で最古参。あのタイタニック号の悲劇から僅か2年後のこと。
 最近は年中修理に追われており、今後も運行を続けるためには修理代が1000万ユーロ(約13億円)と多額に上ることから、当初計画されていた2010年9月停止を早めたもの。□

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◎教会売却してもナイトクラブ転用は問題、とバチカン警告

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)文化評議会議長ジャンフランコ・ラヴァージ大司教は11月26日、維持ができなくなった教会を売却する際に、ナイトクラブとして転用されるのを防ぐため「最大の注意を払うように」と勧告した。AFP通信が報じた。
 ラヴァージ議長は、あるハンガリーの大聖堂が「今やナイトクラブに改装され、祭壇の上でストリッバーが踊っている」と例を挙げた。
 議長は「教会の信者の数が減るという現象は、残念ながらローマの中心部でも起きている。芸術的価値がなく、大幅な修復が必要な教会を売却したり取り壊したりするのは理にかなっている」と、信者の数が減った教会を売却せざるを得ない場合もあると認めた。
 さらに教会の売却は司祭が判断することだが、1件ごとに教皇庁が可否の判断をすると述べた。□

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◎日本巡礼団が福者ペトロ岐部と187殉教者の聖遺物を教皇に献呈

 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は、バチカンで11月25日、水曜恒例の一般謁見を行なった。謁見には、日本司教協議会が派遣した公式巡礼団約170人も参加した。駐日バチカン大使アルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ大司教も参加した。
 巡礼団は、2008年11月24日に長崎で行なわれたペトロ岐部と187殉教者の列福式から1周年を機にバチカンを訪れ、教皇に福者たちの聖遺物を献呈すると共に、日本の教会からの感謝の意を表すことを目的としたもの。
 教皇は巡礼団に向け、「福者ペトロ岐部と187殉教者の列福から1周年を祝う日本の司教はじめ信者の皆さんに心からの挨拶をおくる。神の喜びと平和の祝福が皆さんの上にあるように」と英語で歓迎の言葉を述べた。
 謁見の終わりに、日本の教会を代表し、巡礼団団長の岡田武夫大司教が教皇に福者の聖遺物を納めた顕示台を献呈した。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(11月29日)=http://www.cwjpn.com
★日韓司教交流会=キム・スーハン枢機卿しのび=教会の役割共に学ぶ=大阪
★カリタスジャパン=全国教区担当者会議=自死への意識調査踏まえ=教区担当者ら意見交換
★耳の不自由な司祭が不足=バチカン関係者が指摘=神学校での対応に期待示す
★「飽食、浪費 容認できない」=教皇=食糧サミットで演説
★近く「尊者」認定か=ヨハネ・パウロ2世=伊各紙が報道
★バチカン訪問=聖公会(英国国教会)=カンタベリー大主教

  =キリスト新聞(11月28日)=http://www.kirishin.com
★「隣人愛せ」継いで=故金大中氏を追悼する集い=来日の李姫鎬夫人が謝意
★日本キリスト教連合会=小沢「排他的」発言に抗議
★バチカン=“聖公会からの入会希望に応える”=「使徒憲章」を公布
★平和ネット全国集会=本田哲郎神父が問題提起=“「誤訳」が格差を助長”
★民主党・今野東参議院議員=NCCで講演=難民政策の転換を
★「慰安婦」問題の立法解決求め講演会=「市民が変わらなければ」=日本キリスト教会

  =クリスチャン新聞(11月29日)=http://jpnews.org
★波に乗って主を伝える=「神様の計画は奇跡」の10年=クリスチャン・サーファーズ・ジャパン
★「キリスト教は排他的」=小沢一郎民主党幹事長発言に抗議=日キ連
★ウィロークリーク=ビル・ハイベルズ牧師初来日=鍵は「油注がれた人を用いる」=日本の教会リーダーにコーチ
★「キリスト教に理解深まるように」=小沢発言受け政治家のため祈る
★「国際社会への見識問う」=日本バプテスト連盟
★「安易な文明論問題視」=同盟基督教団「教会と国家」委

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# by cjc-skj | 2009-11-30 16:49 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第983信
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  2009年11月23日(月)     第983信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼カンタベリー大主教、教皇と20分間会見
   ▼教皇、「人間一人ひとりの価値を知ることが、飢餓撲滅への第一歩」
   ▼米福音ルーテル教会の対立が決定的段階に
   ▼米キリスト教指導者が「マンハッタン宣言」発表
   ▼米社会の対立映す?「オバマのための祈り」
   ▼ベツレヘム聖書大学が「平和と正義の務めの中の神学」主題に3月会議
   ▼中国のキリスト者人権弁護士が13時間拘留される
     ▼《メディア展望》

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◎カンタベリー大主教、教皇と20分間会見

 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世とカンタベリー大主教ローワン・ウイリアムズ氏が11月21日、バチカン(ローマ教皇庁)で約20分間会談した。同性愛者の聖職叙階や結婚問題、また女性聖職に反対し、世界聖公会共同体に亀裂が入りかかっている中で、カトリック教会が「不快感を持っている人を受け入れる」使徒憲章を公布すると10月20日発表したことから、事態が急進展し、今回の大主教バチカン訪問となったもの。
 会談後に発表された声明は、共同ではなかった。バチカン側は大主教訪問の重要性を薄めることに力を入れていた。大主教は教皇でなくバチカンの大学の一つが招待したものだ、としている。「私的な訪問で、儀礼的なものよりは僅かばかり公式な」ものという指摘もある。
 会談をバチカンは「心のこもった」とし、ウイリアムズ氏は「友好的」と評価したものの、「憲章の発表の扱われ方に懸念している」と語ったと言う。「明らかに多くのアングリカン(国教会信徒)は、わたし自身を含め、当面やっかいなことになった、と感じている」とウイリアムズ氏は教皇との会談後、バチカン放送に語っている。
 ベテランのバチカン・ウォッチャー、ブルーノ・バルトローニ氏は会談の前に、両教会指導者は「善意を前面に出し、エキュメニズムが他の問題でも前進していることを示そうとするだろう」とAFP通信に語った。
 「実際に起こったことは、双方がエキュメニズムは失敗したと認めたこと。カトリック教会は女
性司祭や司教の問題で決して妥協しないことを明らかにした」。その結果「アングリカンの保守派がカトリック教会に行くことになり、それが現実的だ」と言う。
 ウイリアムズ氏と事前に協議しなかったことで、バチカンを無礼だと非難する国教会指導者もいる。ウイリアムズ氏自身が事の経緯を知らされたのは最終段階に入ってからだ、と報じられている。
 また聖公会の最近の傾向に幻滅しているアングリカンを教皇が意図的に「密
漁」しようとした、と考える人は多い。
 しかしウイリアム氏は使徒憲章が与えた衝撃を和らげようとしている。教皇のイニシアチブがこれまでの基本的な関係を変えはしていないし、教皇は一致のための協議を続ける必要を強調した、とウイリアムズ氏は語っている。
 ウイリアムズ氏は教皇の「主なメッセージは…憲章がバチカンの聖公会共同体に対する姿勢に何らかの変革をもたらすものではない」と言う。そして女性の聖職叙階や教皇首位性などを次の両派の討議では議題に載せたいと語った。
 現在、国教会の450小教区(教会)が離脱しローマへの帰属を検討中という。ただ実際にカトリック教会への移行には、解決すべきさまざまな問題がある。まず教会堂などの財産問題。多くが美しい建物。カトリック教会側が買い取ろうとしても国教会側に売却意図はなさそう。そこで賃借案も出されている。ただ修理・維持費用をどうするか、なども難題だ。□

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◎教皇、「人間一人ひとりの価値を知ることが、飢餓撲滅への第一歩」

 【CJC=東京】教皇ベネディクト16世は11月16日、ローマの国連食糧農業機関(FAO)を訪問、この日開幕した世界食糧サミットで講演した。会議には60国以上の首脳・閣僚らが出席し、深刻化する世界の飢餓・貧困問題の解決策を討議した。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、講演の席で教皇は、飢餓に打ち勝つには、人間一人ひとりのかけがえのない価値を再認識することが必要であり、食糧問題は人類家族の共通課題として皆がより具体的・積極的に取り組むべきものと訴えた。
 飢えは貧困の最も過酷な実態であり、飢餓の悲劇が広がる中で富や無駄を受け入れ続けることはできないと教皇は強調した。
 教皇は、世界にはすべての人の栄養を培うだけの食糧はあるはずなのに飢餓が存在するという事実に、利益を目的とした経済システムの存在を指摘、世界から飢餓を無くすには、国際社会が調和ある経済成長と政治的安定を推進するだけでなく、倫理的・法的・経済的な新しい基準をもって、様々な発展状況の国々の対等な協力関係を築くことが大切と述べた。□

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◎米福音ルーテル教会の対立が決定的段階に

 【CJC=東京】同性愛聖職者をめぐる米福音ルーテル教会(ELCA=信徒約460万人、加盟1万391教会)内部の対立が、一部教会の離脱、新教派結成にまで進展しそうだ。
 反主流派組織の連合体『CORE』のポウル・スプリング議長は「日々、わたしたちは、何とかしろという声を聞いており、それに応えている」と語った。ELCAのシカゴ本部は、予期したことだ、とジョン・ブルックス報道担当が語った。
 COREは、この8月、ミネアポリスで開かれたELCA大会で、同性愛聖職者容認問題で反対投票を呼び掛けた。その甲斐あってか、可決に必要な3分の2の賛成票を僅か1票上回っただけだった。
 大会は、反対派に即時行動に出ないよう求め、COREに結集した代議員は分裂への動きを1年間待つことに合意した。しかし11月に入って、ミネソタ州では2番目に大きなホサナ教会(信徒4500人)が、待ちの姿勢を改め、離脱に必要な2回の表決の第1回を12月半ばまでに行う、と発表した。
 教会の間で我慢出来なくなっている所が増えている、とCOREの構想・計画作業グループのライアン・シュワーツ議長は言う。グループは新教派の大枠を策定している。「1年待つとした時、ただ座って過ごすつもりではなかった。計画することにしていたし、これからは新たな教会組織を作るための詳細調査に入る」と言う。
 加盟教派を離脱する決定は安易なものではない。離脱を考慮中、とELCAに通告した87教会の中で必要な賛成票を得られなかった教会が28に達している。□

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◎米キリスト教指導者が「マンハッタン宣言」発表

 【CJC=東京】米国の保守的福音派と伝統主義カトリック者の指導者150人以上が11月13日、妊娠中絶と同性間の結婚への反対を再確認、宗教の自由を保護することを誓う共同宣言「マンハッタン宣言=キリスト者の良心の呼び掛け」を発表した。
 宣言は、医療保険の総点検、同性間結婚の是非などの政治・社会的論議の争点になっているものを取り上げた。
 「キリスト者やわたしたちの組織が結婚という制度を支持することに、しばしばあきれるほど失敗してきた」と認めながらも、宣言は同性間の結婚を拒否している。
 宣言は、同性婚に法的な扉を開くことは、複数恋愛関係、一夫多妻の家庭、成人の兄弟姉妹が近親相姦的関係についても認めることになる」と指摘している。
 宣言には、ティモシー・ドーラン・ニューヨーク大司教、ドナルド・ウイロウ・ワシントン大司教らカトリック司教15人、『フォーカス・オン・ザ・ファミリー』の創設者ジェームス・ドブソン氏、全国福音同盟(NAE)のライス・アンダーソン議長や神学校指導者、大学教授、牧師らが署名している。□

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◎米社会の対立映す?「オバマのための祈り」

 【CJC=東京】米国で「オバマのための祈り」と印刷されたステッカーが出回ったり、Tシャツが売り出されて、問題になっている。それは下の部分に「詩編109・9」と刷り込まれているから。その個所は「子らはみなしごとなり/妻はやもめとなるがよい」(新共同訳)と記されており、単なるいたずらにしては度が過ぎるということのようだ。
 キリスト教保守派の大勢力と目される南部バプテスト連盟の元副議長ウイリー・ドレイク牧師は11月初めフォックス・ニュース・ラジオに、大統領が死ぬよう神の呪いを願って『呪いの祈り』を行っている、と語った。
 同派はかつて奴隷制度を支持していたことがあり、今も女性の妊娠中絶の権利には断固反対している。
 このような動きの中で出て来た「祈り」だけに、支持率急低下の中、米社会での対立の深さを改めて示すものと言える。□

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◎ベツレヘム聖書大学が「平和と正義の務めの中の神学」主題に3月会議

 【CJC=東京】ベツレヘム聖書大学は福音派の超教派聖書学校として、30年にわたり神がパレスチナ市民の間に生きて居られること、そしてその地に神の祝福があるとの生きた証人だったと自ら認めている。
 その大学が2010年3月12~17日に学内で「チェックポイントでのキリスト=平和と正義の務めの中の神学」を主題に会議を開催することになり、パレスチナ自治区の他、世界各地の神学者たち招待した。それに応えて参加を表明した人はトニー・カンポロ、ブラザー・アンドリュー、ポール・アレキサンダー、コリン・チャプマンの各氏ら。
 「わたしたちは、より広い教会とつながっている、と確信しているが同時に、地球規模のキリスト者という家族に察知してほしいと求め続ける必要がある、と分かっている」と同大学を設立したビシャラ・アワド総長は語った。□

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◎中国のキリスト者人権弁護士が13時間拘留される

 【CJC=東京】米国に本拠を置くキリスト教人権監視団体『対華援助協会』によると、中国のキリスト者人権弁護士江天勇(ジャン・ティアニョン)氏夫妻が11月19日朝、北京市海淀区の自宅前で警察に無理やり自動車に載せられ、13時間にわたって拘留された。夫人は7歳の令嬢の前で殴打された。人権弁護士10人以上が、江氏の釈放を求めて警察前に集まった。
 江氏が米国で中国の人権抑圧の実態を4週間にわたり講演して17日帰国したばかりのこととあって、『対華援助協会』は北京の米国大使館に連絡し、館員が外交省に米政府の懸念と警察の行動への反対を申し入れた。
 江氏は、訪中したバラク・オバマ米大統領と会見しようと計画したとして前日に拘留された弁護士2人の中の1人。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(11月22日)=http://www.cwjpn.com
★教区や宣教・修道会の枠を超えて=多国籍の人と歩む道を=第5回修道会・宣教会フォーラム
★札幌教区、地主司教退任=教区管理者に菊地司教
★JCCA定例会=依存症からの回復=当事者と専門家に学ぶ
★日キ連=小沢幹事長のキリスト教非難=撤回求め、抗議文出す
★カリタスジャパン=スーダン・ダルフール地方で=紛争後 初の視察
★バチカン=使徒憲章を公表=聖公会信者受け入れへ

  =キリスト新聞(11月21日)=http://www.kirishin.com
★教会生むキリスト教学校を=日本伝道フォーラム2009 in YOKOHAMA
★砂川訴訟=公正審理求め署名2万4千筆=最高裁大法廷 来月2日に口頭弁論
★石井研士氏=武蔵野大仏教文化研シンポ「宗教とメディア」=伝統宗教が機能していない
★日本福音振興会が功労賞顕彰=芳賀正、井上耕作の2氏
★山上国際学寮=第1回市民公開講演会=「東アジアの平和」に提言
★米国=「同性愛者保護」法成立=合同キリスト教会は歓迎

  =クリスチャン新聞(11月22日)=http://jpnews.org
★5歳未満 年880万人が死亡=救えるはずの命 救おう=ワールド・ビジョン=死亡率3分の1に削減目指す
★福音功労賞=海外宣教など貢献 芳賀 正氏=井上耕作氏 信徒活動で主導
★相模原「富弘 花の詩画展」に感動=渇きない時代の魂に潤い与え
★アジア・アウトリーチ主事交代、京都に移転
★「夜来香」から賛美歌へ=福音歌手第1号=胡美芳さん逝去
★日本初「平和」の文脈から定義=『キリスト教平和学事典』

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# by cjc-skj | 2009-11-30 16:48 | Trackback
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  2009年11月16日(月)     第982信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼聖公会からカトリック教会に入ることを望む人のための使徒憲章
   ▼ワシントン大司教区、同性間の結婚合法化に抵抗
   ▼大気圏外に知的生物が存在する可能性、バチカン認める
   ▼地球規模の思いやり運動訴える「憲章」、ネット上で公開
   ▼独教会の女性指導者登場は関係に懸念、とロシア正教会
   ▼教皇とキリル総主教の会談に可能性、ヒラリオン大主教
   ▼フィリピンでシノット神父釈放される
   ▼ルイス・パラウ氏が『革新的伝道会議』開催
   ▼リック・ウォレン牧師が迫害されるキリスト者のための伝道開始
   ▼ハガード氏、メディアの注目にびっくり
   ▼大衆伝道者トニー・アラモ被告に禁固175年
     ▼《メディア展望》

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◎聖公会からカトリック教会に入ることを望む人のための使徒憲章

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は、聖公会からカトリック教会に入ることを望む人々のための使徒憲章「アングリカノールム・チェティブス」を11月9日、公布した。バチカン(ローマ教皇庁)教理省長官ウィリアム・ジョセフ・レヴァダ枢機卿は10月20日、カトリック教会に入ることを希望する世界各地の聖公会の聖職者・信者のグループからの多くの要望に応えることを目的とした新しい文書が発布される旨を告げていた。
 公布された使徒憲章は、教会法上の組織の一つ、属人的司教区(オルディナリアーティ・ペルソナーリ)の設立を規定し、これによってこれまで聖公会に属していた信者がカトリック教会との完全な交わりに入ることを可能にすると共に、これらの信者がアングリカンの精神遺産と典礼の要素を保てるよう取り計らっている。
 全体で13章からなる使徒憲章は、属人的司教区内における結婚した司祭たちの存在の可能性を考慮しているが、これは司祭の独身性に関する教会の規律の変化を何ら意味するものではない。
 属人的司教区は、教理省によって一つの司教協議会の管区内に設立され、以前聖公会に属し、今はカトリック教会との完全な交わりに入った信者、聖職者、修道者、あるいは同司教区において洗礼の秘跡を受けた者によって構成される。これらの属人的司教区は、ミサをはじめ他の秘跡、聖務日課、その典礼行為を、ローマ典礼はもとより、教皇庁によって認可されたアングリカンの伝統的な典礼書に従って行うことができる。
 聖公会の助祭、司祭、司教で、教会法上の必要とされる条件を満たす者は、担当司教からカトリック教会の聖職志願者として受け入れられる。結婚している司祭は教皇パウロ6世の回勅「サチェルドタリス・チェリバトゥス」の規範を守り、結婚していない司祭は教会法の定める司祭の独身性に従わなければならない。
 オルディナリオは地域の教区の司教に意見を仰ぎ、教皇庁の許可を受けた上で、属人的司教区の信者の司牧のために「属人的小教区」を設立することができると述べている。
 憲章はこの他、神学生の育成、修道会の創立、教皇庁への定期訪問、オルディナリオを補佐する評議会の設立などについても定めている。□

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◎ワシントン大司教区、同性間の結婚合法化に抵抗

 【CJC=東京】米カトリック教会ワシントン大司教区は、同性間の結婚合法化提案を撤回しなければ、ホームレスへのシェルター提供などの社会奉仕を停止する、との意向を示しているが、ワシントン市議会側は受け入れない構え。同性間の結婚合法化案は12月にも成立すると見られ、市長も賛成している。
 カトリック系奉仕団体は、6万8000人にサービスを提供する契約を市と結んでいる。「結婚条例」は教会に同姓間の結婚式執行を求めてはいないが、カトリック系団体は市の資金を利用しており、大司教区は結婚した同性間のカップルへのサービス提供や養子縁組を迫られることを懸念している。
 大司教区としては、奉仕対象に同性間のカップルを入れたり、同性愛者たちの養子縁組容認に教会を適用除外することを望んでおり、それは教会の宗教の自由を守るためのものだ、としている。□

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◎大気圏外に知的生物が存在する可能性、バチカン認める

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)が天文学、物理学、生物学の専門家をカトリック信徒以外からも含めて30人を招き5日間にわたり会議を行った。バチカン天文台の責任者ホセ・ガブリエル・フネス神父(イエズス会)が司会進行を務めた。
 会議の運営関係者1人、米アリゾナ大学のクリス・インピー教授(天文学)は、会議の狙いを、宇宙における生命の研究という天文学の急成長分野における最近の研究を評価すること、と語った。
 会議では大気圏外に知的生物が存在する可能性を認めた。ガリレオ・ガリレイが天動説に挑戦したことを理由に異端審問に掛けられてから4世紀を経過している。カトリック教会の見解は、1600年に、他にも生物が存在することを予測したのを異端だとして哲学者ジョルダーノ・ブルノが火刑に処せられてから、急激に変化した。
 バチカン天文台は、宗教と科学の間の溝を埋める努力の最前線に立ってきた。今日ではビッグバン理論や進化論のような科学的構想を、長老格の聖職者も公然支持するようになっている。
 元司祭で歴史学者のポール・コリンズ氏は、エイリアンも、人は神に似せて作られたという信仰と両立することに何の問題もない、と語った。「全ての被造物は善と神の創造とを反映している。人類とは、私たちがもっとも充足して、完全に代表しているものであることを議論している。しかし全て創造は神が創造者であることを示している。だから地球外の生物も、人類以上に発達しているにせよ、そうでないにせよ、創造を示している」と言う。□

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◎地球規模の思いやり運動訴える「憲章」、ネット上で公開

 【CJC=東京】宗教の垣根を越えて世界中の人びとに寛大さと平和の実現を求める声明「思いやりの憲章」の内容が11月12日、インターネット上のウェブサイトで公開された。現在20の言語でダウンロード可能。AFP通信が報じた。
 「思いやりの憲章」は、元カトリック修道女で宗教学者のカレン・アームストロング氏が発起人となり起草されたもので、世界中の宗教指導者たちの協力を得て作成されている。憲章は、道徳と宗教の中心に思いやりを取り戻し、文化や宗教の多様性を受け入れる姿勢を育むよう呼びかけている。さらに、暴力や憎しみ、軽蔑をもたらすような聖典の解釈は正当なものではないという、古来の原則に立ち返ることも強く求めている。
 今回立ち上げられたウェブサイトは、この憲章が展開する草の根運動の内容を説明し、提唱者のメッセージを伝え、目標実現に向けて行動を起こす協力を要請するものとなっている。□
※思いやりの憲章のサイト=charterforcompassion.org

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◎独教会の女性指導者登場は関係に懸念、とロシア正教会

 【CJC=東京】ドイツ福音教会(EKD、信徒2400万人)常議員会議長にマルゴット・ケースマン氏が選出されたことに、ロシア正教会対外関係部門の責任者ヴォロコラムスクのヒラリオン大主教は同派との関係を危うくする、と懸念を明らかにした。
 ENI通信が報じた。□

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◎教皇とキリル総主教の会談に可能性、ヒラリオン大主教

 【CJC=東京】ロシア正教会とローマ・カトリック教会との間の関係は改善しつつあり、教皇ベネディクト十六世と『モスクワと全ロシアのキリル総主教』との会談も浮上してくる、とロシア正教会対外教会関係部門の責任者『ヴォロコラムスクのヒラリオン大主教』が、モスクワで11月12日、記者団に語った。
「時間や場所について特に計画されているわけではないが、準備したいとの思いは双方にある」と言う。
 会談に至るには、なお未解決の問題に関して共通の基盤を作ることも準備の一つ、と大司教は語った。未解決の一つがウクライナのユニエイト(東方帰一教会)と正教会信徒との問題。1990年代初めに、「微妙な教派間のバランスが崩れ、緊張関係が今もある」と言う。ただ正教会信徒のカトリックへの改宗問題は10年前ほどには注目されなくなった、と大司教は語った。□

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◎フィリピンでシノット神父釈放される

 【CJC=東京】フィリピン南部パガディアンで10月11日、過激派『モロ・イスラム教解放戦線』に誘拐された聖コロンバン宣教会のマイケル・シノット神父(79、アイルランド出身)が11月11日釈放された。
 神父は12日、母国アイルランドの国営放送に、「当面、自分はフィリピンに残り、自分の仕事に戻りたい。修道会の上長がどういう意見かは知らない。残ることは私の意志だ」と語った。□

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◎ルイス・パラウ氏が『革新的伝道会議』開催

 【CJC=東京】世界的な不況の中で、福音伝道の現状はどうか。大衆伝道者
ルイス・パラウ氏が米オレゴン州ポートランドで11月10~13日、『革新的
伝道会議』を開催した。米、英、独など10カ国以上から350人が参加した。
 福音に耳を傾ける人がいるのか、会議の結論はイエス・キリストの福音を述べ
伝えるのに今こそが絶好の時なのだ、ということだった。
 「福音への扉がこれほど開かれていることはこれまでなかった」と『次世代連
合』のティム・ロブネット代表は言う。□

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◎リック・ウォレン牧師が迫害されるキリスト者のための伝道開始

 【CJC=東京】米メガチャーチの中でも最大とされる『サドルバック教会』(カリフォルニア州レイクフォレスト)のリック・ウォレン主任牧師が、世界中の迫害されたキリスト者を支援する、新しいテーマ伝道を開始する、と11月8日発表した。同教会が連続開催しているフォーラム「迫害された教会のためのサドルバック市民フォーラム」で明らかにした。
 フォーラムには『倫理と政策センター』のマイケル・クロマティー副会長、『オープンドアーズUSA』のカール・ムーラー会長などが参加、地球上で数百万人を苦しめている迫害と宗教の自由について討議した。
 ウォレン氏は、招待者全員と個別に会談したほか、グループ討議を行った。そしてサドルバック教会が新たな「シグネチュア」宣教というテーマを定めた活動を開始する、と述べた。同教会はすでにエイズ感染者などを対象にした3テーマの伝道を行っている。□

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◎ハガード氏、メディアの注目にびっくり

 【CJC=東京】性的スキャンダルが原因で、自ら1985年に設立した『ニューライフ教会』主任牧師を2006年に辞任したテッド・ハガード氏、コロラド州コロラドスプリングスの自宅で祈祷会を始める、と明らかにしたところ、全米のメディアの注目を集めてしまった。
 そこで同氏は、ニューヨーク・タイムズ紙やCBSテレビなどからの要請に応え、11月12日の最初の祈祷会の前に記者会見をする、と9日発表した。ただ自宅内にはメディアは入れない。「パパラッチに囲まれるのはいやだ」からだと言う。しかし祈祷会の前後に集まった人たちに話しを聞くのは良いとか。
 「何も秘密はない」とハガード氏は現地紙ガゼットに語った。ただ祈祷会は地味にやろうとしていたので、注目が集まってびっくりした、と言う。
 85年に教会を始めた時も、地下室の集会に出席した人は20人ちょっとだった。ただ『ニューライフ教会』のようなものをまた始めるという考えはない、とハガード氏は語っている。□

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◎大衆伝道者トニー・アラモ被告に禁固175年

 【CJC=東京】米国の大衆伝道者トニー・アラモ被告(75)にアーカンザス州裁判所は11月13日、性行為目的で未成年者を州境を越えて連れ回したなどの10件に禁固175年の判決を下した。被告側弁護士は即時、控訴した。
 アラモ容疑者は『トニー・アラモ・クリスチャン・ミニストリーズ』を創設、指導している。有罪とされた各件ごとに刑期を積算すると175年になる。また罰金25万ドル(約2250万円)も科された。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(11月15日)=http://www.cwjpn.com
★ホームレスを支援する会=各小教区からも多数参加=正式に始動――長崎
★貧しい人々、温暖化から救え=サグラダ・ファミリア教会に垂れ幕
★バチカン高官が指摘=移住者歓迎で示すカトリックの姿勢
★体験聞き意見交換=部落差別人権委員会・全国会議=東京
★「認知症」学び 分かち合う=老人施設協会 東北・北海道支部が職員研修
=仙台
★アジアで進む司牧方法=聖書分かち合う小共同体=AsIPA(アシパ)

  =キリスト新聞(11月14日)=http://www.kirishin.com
★学生がNGOのルーツたどり発表=先達との対話で描く“未来”=早稲田奉仕園シンポジウム
★第2回アフリカ特別シノドス=最終提案書を採択し終了
★ルーテル世界連盟=次期総幹事、チリのフンヘ氏
★キリスト教文化学会で薛恩峰氏講演=中国の歴史から教訓学ぶ
★徳島県自殺予防協会=保健文化賞を受賞=理事長近藤牧師が抱負語る
★恵泉女学園80周年記念式=“河井道の精神を継いで”

  =クリスチャン新聞(11月15日)=http://jpnews.org
★平和シンポ各地で=隔ての枠組みを超えて=平和目指す日米新政権に期待感
★月刊「現代宗教」発行人タク氏=韓国で猛威振るう異端=「日本に来ている」警告
★初のアジア・メシアニック・フォーラム開催=日本とイスラエルのユダヤ人伝道関係者討議
★宣教150年で日韓協力「世界宣教青年大会」=27~29日都内で「すっとAZRA」
★大阪女学院創立125周年祝う
★クリスチャントゥデイ 本紙報道を誹謗=韓国異端専門家を「異端」と中傷

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# by cjc-skj | 2009-11-16 11:30 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第981信
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  2009年11月9日(月)     第981信(週刊・総合版)☆☆
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《訂正》第980信で《◎ルーテル世界連盟次期総幹事にチリのマルチン・フンゲ氏》を《マルチン・フンヘ》に《◎ドイツ福音教会指導者に初の女性ケスマン監督》で、《マルゴット・ケスマン》を《マルゴット・ケースマン》に訂正します。(編)

             = 目 次 =
   ▼米で「同性愛者保護」法が成立
   ▽「同性愛者保護」法成立、米合同キリスト教会は歓迎
   ▼医療保険改革法案、米下院で可決
   ▼信仰と愛における真理に貢献する神学、教皇一般謁見
   ▼キング牧師の令嬢が米南部キリスト教指導会議の会長に
   ▼気候変動枠組み条約国会議へ国際カリタスなどがアピール
   ▼中国地下教会の司教に公認教会加入をバチカン勧告?
   ▼ブラジルの「イエス行進」に福音派150万人以上参加
   ▼ロンドンの青年集会で騒動、ボランテア襲われる
   ▼悪霊退散に頭蓋骨使わぬよう、ボリビア・カトリック教会が要請
     ▼《メディア展望》

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◎米で「同性愛者保護」法が成立

 【CJC=東京】バラク・オバマ米大統領は10月28日、人種や宗教に関する偏見が理由の「ヘイト・クライム(憎悪による犯罪)」を禁じた連邦法の対象を同性愛者らにも拡大する法案に署名した。「憎悪犯罪」は、人種や宗教などを理由に危害を加えるもので、連邦犯罪として厳しく処罰される。
 主要連邦法に同性愛者の権利保護が盛り込まれたのは初めて。1998年に同性愛を理由に殺害された白人マシュー・シェパードさんや黒人ジェームズ・バードさんの事件が、法整備の契機となった。
 法案をめぐっては、妊娠中絶や同性愛に反対する保守派の言論封じ込めに利用されるのではないかと、一部キリスト教団体から懸念も表明されていた。ジョージ・ブッシュ前大統領は同性愛に批判的な保守系団体などに配慮、拒否権行使も示唆していた。
 憎悪犯罪を禁じる連邦法は1968年に成立している。エリック・ホルダー司法長官は6月、「法案は(言葉ではなく)あくまでも暴力的行動を禁じるもの」と強調。上院司法委員会で、「米国ではここ10年、1時間に1件の割合で憎悪犯罪が起きている」と述べ、法案に批判的な共和党の理解を求めた。□

◎「同性愛者保護」法成立、米合同キリスト教会は歓迎

 【CJC=東京】バラク・オバマ米大統領が10月28日、人種や宗教に関する偏見が理由の「ヘイト・クライム(憎悪による犯罪)」を禁じた連邦法の対象を同性愛者らにも拡大する法案に署名したことに、合同キリスト教会(UCC)のジョフリー・ブラック議長は歓迎の意向を示している。
 同議長は、UCC総会が「1989年以来、『ヘイト・クライム』立法を支持、暴力の被害者への連帯と支援を表明、社会全体が暴力を減らすことで利益を得ることを認識して、全教会規模で暴力根絶のために活動するよう呼び掛けてきた」と指摘した。□

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◎医療保険改革法案、米下院で可決

 【CJC=東京】米下院本会議は11月7日、賛成220、反対215と過半数の218をわずか2票だけ上回るという僅差で、医療保険改革法案を可決した。法案には、国民皆保険を目指すため、バラク・オバマ大統領が主張してきた政府が関与する公的保険の創設が盛り込まれている。
 法案は、新たな公的保険の導入で保険市場の競争を活発化させ保険料高騰を防ぐ、低所得層向けの公的保険「メディケイド」の拡大などにより保険加入率を拡大する―などが柱になっている。
 4600万人以上ともいわれる無保険者を抱えた米医療制度がやがて行き詰まるのは明白。ただ法案に盛り込まれ公的医療保険の財政支出は、史上最大の財政赤字をさらに膨らませる要因でもある。一方、保険業界は、保険料が下がり利益が減ることを恐れ、議員への働きかけを強めており、先行きは不透明。
 また無保険者の中にいる不法移民も対象にすることへの市民の反感や、妊娠中絶にも保険を適用することに反対の声も出ている。□

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◎信仰と愛における真理に貢献する神学、教皇一般謁見

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は、バチカンで11月4日、水曜恒例の一般謁見を行い、カテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は中世のキリスト教著作家・思想家をテーマとしながら、修道院神学とスコラ神学を考察した。
 12世紀の神学の主要な流れである修道院神学とスコラ神学を対比して、教皇は前者をある意味で「心の神学」、後者を「理性の神学」と呼ぶことができると語った。
 教皇は当時この両派の間に生まれた議論を象徴するものとして、神学者クレルヴォーの聖ベルナルドとアベラールの間の論争を取り上げた。修道院神学を代表する聖ベルナルドは神学で「信仰」に重きを置き、一方、アベラールは「理性」をもとに理解しようと努めた。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は、1140年のサンス公会議で、アベラールの教説のいくつかの誤りを指摘したのはベルナルドであったが、それは哲学の過剰な導入がアベラールの神学の教えを脆弱なものにする危険があったゆえ、と指摘した。一方で、教皇は後の成熟したスコラ神学の発展に対するアベラールの偉大な貢献にも言及された。
 教皇は、両者の神学的比較に、教会の健全な神学論議の有用性と必要を見出すと共に、教会の権威への謙遜な従順の大切さも指摘し、これらの神学研究が、教会の信仰を守り、愛における真理を勝利させるという目的は、今日も変わっていないと語った。□

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◎キング牧師の令嬢が米南部キリスト教指導会議の会長に

 【CJC=東京】米南部キリスト教指導会議(SCLC)理事会は10月30日、バーニス・キング氏(46)を第7代会長に選出した。同氏は故マーチン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の令嬢。対抗馬のウエンデル・グリッフェン氏(アーカンサス州控訴裁判事)に投票の結果、23票対15票で決定した。
 同会議はこの2月、在任5年にわたったチャールス・スティール会長が辞任して以来、バイロン・クレイ氏が暫定会長に就任していた。
 1957年に、故キング牧師やラルフ・デービッド・アバナシー氏、ジョセフ・ロワリー氏らが設立したSCLCは、一時は米国で最も協力な市民権運動団体と目されていたが、財政問題や内部紛争で影響力は低下している。
 バーニス・キング氏は迫力のある講演で知られ、著作もある。現在ジョージア州リソニアのニューバース・ミッショナリー教会牧師。故キング牧師、兄のキング・サード氏に次いでキング家からは3人目、女性としては最初の会長。□

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◎気候変動枠組み条約国会議へ国際カリタスなどがアピール

 【CJC=東京】京都議定書に続く2013年以後の温室効果ガス削減の国際的枠組みを協議するため、国連気候変動枠組み条約国会議(COP15)が12月7日からコペンハーゲンで開かれる。英、仏、ブラジルなど約40か国の首脳が出席する意向。
 国際カリタスやワールドビジョン、国際赤十字など10団体が、12月7日からコペンハーゲンで開かれる国連気候変動会議に向けアピール「気候変動、食糧不安、飢餓」と題するアピールを発表した。
 援助団体は「気候変動は、飢餓にさらされている10億人以上の苦難を救おうとする努力を無にしてしまい、食糧不安は貧困国の児童中心に毎年350万人を死に追いやる病気という地球規模の重荷の唯一最大の要因」としている。□

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◎中国地下教会の司教に公認教会加入をバチカン勧告?

 【CJC=東京】中国河北省保定のカトリック地下教会のフランシス・アンシュシン司教は、共産主義政権への反発を理由に10年間も獄中にあったが、意図に反して公認の天主教(カトリック)愛国会に加入した、とカトリック系アジア・ニュースが報じた。
 バチカン(ローマ教皇庁)側が、同司教に「地下から出る」よう勧告したという。中国政府が同司教が公認教会の一員となれば司教として認める意向という。□

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◎ブラジルの「イエス行進」に福音派150万人以上参加

 【CJC=東京】ブラジルのサンパウロで11月2日行われた「イエス行進」に福音派キリスト者150万人以上が参加した。今年が17回目になる行進、『キリストによる再生教会』が開催したもの。教会側はサンパウロ市中央にある広場に500万人が集まると予測していた。
 同教会は、5万6000米ドル(約500万円)を不正持ち込みしたとの容疑で5カ月間収監されていた米国からブラジルに8月帰国したエステヴァン・エルナンデス・フィルホ牧師夫妻が主宰している。
 ブラジルは最大のカトリック国とされているが、このところ福音派が増大している。2000年の調査では、74%がカトリックだったが、1990年は84%だった。一方で福音派は9%から15%。□

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◎ロンドンの青年集会で騒動、ボランテア襲われる

 【CJC=東京】英セブンスデー・アドベンチスト教会のボランテア、サイモン・サマビル氏(41)が10月28日、ロンドン南東部で3日間行われた青年集会に協力活動していた際、発生した騒ぎに巻き込まれた。午後9時過ぎに暴徒に襲われ、一時は生命も危ぶまれるところだったが、その後に持ち直した。
 青年集会は同派の南部イングランド会議と宣教団体『イエスと宣教』が共催し、毎晩100人を越す青年が参加していたが、最終日になって現地の不良青年約30人の邪魔が入った。
 サマビル氏は参加した青年たちを暴力から守ろうとして自分が襲撃の的になってしまい、ナイフ様のもので9回も刺されたという。
 警察は殺人容疑で16歳の少年をいったん逮捕したものの、捜査継続を条件に釈放した。□

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◎悪霊退散に頭蓋骨使わぬよう、ボリビア・カトリック教会が要請

 【CJC=東京】ボリビアのカトリック教会司教会議は10月30日、死者の霊を弔う「ナティタス」と呼ばれる宗教的な伝統行事で人間の頭蓋骨を祭ることをやめるよう訴えた。
 AFP通信によると、ボリビアでは11月8日がナティタス(「頭蓋骨の日」とも呼ばれる)にあたる。コロンブスの新大陸発見以前から行われていたとされ、頭蓋骨を花で飾り、帽子をかぶせ、ろうそくをともしてタバコやコカや飲み物を供え、家族を悪運から守ってくれるよう祈る。使用する頭蓋骨は、先祖のものであることも多い。
 だが、首都ラパスのエドモンド・アバストフロル大司教は、使われる頭蓋骨の多くは墓から盗掘され売買されたもので、先祖とは関係のない他人のものだとして、「死者を平和に眠らせるように」と呼びかけている。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(11月8日)=http://www.cwjpn.com
★移住者と「痛み」も分かち合い=難民委=福岡で全国研修会開催
★ボランティア活動で学んだこと=カトリック高校の生徒が発表=仙台
★米国の教会=耳の不自由な信者のため=ゆるしの秘跡DVD制作
★中央協出版部から新刊2冊=『カトリック教会の諸宗教対話の手引き』=『キリシタン時代の司祭像に学ぶ』
★アフリカシノドス=回心と社会改革訴え閉幕=教皇も評価、参加者に謝意
★グロリア少年合唱団=音楽通して若者育成=鎌倉・雪ノ下教会発足50年、海外でも公演

  =キリスト新聞(11月7日)=http://www.kirishin.com
★「カルトの共通項は人権侵害」=紀藤正樹弁護士らシンポジウムで指摘=“救い”と“暴力”の関係問う=恵泉女学園大
★被害者が「小牧者訓練会」など提訴=裁判支援「モルデカイの会」発足
★教皇=聖公会からの加入認める=「使徒憲章」は後日発表
★日本キリスト教文化協会=キリスト教功労者を顕彰=第40回=赤星、高野、布能、一色の4氏
★簡単操作で低価格=聖書検索ソフト「こんなときにバイブル」 高齢者や未信徒でもOK
★教会に消火器 被害相次ぐ 兵庫 いずれもプロテスタント教会

  =クリスチャン新聞(11月8日)=http://jpnews.org
★日韓教会連合宣教=霊的復興到来に期待=クリスチャン新聞韓国支局開設記念セミナー
★「天皇制強化の一環」懸念=天皇在位20年記念式典 中止を要請
★第6回首都圏キリスト教大会=宣教150周年を記念=3実行委員長が福音語る
★牧師不祥事に第三者機関対応=香川地域牧師ら「人権問題相談所」設置
★聖学院大総合研究所が牧会支援策=悩める牧師に応える牧会相談電話を開設
★聖公会の礼典保ちカトリックへの加入可に=教皇「使徒憲章」を承認

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# by cjc-skj | 2009-11-09 13:26 | Trackback
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  2009年11月2日(月)     第980信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼第2回アフリカ特別シノドス、最終提案書を採択し終了
   ▼バチカン正義と平和評議会新議長にタークソン枢機卿
   ▼教皇の聖公会受け入れ姿勢をキュンク神父が批判
   ▼米国務省が信教の自由に関する年次報告書、中国「一部改善」の評価も
   ▼マレーシアで神を「アラー」と訳した聖書1万5000冊押収
   ▼ルーテル世界連盟次期総幹事にチリのマルチン・フンゲ氏
   ▼ドイツ福音教会指導者に初の女性ケスマン監督
   ▼仏、サイエントロジー教会に組織的詐欺罪で罰金刑
   ▼16世紀の写本など65点をスミソニアン博物館展示
     ▼《メディア展望》

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◎第2回アフリカ特別シノドス、最終提案書を採択し終了

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世が招集した第2回『アフリカのための特別シノドス』(代表司教会議)は10月24日に最終提案書を採択し、25日、教皇司式のミサによって閉会した。シノドスでは『和解・正義・平和に奉仕するアフリカの教会“あなたがたは地の塩…世の光である(マタイ5・13~14)”』をテーマに、4日から、全体会議や分科会を通して発表や討議を行った。23日には、シノドス参加司教からの全教会へのメッセージとして『神の民へのメッセージ』を発表している。
 最終提案書は教皇に提出され、通常公表されないが、教皇は今回内容の公表を許可した。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、57項目からなる提案は第一に、「教会的交わり」の大切さを強調。第1回アフリカ特別シノドスが「復活と希望のシノドス」であったのに対し、今回のシノドスを「新たな聖霊降臨のシノドス」と位置づけながら、教会という神の家族において協力し合い、使徒的貢献を通して、アフリカの和解と正義と平和、全人類のために働き、アフリカを苦しめている諸問題が繰り返されることのないように努力したいとしている。
 次に「和解」「正義」「平和」を、アフリカの発展に欠かせない要素として示している。
 さらに、シノドスは、水や土地をはじめ、環境や天然資源を保護し、搾取から守ることを訴えている他、武器取引、共通善のための責任ある政治、収賄との戦い、公正な選挙、移民・難民問題、民族間の尊重などのテーマにも言及している。
 司牧上の推進事項として、司教たちは第一に教会のアイデンティティーである「福音宣教」を挙げ、生活の中で行いと言葉を通して福音の価値を人々に証しすることで、アフリカの教会が「地の塩」「世の光」として「和解」「正義」「平和」に奉仕していくことを願っている。
 さらに、提案書は、聖体の秘跡と赦しの秘跡、み言葉の持つ力の重要性に触れると共に、アフリカの女性が家庭と社会の中で果たす大切な役割とその権利の保護、青少年教育に留意し、若者や子供たちを搾取や暴力・麻薬から守る必要、障害者への支援、エイズやマラリアとの闘い、麻薬とアルコール問題、受刑者への関心、死刑制度の廃止、人間育成と福音宣教に役立つメディアの使用などを課題として示している。
 バチカン放送によると、23日発表された『神の民へのメッセージ』は7部分42章から成り立っている。
 メッセージに含まれる多くのアピールには、司祭の独身性・貞潔・物質的財産から離脱、「神の外交官」としての信徒の役割、信徒の恒久的育成、学校教育の重要性などのテーマが取り上げられている。また政界に向けたアピールもあり、収賄と闘い、共通善のために働く聖なる政治家をアフリカは必要としていると、強調している。さらに、カトリックの家庭に対し、近代的な風潮が家庭を破壊することがないよう、また貧困と闘うよう政府に働きかけていかなければならないと述べている。
 家庭と関連して、シノドス参加司教たちは、カトリックの男性と女性の役割を確認し、特に男性の夫・父親としての責任ある役割を強調。命を受胎の瞬間から擁護し、子どもの教育に留意するよう呼びかけている。
 メッセージは国際社会に対して、アフリカを尊重と尊厳をもって見守り、経済システムや債務問題を見直し、同大陸の自然と資源を破壊、搾取することがないよう訴えている。
 司教たちはエイズ問題や、諸宗教間の対話、信仰の自由、民族間の和解、移民の受け入れなどの重要問題にも言及している。□

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◎バチカン正義と平和評議会新議長にタークソン枢機卿

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は10月24日、バチカン(ローマ教皇庁)正義と平和評議会議長レナート・ラファエレ・マルティーノ枢機卿の定年引退を承認、後任にピーター・コドゥオ・アピアー・タークソン枢機卿(ケープ・コースト大司教)を任命した。
 タークソン枢機卿は、1948年、ガーナ生まれ。
 教皇はまた、22日付で、同評議会の局長にマリオ・トーソ神父(サレジオ会)を任命した。同神父は、1950年、イタリア生まれ。同評議会顧問。
 なお同日付で、教皇は家庭評議会の局長に、教皇庁生命アカデミー副会長、モンシニョーレ・ジャン・ラフィッテを任命した。同師は、1952年生まれ、フランス出身。□

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◎教皇の聖公会受け入れ姿勢をキュンク神父が批判

 【CJC=東京】カトリックの反体制神学者ハンス・キュンク教授が、教皇ベネディクト十六世を批判した。教皇がこのほど、英国国教会(聖公会)の反主流派を受け入れる意向を示したことに、同教授はローマ紙レプブリカの10月28日付け論説で「釣り上げ」は、両派の一致を目指した長年の働きにそぐわず、「教会の一致に背く、聖職者の略奪だ」と主張している。
 バチカン(ローマ教皇庁)は聖職者独身制の重要性を強調しているが、聖公会司祭の受け入れに際しては適用しない、としている。ただ司教にはなれない。しかしキュンク氏は、既婚司祭の受け入れは、独身聖職者の間に憤まんを呼ぶ、と警告している。
 バチカン機関紙ロッセルバトレ・ロマノは10月28日、第1面で編集者がキュンク神父は「またも、ベネディクト十六世を根拠なしに厳しく批判した」と指摘した。□

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◎米国務省が信教の自由に関する年次報告書、中国「一部改善」の評価も

 【CJC=東京】米国務省は10月26日、世界各国の信教の自由に関する年次報告書2009年版を発表した。中国について、昨年に続き宗教弾圧などが「特に懸念される国」としたものの、一部宗教団体の活動規制が緩和されるなど一定の前進が見られる、と評価した。バラク・オバマ大統領の訪中を意識したものとも推測される。
 中国について報告書は「政府が脅威ではないと見なした宗教団体」の活動の自由が拡大したと評価、中国政府が4月に発表した「国家人権行動計画」にも言及している。一方で「宗教的信条や政治的意見の表明を分離独立運動と同一視」し、新疆ウイグル自治区やチベット自治区で「宗教活動を厳しく制限している」と指摘した。
 マイケル・ポズナー国務次官補(民主・人権・労働担当)は、この問題が「引き続き米中間での課題となる」としたものの、「有望な事例」としてキリスト教の活動が広がっていることを挙げた。
 米政府は今年1月、中国と北朝鮮、ミャンマー、イラン、サウジアラビアなど8カ国を昨年に続き「特に懸念される国」に指定している。
 報告書は、北朝鮮について「信教の自由への尊重を著しく欠く状況に変わりはない」と非難、またイランで「イスラム教シーア派以外の者は差別され、宗教的信条に基づく投獄や脅迫が報告されている」と言う。□

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◎マレーシアで神を「アラー」と訳した聖書1万5000冊押収

 【CJC=東京】インドネシアから輸入した聖書1万冊が、神が「アラー」と翻訳されているのを理由にマレーシア当局に押収されたと、教会関係者が10月29日語った。この3月にも5100冊がマレーシア聖書協会から押収されている。イスラム教徒が人口の6割以上を占めるマレーシアでは、イスラム教徒以外が「アラー」の語を使用することは禁止されている。
 マレーシア教会協議会総幹事のハーマン・シャストリ牧師によると、9月11日、ボルネオ島サラワク州の空港で、神を「アラー」と訳したインドネシア語版の聖書1万冊が押収された。
 同牧師は「聖書は信者の生活の一部。押収されなければならない理由はなにもない」と語った。「イスラム教徒を改宗させる目的で使用するのではないか」とのイスラム教関係者らの疑念については、「聖書は教会で使用されるものだ」と言う。
 「『アラー』は隣国インドネシアでは問題になっていないし、中東ではキリスト者も使用している。ほかの意図、例えば、イスラム教徒が人口の過半数を占めていることを強く印象付けたかったのではないか」と同牧師。AFP通信が報じた。
 カトリック教会は、マレーシアで発行するカトリック系新聞における「アラー」の使用をめぐり、政府と約2年間法廷で争った歴史がある。□

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◎ルーテル世界連盟次期総幹事にチリのマルチン・フンゲ氏

 【CJC=東京】ルーテル世界連盟(LWF)次期総幹事にチリのマルチン・フンゲ牧師(48)を10月26日選出した。
 LWFは22日から27日までジュネーブ郊外で常議員会を開催した。アフリカから初めて総幹事にイシュマエル・ノコ牧師が1994年選出された。後任となるフンゲ氏はLWF指導者としては、中南米から初選出。
 フンゲ氏は1980年から86年まで独ゲッチンゲンのゲオルグ・アウグスト大学でプロテスタント神学を学んだ。89年、チリ福音ルーテル教会(IELC)牧師に叙階、2000年までサンチアゴの2教会に奉仕した。1996年から2000年までIELC議長。同年9月からLWF宣教開発部門の中南米地域担当。不当な負債問題解消に取り組む地域教会の活動に貢献した。□

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◎ドイツ福音教会指導者に初の女性ケスマン監督

 【CJC=東京】ドイツ福音教会(EKD、信徒2400万人)はウルムで開催した総会で10月28日、マルゴット・ケスマン氏(51=ハノーバー教区監督)をヴォルフガング・フーバー常議員会議長の後任に選出した。同派議長としては女性で最初、またこれまでの最年少。
 ケスマン氏は142票中の132票の支持を得た。2007年に、26年間連れ添った夫に離婚を要求、話題となったが今回の選出には影響しなかったと見られる。
 同氏は、もっと多くの人を信仰に導く教会の長となりたい、と語った。
 総会では常議員14人定数のうち13人も選出された。残り1人は3分の2の信任を得られなかった。全員が選出されなかったのは、同派史上初めて。□

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◎仏、サイエントロジー教会に組織的詐欺罪で罰金刑

 【CJC=東京】仏裁判所は10月27日、1990年代に弱い立場にある信者から金銭をだまし取ったとして、新興宗教団体サイエントロジー教会の支部に、組織的詐欺罪で60万ユーロ(約8200万円)の罰金を言い渡した。AFP通信が報じた。仏では5月に改正された法律により、同宗教団体を即座に解散させることは出来ない。
 罰金を言い渡されたのは、パリにあるサイエントロジー・セレブリティーセンターと同センターの書店。同団体のフランス人指導者アラン・ローゼンベール被告にも、同罪で執行猶予2年、3万ユーロ(約410万円)の罰金を言い渡した。同教会側は控訴する意向。
 今回の裁判は、女性2人の訴えによるもの。1998年に人間の精神エネルギーを計測できるとする「エレクトロメーター」など、同教会の高価な製品を買わされて2万ユーロをだまし取られたとする人と、同年に、同教会の信者だった雇用主にテストを受けさせられ、プログラムに参加するよう強要されたが、拒否すると解雇された人。
 サイエントロジー教会は、トム・クルーズやジョン・トラボルタなどハリウッド・スターも入信している。□

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◎16世紀の写本など65点をスミソニアン博物館展示

 【CJC=東京】米ワシントンのスミソニアン博物館で、16世紀のペルシャやトルコのシャーやスルタン、一般のイスラム教徒らの手による貴重な書籍の展示会が開催されている。
 会場では、旧約聖書やコーランなどの写本、星座に登場する人物を描いた占星術書など65点が展示されている写本には、イスラム教の預言者からアダムとイブや聖母マリアなど聖書の登場人物までさまざまな人物が描かれているほか、星座や天体を象徴するシンボルなども含まれている。
 展示会は来年1月24日まで開催される。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(11月1日)=http://www.cwjpn.com
★日本カトリック医療団体協議会 第1回大会=信仰と医療 多角的に=長崎
★教皇=特別な管轄区設立へ=転籍希望の聖公会信者受け入れるため
★宣教と学校の宗教教育めぐり 教皇庁教育省が書簡
★まず「傾聴」に徹する=統合失調症=教会の対応学ぶ=東京教区「こころのセミナー」
★友として寄り添う=孤独な悩みに顔の見える相談=東京自殺防止センター
★大阪教会管区部落差別人権活動センター=見えない女性差別=京都・河原町教会=対話集会で考える

  =キリスト新聞(10月31日・休刊)=http://www.kirishin.com

  =クリスチャン新聞(11月1日)=http://jpnews.org
★クリスチャントゥデイは「異端言論」=韓国主要2教団が総会決議=寄稿など規制、警戒呼びかけ=張氏を「再臨主」と教育
★ウィロークリーク教会ビル・ハイベル牧師=コーチングに初来日
★体力勝負の教会訪問=日基教団東京教区「北支区五十三次」
★聖化大会=「きよめの危機」問題提起=若返り模索 疑問も率直に
★朝祷会関東ブロック大会が第25回=新旧両教の記念年を覚え
★張氏を韓基総再調査=CBSテレビが報道

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# by cjc-skj | 2009-11-02 16:14 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第979信
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  2009年10月26日(月)     第979信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼聖公会から加入望む人のための使徒憲章を教皇が承認
   ▼ウエストミンスター大司教とカンタベリー大主教が共同声明
   ▼スウェーデン教会が同性愛結婚式を認める
   ▼コビアWCC総幹事ら北朝鮮を訪問
   ▼コビア総幹事、金永南・最高人民会議常任委員会委員長と会談
   ▼移住と若者が重点課題=カトリック・WCC合同作業グループ
   ▼英極右党首のBBC討論番組出演、抗議のデモも
   ▼ノーベル文学賞作家が聖書を「悪い道徳の手引書」と批判
   ▼英国の教会が大阪のビルの21~22階に再現
     ▼《メディア展望》

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◎聖公会から加入望む人のための使徒憲章を教皇が承認

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は、英国国教会(聖公会)からカトリック教会に入ることを望む聖職者・信者らに応えるための使徒憲章を承認した。バチカン放送(日本語電子版)によると、憲章は後日発表される。
 聖公会内部に、女性聖職や公然同性愛者の主教選出、同性愛者同士の結合祝福などに幻滅した人たちからカトリック教会加入の希望が出ている。
 バチカン(ローマ教皇庁)教理省(長官ウィリアム・ジョセフ・レヴァダ枢機卿)は、10月20日行なった記者発表で、憲章の概要を明らかにし、英国国教会のメンバーであることとこれまで守っていた典礼の多くをそのまま保持しつつ加入を認めることになる、と語った。
 憲章で、教皇は教会法上の組織の一つ、属人的司教区(オルディナリアーティ・ペルソナーリ)の形を導入する。この特別な司教区の設立で、聖公会に属していた信者がカトリック教会との完全相互聖餐関係に入ることを可能にすると同時に、これらの信者がアングリカンの精神遺産と典礼の要素を保つことができるようになる。
 これらの元聖公会信者の司牧的指導は属人的司教区によって保証され、その責任者は通常、元聖公会の聖職者から選ばれる。
 結婚している元聖公会の聖職者をカトリック司祭として叙階する可能性も出てきた。
 これらの司教区は、必要に応じて地域の司教協議会の意見を仰ぎ、この組織が世界各国の軍隊の隊員の司牧に当たる従軍司教区と何らかの形で似たものとなろう。□

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◎ウエストミンスター大司教とカンタベリー大主教が共同声明

 【CJC=東京】ロンドンで10月20日、カトリック教会のヴィンセント・ニコルズ・ウエストミンスター大司教と英国国教会(聖公会)のローワン・ウイリアムズ・カンタベリー大主教が、共同声明を発表した。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇ベネディクト十六世が近く公表する、聖公会からカトリック教会へ加入望む人のための『使徒憲章』は、両教会の伝統の間にある信仰、教理、精神性における本質的な一致のさらなる認識を示すもの、と声明は述べ、これまでの長いエキュメニカル対話の道のりがなければ、こうした認識も、完全な目に見える形での一致への希望を培うことも不可能であっただろうとしている。
 声明は、両教会をこれからも一致と宣教、英国とキリスト教教会全体の福音の証しにおいて共に成長させることを願ったものになっている。□

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◎スウェーデン教会が同性愛結婚式を認める

 【CJC=東京】スウェーデン教会(ルーテル派)が、式典の中で性的指向に中立的な姿勢を打ち出す中で、牧師が同性愛者同士の結婚式を司式することを認めた。これまでは法的に結合を認めるが正式な結婚としてではなかった。
 ストックホルムで開かれた総会で10月22日、決議が176票対62票で採択された。同性間の教会結婚式は11月1日から始めることにした。
 今年5月、スウェーデンでは同性愛者のカップルにも異性間と同様の結婚する権利を認める法律を制定した。教会は2000年に国教会制度から自立しており、教会内には結婚式は男女間のものに限るべきだとの意見もあって、一本化されてはいない。
 アンデシュ・ウェイリド総監督は決定を歓迎、「私としては正しい決定だ。ただあまりに早すぎたと思っている多くの人の気持ちも分かる」と22日の記者会見で語った。しかし重要で必要な決定であることを認めた。
 今回の決定は、同性愛者同士の結婚式司式を牧師に強制するものではない。ただその場合でも、教会は同性愛者も結婚出来ることを保証し、他教会の牧師に司式を依頼することになる。□

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◎コビアWCC総幹事ら北朝鮮を訪問

 【CJC=東京】世界教会協議会(WCC)のサミュエル・コビア総幹事らが10月17日、4日間の日程で北朝鮮を訪問した。朝鮮基督徒連盟の招請によるもの。
 WCCの公共の証プログラムと国際関係委員会のマシューズ・ジョージ・チュナカラ部長は、「教会、政府当局者と会見し、北朝鮮の教会の証について学ぶ」と語った。
 朝鮮基督徒連盟は政府の監督下にあるプロテスタント教会として1946年設立された。信徒数1万2000人という。□

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◎コビア総幹事、金永南・最高人民会議常任委員会委員長と会談

 【ジュネーブ=CJC】10月17日から北朝鮮を訪問している世界教会協議会(WCC)のサミュエル・コビア総幹事らは19日、平壌で金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員会委員長と約70分間会談した。
 金氏は、非核化問題は米国との直接折衝を通じて解決すべきだ、と語った。□

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◎移住と若者が重点課題=カトリック・WCC合同作業グループ

 【ジュネーブ=CJC】カトリック教会と世界教会協議会(WCC)の合同作業グループが10月12~19日、スペインのコルドバで年次会議を開催した。作業グループは、エキュメニズム(教会一致運動)の霊的根源と長年にわたる業績が確実に評価されているか、を集中的に取り扱っている。
 今回は移住問題が論議され、「キリスト者のエキュメニカルな関係を深めるための挑戦であり、好機」と認識された。
 作業グループでは「エキュメニカル運動の中で若者に対するリーダーシップと責任」も重要課題として取り上げた。□

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◎英極右党首のBBC討論番組出演、抗議のデモも

 【CJC=東京】英公営BBC放送の視聴者参加型の人気政治討論番組『クエスチョンタイム』に10月22日、移民排斥を唱える極右政党『英国民党』(BNP)のニック・グリフィン党首(50)が出演したが、ロンドンのBBC本社前などに殺到した抗議のデモ隊と警官隊が衝突して負傷者が出る騒ぎとなった。AFP通信が報じた。
 今年6月の欧州連合議会選挙でグリフィン党首ら2人が当選を果たし、得票率6・2%を得たことから、BBCは「公平であるのが『放送局の義務』」だとして、グリフィン党首を番組に招待したが、それが激しい議論を招いた。
 番組でグリフィン党首は、「わたしはナチスではない。ホロコースト(ユダヤ人虐殺)を否定する確信もない」と主張。むしろBNPが「あからさまに反ユダヤ主義の人種差別団体」になるのを押しとどめたことで、英国内のネオナチからは敵視されていると述べた。一方で、「わが国は基本的に英国的なキリスト教国でなければならない」とも述べている。□

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◎ノーベル文学賞作家が聖書を「悪い道徳の手引書」と批判

 【CJC=東京】1998年にノーベル文学賞を受賞したポルトガルのジョゼ・サラマーゴ氏(86)が10月18日、聖書を「悪いモラルの手引書」と非難するとともに「聖書がなかったら世界はもっと良くなるだろう」と発言し、物議を醸している。AFP通信が報じた。
 19日のポルトガルの通信社報道によると、サラマーゴ氏は、北部のペナフィエルで行われた新著『カイン』の出版会見で、「聖書は悪いモラルの手引書で、われわれの文化、そして生活様式にも強い影響を与えている。聖書がなかったらわれわれは今とは異なり、恐らくもっと良い人間になっていただろう」と語った。
 同書は、旧約聖書に出てくる、アダムとイブの息子で弟アベルを殺害した「カイン」の物語を風刺的に書き換えたもの。サラマーゴ氏は、神を「われわれの頭の中にだけ存在する残酷で嫉妬深くて鼻持ちならないもの」と表現するとともに、「旧約聖書を読まないカトリック教徒にとっては(この本が)問題だとは思わない。ユダヤ教徒は気分を害すかもしれないが、わたしにとってはどうでもいいこと」と話した。
 サラマーゴ氏は92年にも、「イエスがマグダラのマリアと性交して童貞を失い、世界を支配するために神に利用される」という内容の著書を発表、論議を呼んだことがある。□

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◎英国の教会が大阪のビルの21~22階に再現

 【CJC=東京】この7月、大阪・難波のホテル結婚式場に設置された英国の田舎の教会が、「日本で結婚式にふさわしいことを証明するもの」、と英公営BBCテレビが報じた。西部ヘレフォードシャー州ロス・オン・ワイ近郊ブロックハンプトンの『オールセインツ教会』が高層ビルの21~22階に再現された。複製は4分の3の大きさ。
 同教会のウイル・プリディー牧師は、デベロッパー(開発事業者)『ユーロピアン・コネクション社』が教会を訪れ、レーザーで計測していったと言う。
 ウェンディ夫人は「あの人たちはヘレフォードシャー州を旅行中に、道に迷ったのかどうかは知らないが、教会の前を通りがかった」と偶然の出会いだったことを語っている。
 その後、連絡があり、複製の許可を求めてきた。「教会評議会の同意を得て、複製を作った」と夫人、「素晴らしい。こんなことが出来るなんて。それも21階によ」と言う。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(10月25日)=http://www.cwjpn.com
★正義と平和全国集会=流されず平和への道を=18の分科会=さいたま教区内外で
★労働者として共に福音を生きて=ACO(アセオ)40年目の全国大会=函館
★祈り中心に 教派超え=朝祷会関東ブロック大会開催
★アフリカシノドス=緊張克服で主導権を=民族間和解が筆頭課題
★比南部の教会とイスラム指導者=誘拐神父の解放訴え
★浦上(長崎)巡礼団も参加=岡山・鶴島=「四番崩れ」殉教者追悼

  =キリスト新聞(10月24日)=http://www.kirishin.com
★ドナルド・マッキム氏講演=キリストに基づく“務め”強調=日本キリスト教会神学校
★YMCA同盟=「地球市民」リーダー育成へ=国内外から青年60人が研修
★オバマ米大統領ノーベル平和賞受賞=交錯する期待と懸念
★ベー・チェチョルさん自伝出版でライブ=「声と信仰」回復を喜び語る
★『光の旅』への誘い=日本福音ルーテル東京教会
★ルーテル100周年=日野原重明氏が記念講演=「いのち」の生かし方説く

  =クリスチャン新聞(10月25日)=http://jpnews.org
★比・豪雨被害拡大=現地教会、キ教支援団体 緊急支援
★米福音ルーテル保守派=同性愛問題で独自の動き
★「新日本聖書刊行会」本格始動=新改訳大改定へ体制整う
★記念の年こそ聖霊の注ぎを=聖霊派諸教会が150周年フェスティバル
★ホーリネスの群れ委員長=八束潤一氏が急逝
★死者千人超 スマトラ沖地震=各救援団体が現地入り

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# by cjc-skj | 2009-10-26 15:01 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第978信
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  2009年10月19日(月)     第978信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼「神は創造者ではない」とオランダの旧約学者
   ▼フランクリン・グラハム氏が訪朝、金総書記に贈り物
   ▼スーダン南部で干ばつ深刻
   ▼『統一教会』が韓国で合同結婚式、7500組参加
   ▼スペインで大規模デモ、中絶の条件緩和に反対
   ▼バチカンがガリレオ展開催
   ▼ダンテの神曲が米でビデオゲームに
   ▼十字架にかけられたゴリラのろう人形
     ▼《メディア展望》

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◎「神は創造者ではない」とオランダの旧約学者

 【CJC=東京】英紙テレグラフによると、オランダの旧約学者エレン・ファン=ウォルデ氏(54)が創世記の冒頭の記述「初めに、神は天地を創造された。」(新共同訳)はヘブル語原典からの正確な訳出ではない、と主張している。
 聖書記者は、神が世界を創造したことを示唆しようとしたのではなく、実際に神が人間やけものを創造した時には「地」はすでに存在していた、と言う。
 ファン=ウォルデ氏はオランダ・ナイメーヘンの出身校のラットバウト大学で自説を講演することになっている。同氏はヘブル語原点を再検討し聖書全体の文脈の中で、さらに古代メソポタミアの創造物語などとも比較した。
 創世記の冒頭で使用されているヘブル語の動詞「バラ」は「創造」を意味するものではなく、「空間的に分ける」を意味しているとの結論に達した。第1章第1節は「初めに神は天と地を分けられた」と読むべきなのだ。
 今回の研究は、聖書の「初め」は時間としての始まりではなく、物語の始まりであることを示すものだ、と言う。神は創造されたのではなく、天から地を、海から陸を、鳥や地に満ちているものから海の怪物を、分けられた。
 これまで考えられてきた「クレアティオ・エクス・ニヒロ」(無からの創造)は誤解であり、神は、すでに存在していた地球を生物の住めるところとし、地と水を分け、暗闇に光をもたらしたのだ、と言う。
 同氏は、自らの見解が目新しいだけでなく、多くの宗教者の核心に触れるものだとして、活発な議論が展開されることを望むと語った。「わたし自身も傷つくかもしれない。自分を宗教的であり、創造者は信頼の対象として特別なものと見てきたからだ。その信頼は持ち続けたい」と語った。
 ラットバウト大学の報道担当は、「この新しい解釈は、これまで知られていた創造物語を完全に改革するものだ」と語った。同氏は「創造神という伝統的な見解は、もう維持できない」と付け加えた。□

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◎フランクリン・グラハム氏が訪朝、金総書記に贈り物

 【CJC=東京】米国の著名な大衆伝道者ビリー・グラハム氏の息子フランクリン・グラハム氏が10月13日から15日まで、非政府組織(NGO)『サマリタンズ・パース』(サマリア人の財布)の会長として北朝鮮を訪問した。平壌国際空港では、6カ国協議の北朝鮮次席代表を務める李根外務省米州局長が出迎えた。朝鮮中央通信(KCNA)は「米朝関係進展の懸け橋の役割を果たしたい」との牧師の空港での発言を伝えた。金正日総書記への贈り物を持参した、とも報じている。北朝鮮メディアが第三国の首脳級要人以外の訪朝で、到着時の発言を紹介するのは異例。
 フランクリン氏の訪朝は3度目。父親のビリー氏は、1992年と94年に訪朝、故金日成総書記と会談した。
 フランクリン氏は北朝鮮高官らと会談、同団体が設立した医療施設を視察した。また、歯科医養成施設に19万ドル(約1700万円)相当の機器を寄贈する。
 朝鮮中央通信によると、最高人民会議常任委員会の金永大副委員長は14日、表敬訪問したフランクリン氏一行と平壌の万寿台議事堂で会見した。フランクリン氏は席上、父親ビリー・グラハム牧師からの金正日総書記へのあいさつを伝えるよう金永大副委員長に託した。同日、朴宜春外相もフランクリン氏一行と会見した。
 フランクリン氏が15日、経由地の北京で明らかにしたところでは、北朝鮮政府高官が同氏に対し、ボズワース米特別代表(北朝鮮問題担当)の訪朝を招請したことを確認した。北朝鮮政府に対する米政府のメッセージを伝えたとの見方は否定したが、帰国後、訪朝結果についてホワイトハウスに報告すると語った。□

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◎スーダン南部で干ばつ深刻

 【CJC=東京】AFP通信によると、内戦の痛手からの回復途上にあるスーダン南部の農村地域では現在、初夏の深刻な干ばつが原因で作物が育たず、100万人以上が草を食べて飢えをしのぐ状況に陥っている。
 イースト・エカトリア州ロビラモア村では、すり鉢代わりの石のくぼみで草をすりつぶし、細かい粉にする。「これをこうやって水に浸して、それから食べるんだ。毎日これを食べているよ」と住民。
 農民はソルガム(モロコシ)や雑穀、ピーナツなどを育てているが、5~6月の大干ばつで作物がほぼ全滅。地元の市場にも、果物や野菜は並んでいない。
 現地のカトリック教会で食糧確保と栄養指導を行っているデニス・オクム氏は「主食はソルガム。ソルガムができなければなにもない」と言う。
 世界食糧計画(WFP)によると、干ばつに加えて物価上昇や部族間抗争の増加で、南部スーダンに暮らす150万人の食糧事情が脅かされている。□

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◎『統一教会』が韓国で合同結婚式、7500組参加

 【CJC=東京】ソウル南方の牙山にある鮮文大学で10月14日、世界基督教統一神霊協会(統一教会)が文鮮明総裁の司式で国際合同結婚式を行った。故・朴正煕元大統領の二女パク・クンリョンさん(55)夫妻など韓国内外から7500組のカップルが参加した。電話インタビューでパクさんは「統一教会の奉仕精神と聖書の解釈に魅力を感じた」と語った、と韓国紙『中央日報』が報じている。
 今年1月31日、90歳の誕生日を迎え文氏は、最近、後継者構図を確定した。□

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◎スペインで大規模デモ、中絶の条件緩和に反対

 【CJC=東京】カトリック者が国民の大多数を占めるスペインの首都マドリードの独立広場で10月17日、政府が人工妊娠中絶の条件を緩和しようとしていることに対する大規模な抗議デモが行われた。
 デモにはあらゆる年代の人たちが参加し、家族での参加者も多かった。参加者らはヘリウムでふくらんだ白い風船300個を飛ばした。
 デモの参加者数について、主催団体側は150万人、市当局は120万人としている。国内メディアは警察情報として25万人と報じた。
 スペインでは1985年、中絶が非犯罪化され、特殊な場合に限り実施されてきた。今回の改正案はEU加盟国の大半で施行されている法律の内容に基づいて作成された。
 AFP通信によると、改正案は16歳以上の女性が求めた場合には妊娠14週以内、母体に危険がある場合もしくは胎児に異状があると診断された場合は22週以内、胎児に深刻で治癒不可能な疾患がある場合には22週以降の中絶を認めるもので、9月に閣議決定した。11月に議会で審議される見通し。
 ホセ・ルイス・ロドリゲス・サパテロ首相は、同性愛者間の結婚、離婚の迅速化、性転換者の権利拡大などリベラルな社会政策を相次いで打ち出している。□

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◎バチカンがガリレオ展開催

 【CJC=東京】ガリレオ・ガリレイが初めて天体観測を行ってから400年となる国際天文年を記念する展示をバチカン(ローマ教皇庁)博物館が10月15日から行っている。コペルニクスによって天動説の誤りが指摘されていたものの、それが実証されたのはガリレオが望遠鏡で天体を観測したことによる。
 今では近代天文学の祖とされているガリレオだが、1616年と1633年の2回、ローマの異端審問所に呼び出され、地動説を唱えないことを宣誓させられた。
 教皇ヨハネ・パウロ二世が、教会の判断は誤りであり、カトリック者は科学に敵対するものではない、と宣言したのは1992年のこと。
 今回、ガリレオの発明した道具や天文学関係の資料が展示される。中には最初の発見を興奮して記した原典などもある。
 展示は来年1月までの予定。□

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◎ダンテの神曲が米でビデオゲームに

 【CJC=東京】米ビデオゲーム大手エレクトロニック・アーツ社が10月16日、ダンテ・アリギエーリの『神曲』地獄篇をビデオゲーム化することを明らかにした。
 「豊かで深遠な宇宙をビデオゲームにすることは、これまでで最高の興味ある挑戦的な計画」とストーリー作家のウイル・ロコス氏。「ダンテを暗い過去を持つ欠点のあるヒーローとし、自らの人生の愛を、恐ろしい運命から救おうという決意を描き直した。1人の男の地獄を再創造することは本当にユニークな経験だった」と言う。
 ゲームソフト「地獄編」は来年2月に欧米で発売される予定。Xボックス360、プレイステーション3、PSPなどで利用可能という。□

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◎十字架にかけられたゴリラのろう人形

 【CJC=東京】ロンドン西郊マリルボーンの、かつて教会として使われていた建物で「T驚異の時代」と題された現代美術の展示会が開催されたが、そこに十字架にはり付けにされたゴリラの作品などが展示された、とAFP通信が報じている。
 ポール・フライヤー氏の「支配特権」という作品で、マダム・タッソーろう人形館に展示されている人形の製作技術を使って作られ、人間の毛髪で仕上げられた。
 フライヤー氏は、展示会場が元教会であるだけにこの作品は論争や怒りを招くかもしれないが、作品の目的は絶滅危ぐ種ニシローランドゴリラの窮状を訴えることにあるとしている。
 フライヤー氏が米国の死刑囚に黒人が多すぎることを表現するために製作した、電気椅子に座った黒人のキリストの作品も展示された。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(10月18日)=http://www.cwjpn.com
★全国広報担当者会議=地元メディアや他教区と=広報活動の連携探る
★ダミアン神父ら5人列聖=キリスト教的愛の「輝かしい模範」
★アジア・南太平洋自然災害=カトリックから支援続く
★「世界宣教の日」=教皇=惜しみない献金促す
★政策転換 どう対応?=カトリック学校法人理事長研修会=補助金カットが影響
★「霊的廃棄物」退けよ=教皇=アフリカの教会に訴え

  =キリスト新聞(10月17日)=http://www.kirishin.com
★聖学院大学=ニーバー研究の拠点に=センター新設で発足研究会=現代的意義を明らかに
★宗教者九条の和=第5回平和巡礼=“宗教者の本気”問う
★日基教団代田教会=隅谷三喜男記念シンポジウム 第2回=「教会の使命」を模索
★聖グレゴリオの家 宗教音楽研究所=創立30周年祝う
★台風・地震・津波=相次ぐ天災 キリスト教団体も救援活動
★教皇、パキスタン大統領と会見

  =クリスチャン新聞(10月18日)=http://jpnews.org
★カンタベリー大主教来日=「素足の宣教」を評価=日本聖公会宣教150周年記念礼拝
★東南アジア、南太平洋=台風・地震・津波、キリスト教団体も救援活動
★キム・ジュゴン氏逝く=韓国教会成長、世界宣教に貢献
★卞夫妻と教団、関連会社を提訴=被害女性4人=「性的自己決定権侵害」と
★「オバマ政権と米キリスト教」=初の女性総裁主教キャサリン・ショーリ氏語る
★人生の課題などをキーワード検索=CD-ROM「こんなときにバイブル」制作=定年5人組=得意分野ボランティア

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# by cjc-skj | 2009-10-19 18:41 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第977信
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  2009年10月12日(月)     第977信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼オバマ米大統領のノーベル平和賞受賞に期待と懸念
   ▼オバマ米大統領が聖公会聖ヨハネ教会の礼拝に
   ▼第2回アフリカ特別シノドス開幕
   ▼アフリカ系ローマ教皇誕生もあり得る、とタークソン枢機卿
   ▼教皇、ハンセン病救済につくしたダミアン神父らを列聖
   ▼米カトリック医療施設ではレイキ禁止
   ▼フィリピンで高齢神父誘拐される
     ▼《メディア展望》

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◎オバマ米大統領のノーベル平和賞受賞に期待と懸念

 【CJC=東京】ノルウェーのノーベル賞委員会は10月9日、2009年のノーベル平和賞をバラク・オバマ米大統領(48)に贈ると発表した。同氏が進める国際協調外交と「核なき世界」に向けた姿勢を評価し、「より良き未来に向けて人々に希望を与えた」ことを授賞理由に挙げている。
 「核なき世界」待望の国際世論のうねりが欧州を中心に広がりつつある中で、今年1月に就任したばかりのオバマ氏を選んだのは、核超大国が対話重視の国際協調路線を追求するという理想の実現を、小国ノルウェーの委員会が熱望していることの表れとも見られる。
 しかし核軍縮・不拡散に向けた動きは始まったばかり。アフガニスタンでの米国の対テロ戦争は泥沼化しつつあり、国内的には医療保険改革や雇用対策など難題に直面している中で高い支持率も、政治の現実を前に陰りが見え始めていた時だけに、受賞で「オバマブーム」復活となるか注目される。いずれにしてもオバマ氏への期待は、重圧としてのしかかることは必至。
 米国内では「オバマ政権は全世界の人々の希望を体現している」(カーター元大統領)などと歓迎の声が上がったが、保守派からは「大統領は受賞を辞退しろ」「ノーベル賞委員会は自らの権威を失墜させた」など強硬な批判が相次いだ。
 国際的にもキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長が受賞を賞賛、ノーベル平和賞受賞者のダライ・ラマ十四世もオバマ大統領に同賞受賞を祝うメッセージを送るなど好意的な意向を示す一方、アフガニスタンの武装勢力タリバンは「(アフガンでの)暴力を激化させ、多くの民間人を殺害した」と厳しく非難している。
 ロシアの極右政党、自由民主党のジリノフスキー党首はオバマ氏に受賞を辞退するよう勧める書簡を送った。時がたてば米軍主導のイラク、アフガニスタンでの戦争などのため、平和賞ははく奪されるからだと説明している。
 キリスト教界では、バチカン(ローマ教皇庁)報道事務所受賞を歓迎する声明を発表した。「この最も重要な認知が、とても困難ではあるが、人類の未来に向けた基本的な関わりを最高に勇気付けるものであり、期待できる結果を生み出すことになろう」と言う。
 世界教会協議会(WCC)のサミュエル・コビア総幹事は、大統領に宛て歓迎の書簡を送った。「来年1月に就任する後継総幹事のオラフ・フィクセ=トゥヴェイト氏と共に、ノルウェーのノーベル委員会の決定に深く満足している」として、大統領の実父がケニア出身で、自らもケニア人であること、またトゥヴェイト氏もノルウェー人であることから、両国が今回の授賞に特別な関係があることを指摘した。
 書簡は、全能の神の祝福が続くように、との挨拶で締めくくっている。□

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◎オバマ米大統領が聖公会聖ヨハネ教会の礼拝に

 【CJC=東京】バラク・オバマ米大統領一家が10月11日、首都ワシントンの聖公会聖ヨハネ教会の礼拝に出席した。
 同教会はホワイトハウスから道路1本隔てた所にあり、警備面からも大統領の出席する教会になるのではないか、と見られている。
 教会側も第4代ジェームズ・マディスン大統領以来、歴代大統領が礼拝に来た、として「大統領席」と銘板を貼った座席を設けている。□

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◎第2回アフリカ特別シノドス開幕

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)で10月4日、第2回『アフリカのための特別シノドス』(代表司教会議)が、聖ペトロ大聖堂で教皇ベネディクト十六世司式のミサによって開幕した。今回のシノドスは「和解・正義・平和に奉仕するアフリカの教会『あなたがたは地の塩…世の光である(マタイ5・13~14)』」をテーマに25日まで開催される。
 シノドスにはアフリカ大陸全土を代表する枢機卿・司教、神学や宣教、典礼、司牧、経済、医療、女性問題など諸分野の専門家、またカトリック以外のキリスト教各派の使節が参加している。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、会期中に20の全体会議、9回にわたる分科会が行なわれ、提案書採択を経て、最終日の教皇による閉会ミサをもって終了する。
 開会ミサの説教で、教皇は、創造主である神を称えるアフリカは、信仰と希望の危機にある世界に精神的息吹を送り出す「肺」であると述べた。一方で、この「肺」が今日、物質主義・相対主義・虚無主義や、政治経済的関心の混ざった様々な形の宗教的原理主義に脅かされていることを指摘した。
 第1回目のアフリカ特別シノドスは、教皇ヨハネ・パウロ二世によって1994年4月に行なわれた。□

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◎アフリカ系ローマ教皇誕生もあり得る、とタークソン枢機卿

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)の主にアフリカ出身者が着座する可能性はある、とガーナのピーター・コドゥウォ・アッピア・タークソン枢機卿が語った。
 同枢機卿は第2回アフリカ特別シノドス(代表司教会議)に参加するためバチカン(ローマ教皇庁)を訪問、10月5日の記者会見の際、黒人教皇の可能性に関する質問に答えた。バラク・オバマ米大統領や、コフィ・アナン前国連事務総長など世界の指導者に黒人が就任していることに触れ「神が教皇として黒人を望まれるなら、ありがたいことだ」と応じた。
 同枢機卿は第2回アフリカ特別シノドス(代表司教会議)の報告者を務めるが、ベネディクト十六世や故ヨハネ・パウロ二世も、教皇の座に就く前にシドノス報告者を経験しているところから、同枢機卿も現教皇ベネディクト十六世の有力な後継候補の1人と取り沙汰されている。□

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◎教皇、ハンセン病救済につくしたダミアン神父らを列聖

 【CJC=東京】キリストの愛の「輝かしい例」として、教皇ベネディクト十六世は10月11日、ダミアン・デ・ヴェウスター神父、ジャンヌ・ジュガン修道女ら5人を聖人に列した。
 サンピエトロ大聖堂で行われた当日のミサには世界各地からの巡礼が集まった。入りきれなかった人たちのために大広場に巨大スクリーンが設置され、それに見入る人も4万を越えた。
 5人の略歴が読み上げられた後に、教皇は列聖を発表、全体教会にとって聖性のモデルである、と宣言した。
 聖人に列せられたダミアン神父は1840年、ベルギーのトレメロ生まれ。24歳の時にハワイに派遣され、33歳からモロカイ島カラウパパにある聖フィロメナ教会の神父になった。カラウパパはハンセン病患者の隔離地。ダミアン神父は、献身的にハンセン病患者と接する内に自分も感染し、1889年死去。
 教皇は、最後まで「患者と共にいた患者」であることに「やすらぎを覚えていた」とし「彼は私たちを、私たちの目を、私たちの兄弟姉妹の人間性を損ない、そして今日もなお、私たちの奉仕という寛容と思いやり以上のものを必要とする『ハンセン病』を直視するよう招いている」と語った。
 ダミアン神父は、ハンセン病患者の、そして近年ではHIV/エイズの「仲裁者」と評価されている。バチカン(ローマ教皇庁)の列聖準備段階では、ダミアン神父を「あらゆる種類のはじき出された人たち、すなわちエイズなど治りにくい病気の患者、見捨てられた子どもたち、将来の見えない若者、搾取される女性、放置される高齢者、抑圧される少数者」の声と評価している。
 ジャンヌ・ジュガン修道女は高齢者への奉仕が評価された。高齢者の独特の場と貢献を現代社会が今も再発見している、として教皇は、同修道女が高齢者に人としてのキリストを認めることに優れていたとして、現代社会にとっての「灯台」だったと評価している。
 ジュガン修道女は『貧者のための小さな姉妹会』の創設者。1972年、北フランス生まれ。1839年に病気や視力を失った高齢女性の家を始めた。1879年死去。同会は現在も世界各地に「家」202箇所を設置、1万3000人以上の高齢者に奉仕している。
 その他、ジグムント・フェリンスキー元ワルシャワ大司教(『マリアの家族のフランシスコ姉妹会』の創設者)、フランシスコ・コル・ギタルト神父(スペインの『祝福された処女マリアのお告げのドミニコ姉妹会』の創設者)、ラファエル・アルナイズ・バロン神父(謙遜と祈りの生活で知られたスペインのトラピスト修道会士)が列聖された。
 教皇はまた、日本から訪問した広島・長崎の原爆被災者を祝福、「世界が、罪のない人の生命をあのように大量破壊することを決して二度と見ることのないように祈る」と語った。□

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◎米カトリック医療施設ではレイキ禁止

 【CJC=東京】米カトリック司教団は、教会が運営する病院や老人ホームなどで「レイキ」(霊気療法)実施を禁止する指針を発表した。カトリック者でレイキを実行している人もあり、米国で盛んになっている療法の禁止は混乱を招くことになりそう。
 「キリスト教信仰や自然科学から正当化されていない中で、レイキを信用するカトリック者は迷信の領域、信仰でも科学でもない領域に踏み込むことになる。迷信は、その人の宗教的感情を転換させることで神を拝むことを破壊し、誤った道を歩ませる」と指針は指摘している。
 指針を作成した教理委員会のロバート・マクマナス司教は、調査の結果、レイキが治癒を促進する医学的な根拠はないとの結論に達した、と言う。□

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◎フィリピンで高齢神父誘拐される

 【CJC=東京】フィリピン南部パガディアンで聖コロンバン宣教会のマイケル・シノット神父(78、アイルランド出身)が10月11日、同会本部前で誘拐された。
 銃を持った6人が押し入り、同神父を自動車に押し込めたという。居合わせた人は何も出来なかった。その後、海上をモーターボートでタクラン方向に連れ去られるのを猟師が見ていた。犯行声明はまだ出されていないが、同地で優勢なカトリック教会に反感を持つイスラム教過激派によるもの、と警察は見ている。
 聖コロンバン会は、同神父が庭を散歩中に誘拐されたことを確認、心臓疾患があるのに服用薬を所持していないことから、健康状態を懸念している。
 同神父は1957年に初めてフィリピンに派遣され、98年からは障がいを持つ子どもたちの学校に関わっている。
 フィリピン南部ではこれまでも外国人宣教師や旅行者が誘拐されているが、いずれもアルカイーダと連携しているアブサヤフ・グループによるものという。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(10月11日)=http://www.cwjpn.com
★南太平洋・アジアで相次ぐ自然災害=カトリック援助団体 被災者支援急ぐ
★教皇、チェコを訪問=キリスト教的価値の再発見促す
★4月に完成した「新カトリック大事典」最終巻を教皇に献呈
★軍都被爆都市 広島で「九条の和」=教団教派超え シンポジウムと平和巡礼
★仙台中央地区=インターナショナル・ミサ=30カ国の500人参加
★千葉寺教会=3カ国の出会いを記念=千葉・御宿=メキシコ塔前で野外ミサ

  =キリスト新聞(10月10日)=http://www.kirishin.com
★日本聖公会=宣教150周年=カンタベリー大主教来日=青年信徒らと対話=「平和の実現は可能だ」
★ショーリ主教=米聖公会と政府の関係語る=“正義と平和”強調
★聖公会=「東アジアの平和」めぐりシンポ=韓・比・日の主教が教会の役割問う
★ルーテル学院=創立100周年で式典・礼拝=“神と人とに生きる”原点に
★ペシャワール会=中村哲氏、25年の現地活動を報告=アフガンに用水路完成
★米福音ルーテル=保守派が新組織憲章

  =クリスチャン新聞(10月11日)=http://jpnews.org
★第5回日本伝道会議=危機の時代こそ宣教協力を=「協」教派的伝道 模索を提言
★コロンビア=暴漢3人が牧師殺害
★フィリピン豪雨禍=ゴミ山の教会も被害深刻
★西本誠一郎めぐみ堂社長=強制わいせつで逮捕=和解成立し 不起訴
★「アイヌ文学の入り口」=知里幸恵記念館=10年開館へ=登別市
★プサンでWCC次期大会=韓国紙の社説が期待表明

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# by cjc-skj | 2009-10-12 17:26 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第976信
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  2009年10月5日(月)     第976信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼台風・地震・津波、キリスト教団体も救援活動
   ▼イスラエルが『メシアニック・ジュー』抑圧、と英タイムズ紙
   ▼イスラエルのラビがパレスチナ市民への振る舞いで許し求める
   ▼教皇「イエスに関する著作の第2部、来春完成目指す」
   ▼教皇、チェコ司牧訪問終える
   ▼教皇、パキスタン大統領と会見
   ▼米テレビ伝道者ベニー・ヒン氏が英入国出来ず
   ▼スウェーデン牧師が酒気帯びで葬儀
     ▼《メディア展望》

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◎台風・地震・津波、キリスト教団体も救援活動

 【CJC=東京】フィリピンのルソン島を襲った台風16号(現地呼称「ケツァナ」「オンドイ」)の豪雨災害による死者は、9月29日に240人を超えた。行マニラ首都圏と周辺地域で被災した人は約61万人に上っている。
 国家災害調整協議会(NDCC)議長のギルベルト・テオドロ国防相は28日、グロリア・マカパガル・アロヨ大統領の名によって国際社会に緊急人道援助を呼びかけた。
 すでにユニセフ(国連児童基金)から食糧など1530万ペソ(約2890万円)が寄せられた。米政府も現金5万ドル(約450万円)やヘリコプター、ゴムボートなどを提供した。
 フィリピン赤十字社も寄付呼びかけを繰り返している。避難者には食糧以外に、マット、ブランケット、蚊帳、テント、歯磨き、石鹸、衛生ナプキン、シャンプー、タオル、アルコールなどが必要という。
 カトリック教会マニラ大司教区の社会活動部門の中心となっている救援組織『カリタス・マニラ』も寄付を呼び掛ける一方、1万家族5万人を対象に、教会、聖職者、社会活動部門やボランテアを動員して援助活動を展開している。
 英国に本拠を置く援助団体『クリスチャン・エイド』も食糧、飲料水、薬品などをマニラなどに送った。□

     ◇

 【CJC=東京】台風・地震・津波が相次いで東南アと南太平洋を襲った。フィリピン、サモア、米領サモア、インドネシアなどで死者多数を出し、被災者も正確な数を把握出来ないまま増え続けている。
 日本など各国政府や救援組織が緊急活動を展開する中で、キリスト教団体も救援活動を展開した。
 マグニチュード7・6の地震に見舞われたインドネシアの西スマトラで、被害の大きかったのはパダン・パリアマン地区(人口38万7500)とパダン市(同90万)と同市北方のパリアマン市(同7万7500)。パダン市では倒壊したビルの下敷きになった人も数千人と推定されている。
 パダン・パリアマン地区では1万戸以上が倒壊した。公共施設19箇所も被害が大きく、学校も50以上が破壊された。宗教施設も88箇所が損壊した。
 パダン市では家屋の半数が全半壊している。電話は不通、停電、空港も一時閉鎖された。再開後もジャカルタからの便は満員。
 同市最大で手術設備も完備していた病院も被害を受けた。救援団体のスタッフは、患者が廊下にまで溢れており、死体置き場も屋外に設けられた、と言う。医療援助が最重要だ。
 救援に協力しているアフスティヌス・ムデイハルトノ神父は、生存者の置かれた状況も深刻だとし、さらに北方50キロのパリアマン町では全戸が地震で破壊されている、と言う。
 『国際カリタス』は、パダンに向けて『カリタス・インドネシア』と共に救援・調査団を派遣する準備を進めている。ただ各地で道路も寸断され、被害調査もままならない。
 主要団体の各地での活動状況はCJC通信調べでは次の通り。
 ▽国際カリタス=『カリタス・フィリピン』はマニラ首都圏始め今回の台風で被害を受けた地域に救援を開始した。当面の目標を1万家族(5万人)に定めた。救援米650袋を買い付けたが、それでは全く不十分と見ている。
 台風はフィリピンに大被害をもたらした後、ベトナムをも襲撃した。『カリタス・ベトナム』は被害の大きかったクアンナム、ビンデイン地区に援助を集中している。
 『カリタス・サモア』は、「津波が襲来してから5~6時間で、救援活動を始めたが、被害はこれまでになく大規模だ」とスタッフのピーター・ベンディネッリ氏、生存者のために安全な場所を確保し、臨時のシェルターを提供している。「水不足が深刻だ。この温度と太陽の下、水なしでは長時間活動できない」と言う。大量の飲料水を買い付け、現地に輸送中。「トラックは食糧、水、衣料を満載して行き、帰りは病人やけが人を乗せてくる。ヴァン6台とトラック2台を動かしている。遠隔地には道路が不通でたどり着けない。被害はもっと大きいだろうが分からない」とベンディネリ氏。
 ▽ACT(教会行動一致)=フィリピンでは『国際ACT』は政府機関などからの援助が遅れている地域を中心に活動を展開している。洪水によるぬかるみが貧困層の衛生状態を悪化させる中で活動している。
 ベトナムではスタッフ3人が政府や地方組織に協力して活動している。飲料水を提供するほか、健康相談に当たっている。緊急援助がひとまず行き渡ったことから、早期復興に協力する。
 インドネシアでは、ACT加盟団体のYTBI、『ヤックム・救援ユニット』(YEU)と『教会世界奉仕』(CWS)の西スマトラ駐在スタッフが、地震発生から3日後には現地で救援活動を展開した。
 『ACT・インドネシア会議』が政府、国連機関、教会やNGO団体と救援活動を調整している。『プレスビテリアン災害援助』(PDA)のジャカルタ駐在レベッカ・ヤング氏が情報・連絡を担当している。世界各地からの援助連絡もある。『ルーテル世界救援』と『クリスチャン・エイド』の現地スタッフも協力している。
 ▽ワールド・ビジョン=国連やキリスト教救援団体と協力、アチェやジョクジャカルタ駐在の救援スタッフをペンガレンガンやタシクマラヤに派遣した。現在100万米ドル(約9000万円)募金を計画中。□

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◎イスラエルが『メシアニック・ジュー』抑圧、と英タイムズ紙

 【CJC=東京】イスラエルがユダヤ教超正統派集団を『メシアニック・ジュー』抑圧に利用し、イスラエルに居住することを阻止しようとしているのではないか、と英紙タイムズが報じている。
 イエスを救世主と信じ、ユダヤ人をキリスト教に改宗させようという「ユダヤ人をキリストへ」運動を展開することがイスラエル政府から非難され、嫌がらせや脅迫を受けてきた。
 内務省当局者は、ヤドエルアキムという反融合団体が、ユダヤ教の霊的本拠地であるイスラエルにメシアニック・ジューが居住することを阻止ししようと、同省と協力していることを認めた。「ヤドエルアキムが内務省と直接協力していることは前から知られている。市民規定の決定に明確な役割を果たしている」と言う。□

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◎イスラエルのラビがパレスチナ市民への振る舞いで許し求める

 【CJC=東京】イスラエルの『人権のためのラビ』代表ラビ・アリク・アッシャーマンが9月27日、ユダヤ教以外の信仰者い対する振る舞いを反省し、ユダヤ教の名において人々への対応を誤ったことで神に許し求めるようユダヤ人に呼び掛けた。
 「非ユダヤ人に対する振る舞い方を、神と私たちの宗教に掛けて反省する」とラビ・アッシャーマンがENI通信に語ったもの。「ユダヤ教の名において人々に対する扱いを間違うなら、それは神の名を傷つける」と言う。□

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◎教皇「イエスに関する著作の第2部、来春完成目指す」

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世はチェコ訪問途上の9月26日、機中で同行記者団に、イエスに関する著作の第二部に取り掛かっており、2010年春までには完成させたい、と語った。
 教皇は、この夏の手首の骨折が完治してはいない、として「右手も使っており、大事なことは出来る。食べることも出来るし、書くことも出来る。考えは書くことでまとまる。だから6週間も書くことが出来なかったことは本当につらく、忍耐の時だった」と言い、著作についてはなお手を入れなければならないので、来春にまで完成出来ればと、ただこれは希望!」と語った。□

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◎教皇、チェコ司牧訪問終える

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は、チェコ司牧訪問最終日の9月28日、同国の保護聖人・聖ヴァーツラフの殉教地、スタラ・ボレスラフを訪問した。この日は同国の国民祝日。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は聖ヴァーツラフが殉教した場所の上に建てられたバジリカを訪問。地下聖堂の同聖人の聖遺物の前で祈った後、郊外の緑地帯で、およそ4万5000人の巡礼者と共にミサを捧げた。
 チェコ国内だけでなく近隣のスロバキア、ポーランド、ドイツ、オーストリアなどから多数の青年が前日から現地入りし、ゆるしの秘跡を受け、聖体礼拝などに出席、テントで一夜を明かしてミサに参加した。
 教皇はミサの説教で、今日においても聖性は可能なのか、むしろ現代の人が求めているのは地上的な成功と栄光ではないのかと問いかけながら、しかし、こうした目的の追求は長くは続かず、歴史が証明しているように、多くの権力者は、その成功の絶頂の後、突然それを失うことになった、と語った。
 また教皇はミサの後半、若者たちへのメッセージで、幸せの追求と不安の入り混じった青年たちの気持ちを理解しつつ、聖アウグスティヌスの経験のように、本当に確かなもの、すなわちイエス・キリストと出会い、心を開くことで、人生に新しい地平線を開いて欲しいと要望した。
 教皇は同日午後、プラハのルズィニエ国際空港で行なわれた送別式で、3日間の訪問を振り返り、ヴァーツラフ・クラウス大統領はじめ同国関係者に心からの感謝を述べた。
 教皇は同日夜、ローマ郊外カステルガンドルフォに帰着した。□

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◎教皇、パキスタン大統領と会見

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は、ローマ近郊カステルガンドルフォで10月1日、パキスタンのアーシフ・アリ・ザルダリ大統領と会談した。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、会談では、パキスタンの現状、特にテロに対する闘いと、国民全体の調和を目指した寛容な社会の構築がテーマとなった。また、教育・医療・福祉活動などを通した同国でのカトリック教会の社会的貢献にも話題が及んだ。
 教皇は、パキスタン各地で最近発生しているキリスト教共同体に対する暴力行為について、宗教を理由としたあらゆる形の差別をなくし、すべての市民の権利尊重を推進するよう、求めたものと見られる。
 ザルダリ大統領はバチカン国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿および外務局長ドミニク・マンベルティ大司教とも会見した。□

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◎米テレビ伝道者ベニー・ヒン氏が英入国出来ず

 【CJC=東京】米テキサス州のテレビ伝道者ベニー・ヒン氏が自家用機でロンドン近郊のスタンステッド空港に10月2日着陸したが、入国を拒否された。宗教聖職者の入国に関する新規則による、という。伝道集会開催には英国の教会の同意書が必要だが、それを得ていなかったのが理由とされている。
 ヒン氏は、同空港を飛び立ち、今度はロンドン北方のルートン空港に着陸を試みたが、ここでも拒否され、フランスに向かった。
 同氏は同日夜から3日間、イーストロンドンのドックランドで大伝道集会を行う計画で、すでにペンテコステ派キリスト者数千人が英国内だけでなく欧州各地から集まり、ホテルも満員の所も出ていた。
 会場に集まった数千人に、主催者側はヒン氏が姿を現わさない理由を明らかにしないまま、別の牧師が説教し、献金を求めた。
 ブリストルから来た参会者の1人は「これまで何回も来たのに、今度はダメというのはおかしい。ホテル代もかかっているのに」と不満顔。
 昨年11月に施行された新規制の目的は、過激主義を排除し、宗教的憎悪を教える人の入国を阻止することにある、という。□

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◎スウェーデン牧師が酒気帯びで葬儀

 【CJC=東京】スウェーデンで、酒気を帯びた牧師に親族の葬儀を執り行われた遺族が30万スウェーデン・クローナ(約380万円)の慰謝料を求めている。スウェーデン教会(ルーテル派)が10月2日明らかにした、とAFP通信が報じている。
 遺族がスウェーデン教会に宛てて送った手紙によると、この牧師は故人の娘の手にキスをした上、20歳になる孫娘をおおげさに抱きしめたといい、遺族はこの行動も非難している。
 親族は慰謝料のほか、葬儀費用の返却も要求している。スウェーデン教会はAFP通信に、この訴えを受理したことを認め、現在調査中だと語った。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(10月4日)=http://www.cwjpn.com
★宣教再開から150年=函館・元町教会=創立時振り返り、感謝
★深堀敏司教が逝去=最期まで「神のみ旨」思い
★関東でも同時期に東京・神奈川で「教会復活」
横浜教区の歴史家 高木一雄さんに聞く
★長崎=カンタベリー大主教迎え=共に 平和祈る集い
★「信頼の安らぎ」大切に=トラピスト=吉元邦彦・新大修道院長の祝福式
★カトリック学校教職員の養成目的=「東北塾」を設立

  =キリスト新聞(10月3日)=http://www.kirishin.com
★日本の賛美歌に一石=南米・アルゼンチンの作家 パブロ・ソーサ氏来日講演=日本賛美歌学会
★「“正しい戦争”ではなかった」=帰還米兵、イラクでの体験を証言
★カトリック神学会=「日本の思想からキリスト教へ」=黒住眞氏、大学での信仰形成問う
★WCRP日本委 理事・評議員会で決定 「公益財団法人」目指す方針
★米プロテスタント諸派=女性牧師の“勢い”倍増

  =クリスチャン新聞(10月4日・休刊)=http://jpnews.org

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# by cjc-skj | 2009-10-05 12:23 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第974信
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  2009年9月21日(月)    第974信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼米プロテスタント諸派で女性牧師の勢い倍増
   ▼全米で「バック・トゥー・チャーチ・サンデー」運動展開
   ▼教皇、来年春にマルタを司牧訪問へ
   ▼ロシア正教会代表がバチカン訪問
   ▼貧困者向け薬品に偽物の可能性、とバチカン高官
   ▼独教会のフーバー監督ら北朝鮮を訪問
   ▼独ニーダーザクセン州の大学でイスラム教聖職者訓練へ
   ▼仏の新法はサイエントロジー教会を解散不可能に
   ▼コロンビアで牧師が暴漢3人に殺害される
     ▼《メディア展望》

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◎米プロテスタント諸派で女性牧師の勢い倍増

 【CJC=東京】米プロテスタント諸教会の指導的立場にある先任女性聖職者(牧師)の数がこの10年で倍増したものの、僅か10%とバーナ調査グループ(本部・カリフォルニア州ヴェンチュラ)が発表した。1990年代初めから99年までは5%に留まっていたが、以後は微増に転じ、2009年には10%になった。
 女性牧師の58%が、アメリカン・バプテスト教会、合同キリスト教会、聖公会、福音ルーテル教会、合同メソジスト教会、長老教会(PCUSA)などのいわゆる「主流派」で活動しているのに、男性は23%なのが理由の一つと見られる。
 調査では、女性牧師の年齢は、中央値で見るとこの10年で50歳から55歳に上昇したが、男性牧師は48歳から52歳と高齢化が進んでいることも明らかになった。
 学歴では女性が高く、神学校の学位を保持しているのは77%と4分の3を超えているが、男性は63%と3分の2以下。
 その一方、謝儀の面では2009年でも女性牧師が4万5300ドル(約430万円)なのに男性は4万8600ドル(約450万円)。ただ上昇率はこの10年で30%と男性の21%を大きく上回り、その差は縮小している。
 謝儀の男女間格差の理由の一つは、牧会している教会の規模の違いもある。男性の場合、成人の礼拝出席数が平均103人以上の教会なのに、女性牧師は81人となっている。□

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◎全米で「バック・トゥー・チャーチ・サンデー」運動展開

 【CJC=東京】全米の教会員が「教会から離れた」家族や友人を礼拝に誘う日として9月13日を「バック・トゥー・チャーチ・サンデー」とする運動が展開された。特別礼拝を行った教会もあった、と宣教通信ANSが報じている。礼拝に誘われた人は70万人を超えたという。
 イリノイ州ネイパービルの『いのちのことば・ルーテル教会』の会員は7日のレーバーデー(労働の日)に展示した飾りつけの前に集まった。
 協賛した教会の中には礼拝出席数が25~30%増加したところもある。ある牧師は平均155人が220人に増えたと語り、150人が196人になったところもあるが、60人が10人増えただけのところも。
 アウトリーチ社が行った調査では、礼拝に出席した人の多くは教会と福音に好感を持ったようだ。
 「超満員などということは長い間なかった」「駐車場所を確保するのが一苦労だった。神に感謝」という感激もあれば「新しい教会の友と素晴らしい時だった。食事を共にし、お互いに知り合った」との声が聞かれた。□

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◎教皇、来年春にマルタを司牧訪問へ

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世が来年春マルタを訪問することが明らかになった。マルタ司教団が、教皇の司牧訪問は2010年4月の予定と発表した。教皇はマルタの司教らとジョージ・アベラ大統領から招待されている。
 訪問は、使徒パウロがローマに護送される途中、船が難破しマルタ島に上陸してから1950周年を機に行なわれる。
 『使徒言行録』には以下のような記述がある。パウロは裁判を受けるためローマに送られるが、パウロらを乗せた船は途中暴風雨にあって漂流し、その後マルタ島に打ち上げられる。マルタの住民は彼らを大変親切にもてなした。パウロはローマに再出発するまで同地に3カ月留まった。
 パウロのマルタ上陸は紀元60年頃とされている。
 前教皇ヨハネ・パウロ二世は、1990年と2001年の2回マルタを訪れている。□

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◎ロシア正教会代表がバチカン訪問

 【CJC=東京】ロシア正教会モスクワ総主教座の諸教会対話責任者、ヴォロコラムスクのイラリオン大主教が9月15~20日、バチカン(ローマ教皇庁)を訪問した。バチカンのキリスト教一致推進評議会の招きによるもの。
 大主教はローマ滞在中、教皇ベネディクト十六世との会見のほか、同評議会議長ヴァルター・カスパー枢機卿、国務長官タルチジオ・ベルトーネ枢機卿、東方教会省長官レオナルド・サンドリ枢機卿、文化評議会議長ジャンフランコ・ラヴァージ大司教らと会談する。
 スモレンスクとカリーニングラード府主教時代に諸教会対話責任者を務め今年2月にモスクワ総主教に着座したキリル1世の後任として、イラリオン大主教がローマを訪れるのは今回が初めて。
 教皇庁は、同大主教の訪問を機会に、両教会間の友好関係と相互理解・尊重・協力が深まることを期待している、とバチカン放送(日本語電子版)は報じている。□

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◎貧困者向け薬品に偽物の可能性、とバチカン高官

 【CJC=東京】アフリカで販売されている薬品の約半数は偽物の可能性がある、とバチカン(ローマ教皇庁)保健従事者評議会議長のジグムント・ジモフスキ大司教が指摘した。薬品の安全の分野での薬剤師の倫理と意識をテーマに、ポーランドのポズナニで9月11~14日行われたカトリック薬剤師国際連合の会議で14日発言した。
 大司教の指摘は、世界保健機関(WHO)の調査によるもの。バチカン機関紙ロッセルバトレ・ロマノが伝えるところでは、アフリカの複数の国では6割が偽物だという。
 WHOは東南アやラテンアメリカ(中南米)では3割が偽物の可能性がある、としている。
 大司教は「薬品のごまかしや偽造はまず子どもに影響を与える。偽物の抗生物質やワクチンが引き起こす健康障害は重大だ。アフリカの子どもたちの呼吸器病による死の多くは、有効成分がないのに高価で売られている偽の抗生物質が処方されているからだ」と指摘した。
 大司教は、カトリック薬剤師に「勇気をもって薬品の偽造を非難し、その配布に反対する」よう呼びかけている。□

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◎独教会のフーバー監督ら北朝鮮を訪問

 【CJC=東京】北朝鮮を訪問しているドイツ福音教会(EKD)の指導者ウォルフガング・フーバー監督はピョンヤンの鳳水教会の礼拝で、「人よりも」神に従うべき、と述べた。ENI通信が9月15日報じた。
 金正日氏については言及しなかったが、フーバー氏は使徒言行録(5・29)を引用して、「人間に従うよりも、神に従わなくてはなりません 」(新共同訳)と述べた。
 フーバー氏が引率したドイツ・プロテスタント教会代表団は、北朝鮮の朝鮮基督徒連盟の招待で4日間訪問した。同氏は訪問中、カン・ヨンソプ議長と会談した。その後、韓国を訪問した。□

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◎独ニーダーザクセン州の大学でイスラム教聖職者訓練へ

 【CJC=東京】独ニーダーザクセン州はオスナブリュック大学で来年からイマム(イスラム教聖職者)訓練を開始する。現在、公立大学に設置されているカトリック、ルーテル派、ユダヤ教聖職者向け神学学位取得コースと同様のものとなる。ドイツ通信(DPA)が報じた。
 ドイツ語を話すイマムを訓練するコース自体、初めて。ウーヴェ・シューネマン州内務長官は、終了生が、これまで3年契約で各モスクで教えていたトルコ人の祈祷指導者に代わることになる、という。
 州財政負担でコースを開設するのは、イスラム教徒移住者をドイツの生活に溶け込ませることが重要だから、と同長官。いくつかのモスクでイマム導入に関心を示しているという。オスナブリュック、ブラウンシュヴァイク、ゲッティンゲンの各大学の学者が授業細目を作成中。□

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◎仏の新法はサイエントロジー教会を解散不可能に

 【CJC=東京】ロイター通信によると、フランスで成立した新法で、サイエントロジー教会は現在パリ地裁で行われている訴訟で詐欺行為を認定されても、解散させられることはなくなった。
 新法を提出した与党国民運動連合(UMP)のジャン=ルック・ワルスマン議員は声明で、新法による最大の罰則はフランス国内での活動禁止であり、これは解散しても別の名称で活動継続するのを阻止したものだ、と述べている。
 詐欺行為を否定する教会側は、9月14日、訴訟は「中傷」で、すでに被害は重大だ、と述べた。□

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◎コロンビアで牧師が暴漢3人に殺害される

 【CJC=東京】信仰の自由を中心にした人権擁護団体『クリスチャン・ソリダリティ・ワールドワイド』(CSW)によると、内戦が続いているコロンビア西北部コルドバ県マラニョナルで9月6日、国際フォースクエア福音教団(ICFG)のラファエル・ヴェラスケス牧師(41)が、覆面の3人に射殺された。
 ヴェラスケス氏がモンテリバノ村で礼拝をした後のことで、武装した3人が同氏の自宅に押し入り、夫人と教会青年6人の面前で射殺したという。
 コロンビア全土で武装勢力による組織的な宗教的迫害が起きており、信仰の自由が脅かされている。
 コルドバ県では少なくとも牧師15人がこの半年、家族も殺すと脅迫されており、活動している現場から離れた人も出ている。強制的に閉鎖された教会は200カ所以上に上り、この3年で殺害された牧師は35人を超えている。
 (注)国際フォースクエア福音教団(ICFG)は米ロサンゼルスに本部を置くペンテコステ派教会。日本を含め世界142カ国で宣教し、教会員数400万以上という。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(9月20日)=http://www.cwjpn.com
★司教協議会=聖職者の裁判員辞退=最高裁へ文書提出
★全国典礼担当者会議=長野=典礼暦年の意味 再確認
★日本カトリック教育学会=「連携」の可能性探る=仙台
★ブラジル人司牧者集う=難民移住移動者委=情報交換し、優先課題探る
★東京教区=心の問題でセミナー=初回は「うつ病」テーマに
★インドネシア=バンドン教区=地震被災者のため 支援基金立ち上げへ

  =キリスト新聞(9月19日)=http://www.kirishin.com
★青森地裁=裁判員の牧師 実名公表=「更生への願いこめた懲役15年」=澁谷友光さん 判決直前に裁判長へ進言
★英語『新国際訳』聖書が改定版=“語法の変化に即応する責任”
★ルーテル学院=100周年連続神学講演会でM・ルート博士=エキュメニズムの展望語る
★出版販売協会=「物語のパターンを幼い頃から」=夏期例会で松岡享子氏・吉井康文氏が対談
★キ政連=会員候補者3人が当選=衆議院選挙
★WCC予算、10年度は縮小必至

  =クリスチャン新聞(9月20日)=http://jpnews.org
★「クリスチャン情報ブック」宣教調査=帰国者クリスチャンがいる教会は3割=約2割が海外に姉妹教会
★信仰×芸術 描き続け=個展で出合える「安富ブルー」
★性教育は聖書科授業で=キリスト教主義学校調査=実践には大きな壁
★主と共に東海道500キロ完歩=祈り祈られ58教会を訪問
★人身売買問題に特別チーム=世界福音同盟が組織化
★『リフォームド神学事典』の編者ドナルド・マッキム博士来日講演

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# by cjc-skj | 2009-09-29 21:27 | Trackback
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  2009年9月28日(月)    第975信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼教皇、チェコを司牧訪問、新著作も示唆
   ▼カトリック大事典の新版を教皇に献呈
   ▼米福音ルーテルの保守派が新組織憲章採択
   ▼十字架のネックレスが看護師の行動を規制
     ▼《メディア展望》

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◎教皇、チェコを司牧訪問、新著作も示唆

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は9月26日、チェコ共和国への司牧訪問を3日間の日程で開始した。教皇としての海外司牧訪問は、イタリアを別として13回目。「キリストの愛は、私たちの力」をテーマに、プラハ、ブルノ、スタラ・ボレスラフの3都市を訪れる日程。
 教皇は26日午前、プラハのルズィニエ国際空港に到着、ヴァーツラフ・クラウス大統領と共に歓迎式に臨んだ。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、青年たちから伝統的な贈り物としてパンと塩を受け取った教皇は、それに聖書的な象徴を見出しながら、チェコの文化に根ざすキリスト教の影響と、聖チリロ・聖メトジオの宣教に始まる同地のキリスト教の歴史を想起した。
 1989年11月のビロード革命からまもなく20周年を迎えることに言及、思想や文化の自由が言動共に制限された困難な時代に対し、同国が平和的に終止符を打ち、自由を勝ち取ることができたことを教皇は歓迎した。
 一方で、教皇は40年にわたる政治的抑圧の時代、聖ヴァーツラフや聖ヨハネ・ネポムクに代表されるチェコの教会の過去の殉教の歴史と同様に、前世紀に教会が受けた迫害と、それに対し勇気をもって信仰の火を守り続けた多くの聖職者・修道者・信者らを想起した。
 教皇は、宗教の自由が取り戻された今、チェコの文化を作り上げたキリスト教の伝統を再発見して欲しいと要望、新しい千年期の様々な挑戦を前に、社会の発展と人間の尊厳に欠かせない、福音の真理と希望の声を聞かせて欲しいと信者たちを激励した。
 歓迎式の後、教皇はプラハ市内の「勝利の聖母教会」を訪問、プラハ市長はじめチェコ司教協議会会長ら教会関係者、そして大勢の信徒に迎えられた。
 教皇は「プラハの幼きイエス像」の前で祈りを捧げた。教皇は、家庭の安定は社会と人類の真の発展のための重要な要素と強調、特に子どもの将来のために多くの努力をしなければならない若い家庭、病気や不和など様々な事情で苦しむ家庭など、世界中の家庭を幼きイエスに託して祈った、とバチカン放送は伝えている。
 木製の47センチの幼きイエス像は、様々な信者が寄贈した美しい衣装でも知られる。
 教皇はその後、大統領府プラハ城にクラウス大統領を表敬訪問し、大統領との個人会談の後、首相とも会見した。続いてチェコ政府関係者や同国駐在の外交官と会見、教皇は真理と自由をテーマに講演、真理だけが自由と人類の総合的な発展を保証すると述べた。
 さらにプラハ城の一角にある聖ヴィート司教座大聖堂で、教皇と同国のカトリック司祭・修道者・神学生・教会運動関係者らとの夕べの祈りが行われた。
 この集いで教皇は、チェコにおける教会の歴史と古今の殉教者たちの証しを思いおこしながら、キリストとの個人的な出会いと深い絆だけがキリスト教的召命を実現するための霊的な力を与え、キリストの愛だけが試練の中の使徒的活動を可能にしてくれると強調した。
 27日、教皇は南部ブルノを訪問、空港脇の広場で野外ミサを行った。
 会場にはチェコ国内だけでなくスロバキア、オーストリア、ポーランド、ドイツなど近隣諸国から12万人(教会側推計)が集まった。
 参加者は歌い、チェコとバチカンの国旗を振るなど、今回訪問のハイライトとも言える盛り上がりを見せた。18人が脱水症状を呈し救急隊が出動した。騎馬警官が落馬して負傷するなどの事故もあった。
 ドイツ出身の教皇は、このミサではイタリア語で演説、チェコ語に通訳された。教皇は、技術の進歩だけでは「社会の倫理的福祉は保証されない」として「人は物質的抑圧から自由にされるべきだが、より大事なことは、霊に影響を及ぼす悪から救われなければならない」と語りかけた。
 プラハに戻った教皇はキリスト教各派代表と会談した。「ヨーロッパの正義、自由、社会的責任は、文化的法律的示度と共に、自らの思想を保持し、将来の世代に継承させるためにあり、それはキリスト教という資産によって形成されたものだ」として教皇は、ヨーロッパの宗教的根源が「霊的倫理的な栄養を与え、他の文化や宗教で育った人との対話を意義あるものにする」と語った。
 教皇は、チェコでは国民的英雄とされている15世紀の宗教改革者ヤン・フスにも言及、彼が提起した問題についての議論は、キリスト教一致への探求にとってだけでなく、「全ヨーロッパ社会の利益のため」でもある、と語った。
 チェコは欧州の中では非宗教的な国家の一つ。1991年には1000万人口の中で450万人が教会に属すとしていたものが、2001年には330万人に低下している。最近の調査では回答者の半数が神を信じていない、という。
 1948年、当時のチェコスロバキアに成立した共産主義政権は徹底的に教会を抑圧、全財産を没収、聖職者多数に迫害を加えた。教会は国家の監督下でだけ活動が認められた歴史がある。
 AP通信によると、教皇は訪問途上の機中で、新たな著作を進めており、来春には完成させたい、と語った。□

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◎カトリック大事典の新版を教皇に献呈

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は9月23日の一般会見の際、このほど30年がかりで日本で完成したカトリック大事典4巻を受け取った。
 バチカン(ローマ教皇庁)教育省元局長のジュセッペ・ピタウ大司教(元上智大学学長)が編纂の意図を説明した。□

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◎米福音ルーテルの保守派が新組織憲章採択

 【CJC=東京】『ルサランCORE』を結成している米福音ルーテル教会(ELCA、信徒470万人)の保守派1200人がインジアナ州フィッシャーズで会合、新グループの憲章を9月26日採択した。またELCA内に留まるか離脱するかを1年掛けて検討、来年に態度を決定することにした。
 ELCA総会が、同性愛関係にある人が聖職につくこと、またその際に独身を保つという条件を撤回することを決定したのを受け、保守派が独自の動きに出たもので、中にはすぐにも離脱すべきだ、との強硬論も出ている。CORE議長のポウル・スプリング牧師は、すでに離脱を決定した教会もあるが、離脱する意向のない教会もある、と記者会見で語った。
 COREの集会は2008年にも行われたが、その時の出席者は300人だった。今回は参加者急増のため会場も1000人収容のカトリック教会に切り替えたが、それでも登録を1200人で締め切ったという。□

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◎十字架のネックレスが看護師の行動を規制

 【CJC=東京】英デヴォン州エグゼターの看護師シャーリー・チャプリン氏(54)がこの7月第一線の勤務から外されたのは、十字架のネックレスを外すようにとの指示を拒否したからだ、と言う。
 病院を運営している王立デヴォン・エグゼター・NHS財団は、健康と安全上の理由だとしていたが、チャプリン氏は自分の信仰に対する干渉だ、と反発している。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(9月27日)=http://www.cwjpn.com
★「移住者に連帯を」=教皇=世界難民移住移動者の日に
★移住者の子どもの教育施設=閉鎖計画に現場の教会関係者ら反発=タイ南部
★日本聖公会宣教150周年=英国国教会 カンタベリー大主教来日=岡田大司教らと懇談
★日本カトリック神学会=過去・現在の思想踏まえ 神学の可能性探る=東京
★真の信仰は愛と奉仕伴う=教皇が指摘
★環境部会が会議=正平協=活動の在り方検討

  =キリスト新聞(9月26日)=http://www.kirishin.com
★ニカイア信条の意義を再評価=“多様性における一致”問う=教職者らが教派超えシンポ=日本聖書神学校
★3党連立で鳩山政権が始動
★カルヴァン生誕500年記念講演会=ヤン・ロールス教授=“教会秩序”への関心に着目
★“死刑を止めよう”=『過ち訂正する余地残すべき』=寛永寺「祈りの集い」に10宗派・団体
★日本・中東アフリカ文化経済交流会=「アフリカ援助」問い直す
★ダーウィン映画上映見送り=米 進化論へ根強い批判で

  =クリスチャン新聞(9月27日)=http://jpnews.org
★牧師=裁判員に「単なる裁きではない」=青森地裁判決=被告の更正に期待込め
★カトリック聖職者は裁判員辞退=教会法に抵触、守秘義務と相容れない
★大阪から海外にも響いた=平和願う9条の鐘
★ティーンチャレンジ一般社団法人格を取得=薬物依存更正に弾み
★人生は絶望で終わらない=ベー・チェチョルさん自伝出版=『奇跡の歌』
★韓国政府、イスラム圏での改宗活動規制を検討

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  2009年9月14日(月)    第973信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼WCCの指導層には女性が絶対的に不足
   ▼ENI通信にWCC中央委が非難と応答
   ▼韓国政府、イスラム圏での改宗活動規制を検討
   ▼ダーウィン描いた映画、進化論への批判強い米では上映見送りへ
   ▼シナイ写本の一部、学生が聖カタリナ修道院で偶然発見
   ▼イスラエル考古学者が反ローマ拠点跡から貨幣など発見
     ▼《メディア展望》

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◎WCCの指導層には女性が絶対的に不足

 【ジュネーブ=CJC】8月27日から9月2日までジュネーブで開催された世界教会協議会(WCC)中央委で、メアリー・タンナー、オフェリア・オルテガ、バーニス・パウエル・ジャクソンの女性議長三人が、指導層に女性が絶対的に不足していることに懸念と不満を表明した。
 10月1日現在では全員が男性になる、として、選考委員会報告書に「地域的、信仰的、性別のバランスを取るよう、そして特に指導層のあらゆるレベルで女性が存在するよう、中央委が意識する」という趣旨を盛り込むよう提案した。□

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◎ENI通信にWCC中央委が非難と応答

 【CJC=東京】エキュメニカル(教会一致)運動を主体に、プロテスタント教会の情報を伝えてきたENI通信が、創設主要団体の世界教会協議会(WCC)中央委員会で9月1日に非難の放火を浴びた。米長老教会(PCUSA)通信のジェリー・L・ファンマルテル氏が中央委の会期中にENI通信に寄稿した記事からその経緯を見た。
 中央委は8月26日から9月2日まで、ジュネーブで開催されたが、WCC批判は9月1日のサミュエル・コビア総幹事通常報告に対する発言の中で出された。
 ENI通信は1994年に、ジュネーブのエキュメニカル・センターに本部を置くWCC、ルーテル世界連盟(LWF)、世界改革教会連盟、欧州教会会議が出資して発足した独立通信社。
 「ENI通信についての多くの不満を聞いている」としてカナダ長老教会牧師のウイリアム・イングラム氏は、「多くの記事は全く不正確…WCCに関して不十分で、歪んだ展望を与える」と断言した。ただ同氏は具体例を全く挙げていない。
 これに対しENI通信常議員会議長でもあるデンマーク福音ルーテル教会牧師のアンデルス・ガデガアルド氏は、「こういった批判をこれまで聞いたことがない。それが一般的な感じというのなら、それを知りたいし、常議員会で協議出来る」と答えた。
 今年末に総幹事を退任するコビア氏は、「長らくENIのWCC報道に懸念を持っていたが、この18カ月は非常に悪くなった」と語った。
 2008年2月、前回の中央委会合の時に、ENI通信は、コビア氏が米国の資格のない大学から博士号を受けた、と報じたが、それは元来ドイツのキリスト教通信EPDが報じたもの。
 それを受けた形で、コビア氏は、「個人的な理由」のために、WCC総幹事として2期目を務める意図はない、と述べたことから後継者探索が始まり、8月27日にノルウェー教会のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト氏が次期総幹事に選出された。
 「ENIは、その報道が不正確で刺激的だというWCCの懸念に関心を払わなかった」とコビア氏は言う。一例として、同氏の後継者候補の氏名を報じたことを挙げている。
 探索委員会は、その手続に従い、氏名を明かさなかった。コビア氏は中央委で、WCC役員によって表明されたENI報道についての懸念はピーター・ケニー「編集長の偶然の不在」に遭遇した、と語った。
 しかし、米合同キリスト教会議長のジョン・トーマス牧師(中央委員)は、「私たちを不快にする時でさえ、私たちを分析、評価する独立メディアによってよいサービスを受けている」と発言した。「単なるマウスピースとしてでなく、私たちに責任があると考えている。正確さと客観性を求めるにしても、私たちへの批判を真剣に受け止める必要がある」として、ENI通信はWCCの信頼性に貢献していると言う。
 中央委での議論を受けて、ENI通信のケニー編集長は、問題の通信社が、総幹事に予想される候補の名前を報じた後で、すでに秘密でなくなっているのは明らかなのに、WCC役員との会合に呼び出されたと語った。出席したのはWCCの議長、副議長2人、コビア総幹事と広報部長だった。
 ケニー編集長は、「総幹事の“偶然の不在”という言葉遣いに驚いた。私は1時間も会談し、彼らの懸念を注意深く聞き、WCCのような国際機関の選考過程における透明性と秘密の問題を議論したのだから」と述べている。□

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◎韓国政府、イスラム圏での改宗活動規制を検討

 【CJC=東京】韓国政府外交通商部が、イスラム圏でプロテスタント各派が行っている積極的な宣教活動の規制を検討している、とカトリック系UCAN通信が報じている。
 この7、8月にイラン、ヨルダン、イエメンで韓国民約80人が国外退去処分を受けているが、そのほとんどがキリスト教伝道が理由になっている。これら各国では禁止行為とされている。
 外交通商部は8月21日、韓国世界宣教協議会(KWMA)に書簡を送ったが、微妙な問題だとしてUCAN通信に内容を明らかにしなかった。
 しかしUCAN通信は、国外退去処分を受けた人、特に中東で活動している宣教師の旅券を無効にするか、再発行を規制する、と書簡で警告したものと見ている。カトリック教会は同様の書簡を受け取っていない。
 日刊紙『朝鮮日報』は8月27日、外交当局筋が、積極的な宣教活動の結果、韓国人旅行者まで襲撃されることを懸念している、と述べた、と報じている。□

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◎ダーウィン描いた映画、進化論への批判強い米では上映見送りへ

 【CJC=東京】進化論を確立したとして著名なチャールズ・ダーウィン生誕200年に当たり、その生涯を描いた映画『クリエーション』が英国で制作された。世界各国で上映が予定され、今年のトロント映画祭にも出品されたが、米国では上映される見込みが薄い。
 映画は、『種の起源』の筆者ダーウィンが、10歳の愛嬢アニーに死なれ信仰を失うなどの苦悩を描いたもの。キリスト教右派の影響が大きい米国では進化論も厳しい批判にさらされており、上映した際の反発の強さを理由に配給会社は「米国民にとって矛盾が多過ぎる」と配給を拒否した。 この2月にギャラップ社が行った調査では、米国で進化論を信じるのは39%に留まっている。ダーウィンにも「人種差別主義者」との批判があるという。
 キリスト教の観点から映画を評論するサイト『ムービーガイド』は、ダーウィンを「人種差別主義者、偏見を持つ人、大量殺人を後世に残した1800年代の自然主義者」と決め付け、その「未熟な」理論がアドルフ・ヒットラーに影響を与え、「残虐行為、人道への犯罪、クローニング、遺伝子工学」などを生み出した、と指摘している。他にも進化論を「1世紀以上にわたる試みにも関わらず、それを支持する証拠のない馬鹿げた理論」と否定するなど米国のキリスト教サイトは盛り上がりを見せている。
 製作者ジェレミー・トーマス氏は『種の起源』が公刊されてから150年経ってなおこのような態度が示されることに「これが直面していることだ。2009年に、驚きだ」と語った。□

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◎シナイ写本の一部、学生が聖カタリナ修道院で偶然発見

 【CJC=東京】現存する聖書写本としては最古のものの一つとされるシナイ写本の一部が、エジプトのシナイ半島にある聖カタリナ修道院でこのほど偶然に発見された。
 ギリシャの学生ニコラス・サリス氏(30)が、18世紀の文書に関する博士課程の研究のため同修道院で調査をしていた際、綴じ込みの中に隠れていた断片を発見した。
 シナイ写本は、大英博物館などの提唱で、断片をつなぎ合わせた写本をネット上に公開する計画がこの7月実現したが、同氏がこの計画に参加していたことから、断片がシナイ写本の一部であることがすぐに判断出来たという。書体と各欄の高さが決め手となり、未発見の部分であることも分かった。
 断片はヨシュア記の冒頭部分と一致している。発見は修道院ライブラリアンのジュスティン神父によって確認された。
 同神父によると、他の綴じ込みの中にも写本がありそうだが、損傷なしに見つけ出す技術が修道院にはない。シナイ写本を使った綴じ込みは他にも18点はある。
 シナイ写本は、皇帝コンスタンティヌスの要求で330年から350年の間に書かれた、という伝承がある。バチカン写本とともに、最古の写本と考えられている。ドイツの学者コンスタンティン・フォン・ティッシェンドルフが1844年に同修道院で発見し、10年間にわたって多数の断片を持ち返った。
 さまざまな経緯を経て現在は大英図書館、独ライプチヒ大学図書館、聖カタリナ修道院、ロシア・サンクトペテルスブルグの国立図書館の4カ所に分散、所有されている。同修道院では1975年に新たなページが多数発見され、エジプト政府がこれを保管している。□

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◎イスラエル考古学者が反ローマ拠点跡から貨幣など発見

 【CJC=東京】イスラエルの考古学者が、ローマ帝国支配に対するユダヤ人最後の抵抗とされるバルコクバの反乱の際に、ユダヤ側戦士の避難場所と見られる洞穴から当時の貨幣などを発見した。
 ヘブライ大学地理学部洞穴調査隊のアモス・フラムキン教授、ボアズ・ラングフォード教授、バルイラン大学のボアズ・ジッス教授、ハナン・エシェル教授らが発見したものでイスラエル政府自然公園局が支援している。
 9月9日、ヘブライ大学で行われた記者会見では、発見された貨幣、鉄製の武具、貯蔵用のカメ、灯油ランプ、水差し、銀のイアリング、ガラス瓶なども展示された。
 貨幣は金、銀、銅貨合わせて120枚あり、保存状態は良好という。そのほとんどはローマ帝国のものだが、戦士たちはそれに自分たちのしるしを刻印している。
 反乱の際、戦士たちは戦場から遠く離れた荒野に逃れたとされていたが、今回の洞穴はエルサレムの西郊にあり、当時も人口が多かったと見られる場所にも戦士が隠れていたことを裏付けるものという。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(9月13日)=http://www.cwjpn.com
★日本の教会の宣教課題=信徒に「問い掛け」準備へ=常任司教委員会で決定
★大阪教区=カトリック学校盛り上げるため 初の教員養成会開く=時間をかけて意見交換=逆境をバネに、課題に向き合う
★豪雨被災者支援ボランティアチーム=佐用教会に活動拠点=兵庫
★那覇教区=離島の訪問始める=外国籍信徒の司牧に向け
★耳の不自由な人の=教会内の役割について=バチカンが会議開催へ
★カリタスジャパン=現地プロジェクトを視察=栽培法を改良、収入増に=ケニア・ウガンダで農業支援

  =キリスト新聞(9月12日)=http://www.kirishin.com
★WCC中央委=新総幹事にトゥヴェイト氏=ノルウェー教会牧師 初代以来、最年少
★米ユダヤ委員会がコビア氏を非難
★性教育は聖書科でこそ=第2回研究大会=キリスト教学校での調査報告
★AIDS文化フォーラ=「病いと死」の意味問う=宗教とエイズ=プロテスタントの牧師が初登壇
★東北アジアの平和のため=韓日基督議員連盟が創立10周年で礼拝
★ドイツ=教会税廃止の方向へ?=教会法専門家の納税忌避が引き金
★世界福音同盟=人身売買で特別委

  =クリスチャン新聞(9月13日)=http://jpnews.org
★弱者配慮する公正社会を=民主党・土肥隆一議員=「政権交代後の日本」語る
★大リーガーから洗礼受けた!
★幻に示され歩む伝道=阿久戸光晴・聖学院大学長が講演=日本伝道の幻を語る会
★日本ホーリネス教団=交通事故逮捕の牧師に停職6か月=教団委員会も「連帯責任」謝罪
★キリスト者医科連盟=野田聖子大臣の靖国神社参拝に抗議
★進化論が日本伝道を困難に=創造論啓発で日韓連携セミナー

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# by cjc-skj | 2009-09-14 17:50 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第972信
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  2009年9月7日(月)    第972信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼英語『新国際訳』聖書が11年に改定版
   ▼WCC次回大会は2013年に釜山で
   ▼韓国紙社説がWCC大会への期待表明
   ▼WCC予算、2010年度は縮小必至
   ▼「神の愛が多くの悪から世界を救う」=教皇がバチカンで一般接見
   ▼「イスラエルは神に逆らう罪」との発言に米ユダヤ委員会がWCC総幹事批判
     ▼《メディア展望》

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◎英語『新国際訳』聖書が11年に改定版

 【CJC=東京】英語『新国際訳』聖書(NIV)が2011年に改定版を発行することになった。イングランド王ジェームズ1世の命令で翻訳された欽定訳聖書が1611年に刊行されてから400年、英語聖書の訳出が米国で盛んになり、しかも今回は全世界の英語使用者を意識した訳出を心がけているという。
 米国のゾンダーバン出版社、『ビブリカ』(国際聖書協会とセンド・ザ・ライトの後身)、NIVの聖書翻訳委員会(CBT)が9月1日、イリノイ州パロスハイツのトリニティ・クリスチャン・カレッジで共同記者会見を行い発表した。同地はNIV訳出の動きの拠点とも言える所。
 NIV改定のスポンサーは『ビブリカ』で、版権も所有する。ゾンダーバン社が発行元になる。翻訳委は、様々な教派、地域出身の15人で構成されている。
 ゾンダーバン社によると、改定版の刊行に伴い元版と、05年に刊行した現代国際訳(TNIV)の刊行は取り止める。TNIVは英語の中の性差のある表現を撤廃し、現実に即したものとして刊行されたが、賛否両論が激しく戦わされている。
 「時を経て、英語も変化する中で、NIVはますます時代遅れになっている。そのことは当初から予想されていたもので、それに応える義務がある。NIVを世界中の英語を話す人たちが理解出来るように守り続けることを欲するなら、その人たちが今使っている語彙を受け入れ、それを重んじなければならない」と『ビブリカ』のキース・ダンビー会長は述べた。
 翻訳委のダグラス・ムー議長は、「NIVが1978年に刊行されて以来、英語は商業とコミュニケーションの分野で基本的に国際語となった。その結果、語法の変化も急速に進んでいる。この現実が、私たちに、理解を徹底させるためにはNIVもそれに即応する責任を担わせることになった。委員会として、この課題に対する私たちの応答は、当時の一般人が話している言葉であるヘブル語、アラム語、ギリシャ語などで書いた元々の聖書記者の例に従うことだ。新約聖書が『コイネー』という共通ギリシャ語で書かれたように、私たちのNIVへの狙いは、共通英語としての『コイネー』とでも呼べるものに訳出することだ。2011年版は、NIVの本来の価値を今日の読者のために守り強めることが全てだ。正確さは元より、原著者が、英語を話すとしたら、今日の世界規模の英語を話す受け手のためになしたようにしようということだ」と述べた。
 一方で、翻訳委は、改定が頻繁すぎると、それによって引き起こされる問題も考慮している、としてムー氏は「聖書を現代英語に対応させることと、人々は2~3年ごとに新しい聖書を購入しなければならなくなることとのバランスを慎重に検討しなければならない」と言う。
 9月2日の会見では、性差に中立的に訳出されたTNIVが焦点となった。
 ゾンダーバン社のモエ・ガーキンス社長は「TNIVは影響力があったものの、福音派を分裂させた。新NIVを2011年に刊行したら、TNIVの刊行は止める」と語った。
 『聖書における男性と女性協議会』のランディ・スティンソン会長は、TNIV刊行停止を称賛、「ゾンダーバン社と『ビブリカ』が誤りを認め、福音派にこの数年、論議を巻き起こしたことを認識したのは、非常に謙虚なことだ」とニュース発表で述べている。
 スティンソン氏は、ムー氏と会談し、性的に中立が言語の正確さについて真剣に検討されることを信じる、と語った。スティンソン氏が非難した変更の中には、聖書の意味を全く変えてしまったものもある、と言う。□

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◎WCC次回大会は2013年に釜山で

 【ジュネーブ=ENI・CJC】世界教会協議会(WCC)中央委員会は8月31日、2013年大会を韓国の釜山で開催することを決めた。投票は非公開だったが、最終的に絞られたダマスカスを退け、70票対59票で釜山に決まった。
 当初は両都市の他、アディスアベバ、ギリシャのロードスの名も上がっていた。□

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◎韓国紙社説がWCC大会への期待表明

 【CJC=東京】韓国紙「朝鮮日報」は9月2日付け社説で、世界教会協議会(WCC)の第10回大会が2013年に釜山(プサン)で開催されることになったのを取り上げ、「韓国プロテスタントの歴史上めったにない慶事であり、アジア・プロテスタントの発展と躍動性を世界にアピールする絶好の機会」と指摘した。
 開催地候補として最終的に釜山とシリアのダマスカスが残り、その中で釜山が選ばれたのは、「宣教120年で世界プロテスタント史に類例のない成長を遂げた韓国教会の躍動する姿に注目したためだ。19世紀後半の迫害と排斥の中で普及した教会の種は、1世紀でプロテスタント人口870万人、世界10大教会のうち七つが韓国にあるほどまでに大きく成長した」からだ、と言う。
 同紙はさらに、韓国の教会がこれを契機に、質的跳躍を成し遂げなければならないとして、「韓国プロテスタントは、世界が驚くほどの成長を遂げる過程で、理念、教理、宣教方法をめぐっていくつもの分派に分かれ、対立・かっとうを引き起こしてきた。世界教会共同体の和合と共栄を目標とするこの大イベントに向けて力を合わせて準備する過程から、韓国教会の分裂と対立を乗り越え、世界の教会と共に人権、貧困、核、環境、人種問題や国際紛争、暴力克服など人類共通の課題について互いに深い関心を共有できるようにすべきだ」と主張、さらに、参加する世界の教会指導者たちに、「プロテスタント、仏教、カトリック、円仏教などさまざまな宗教が共存する多宗教国家の模範を作り上げる姿を見せられるようにすべきだ」と述べている。□

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◎WCC予算、2010年度は縮小必至

 【ジュネーブ=CJC】世界教会会議(WCC)はジュネーブで開催していた中央委を終了、2010年1月に新総幹事が就任、13年に第10回大会を韓国の釜山で開催することへ向けて準備に入るが、2010年度の予算縮小も迫られている。
 中央委は08年の監査報告と09年予算修正案を承認した。財務部長報告は、09年前半が厳しかったとしている。
 この6月、支出3870万スイス・フランの予算は、収入予測の減少に合わせ100万スイス・フラン削減に修正された。加盟教会の負担金、献金が減少、さらにスイス・フランの上昇による、実質収入減が拍車をかけている。
 中央委財務委員会のディーン・アンダース・ガデガアルド委員長は「09年後半にはさらに寄付金などの減少が予想される」と言う。さらに10年の収入は5~10%減少が予想される。
 10年の予算規模は現在3550万スイス・フランと見込まれている。予算案は11月1日までに提出され、10年2月に常議員会で最終決定される。□

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◎「神の愛が多くの悪から世界を救う」=教皇がバチカンで一般接見

 【CJC=東京】9月2日、バチカン(ローマ教皇庁)のパウロ六世一般接見ホールは、教皇の話に耳を傾けその祝福を受けようと世界各国から集まってきた8千人の信徒や巡礼者で一杯になった。ローマ郊外カステルガンドルフォの夏の教皇宮殿に滞在中の教皇ベネディクト十六世もヘリコプターでこの日の一般接見のためバチカンに到着した。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は、夏の期間しばらく中止されていた教会の偉大な教父たちについてのカテケシス(教会の教えの解説)を行った。教皇はこの日は中世フランスの偉大な修道院長聖オドについて解説した。
 聖オドは若くしてフランス、クリューニー・ベネディクト会修道院に入り厳しい修徳生活を送り、後に同修道院の大院長に選ばれた。当時中世ヨーロッパの各地を害していた悪徳に力強く戦い、特にキリストの聖体への真の信仰を鼓舞するための多くの教えを残している。
 教皇はその後、第二次世界大戦勃発70周年を想起し、戦争の不条理、無意味さ残酷さなどを指摘しながら、すべての人々が神に赦しと平和と和解の精神を祈り求めるように勧め、現代の世界は愛と理解と交わりの精神を必要としていることを強調した。さらにキリストとその福音、愛と真理に土台を置く世界の再建に力をあわせて皆で心を一つにして励もう、と呼びかけた。
 一般接見を終えた教皇は、カステルガンドルフォに戻った。□

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◎「イスラエルは神に逆らう罪」との発言に米ユダヤ委員会がWCC総幹事批判

 【CJC=東京】米ユダヤ委員会(AJC)が世界教会協議会(WCC)のサミュエル・コビア総幹事を非難した。同氏がイスラエルのパレスチナ「占領」を「神に逆らう罪」と宣言したことが理由。
 「コビア牧師は、イスラエルに関して、西岸地区にイスラエルが駐在する根源を無視し、WCCが定期的に発する偽善的な声明を繰り返した」とAJCの宗教間問題国際担当のラビ・デービッド・ローズンが8月28日、ニューヨークで声明を発表した。
 ENI通信によると、コビア氏は26日、ジュネーブで開催されているWCC中央委への総幹事報告で、「全ての人にとって60年以上にわたる占領とそれに並行する屈辱は、経済的・政治的犯罪であるだけでなく、反ユダヤ主義のような、神にさからう罪だ」と語った。コビア氏は2009年末で総幹事を退任することになっており、今回の中央委での総幹事報告は最後のもの。
 コビア氏は、WCCが1948年にアムステルダムでの設立大会で、反ユダヤ主義を「神に逆らう罪」と宣言したことに触れ、「占領も神に逆らう罪と言う用意があるか」と述べた。
 一方ラビ・ローズンは、、「コビア牧師は意図的に、紛争の根源にあるイスラエルの存在自体への暴力的な否定を無視し、テロやイスラエル市民の大多数の、それはパレスチナ市民のほとんどのものでもあるが、両国の解決の上に平和的に生存するという熱望の実現を阻む誘因について言及していない」とし「西岸がイスラエル統治下に入ったのは、1967年のアラブ諸国によるユダヤ人国家根絶の試みの結果であることを想起しなければならない」と指摘した。
 ラビ・ローズンは「イスラエルは他人を統治しようとしているのではない。むしろイスラエルは、平和と安全とを引き換えに西岸地区の大半から撤退することを、パレスチナ市民と直接交渉したいと再三提案している」と言う。
 AJCは、「全世界でユダヤ人の権利を保つために米国の1906年に設立された、『米国のユダヤ人社会の全域』を結集する擁護組織としては最古のものの一つ。
 コビア氏は、任期中に訪問した地域について言及、中東地域で平和を探求することが緊急に必要であることを指摘、「中東で戦争と暴力という状況の下で、人々は自身と家族の安全を必死に求めている」と語った。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(9月6日)=http://www.cwjpn.com
★部落差別人権委=夏季合宿で「と場(じょう)」訪れ=差別の現実と向き合う
★教皇=国連会議控え 世界の指導者に=環境と自然の保護促す
★韓国の枢機卿=故キム元大統領を称賛「キリスト者の模範」
★募金総額3000万円=炊き出しや医療援助に=社会司教委/カリタスジャパン=いのちを守るための緊急アピール
★昨年の列福に“刺激”され 熊本で=キリシタン史研究会発足
★古文書、東京で発見=キリシタン殉教者の記録=イエズス会の髙祖敏明神父が研究・解説

  =キリスト新聞(9月5日)=http://www.kirishin.com
★「終わらない希望を」=8・15各地で集会
★金大中元大統領追悼礼拝=飯島信NCC総幹事も弔辞=“希望ある韓日関係築こう”
★米福音ルーテル/合同メソジスト=完全相互聖餐関係へ
★20年目の節目で記念論集=全国キリスト教学校人権教育研究協議会「人権教育セミナー」=辛淑玉氏が講演
★高校野球での「君が代」独唱で抗議
★8・6=“苦しめる隣人と共に”=被爆地・広島で宗教者らが集会

  =クリスチャン新聞(9月6日)=http://jpnews.org
★家族が思い一つに=宣教病院船アフリカマーシー号=福音とインフラ携え西アフリカ・ベナンへ
★9月9日=9条生かす「平和の鐘撞き」=大阪府下で賛同者募る
★金大中氏「神に託した信仰」偲ぶ=飯島信NCC総幹事が追悼礼拝で弔辞
★新教の自由・平和 考え聞かせて=香川キリスト者の会がアンケート調査=総選挙立候補者の政見一覧手作り
★音楽コンクール優勝者に選抜野球で「君が代」独唱=全国キリスト教学校人権教育研究協議会、毎日新聞社に抗議=「事実上の強制」
★女の赤ちゃんを守れ!=インドのアート=緊急絵画展・講演

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# by cjc-skj | 2009-09-07 16:59 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第971信
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  2009年8月31日(月)    第971信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼WCC次期総幹事にノルウェー教会のトゥヴェイト牧師
   ▽オラフ・フィクセ・トゥヴェイト氏略歴
   ▼ノコ・LWF総幹事がトゥヴェイト氏選出に歓迎の声明
   ▼WCC次期大会は合同大会にはならず
   ▼ドイツで教会税方式の財政問題が浮上
   ▼教皇に「第二バチカン公会議」の改革計画ない、とベルトーネ枢機卿
   ▼韓国がキリスト教宣教団体メンバーの中東地域旅行制限を検討
   ▼パキスタンでキリスト者8人誘拐=インド通信社
     ▼《編集めも》
     ▼《メディア展望》

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◎WCC次期総幹事にノルウェー教会のトゥヴェイト牧師

 【ジュネーブ=CJC】世界教会協議会(WCC)は本部ジュネーブで開催した中央委員会で8月27日、次期総幹事にノルウェー・ルーテル教会のオラフ・フィクセ・トゥヴェイト牧師(48)を選出した。
 トゥヴェイト氏は、WCC61年の歴史の中で初代のウイレム・A・ヴィサートゥフト氏以来、最年少の総幹事。
 同氏は受諾演説で「この務めを神の召しだ、と本当に感じている。私たちは共になすべきことがたくさんあると思う」と語り、一致の精神を強調、中央委員に引き続き祈ってほしい、と訴えた。
 2002年以来、同氏はノルウェー教会協議会のエキュメニカル・国際関係部門の総幹事を務めている。WCCでは信仰職制委員。
 04年に就任したサミュエル・コビア総幹事が08年2月に、任期満了と共に再任を求めず退任する意向を示したことから、後任候補選考の委員会が設けられ、最終的にトゥヴェイト氏と韓国のパク・ソンウォン氏に絞られていた。
中央委は8月26日から9月2日までの日程で、WCC本部のあるエキュメニカル・センターで開催した。□

◎オラフ・フィクセ・トゥヴェイト氏略歴

 1960年11月24日生まれ。
 87~88年、兵役義務に服し、陸軍従軍牧師。
 88~91年、ノルウェー教会メレ教区ハラムの教会担任牧師。
 99~2000年、ノルウェー教会教理委員会幹事
 2001~02年、ノルウェー教会政教関係委員会幹事。
 02年~、ノルウェー教会エキュメニカル・国際関係部門総幹事。
 ノルウェー教会協議会理事・常議員。WCCでは信仰職制委員。パレスチナ・イスラエル・エキュメニカル・フォーラム中核グループの共同議長。(CJC)□

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◎ノコ・LWF総幹事がトゥヴェイト氏選出に歓迎の声明

 【CJC=東京】ルーテル世界連盟(LWF)のイシュマエル・ノコ総幹事は世界教会協議会(WCC)新総幹事に選出されたオラフ・フィクセ・トゥヴェイト氏に歓迎の意向を声明で明らかにした。
 「神学者であり実践者でもある。深い信仰、謙虚な姿勢、率直な発言の人でもある。これらの経験と賜の全てが役に立ち、またWCCを引っ張って行くためにもなる」と言う。□

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◎WCC次期大会は合同大会にはならず

 【CJC=東京】世界教会協議会(WCC)は次期大会を2013年に予定しているが、非加盟教派や団体の参加によって規模拡大が予想される。しかし世界改革教会連盟(WARC)やルーテル世界連盟(LWF)との合同大会にはならない、とジュネーブのエキュメニカル・センターで開催中の中央委で明らかにされた。
 合同大会構想は2006年にブラジルのポルトアレグレで開催された大会でサミュエル・コビア総幹事が提唱、WARCやLWFからも好意的な反応が出ていた。しかし「最近、WARC、LWF双方がこの構想に、新たな情勢変化に直面して、再検討するようになった」と拡大大会検討グループの「サッシマのゲンナディオス」府主教が語った。
 合同大会計画に代わる提案が10以上中央委に提出された。中には、「友愛精神」とWCCの特質となった合意で決定するという方式を保持しつつ「より広範囲なエキュメニカル運動との協働を強める」より開かれた大会を呼び掛けたものがある。
 WCCには正教会、英国国教会、プロテスタント諸教会の349教会が加盟している。ローマ・カトリック教会は加盟してはいないものの、いくつかの委員会のメンバーにはなっている。
 加盟教会の多くはWARCやLWFといった世界組織にも加盟しているところから、新たな包括団体結成案が出され、それへの一歩として合同大会構想が提唱されたもの。
 ドイツ福音教会(EKD)のハイケ・ボシエン牧師は自らの期待が「出された提案より高い」と指摘した。同氏はWCC次期大会がもっとインパクトがあり、メディアの関心を強く惹くようなものになって欲しいと言う。□

※《編集めも》参照。

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◎ドイツで教会税方式の財政問題が浮上

 【CJC=東京】ドイツで長年の慣行となっている教会税が廃止の方向に進む可能性が出てきた。きっかけは、教会法の専門家が納税忌避のため「教会という公的組織」を離脱するが、「信者の交わりとしての教会」に留まる、と主張したこと。カトリック教会、ルーテル教会、復古カトリック教会信徒だと登録したドイツ市民は、所得税の8~9%を源泉徴収され、これが各教会に交付される。教会税が廃止されれば、ドイツの教会が財政的に窮地に追い込まれることは必至だ。
 バーデン・ヴュルテンベルク州フライブルクの行政裁判所はこの7月、カトリック教会に留まるものの、もう教会税は納入しないと主張したハルトムート・ザップ氏の訴えに有利に判示した。
 2004年までフライブルク大学で教会法を講じていたツァップ氏は、カトリック者が、税金を支払いたくないため教会を去ったものの、受洗は有効だから、秘跡を受け続けられると主張した。
 現制度の下で、納税中止を望むカトリック者は、「教会という公的組織からの離脱」を希望すると記した書類に署名する必要があるが、それは結果として破門されることになる。
 ツァップ氏は、書類に署名したものの、「信者の交わりとしての教会」に留まることを望むとの宣言を書き込むことを主張した。フライブルク大司教区は、同氏が書き入れた宣言は無効だ、と訴えた。同氏に有利な判示が出されたが、大司教区側は再審を要請する構え。
 有力紙『南ドイツ新聞』はこのほど「教会税への弔鐘」という特集を掲載した。現行の教会税方式は長続きしそうにない、として「世俗国家がそのように重要な霊的な結果をもたらすことで協働するのか」と疑問を投げ掛けている。
 ドイツ司教団は、「教会という公的組織」と「信者の交わりとしての教会」を区別することは不可能で、現行税制を逃れる署名は破門を意味する、と主張している。
 ツァップ氏は、税制の有効性を問題にするよりも、バチカン(ローマ教皇庁)に教会税制度の改革し、教会員の条件にしないことを望んでいる。
 教皇庁が06年に出した文書は、教会を離脱したいとの要求は責任ある権威(すなわち教会)によって受け入れられなければならず、国家にはそのような要求を承諾する能力がないとしている。
 ドイツ・カトリック教会は2008年には56億ユーロ(約7530億円)の教会税収入があり、世界でも財政的に余裕のある教会の一つ。司祭始め数千人の従業員の給料が支払われ、カリタスなどの奉仕団体を援助している。□

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◎教皇に「第二バチカン公会議」の改革計画ない、とベルトーネ枢機卿

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)国務長官のタルチジオ・ベルトーネ枢機卿が、第二バチカン公会議の典礼改革を「改革」するとの推測報道は「作り話に過ぎない」と機関紙ロッセルバトレ・ロマノとのインタビューで語った。教皇が第二バチカンに逆行しつつある、と一部で懸念されているが、との質問に答えた。
 同枢機卿は、「正教会や東方教会との理解を深めた関係」、ユダヤ教やイスラム教徒の対話開始など第二バチカン公会議の重要なポイントのいくつかは教皇が推進したものだ、と指摘している。
 また司教たちと積極的な関係を教皇が持ってきたとして、「ベネディクト十六世は、私たちを神の言葉の根源に、福音的は律法と教会の生命の核であるイエス、私たちが知り、愛し、あがめ、まねる存在に立ち返ることを呼び掛けているのだ」と述べた。□

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◎韓国がキリスト教宣教団体メンバーの中東地域旅行制限を検討

 【CJC=東京】韓国外交通商部は8月27日、キリスト教宣教団体メンバーの中東地域旅行制限を検討していることを明らかにした。宣教活動が反感を買い、宣教団体だけでなく韓国市民自体にテロ攻撃を招きかねないことを考慮してのものという。
 公式筋は「宣教団体の活動が現地の感情を刺激し、過激派のアルカイーダやタリーバンの攻撃の目標になっている。一般市民の安全も脅かされる可能性が高い」と述べている。
 国外に派遣されている宣教者は約1万9000人と、韓国は最多クラス。この所、イラン、ヨルダン、イエメンなどで、禁止されている改宗活動を行ったとして国外退去処分を受ける事例が増加している。□

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◎パキスタンでキリスト者8人誘拐=インド通信社

 【CJC=東京】インド国営PTI通信によると、パキスタンのワジリスタン地方で少数派キリスト者8人が旅行中に誘拐された。時間は明らかでないが、少数民族関係相のシャバズ・バッティ氏が8月27日、誘拐を非難、関係当局に安全救出と、事態を至急報告するよう、指示した。
 パキスタン辺境の部族支配地域では、無法化したところもあり、ヒンズー教徒、シーク教徒、キリスト者など少数派が身代金目当てに過激派に狙われる事態が発生している。□

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 《編集めも》
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☆「金銭に執着すると地獄に落ちる」などの文言で多額の献金をさせたのは違法と米国の宗教法人「セインツ・オブ・グローリー教会」や日本側の担当者らに計約8500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は8月28日、約7800万円の支払いを命じた。(共同通信)
☆2013年のWCC第10回大会開催候補地も今回中央委で決定。候補地は釜山、ダマスカス、アディスアベバが上がっている。9月2日までに決定。

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(8月30日)=http://www.cwjpn.com
★第9回FABC総会=聖体の希望 どう生きるか=アジアの司教ら 意見交換
★司祭の平均年齢62・18歳=中央協秘書室広報が統計発表
★スリランカの司教ら=タミル人30万人の解放求める
★日韓学生交流会 韓国・大田で=歴史学び 平和考える
★ワールドワイド・マリッジエンカウンター(WWME)=東京でアジア会議=12カ国から夫婦と司祭参加
★台湾の台風水害被災者支援=緊急募金を受付=カリタスジャパン

  =キリスト新聞(8月29日・休刊)=http://www.kirishin.com

  =クリスチャン新聞(8月30日)=http://jpnews.org
★人権教育を現場へ発信=全国キリスト教学校人権教育研究協議会=教職員の交流の場 セミナー20回に
★日本伝道会議 登録締め切り迫る参加者3割が信徒--第5回日本伝道会議 登録締め切り迫る
★核廃絶の機運に期待=「背景にキング牧師の十字架」=千鳥ヶ淵 平和祈祷会で関田寛雄氏
★平和遺族会全国連絡会=侵略正当化「田母神論」9条支持の世論が止める=西川重則氏 国会傍聴10年を報告
★すべての民の平和を祈る教会であれ=改革派西部中会委員会8・15集会
★日韓関係史から「平和」=関西クリスチャン罪責告白者会

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                                   ■
# by cjc-skj | 2009-08-31 13:23 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第970信
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  2009年8月24日(月)    第970信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼世界福音同盟が人身売買に特別チームを組織
   ▼米ルター派とメソジストが完全相互聖餐関係へ
   ▽米福音ルーテル教会が同性愛教職認める、保守派に離脱の動きも
   ▼聖公会共同体の『一致・信仰・職制部門』長にカナダの女性司祭
   ▼カナダ合同教会、イスラエル・ボイコットに踏み込まず
   ▼米修道女はバチカン調査の透明性に疑念
   ▼米フロリダ州南部でカトリック14教会閉鎖へ
   ▼キリスト教に改宗した娘殺す、とイスラム教徒の父親
     ▼《メディア展望》

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◎世界福音同盟が人身売買に特別チームを組織

 【ニューヨーク=CJC】世界福音同盟(WEA)が人身売買問題に対処する特別チーム(タスクフォース)を組織したことが明らかになった。全世界4億2000万人の福音派キリスト者を擁するWEA加盟教会の間に意識を向上させようという。
 タスクフォースは人身売買問題コミッショナーのクリスチーナ・マクミラン氏が長となり、加盟教会とその指導者たちが人身売買の被害者を援護するのに必要な戦略を展開し効果的に行動することで、人身売買を防ごうというもの。メンバーはWEA女性委員会から、エイリーン・スチュアート=ルード委員長の他、ジェニファー・レムヒルト・チュンハグ氏(スウェーデン)、ジョスリン・ダーストン氏(カナダ)が選ばれた。マクミラン氏は救世軍の国際社会正義委員会の委員長も務めている。
 WEA国際部門のジョフ・タニクリフ担当は「毎年、1分間に1人以上が国外に売買されている。このWEAの働きが地球社会を、意義のある、効果的で聖書的な応答が出来るよう動かすことが希望であり、祈りだ。キリストに従うものとして、世界規模の悲惨な不正を終わらせるために出来ることは何でもやらなければならない」と語っている。□

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◎米ルター派とメソジストが完全相互聖餐関係へ

 【ニューヨーク=CJC】米プロテスタントの2大教派、福音ルーテル教会(ELCA=信徒数460万人)と合同メソジスト教会(UMC=同1100万人)がフルコミュニオン(完全相互聖餐)関係に入ることになった。両派ともに同性愛についての内部対立が深刻化している最中。
 ELCAは8月20日、ミネアポリスで開催した大会で958票対51票で「合意」を採択した。
 教職、宣教などを「共有」することで、長年にわたる教勢退潮に歯止めがかかるものと期待されている。UMSは昨年すでに総会で「合意」を圧倒的多数で採択している。
 UMSの海外教会には他派と同様な合意に達した所もあるが、米国では初めて。一方、ELCAはすでに5教派とフルコミュニオン関係に入っている。
 フルコミュニオン関係に入ると、双方が相手方の教職を受け入れ、洗礼と聖餐を有効なものと認め、宣教などで密接に協力することになる。
 RNS通信によると、双方の指導者は、「合意」の意味は合同ではないと強調している。それぞれが別個の組織であり、自身の規則に束縛されることに変わりはない。
 ELCAのマーク・ハンソン総裁監督は、双方が主流派として「高齢化、教勢減少、多元社会の中での高すぎる評価」といった問題を抱えている、と17日語っていた。
 ハンソン氏は、これでルーテル派があらゆる共同体に教会を設け、全大学に教職を配置したり、あらゆる国に宣教師を派遣し、政治問題について首都ワシントンで大きな声を上げなければならない、ということはなくなる、と語った。
 UMSの監督協議会会長グレゴリー・パーマー氏は、「教職の互換性は、常任者の配置が難しい場所で宣教を維持するために非常に重要であり、特に教勢減少の厳しい都市部や遠隔地の教会にとっては有意義だ」と言う。
 ELCAは、聖公会(英国国教会)とフルコミュニオン関係に入ってすでに9年。双方に利益があった、として「非常に中身のある関係だ」と聖公会の指導者クリストファー・エプティング主教は語っている。□

◎米福音ルーテル教会が同性愛教職認める、保守派に離脱の動きも

 【CJC=東京】米福音ルーテル教会(ELCA=信徒数460万人、1万教会)はミネアポリスで開いた大会で8月21日、生涯1対1の関係を維持するという条件で、同性愛者の教職を認める決定を559票対451票で行った。8年がかりで同性愛行為を聖書が禁じているかどうか研究、審議してきたものだけに、涙を流す議員も目立った。
 内容は、同性間の結婚に特に言及してはいないが、同性愛者を牧師として招こうとする教会は「責任のある生涯にわたり1対1の関係を維持する、同性間の関係を正式に認め、支持し、受け入れる」ように、と記している。
 ELCAは米国第7位の大教派なだけに、今回の決定は他教派の同性愛への対応にも影響しそうだ。
 マーク・ハンソン総裁監督は、長い間疎外感を味わい変革が遅すぎると思っていた側と、かつては中心課題だったが今では周辺的なものになったと思う側の双方に一致を訴え、「互いに離れ離れになったら悲劇だ」と投票直後に語った。保守派は、離脱して独自の教派を設立するかもしれない、との意向を示している。 □

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◎聖公会共同体の『一致・信仰・職制部門』長にカナダの女性司祭

 【トロント=ENI・CJC】聖公会共同体は、教会一致や教義上の問題を扱う『一致・信仰・職制部門』長にカナダ・トロントの女性アリソン・バーネット・ドーサン司祭を任命した。
 同司祭は1995年以来、カナダ・アングリカン教会の信仰・礼拝・宣教部門の長。
 女性聖職を認めない教派もあり、聖公会共同体内の管区にも女性教職を受け入れない所もあることから、今回の任命を大胆と懸念する向きもある。□

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◎カナダ合同教会、イスラエル・ボイコットに踏み込まず

 【トロント=ENI・CJC】カナダ合同教会は8月9~15日にブリティッシュ・コロンビア州ケローナで開催した常議員会で新議長にマルディ・ティンダル氏を14日選出した。
 今回の常議員会は、イスラエルのパレスチナ人への政策を南アのアパルトヘイトに比較されるものとして、イスラエル・ボイコットを打ち出すか注目された。カナダ・ユダヤ人会議などは、反ユダヤ主義だとして教会を非難していた。
 常議員会は最終的には決議せず、加盟教会に問題を「学び、認識し、祈る」こと、中東での紛争終結に役立つものならボイコットも考慮することを勧めるに留まった。
 ティンダル氏は常議員会後、「全土の共同体に関わる目に見える存在として信頼を受けている。それを無駄にしてはならない」とカナダ通信に語った。□

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◎米修道女はバチカン調査の透明性に疑念

 【CJC=東京】米国のカトリック修道女団体『女子宗教者指導会議』(LCWR)は8月10日、バチカン(ローマ教皇庁)が行い、それに協力した「調査」について疑念を表明した。修道会総長・管区長など約800人で構成される同会議は、調査の「動機と経費について完全公開されていない」と指摘している。報道担当のアンマリー・サンダース修道女は「透明性がない」とAP通信に語った。
 バチカン教理省はLCWR関係者に新たに「教義的調査」を行うと2月20日、書簡で通知、同省長官のウイリアム・ジョセフ・レヴァダ枢機卿からの書簡をLCWRは3月10日受領している。レヴァダ枢機卿は、その書簡で、初め2001年に最初の教義面での関心を抱いてから調査に着手していた、ことを明らかにした。
 調査は、米国内で活動している修道女約5万9000人を対象にしたもの。教義への関わり方で不公正な質問があったなど、評価への疑念を私的に表明した人もいるものの、ほとんどはコメントには慎重だった。
 ただ8月初めニューオーリンズで開かれた同会議大会で、会長を退任するJ・ローラ・ダンブロスキー修道女が、福音を創造的に生き抜くことへの挑戦だ、と調査を評価、修道女にとって「決定的な時」だ、と語った。
 バチカンの報告書は341修道会の指導者に送付されたという。「生活の質について純粋な関わりについて建設的な評価」を目的としたものだ、とされているが、質問の中には、教会に不誠実だと推定される懸念を確認するためのものもあったという。
 バチカンはLCWR自体についても「教義上の評価」を公表した、とAP通信は報じている。□

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◎米フロリダ州南部でカトリック14教会閉鎖へ

 【CJC=東京】米カトリック教会マイアミ大司教区はフロリダ州南部の14教会(小教区)を閉鎖することにした。9月中に小教区を合併するという。
 ジョン・ファヴァローラ大司教が声明で、信徒の不満は分かるし、自分にとっても非常に困難な決定だった、と明らかにした。
 大司教区は、青年宣教事務所を閉鎖、教会学校も行政認可学校に切り替えるという。妊婦センターへの補助金も打ち切る。
 信徒の間では廃止反対の請願、抗議の動きや徹夜祈祷会を開いたりしていた。□

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◎キリスト教に改宗した娘殺す、とイスラム教徒の父親

 【CJC=東京】米オハイオ州に住む原理派イスラム教徒が、キリスト教に改宗した17歳の娘リフカ・ベリーさんを殺すと語った。経典クルアーン(コーラン)やムハンマドの言行録ハディースによると、他の信仰に改宗することは“背教”であり不名誉だから、と言う。
 リフカさんは7月に家出していたが、警察が携帯電話やコンピューターの記録から、フロリダ州オーランドにあるグローバル・レヴォリューション教会のブレイク・ロレンツ牧師のもとにいることを突き止めた。2人はインターネット上の「フェースブック・プレヤー・グループ」で知り合ったという。
 リフカさんの家族はスリランカ出身。脅迫などは絶対していない、と語っているが、フロリダ州当局は身柄を家族のもとに送り返すか、オハイオ州の社会福祉関係者に委ねるか検討中。結論が出るまでリフカさんはフロリダ州で保護下に置かれる。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(8月23日)=http://www.cwjpn.com
★教皇、被災者のため祈る=フィリピン、台湾、中国、日本の台風、地震被害で
★魂に触れる授業目指し=宗教・倫理担当者がワークショップ
★兵庫・佐用教会 豪雨で犠牲者=焼津教会(静岡)は地震で壁にひび
★トーラン枢機卿=神社本庁も訪問
★平和旬間などでも披露=楽しく「賛美の歌」=高松教区が練習会
★教皇=「悪の極端な象徴」=ナチス強制収容所で指摘

  =キリスト新聞(8月22日・休刊)=http://www.kirishin.com

  =クリスチャン新聞(8月23日)=http://jpnews.org
★総選挙前 国のために祈る=未曾有の危機、指導者に執り成しを=病める高齢社会に焦点
★東海道、歩いて伝道スタート=Walk With Jesus=雨ニモ、地震ニモ負ケズ…
★8月6日・広島=核廃絶へ願い新た=証言・在韓被爆者に示された愛 心の傷は今なお癒されず
★同盟基督平和祈祷会=抵抗権は「神の秩序維持」=渡辺信夫氏=「君が代」伴奏拒否を積極評価
★JECA平和祈祷会で安藤肇氏=教会は「国家の良心」に=政府に反対意見言う自由必要
★もう限界だった、と知った=牧師の本音を出せる「牧会塾」後期へ

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# by cjc-skj | 2009-08-24 14:47 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第969信
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   (c)世界キリスト教情報   連絡先E-mail:cjc-skj@mail.goo.ne.jp
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  2009年8月17日(月)    第969信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼米聖公会は世界共同体で準会員的役割に、とカンタベリー大主教
   ▼イスラム教との関係重視、とWCC次期総幹事候補トゥヴェイト氏
   ▼教皇が一般謁見でアジアの台風・日本の地震被害に見舞いの言葉
   ▼ホロコーストへの米国務省対応をバチカン紙批判
   ▼バチカン紙がスイスと米国の銀行取り決めを歓迎
   ▼『平和のための牧師』会長がカストロ前国家評議会議長と会見
   ▼イタリア中部地震で崩壊した教会のがれきの下からフレスコ画
   ▼創造博物館が「無神論者」を招待
     ▼《メディア展望》

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◎米聖公会は世界共同体で準会員的役割に、とカンタベリー大主教

 【CJC=東京】英国国教会(聖公会)の霊的最高指導者カンタベリー大主教のローワン・ウイリアムズ氏が、米聖公会が同性愛主教の叙階と同性間の結合祝福を容認する決定をしたのを受け、聖公会共同体の中で準会員的な役割を担うことを認めることになろう、と自らのブログに7月27日掲出した声明で示唆した。
 米キリスト教週刊誌クリスチャン・センチュリーによると、ウイリアムズ氏は声明で、聖公会がカリフォルニア州アナハイムで開催した総会で同性愛賛成の決定をしたことに「非常に重要な不安がすでに表明されている」と述べた。
 「外側の闇に投げ捨てられる懸念はない」が米聖公会などは、同性愛に関する見解が世界共同体を代表するものとはならず、エキュメニカルなまた教派間の対話では後列に座らなければならないことになる、とウイリアムズ氏は語った。
 世界共同体の中で多くの教会は同性愛を罪とし聖書的でない、として反対している。
 「これらのことを、近い将来に明確にすることに役立つ。ただ考えればそれだけ理想から遠ざかる。それらを分裂とか破門といった破滅的な用語ではなく、単にあるがままに、アングリカンであることの二つのスタイルとして語るのだ」と言う。
 ウイリアムズ氏は、2路線型の仕組みは「確実にやり遂げる必要がある」が、共同体内の姉妹教会の間で最近担われたような「宣教と奉仕の協力」といったものも含まれる、と語った。
 ウイリアムズ氏の声明に、米聖公会側の反応はまだないものの、常議員のマーク・ハリス氏は自らのブログ「プレリューディアム」で、大主教は「上手に、いつもの含みのあるスタイルで、誰もごまかされないこと、すなわち米聖公会は囲いからさまよい出た、と語った」と述べている。□

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◎イスラム教との関係重視、とWCC次期総幹事候補トゥヴェイト氏

 【ジュネーブ=ENI・CJC】世界教会協議会(WCC)次期総幹事候補の1人、ノルウェー・ルーテル教会のオラフ・フィクセ=トゥヴェイト牧師(48)が、WCCはイスラム教との関係とイスラム教が優勢な地域のキリスト者を支援することにもっと注意を払うべきだと思う、と語った。「イスラム教が支配的な国で、イスラム教との関係を維持しなければならない教会を孤立させてはいけない」と同氏が8月13日付けの独週刊紙ライニッシャー・メルクールとのインタビューで述べたもの。
 「欧州でも、イスラム教徒の隣人との対話の重要性は増している」と言うトゥヴェイト氏はノルウェー教会のエキュメニカル国際関係協議会の総幹事を2002年から務めている。「軽率なコメント」で緊張を増すことのないようにするのが重要だと言う。同氏はWCC次期総幹事候補として調査委員会が指名した2人の中の1人。もう1人の韓国のパク・ソンウォン牧師
 WCC・パレスチナ・イスラエル・エキュメニカル・フォーラムの中核グループの共同議長を務めるトゥヴェイト氏は、中東のような地域のキリスト者にとっては、イスラム教徒との交渉では世界教会の支援が重要だ、と指摘した。□

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◎教皇が一般謁見でアジアの台風・日本の地震被害に見舞いの言葉

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は、カステルガンドルフォの離宮で8月12日、水曜恒例の一般謁見を行なった。
 集まった巡礼者への挨拶で、教皇は台風による豪雨で深刻な打撃を受けたフィリピン、台湾、中国南東部、そして日本に見舞いの言葉を述べた。特に日本の地震による被害に気遣いを示した。
 教皇は、困難な状況に置かれたすべての被災者たちと、亡くなった人々のために祈ると共に、被災地への連帯と援助を呼びかけた。
 バチカン放送(日本語電子版)によると、謁見中のカテケーシス(教会の教えの解説)で、教皇は典礼暦で15日に祝われる聖母の被昇天と、現在開催中の「司祭年」を踏まえ、「司祭たちの母」としての聖母マリアをテーマに講話を行った。
 教皇は聖母と司祭職の結びつきが受肉の神秘に深く根ざしていると強調、第2バチカン公会議がマリアを「最高永遠の司祭の母、使徒の女王、司祭的役務の保護者」(『司祭の役務と生活に関する教令、18』)として示していることを指摘した。□

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◎ホロコーストへの米国務省対応をバチカン紙批判

 【CJC=東京】バチカン(ローマ教皇庁)機関紙ロッセルバトレ・ロマノは8月14日付け、ラファエレ・アレッサンドリニ署名論文で、米国務省の官僚主義的な無関心と、ホロコースト(ナチ政権によるユダヤ人虐殺)が行われていることが明らかになってからも18カ月もの間、行動を起こさなかったことを強く批判した。
 1948年にイタリアで発行されたユダヤ系雑誌の論文と、故ヘンリー・モーゲンソー財務長官の日記を引用して、論文は、ユダヤ人数百万人を絶滅するというナチの計画について42年8月には国務省は知らされていた、と指摘している。
 教皇ピウス十二世を「ヒットラーの教皇」とするのは「根本的な誤り」だとして、アレッサンドリニ論文は、ユダヤ人がバチカンの援助の下で修道院に匿われていた時に、米国務省が行動しなかった、と指摘した。□

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◎バチカン紙がスイスと米国の銀行取り決めを歓迎

 【CJC=東京】バチカン機関紙ロッセルバトレ・ロマノは8月13日、銀行に厳格な守秘義務を課すスイスの銀行に、脱税者の情報提供を求めていた米国とスイス政府が「倫理的金融」契約を締結したことを歓迎した。
 同紙は、契約を「税金逃れへの戦いと、管理強化された財務への方向へ大きな進展」と評価している。教皇ベネディクト十六世が示した倫理的金融のモデルへ向けての一歩だ、と言う。
 教皇はこの7月、回勅「カリタス・イン・ヴェリターテ」を発表したが、そこでも「しばしば株主の指示のみに答える経営者」に対し、教皇は金融資産の投機的利用を避けるよう呼びかけている。
 契約の詳細は明らかにされていないが、税務当局である米内国歳入庁(IRS)は5万2千人の米国人がスイス大手銀行UBSの協力を得て脱税した疑いがあるとして、UBSを提訴していた。UBSは12日、米司法省と和解した。スイス政府の了解の下に行われたと見られる和解には、顧客名簿の一部をIRSに提出することが含まれ、1万人程度の情報が開示されるという。□

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◎『平和のための牧師』会長がカストロ前国家評議会議長と会見

 【CJC=東京】中南米で抑圧されている人たちの正義と自決を支援するキリスト教人権擁護団体『コミュニティ組織のための超教派基金』(IFCO、本部ニューヨーク)/『平和のための牧師』を創設、会長を務めるルシアス・ウォーカー牧師が、フィデル・カストロ前国家評議会議長と会見したことが、同団体の公式ウェブサイトで明らかになった。同牧師は第20回「平和のための牧師キャラバン」がキューバで開催されるのを機会に訪問したもの。ラウル・カストロ議長とも会談した。
 フィデル氏が13日に83歳の誕生日を迎えたことを記念してか、カストロ氏の近影2枚も同サイトに掲出された。写真のカストロ氏はほほえみを浮かべ、健康状態も良好な様子だが、以前よりやせた感じ。
 今回のキャラバンには130人が参加、市民に人道援助物資132トンを届けることが出来たと言う。
 『平和のための牧師』はIFCOの活動の一環。IFCOは1967年以来、人種、社会、経済各面での正義実現のために活動している。92年からは米国のキューバ経済制裁の解除を働き掛けるとともに、同国へ人道援助を始め、これまでに累計3132トンを超えている。□

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◎イタリア中部地震で崩壊した教会のがれきの下からフレスコ画

 【CJC=東京】4月のイタリア中部地震の震源に近く壊滅的な被害を受けたオンナ村で8月11日、崩壊した聖ピエトロ=アポストロ教会のがれき除去作業中に15世紀のフレスコ画が発見された。近郊ラクイラの文化財保護当局が12日、発表した。
 フレスコ画は修復作業のため崩れた壁を撤去していた際、彩色された部分が見つかったのだ。調査の結果、石こう壁の下に4平方メートル以上にもなる大きなフレスコ画が隠れていたことがわかった、とAFP通信が報じている。
 イエス・キリストの上に聖母マリアを配置し、周りを天使たちが舞って2人の血を集めているという構図・図柄ともに珍しいもので、専門家らは強い関心を寄せている、と言う。□

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◎創造博物館が「無神論者」を招待

 【CJC=東京】米ケンタッキー州ピーターズバーグにある創造博物館は、世界が創世記の記述通りに創造された、という創造説を普及する目的で2007年5月に開設されたが、いわゆる無神論者を見学に招待することを企画した。「世俗学生連合」(SSA、本部オハイオ州コロンバス)がこれに応じ、科学者、学生、世俗論者など304人が8月7日に同博物館を訪問した。
 宣教通信ANSによると、同日に発表された声明で、創造博物館の共同設立者マーク・ローイ氏は「誰でも歓迎する。世界史(起源を含め)の、他のほとんどすべての自然史博物館や公立学校の科学授業で示されるものと違う見方を提供しており、キリスト教信仰に懐疑的な人たちの訪問を特に促進する」と指摘、「彼らが創造博物館を見学し、反対側の証拠を調べる批評の能力で、独断的な見解の再評価につながるだろうと確信する」と述べた。
 訪問はほぼ順調に進んだが、一部の撮影を止めるようにとの博物館長の要求を拒否したビデオカメラマンが退去を命じられた。また展示物や天体物理学者ジェイソン・ライル氏の講演にあざけりの声も上がったという。
 ローイ氏は「その人たちは、たぶん教会に出席することを考えさえしないだろう。彼らはここで福音のメッセージを受け取った!」と述べている。
 2700万ドル(約26億円)掛けて設立された創造博物館は開館以来入館者は82万人を超えたという。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(8月16日)=http://www.cwjpn.com
★64年目の祈り 共に=広島へ 全国、海外から巡礼者
★命の大切さ伝えたい=長谷川神父ら“被爆証言”
★長崎の願い 1000の光に=被爆マリア像先頭に行列
★教皇庁諸宗教対話評議会議長トーラン枢機卿来日=比叡山で平和祈る
★宣教最前線に立つ使命=幼稚園連盟=東京で教職員研修大会
★短期契約社員らが組合(千葉・船橋)=日系 ブラジル人に退職金=きっかけは教会での労働勉強会

  =キリスト新聞(8月15日)=http://www.kirishin.com
★田母神氏講演「ヒロシマの平和を疑う」=広島県宗教連盟=市長の「日程変更」要請に賛同
★日本YWCA=「選挙に行こう」呼びかけキャンペーン=「9条」で各政党が回答
★VIP東大=だんな雄作氏、進藤龍也氏らが講演
★国連=キリスト教団体のオブザーバー資格拒否=「会員数非公開」で論議

  =クリスチャン新聞(8月16日)=http://jpnews.org
★横浜開国博Y+150=つながりの森開催中=「国内の自然素材=竹を見直そう」=「環境保全に一役」=プロデューサーの牧師提案
★今年も配布=「ムスリム世界のための30日の祈り」=新疆ウイグル地区のためにも=YWAMアジアセンター大阪が発行
★次期政権は拉致問題解決を=横田早紀江さん囲み祈る
★「戦争の神」靖国合祀は恥辱=訴訟支援の弁護士が韓国人遺族の心語る
★02日韓W杯組織委員長 朴世直氏急逝=文化・宣教交流の架け橋に
★バイブルキャンプに新型インフルの影響

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# by cjc-skj | 2009-08-17 10:11 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第968信
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  2009年8月10日(月)    第968信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼東西両独統一20周年に記念行事を、と教会指導者が呼び掛け
   ▼イラクのキリスト者攻撃は意図的、と世界学生キリスト者連盟
   ▼パキスタンのキリスト者殺害を教会指導者が憂慮
   ▼パキスタンのキリスト者殺害を教会指導者が憂慮
   ▼英カトリック教会大司教がSNSに懸念
   ▼米でカトリック教会堂がペンテコステ系に身売り
   ▼豪で「エホバの証人」信者が救命措置拒否の権利認められる
   ▼「主が忍耐心を教えようとした」と教皇が自らの骨折でジョーク
     ▼《メディア展望》

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◎東西両独統一20周年に記念行事を、と教会指導者が呼び掛け

 【ハノーバー(独)=ENI・CJC】ドイツ福音教会(EKD)は、1989年の東欧諸国の共産主義終焉とベルリンの壁崩壊につながった「平和革命」を憶えるよう呼び掛けた。
 「中東欧の様々な国で、教会は変革のための動力として重要な役を果たしてきた」とドイツ最大のプロテスタント教会連合組織であるEKDの指導者ウォルフガング・フーバー監督は、礼拝と記念式典のためのインターネット資料集の中で指摘している。
 共産党政権下の東独で「自由と一致への道を備えたのは特にプロテスタント教会だった」とフーバー氏は述べている。同氏はかつて東西を分ける壁のあったベルリン地区の監督。
 東独の1989年の平和的な蜂起は、「プロテスタント改革」と重なって来た。教会のメンバーが主要な役を果たし、平和と変革を求める祈祷会から街頭デモが続いたのだ。
 フーバー氏は、教会のメンバーが民主的構成への道を開く会談で果たした重要な役割について、さらに1990年に東独議会議員の最初の自由選挙で、キリスト者が選出されたことを指摘した。
 プロテスタント通信EPDは、記念のために次の三つの日付を挙げている。
 ▽10月3日=90年の東西ドイツ統一、▽10月9日=民主化への転機となった東独ライプチヒでの大衆デモ20周年、▽11月9日=ベルリンの壁開放20周年。
 インターネット資料集には、89年の事態に関する参考情報など、礼拝や記念式典の提案などが含まれている。□

※参考
EKDのサイト(ドイツ語)=www.ekd.de/friedlicherevolution

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◎イラクのキリスト者攻撃は意図的、と世界学生キリスト者連盟

 【ジュネーブ=ENI・CJC】この7月にイラクでキリスト教社会を襲った一連の事件は、意図的に組織されたものだが、同国政府は十分な注意を払わず、メディアの関心も引かなかった、とする声明を世界学生キリスト者連盟(WSCF)が8月1日発表した。声明にはホレイシオ・メソネス議長とマイケル・ウォレス総幹事が署名している。
 「7月12日、7教会が手製の爆破装置や爆薬を積んだ自動車などによる襲撃を受けたが、これは慎重に計画されたテロ攻撃だ。犯人は、信者たちがミサなどに出席している最中に攻撃して被害を最大にしようと計画していた。死者8人、負傷者32人を出した」と言う。
 襲撃された教会はハート・カルデア教会、聖ペトルス・ポルス・シリア正教会、聖ギルギス・カルデア教会、聖マタイ・シリア正教会など、教派もさまざま。13日には、北部モスルで「処女ファティマ・シリア・カトリック教会」も襲撃された。
 イラク警察は、教会警備を展開しているが、米軍の2003年侵攻以来、繰り返されて来た教会襲撃の一環、と声明は指摘している。□

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◎パキスタンのキリスト者殺害を教会指導者が憂慮

 【CJC=東京】パキスタン・パンジャブ州で8月1日、イスラム教過激派がキリスト者の40戸を焼き討ち、女性4人、幼児1人を含む8人が焼死した。イスラム教の聖典コーランを冒涜したからだ、と言う。
 英国国教会の霊的最高指導者カンタベリー大主教ローワン・ウイリアムズ氏は、パキスタン政府に、同国内の「小さく弱い」少数派キリスト者を保護するよう要請した。
 「パキスタンでのキリスト者に対する最近の残虐行為は、世界中のあらゆる信仰者にとって想像の外のものだ」と大主教は声明で指摘している。
 「パンジャブ州の司法責任者は、今回のような行動は真正のイスラム教徒の行動ではなく、本物の信仰を乱用し、普遍な人間性を冒涜するものであり、断固とした非難に値する。パキスタンとその市民を愛する人は、その信仰に関わらず、発生した暴力によって国全体が傷ついた、と感じている」と大主教は述べた。
 教皇ベネディクト十六世は、今回の殺害を「深く悲しんでいる」とし、パキスタンのキリスト者に哀悼の意を評した。
 パキスタン政府筋は4日、襲撃の背後にアルカイーダとタリバン関係者がいる、と語った。ロイター通信が報じた。
 パキスタンは人口1億7000万。イスラム教が圧倒的に優勢で、キリスト教を含む少数宗教者は約4%。□

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◎パキスタンのキリスト者殺害を教会指導者が憂慮

 【CJC=東京】パキスタン・パンジャブ州で8月1日、イスラム教過激派がキリスト者の40戸を焼き討ち、女性4人、幼児1人を含む8人が焼死した。イスラム教の聖典コーランを冒涜したからだ、と言う。
 英国国教会の霊的最高指導者カンタベリー大主教ローワン・ウイリアムズ氏は、パキスタン政府に、同国内の「小さく弱い」少数派キリスト者を保護するよう要請した。
 「パキスタンでのキリスト者に対する最近の残虐行為は、世界中のあらゆる信仰者にとって想像の外のものだ」と大主教は声明で指摘している。
 「パンジャブ州の司法責任者は、今回のような行動は真正のイスラム教徒の行動ではなく、本物の信仰を乱用し、普遍な人間性を冒涜するものであり、断固とした非難に値する。パキスタンとその市民を愛する人は、その信仰に関わらず、発生した暴力によって国全体が傷ついた、と感じている」と大主教は述べた。
 教皇ベネディクト十六世は、今回の殺害を「深く悲しんでいる」とし、パキスタンのキリスト者に哀悼の意を評した。
 パキスタン政府筋は4日、襲撃の背後にアルカイーダとタリバン関係者がいる、と語った。ロイター通信が報じた。
 パキスタンは人口1億7000万。イスラム教が圧倒的に優勢で、キリスト教を含む少数宗教者は約4%。□

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◎英カトリック教会大司教がSNSに懸念

 【CJC=東京】英カトリック教会の指導者、イングランド・ウェールズ・カトリック司教協議会のビンセント・ニコルズ会長(ウェストミンスター大司教)は、流行しているソーシャルネットワーキングサービス(SNS)への懸念を表明した。
 8月2日付の日曜紙サンデー・テレグラフに掲載されたインタビューのなかで、ネット上の人間関係は一方的に突然切られてしまい、衝撃を受けた若者が自殺する引き金にもなっている、と同大司教は述べた。
 「努力して築き上げた友情は長続きする」として、インターネットや携帯電話が「非人間的な社会を形成している」と警告した。
 フェースブックやマイスペースなどに関しても、「調和のとれたコミュニケーションではなく、円滑な社会を形成することはできない」と語った。□

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◎米でカトリック教会堂がペンテコステ系に身売り

 【CJC=東京】米マサチューセッツ州ウースターのカトリック聖マーガレット・メアリー教会は昨年閉鎖されたが、このほど教会堂がペンテコステ派の『アパルーム・ファミリー・インターナショナル教会』に譲渡されることになった。米紙ボストン・ヘラルドが報じた。
 聖マーガレット・メアリー教会は、ロバート・マクマナス司教が、司祭不足や信徒の居住事情が変化したことを理由に閉鎖した5教会の一つ。同教会の信徒は現在シュルーズベリーの聖アンヌ教会に参加している。ただ同教会も売却される予定。
 同司教は、教会堂が譲渡されてからも礼拝の場所として使われることに満足している、と語った。
 聖マーガレット・メアリー教会は、最初メソジスト教会だったが、1923年、カトリック教会が所有した。□

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◎豪で「エホバの証人」信者が救命措置拒否の権利認められる

 【CJC=東京】オーストラリア・ニューサウスウエールズ州で、瀕死の「エホバの証人」信者が、信仰を理由に救命措置を拒否する権利が認められた。同国のAAP通信が報じた。
 「A氏」とだけ明らかにされた男性は70歳台。7月1日にハンター・アンド・ニューイングランド地区ヘルスサービスの病院に敗血症で呼吸困難になり搬入された時は無意識状態だった。
 措置を受けたものの、患者は腎臓疾患が悪化、14日までには人工呼吸器を取り付けられ、腎臓透析を受けて生存状況にあった。
 同日、A氏が、透析を拒否する意思を示し、署名した2008年8月19日付けの書類が提出された。病院は州最高裁に、A氏の医療拒否を受け入れることが合法か判断を求めた。
 ロバート・マクドゥガル判事は、A氏の指示は「その意思によって、死ぬかもしれないかも知れないが」守られるべきだ、と判断した。□

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◎「主が忍耐心を教えようとした」と教皇が自らの骨折でジョーク

 【CJC=東京】この7月に手首を骨折した教皇ベネディクト十六世が記者団に、「主が私に堪え忍ぶことを教えようとした」と自らのけがについてジョークを飛ばした、とAFP通信が報じている。
 教皇は17日、休暇のため訪れたアオスタで転倒して右手首を骨折。記者会見した28日も腕はギプスで固定されていた。ただ担当医によると経過は良好だという。
 「私が転んだとき残念ながら守護天使がけがを防いでくれなかったのは、『上』からの思し召しに従ったためだろう」と教皇は記者団に語った。「主は私にもっと忍耐心と謙虚さを持つべきだと理解させ、もっと多くの時間を祈りと瞑想に捧げることを望んだのだろう」と語った教皇は、例年9月後半まで滞在する山荘があるカステルガンドルフォに向かった。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(8月9日)=http://www.cwjpn.com
★カトリック障害者連絡協議会 新潟大会=生活から信仰見直す=全国の仲間が交流と学び
★08年 カトリック教会現勢 発表=信者数、4416人増=成人洗礼 5年前の9%減
★公式巡礼団 11月にバチカンへ=188福者の聖遺物=教皇に献呈
★患者の“声”聴く大切さ=7つの講演通して学ぶ=日本カトリック医療関連学生セミナー
★青年労働者連盟60周年=JOC=大阪で記念大会開く
★上智学院・聖母学園=合併協定を締結

  =キリスト新聞(8月8日)=http://www.kirishin.com
★信頼できる大人との出会いを=ひと特集=雑誌「VOICES」通して“声”伝える 橘ジュンさん
★青山学院=135周年で青山キャンパス再開発計画=文化創造し社会に発信
★東京キリスト教学園=教会教職養成へ新課程=基督神学校は募集停止
★司教協議会会長=平和旬間メッセージ=「核廃絶の努力に期待」
★南ア改革派教会指導者が語る=「カルヴァンの遺産、今も重く」
★英シンクタンクが提言=「非武装集団」にも従軍牧師を

  =クリスチャン新聞(8月9日)=http://jpnews.org
★内戦で傷つく子どもにマンガ聖書1千万冊を=新生宣教団=ウガンダ伝道プロジェクト
★8・15は「いのちありがとうの日」=終戦の日を新たな希望の日に
★精神科医・平山正実氏=「自死者の名誉回復宣言」発案=偏見捨て 遺族をケアの対象に
★神の愛と癒し 日本に届けたい=韓国のCCM歌手ソン・ジョンミさん
★聖学院大=1日牧会サマーセミナー=牧師自身の癒しと自己開示のために
★追い詰められる統一協会=被害総額20年で1千億円超=戦後最長の詐欺商法根絶を=霊感商法全国弁連が各省に申し入れ

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# by cjc-skj | 2009-08-10 16:32 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第967信
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  2009年8月3日(月)     第967信(週刊・総合版)☆☆
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〔訂正〕
 7月27日付け第966信の《2013年にも抜本的改革を、欧州教会会議》の本文第3節で《代議員約300人のほか500l人が参加した。》の5001人は500人の誤りです。

             = 目 次 =
   ▼国連がキリスト教団体のオブザーバー資格認可申請を拒否
   ▼英で新型ウイルス流行、キリスト教会にも影響
   ▼「サッカーに宗教は持ち込めないのはおかしい」
   ▼教皇、聖骸布公開を機にトリノ訪問へ
   ▼教皇、北伊での休暇終え夏の離宮カステルガンドルフォへ
   ▼聖ピオ十世会の指導者が今秋にもバチカンと協議開始を予測
   ▼「ハリー・ポッターと謎のプリンス」をバチカン紙が称賛
   ▼同性愛主教を認めた米聖公会は分派になる、と英神学者
   ▼南アのバス会社がキリスト教映画の車内上映強行
     ▼《メディア展望》

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◎国連がキリスト教団体のオブザーバー資格認可申請を拒否

 【CJC=東京】国連経済社会理事会(ECOSOC)は、ジュネーブで開催した会議で7月27日、NGO(非政府組織)『ダイナミック・クリスチャン・ワールド・ミッション』(本部・米カリフォルニア州ガーデナ)の国連オブザーバー資格認可申請を23票対22票で拒否した。
 同団体は韓国と米カリフォルニア州ではNGOとして認められている。ロシア、キルギスタンなどで教育を通じキリスト教を伝えることを目的としているという。
 国連憲章第71条では、NGOがオブザーバーとして参加することが規定されている。1946年に経済社会理事会のNGO協議制度がつくられた。開発、環境、人権等において顕著な活動をし、一定の資格要件を満たすNGOに対し、審査の上、「協議的地位」を認めるというもの。認可された団体は一般に「国連NGO」と呼ばれる。
 同団体が2007年に認可申請した際、キム・キュンスー会長は、米、露、韓、日、キルギスタンの会員数を明らかにしたが、中国の会員については「宗教活動が自由ではない」ことを理由に提示しなかった。
 中国は、同団体に中国内のメンバーの名前と所在の公表を要求したが、それに応じなかったことを「非礼」と反発、認可に反対した。
 米国のジョン・サッミス代表は、特定の国の会員の名前や住所を提示する義務はないとして、今回は認可を要求しないが、申請を非政府組織(NGO)委員会に差し戻し、条件を満たしているか再検討することを求めた。中国のワン・クン代表は、委員会の権威を損なうとして反対、同団体が質問に正面から答えないのは、無責任であり、委員会に敬意を払うものではない、として国連活動に貢献する能力があるとは思えない、と主張した。
 ロシア、エジプト、キューバ、パキスタン、スーダンなども疑念を表明、インド、インドネシア、中国、マレーシアなどが反対票を投じた。キューバ代表は、キリスト教NGOは「言い逃れ戦術」を取る、と述べた。一方、米、加、仏、独、日本などは認可に賛成した。
 キム会長は28日、韓国で通訳を通じ、社会主義国である中国の立場は理解するが、国連がそのまま同意するべきではなかった、と語った。同団体は中国に宗教的な目的で入ろうとするものではなく、「発展を助ける道を見出そう」としており、政治には関わらない関係を結びたいと言い、将来には認可されることを期待する、と語った。□

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◎英で新型ウイルス流行、キリスト教会にも影響

 【CJC=東京】新型ウイルス。冬場を迎え南半球で拡大が懸念されているが、英国でも衰えを見せない。7月後半の1週間で患者が10万人発生、前週の5万5000人からほぼ倍増した。死者も31人出ている。英国が国際航空路線のハブ(核心)なことが一因と見られる。
 キリスト教会の日常活動にも影響が出始めた。ミサや聖餐の実施法も変更を迫られている。
 英国国教会は23日、聖餐杯から皆が飲むことを止めるよう主教に通達を出した。保健省から飲食に際して共用食器を使わないようにとの勧告が出たのに対応した。
 カンタベリーとヨークの大主教は、新型ウイルスの爆発的流行が止むまでは、礼拝も公衆衛生の側面を考慮する必要がある、と指摘した。
 ロンドン近郊チェルムズフォード教会では、会堂に入る前にコップの水を空けるように勧めている。流行が収まるまでの措置だ、と言う。「コップの中の水は、感染源となり、ウイルスの伝染経路になる」からだ。
 カトリック教会も聖体のワインを出すのを止めた。聖杯からの伝染を防止するため。□

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◎「サッカーに宗教は持ち込めないのはおかしい」

 【CJC=東京】国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ブラッター会長が、カトリック教会から手厳しい非難を浴びている。カトリック通信CNAによると、同会長はこの6月に南アで行われたコンフェデレーション・カップで優勝したブラジル・チームが肩を寄せ合いながら祈ったのを受け、そのような行動は「危険」であり、「サッカーに宗教が関わる場はない」として、2010年のワールド・カップでは宗教的表現を禁止する、と語ったもの。
 これに対し『ヨハネ・パウロ二世スポーツ財団』のエッディオ・コンスタンティーニ会長が、「キリスト教信仰とカトリック教会が何世紀にもわたり護ってきた倫理価値をスポーツから奪うのは誤りだ。ブラッター会長や連盟は間違っている」と批判した。□

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◎教皇、聖骸布公開を機にトリノ訪問へ

 【ローマ=CJC】バチカン(ローマ教皇庁)の報道担当フェデリコ・ロンバルディ神父は7月28日、教皇ベネディクト十六世が聖骸布公開を機にトリノを訪問する可能性がある、と語った。
 教皇は2008年6月、聖骸布を10年春に公開する、と発表している。実現すれば2000年以来、10年ぶり。
 教皇は、26日、トリノ大司教セヴェリノ・ポレット枢機卿と会食した際、訪問の意図を明かした。ただ正確な日程は明らかにされていない。□

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◎教皇、北伊での休暇終え夏の離宮カステルガンドルフォへ

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は7月29日、北イタリアでの夏期休暇を終え、ローマ郊外カステルガンドルフォの離宮に入った。
 教皇は7月13日からヴァレ・ダオスタ州のレ・コンブで夏季休暇を過ごしていた。滞在中、教皇は右手首を骨折されたが、経過は順調だった。
 レ・コンブを後にするにあたり、最終日、教皇は関係者に心からの挨拶を述べ、トリノ経由、空路ローマに到着、同日夜、郊外にあるカステルガンドルフォに入った。□

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◎聖ピオ十世会の指導者が今秋にもバチカンと協議開始を予測

 【CJC=東京】カトリック保守派『聖ピオ十世会』の会長ベルナール・フェレイ司教が、今秋にもバチカン(ローマ教皇庁)当局と直接協議を始めることを望んでいる、と語った。故マルセル・ルフェーブル司教が創設した同会は、聖座との関係が絶縁しているが、教義上の問題で合意に達することを目指すと言う。
 イタリアのカトリック系通信とのインタビューで、フェレイ司教は協議をいつから行うか、日程は確定していないが、合意に到達できる、と楽観的な見方を明らかにした。
 ただ第二バチカン公会議で定められた教説についてこれまで批判して来た点で妥協するつもりはない、と語っている。□

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◎「ハリー・ポッターと謎のプリンス」をバチカン紙が称賛

 【CJC=東京】イギリスの児童文学作家J・K・ローリング原作の映画「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を、バチカン(ローマ教皇庁)機関紙ロッセルバトレ・ロマノが文化欄の批評で、善が悪に打ち勝つべきであることと、「それが時には犠牲が必要」なことを明確にした、と称賛した。ただ原作者のJ・K・ローリングは超越的な存在について全く触れていない、と批判している。
 2003年に、教理省長官ヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿(現教皇ベネディクト十六世)は、ハリー・ポッター」シリーズには、子どもたちのキリスト教信仰を損ないかねない「巧みな誘惑」が含まれていると警告した。□

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◎同性愛主教を認めた米聖公会は分派になる、と英神学者

 【CJC=東京】米聖公会総会が7月14日、同性愛主教の叙階停止措置を解除することを決定したこと受け、新約聖書学者の英ダラム主教ニコラス・トーマス・ライト氏が15日、米聖公会は、、『聖公会共同体』から明らかに離脱、正式に「分派」を形成することになる、と英紙タイムズで指摘した。「貞節」はキリスト者にとって、自由に選択できるものではない、とも主張している。
 ライト氏は、イエス・キリスト復活の史実性に関する研究で知られ、信徒向けにも多数の著作がある。□

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◎南アのバス会社がキリスト教映画の車内上映強行

 【ケープタウン=ENI・CJC】南アの国内バス路線を運行するインターケイプ交通社が、乗客から苦情が出ているもののキリスト教映画の車内上映を継続する、と発表した。同社はバス65台を所有、月間6万~10万人を輸送している。
 「わが社は信仰厚いし、キリスト教を基盤にした娯楽を提供すべきだと信じている」と同社のアドレ・ザンドバーグ報道担当は語った。
 車内上映を請け負っているハンブル・パイ・エンタテインメント社は、乗客15万人に調査した結果、25%は「完全に満足」ではなかったが、苦情を言った人は僅か3人だった、と言う。
 ハンブル・パイ社のピート・ルー部長は、キリスト者だという南ア市民の8割のために提供している、と語った。映画を見ることを強制されるわけではなく、家族の価値を強調する内容は性的にきわどいものや暴力的なものを避けている、と言う。現地紙スターが7月24日報じた。
 乗客は車内のテレビ・スクリーンを操作出来ない。上映されるのは、創造論者の見方に立って野生生活を記録したドキュメンタリー形式のものや、映画、音楽、広告など。
 現地のケープトーク・ラジオに7月24日電話して来た女性は、ポートエリザベスからケープタウンまでの800キロのバス旅行で、見なければならなかった「ゴスペル」番組で不愉快だった、と言う。
 インターネット・サイトにも乗客が、「旅のほとんどで、一連の過激なキリスト教宣伝、それも粗雑で不誠実なものから逃れられなかった」と書き込んでいる。
 両社の担当者が出した声明では「巨大映画会社がやっているように誰かのノドに何でも流し込むことを強制してはいない。オカルト、性、魔法を強制してもいない。それを受け入れるかどうかは自分で決めることが出来る」と述べている。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(8月2日・休刊)=http://www.cwjpn.com

  =キリスト新聞(8月1日)=http://www.kirishin.com
★日基教団教区総会=教区内で意見対立も=「連帯金」問題など新たな争点に
★米聖公会=同性愛主教叙階停止を解除=同性間の結合も祝福へ向けて検討
★離脱8グループが新教派設立=「北米アングリカン教会」
★地域に開かれた“ミッション”を=聖トマス大「募集停止」で市民らがシンポ
★平山正実氏ら専門家「自死遺族を理解して!」=“名誉回復宣言”を作成
★欧州教会会議=2010年を移住者と連帯強化する年に

  =クリスチャン新聞(8月2日)=http://jpnews.org
★シンポ地方伝道 佐渡で初開催=教会閉鎖統合の中 離島伝道の志継いで
★新潟中越沖地震から2年=今年も再起礼拝=全壊教会再建まで続ける
★バプテスト同盟=按手礼20年ぶり改訂=執行主体を教会に移行
★バラ宣教師のひ孫も祝辞=宣教150年記念晩餐会
★教会あるのは有人離島の5%だけ=過疎地平均を上回る離島の老齢化、人口減
★四川地震での再建活動=教会ボランティア拡大

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# by cjc-skj | 2009-08-03 13:34 | Trackback
[SKJ]■世界キリスト教情報■第966信
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  2009年7月27日(月)      第966信(週刊・総合版)☆☆
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《お詫びとお知らせ》
 7月20日付け第965信の《メディア展望》でキリスト新聞とクリスチャン新聞については誤って前号分を掲載しました。改めて前第965信分も併せて掲載します。ご迷惑をお掛けしましたことをお詫びします。(主宰者)


             = 目 次 =
   ▼2013年にも抜本的改革を、欧州教会会議
   ▼カルヴァンの遺産は今も南アに重荷
   ▼「非武装集団」にも従軍牧師を、と英シンクタンク
   ▼北朝鮮がキリスト者女性を処刑か
   ▼イラクでキリスト者男性殺害、AFP通信報道
   ▼アクロポリス博物館が正教会の抗議受け映画の場面カット
     ▼《メディア展望》

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◎2013年にも抜本的改革を、欧州教会会議

 【CJC=東京】欧州教会会議(CEC)総会は7月17日、組織の抜本的改革の検討に着手する作業委員会を設けることを、賛成238、反対27、保留6で決めた。2011年末までに草案をまとめ、加盟教会の検討に委ね、3年に繰り上げて開催する次期総会で報告を求め、再審議することにした。
 作業委員会では、CECの目的、構想、戦略目標の設定、組織などを全面的に見直す。
 総会は15日から21日まで、フランスのリヨンで開催、加盟120教会の代議員約300人のほか500l人が参加した。加盟教会は、主に英国国教会(アングリカン)、プロテスタント、正教会で1959年に、当時の冷戦下にあって東西間の懸け橋になることを目指して結成された。
 ただ近年、CECは、欧州の新たな状況に適応するのが困難になっている、とドイツ福音教会のマルチン・シンデヒュッテ監督は、初日、参加者に語った。作業グループ設立は、「教会の証しが欧州連合だけでなく欧州全体に、文化的、社会的、政治的発展の中で聞かれるようにすることだ」と言う。
 コリン・ウイリアムズ総幹事は7月18日、記者団に加盟教会との協議について、CECがより明確な戦略に立つ、首尾一貫した組織であるべきだ、との声が上がっていることを明らかにした。
 「CECの変革が必要なことは皆気づいている。50年を経て根本的な改革が必要なのだ」と議長団の1人、正教会サッシマのゲンナディオス府主教も語っている。□

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◎カルヴァンの遺産は今も南アに重荷

 【CJC=東京】16世紀の宗教改革者ジャン・カルヴァンの生誕500年を記念する催しが世界各地で催された。その中で南アでは教会に止まらず、国家・社会の深部に至るまで、カルヴァンの影響は大きく、今日でもなおその渦中にある。
 南アに欧州から入植したのはオランダ改革派教会の信徒だった。南ア最大の悲劇とも言えるアパルトヘイト(人種隔離政策)をカルヴァンの教えを援用して神学的な基礎付けをしたのも同派の神学者だった。現在でも、白人主体の教派では、それを否定していないところがあるほど。ただ一方でアパルトヘイトを強く批判、反対する動きが同派の中から出て来たことも確かだ。
 1685年、フランスで信仰の自由を保証した「ナントの勅令」がルイ14世によって廃止されたのを受け、厳格なカルヴァン主義者であるユグノー派がオランダに脱出した。オランダ東インド会社の手配で、5年間の予定で南アに移住することになった。インドネシア入植者のために野菜や果物を補給するため、ということで農場と農機具は用意されていたが、中には医師、教師、牧師、弁護士もおり、結局、カープスタット(ケープタウン)を中心に南アに腰を落ち着けることになった。
 勤勉という労働倫理を推奨したカルヴァンの影響を受け、南アのユグノー派は教会と経済に重要な役割を果たし、国の将来を左右するようになった。
 ユグノー派によって始められた南ア改革派教会は19世紀末までに、黒人、混血、インド系、白人と人種によって分離されるようになり、20世紀に入ってそれぞれの教会を形成するようになった。
 1948年、ダニエル・マラン牧師が首相となり、「隔離」という伝統的な人種政策を、与党の政策とした。60年代に入って、改革派教会のベイヤーズ・ノーデ牧師らが反アパルトヘイト活動を精力的に行った。彼自身、白人優越主義の秘密結社『ブレーデルボンド』のメンバーでもあったが、60年のシャープビル虐殺事件をきっかけに、反人種隔離活動に参加、63年には教会を追放され、政府から公的な場での演説禁止などの処分を受けた。改革派神学者の革新派は黒人も白人もノーデ氏を支援したが、政府側から非難の的とされた。
 ノーデ氏は、反アパルトヘイト闘争の先鋒だったアフリカ民族会議(ANC)に加わり、94年には白人与党との政権交渉に、ANCから唯一の白人として参加した。
 先ごろ、米改革派教会総会で南ア・ステレンボッシュ大学のラッセル・ボットマン牧師は、学生時代に、カルヴァン主義によって正当化されていたアパルトヘイト神学とどのように決別したか、を語った。「78年春のある日、アパルトヘイトは、異なった人種間の不和を出発点にしており、それはイエス・キリストの和解の福音の核心と対立するものなのだ、との結論に達した」と言う。
 82年には、世界改革教会連盟がカナダのオタワで開催した常議員会でアラン・ブーサク牧師が議長に選出された。当時ブーサク氏は、混血のオランダ改革派教会議長だった。ブーサク氏は、カルヴァンとカール・バルトの教義に関する神学的理解を展開した。キリスト者はキリストの福音の核心において和解の証人であるという神学理解は、もはや南半球の一角のものではなく、改革派の伝統と教会を通じて超教派的な課題だ、とボットマン氏は語った。
 同大学のディルク・スミット教授は、80年代から90年代に黒人系改革派教会が反アパルトヘイト闘争で果たした役割について、「アパルトヘイト政府の正当性について、教会が声なき人の声となることについて、公共の場面に積極的に参画することの限界について、良心的兵役拒否など市民としての不服従の権利について、非暴力抵抗の可能な形態について、自由のための暴力と武力闘争の正当性についてまでも、当時は激しい議論を交わした。これらの議論の中で、弱者を守り、圧制に抵抗するため、為政者の責任に関するカルヴァンの信念は重要な役割を果たした」と語った。
 スミット氏は、南アで今日カルヴァンを覚えるということは、ただ彼を賞賛することを意味しているのではなく、今なお有効なその遺産と伝統に立脚している、と言う。同大学で8月30日から9月2日まで「カルヴァン09会議」を開催する。□

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◎「非武装集団」にも従軍牧師を、と英シンクタンク

 【CJC=東京】英国国教会で主教削減論が出ている中で、最高指導者カンタベリー大主教が、スティーブ・ヴェンナー氏を「従軍主教」に任命すると発表した。キリスト教シンクタンクの『エクレシア』がこれを受けて、「非武装集団」に従軍牧師がいても良いのではないか、と提案している。米宣教通信ANSが報じた。
 欧米などのいわゆるキリスト教国では、従軍牧師(司祭)制度をとっている所が多い。
 『エクレシア』は平和運動団体『クリスチャン・ピースメイカー・チームズ』と協同している所から、今回の提案を、教会指導者が平和建設へのキリスト者の関わりを重要視していることを強調するのに役立つ、と示唆している。
 キリスト者は、世界各地で平和建設、調停、非暴力的な紛争解決に関わっている。さらにそのような活動の重要性を政策決定者が強く意識するようになっている、と『エクレシア』は指摘する。
 『エクレシア』のジョナサン・バートリー共同ディレクターは「非暴力の平和建設者の活動は、戦闘地域の危険や恐怖の中で行われることも多く、現代の陰の功績の一つだ。そのような英雄的な活動がもっと認められるようにならなければ残念。教会が平和のメッセージを口にしながら、公式に認知するのが軍隊だけ、というのは不手際もはなはだしい」と言う。
 『エクレシア』は、英国国教会で、戦略的な平和建設の重要性について意識が強まっている、と見る。ウエイクフィールド主教は7月初め上院で初めて演説したが、その際、紛争防止を優先するよう政府に提案、国際的な保護の問題に「国家中心」が行過ぎないよう警告した。
 『エクレシア』が取り上げた非暴力構想には、紛争状態にある人たちが平和建設するのを支援、訓練する『レスポンディング・トゥー・コンフリクト』、『クリスチャン・ピースメイカー・チームズ』、『エキュメニカル・アカンパニメント・プログラム・イン・イスラエル・アンド・パレスタイン』(EAPPI)、『ピース・ブリゲイズ・インターナショナル』などがある。□

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◎北朝鮮がキリスト者女性を処刑か

 【CJC=東京】北朝鮮では所有が禁止されている聖書を配布したとして、キリスト者のリ・ヒョンオクさん(33)が、この6月16日、中国との国境付近の竜川で公開処刑された、と韓国の活動家が7月24日語ったとAP通信などが報じている
 リさんは韓国と米国のためにスパイ行為も行い、反体制派を組織したことで告発された、と韓国の人権擁護グループが、北朝鮮から得た資料を元に語った。リさんの夫、子ども、両親も政治犯収容所に送られた、と言う。公営の北朝鮮中央通信の報道はない。□

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◎イラクでキリスト者男性殺害、AFP通信報道

 【CJC=東京】政情不安が伝えられるイラク北部モスル郊外で、飲料メーカー経営者の兄弟アラ・バシル氏(30)が7月26日射殺された。AFP通信が報じた。同氏はキリスト者だが、殺害原因がその信仰にあったのかは不明。モスルでは昨年10月、キリスト者がイスラム教過激派の襲撃を恐れて2275家族が脱出、郊外のタルキーフに独自の集落を作ったという。
 事件はモスルとタルキーフを結ぶ道路の中間にある飲料メーカーの工場で起きた。襲撃者が守衛を殴打、責任者を出せと要求していた所にバシル氏が出てきたので、射殺、逃走した。
 2003年の米軍侵攻以来、イラク全土で80万人いたキリスト者数百人が殺害されたと見られ、教会も襲撃されている。3分の1以上のキリスト者が出国したと推定されている。□

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◎アクロポリス博物館が正教会の抗議受け映画の場面カット

 【CJC=東京】ギリシャにこの6月に開設された『アクロポリス博物館』。入館者にパルテノンの歴史とキリスト者による破壊を説明する映画を製作したが、全編13分の一部、1分40秒のアニメを早くも削除することになった。同館が7月26日明らかにした、とロイター通信が報じている。
 現地メディアは、同国で圧倒的な影響力を持つギリシャ正教会が抗議した、と報じたが教会側の公式発表はない。
 「かつて聖職者が大理石を破壊したそのことを今回は映画に行った。これでは自分の名を外さなくてはならない」と製作者のコスタ・ガヴラス氏はテレビで語っている。
 『アクロポリス博物館』は、1806年に英国のロード・エルギンがパルテノンから持ち去った大理石の彫刻を取り戻し収蔵する目的で計画されたが、訴訟が長引き、開館も大幅に遅れた。「エルギン・マーブル」と呼ばれる彫刻は大英博物館に陳列された。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(7月26日)=http://www.cwjpn.com
★第2回人権シンポジウム=すべての人の人権を守るために=3司教 教会の使命提起
★船員の心に触れる=訪船司牧 横浜港で初の研修会
★「疲れない」共同体に=外国籍信徒と失業者支援=静岡 磐田教会と掛川教会
★日本の青年=イスラエルパレスチナ訪問へ=出発前、東京で「友好の集い」=平和をつくる子ども交流プロジェクト
★半数以上は非信徒=「若者と聖書」の集い広がる=高松教区
★イラクで教会爆破7件=4人死亡、30人以上負傷

  =キリスト新聞(7月18日)=http://www.kirishin.com
★“プロテスタント宣教”=琉球伝道ぬきに語れない=饒平名氏「今も差別の意識と構造」
★ジュネーヴ礼拝式を再現=カルヴァン生誕500年で記念集会
★日基教団=創立記念日礼拝に300人=山北議長「教会はただ伝道のため」
★金沢=ヴォーリズ設計の清泉幼稚園=建て替え「歴史継承」
★パウロの遺骨発見?=墓の調査で教皇が言及
★大英図書館=現存する最古の聖書:シナイ写本がネット公開
  (7月25日)
★150年目の課題と現実=「説教」と「女子教育」の役割語る=基調講演で加藤常昭氏・湊晶子氏
★“平和と調和の源として信仰を”=歓迎レセプションでリリマッセ副議長
★第52回日本バプテスト同盟総会=「按手礼」で20年ぶりの改正
★出版販売協会が5年ぶり新人研修=平野克己氏“神の言葉に誠実に”
★日基教団富士見町教会が地域再開発に参画=13年度、新教会堂完成目指す
★ジュネーヴ=カルヴァン生誕500年記念礼拝=ニオミ総幹事「正義に関心集中すべき」

  =クリスチャン新聞(7月19日)=http://jpnews.org
★カルヴァン生誕500年記念し 晩年の礼拝 再現=練られた公同の祈り=ジュネーヴ詩篇歌を体感
★ソマリア=過激武装勢力が子ども2人を処刑
★日本宗教連盟=「いのちの尊厳」慎重審議を=臓器移植法改正で2次臨調要請
★最古の聖書 シナイ写本=大英図書館がネット公開
★ソドムは死海の北東部にあったか
★「英国がイスラム国家になる?」
  (7月26日)
★日本プロテスタント宣教150周年記念大会=諸派が一つに船出=先人の労苦心に刻み
★イラク=6教会相次ぎ襲撃
★不可能が可能に=旭川ゴスペルナイト=10教会で3千人会場の伝道大会実現
★デントン・ロッツ氏に「宗教の自由国際賞」
★宗教改革ゆかりのジュネーヴで=カルヴァン生誕500年記念礼拝=市長、カトリック関係者も出席
★米長老派神学校学部長に修道女

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# by cjc-skj | 2009-07-27 11:01
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  2009年7月20日(月)      第965信(週刊・総合版)☆☆
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             = 目 次 =
   ▼米聖公会は同性愛主教叙階停止を解除
   ▼2010年を移住者との連帯の年に、と欧州教会会議
   ▼「キリスト教中世欧州」へ抵抗を、とルーマニア正教会指導者
   ▼教皇、北伊ヴァレ・ダオスタでの夏期休暇に
   ▽教皇が静養先で転倒、右手首を骨折
   ▼「修道女」は研究サンプルに最良、とドイツの科学者
   ▼100言語の手書き聖書作成、イスラエル外務省も支援
   ▼宗教右派を批判したキャスターのウォルター・クロンカイト氏死去
     ▼《メディア展望》

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◎米聖公会は同性愛主教叙階停止を解除

 【CJC=東京】米聖公会は7月8日から17日まで、カリフォルニア州アナハイムで開催した総会で14日、同性愛主教の叙階を3年前から停止していた措置を解除することを、圧倒的多数の賛成で決定した。世界聖公会共同体に属する各聖公会からは、一致のためには叙階禁止が必要だという警告を押し切ってのこと。
 3年に1回開かれる総会では、「聖公会内のいかなる聖職にも」同性愛者がその生涯を捧げるよう「神は召し出されまたこれからも召される」と、出席した主教、司祭、信徒代表の大多数が主張した。
 総会の信徒と司祭で構成される部会では7割以上が停止撤回を採択、主教部会では2対1の割合だった。
 ニューハンプシャー教区の公然同性愛者ジーン・ロビンソン主教は、「これは、教会のために喜ぶべき日だ。いやもっと具体的には、全てを完全に包括することを再度支持した聖公会にとって喜ぶべき日だ」と自らのブログに書き込んだ。
 また最終日の17日、各州で民間人同士の結合を合法的に認知している所では、司祭が同性間の結合を祝福することを認めた。世界聖公会共同体内部での抗争がさらに深刻化することは必至だ。
 総会は、同性間の結合を祝福する典礼制定を検討し、2012年の次回総会に報告することを決めた。これが進めば米聖公会では結婚の定義を変更することになろう。現在は、結婚の正式定義は1人の男性と1人の女性との一つの結合、とされている。
 米国では現在、主流派の中では合同キリスト教会(UCC)が同性愛者間の結婚を認めている。福音ルーテル教会も8月の総会で認める可能性がある。一方、福音派やモルモン教会などは同性愛関係を罪とし聖書で禁止されている、という立場。
 ロビンソン氏が2003年に主教に叙階されたことは、全世界7700万人を擁する聖公会共同体に激論を呼ぶことになった。特に信徒が急増している南半球では同性愛は罪深く、聖書の教えに反するという見方が多い。
 霊的最高指導者カンタベリー大主教ローワン・ウィリアムズ氏は、2008年夏、世界から主教600人が集まったランベス会議で、同性愛主教停止が解除されたら、それは共同体にとって「重大な危機」を迎える、と警告していた。
 今回総会で、ウィリアムズ氏は「共同体の中の多数と共に、分裂へ向かわせるような決定をしないことを望み、祈る」と述べていた。
 2003年のロビンソン主教選出以来、世界聖公会では指導的な大主教や国際組織の多くがこれ以上同性愛主教を選出したり、叙階しないよう警告を発していた。
 すでに、南半球の大主教を初めとした何人かが、同性愛に親和的な方策に反対して米聖公会との関係を断ち切っている。米国内でも、4教区が同性愛方策に反対、数十の教区が離脱して6月22日、並行組織『北米アングリカン教会』を設立した。
 シンクタンク『アングリカン・コミュニオン研究所』は、「米聖公会はすでに世界聖公会の大多数との交わりから外れている」と言い、さらに多くの教区が聖公会を離脱する、と予測した。
 米聖公会の公式メディア『エピスコパル・ライフ』によると、アラバマ教区のヘンリー・パーリー主教は、停止措置解除に反対、「包括的な教会であることを私たちのために切望しているが、分裂した教会を望むものではない」と語った。「この問題に取り組むには、より大きな聖公会共同体の一部であることが必要だ」と言う。
 同性愛主教に関する決定はまた米聖公会の会員に、聖公会共同体に「可能な最大限まで参加する」思いを起こさせ、一方で世界の聖公会には米聖公会が2007年をとって見ると世界共同体予算の3分の1にあたる66万ドル(約6億5000万円)を負担していることを気づかせることになった。
 カサリン・ジェファート=ショリ総裁監督が選出されて以来、同性愛者が主教候補とされた教区もあるが、実際には選出されていない。ジェファート=ショリ氏は7月13日に停止解除に賛成投票した。
 同性愛に親和的なグループ『インテグリティ・USA』回答のスーザン・ラッセル司祭は、今回の決定が「米聖公会の“カミングアウト”(公然化)過程に1歩を進めたものであり、神の包括的な愛が、公然化されていないまま実施されている信仰の共同体を求めている人たちに『来て見てください』と強く訴えるものになる」と指摘した。□

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◎2010年を移住者との連帯の年に、と欧州教会会議

 【CJC=東京】欧州教会会議(CEC)は7月15日から7日間の日程で、6年に1回の大会をフランスのリヨンで開催した。ジャン=アルノール・ドクレルモン会長は、「移住者について考える時、欧州は他の地域なしでもやって行けると思い込むべきではない」と開会に際し、記者団に語った。
 2010年を移住者、難民、少数民族などとの連帯を強化する年と定め、共同体をより包容的なものとするよう努力し、より安全な社会を作り出すのを助ける、という『2010計画』を今回大会では協議することになっている。「この問題で危機に瀕しているのは私たちの安全ばかりではなく、自らの国で耐えられない状況から逃れるのを余儀なくされている人たちをきちんと受け入れるということだ」とドクレルモン氏は述べた。
 大会にはCEC加盟120教会の代表300人のほか500人が参加した。開会演説でクレルモン氏は、移住問題は、個人の自由、移動の自由と人権にからむ問題を引き起こす、と語った。「私たちの隣人であるその人たちは、暴力や飢餓のために国を離れなければならなくなった人たちだ」と言う。
 2010計画は、CECと『欧州における移住者に関する教会会議』との統合決定に伴って出された。□

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◎「キリスト教中世欧州」へ抵抗を、とルーマニア正教会指導者

 【CJC=東京】ルーマニア正教会の指導者ダニエル総主教は、フランス・リヨンで開催されている欧州教会会議で7月16日、宗教的多様性が増えることへの応答として「キリスト教中世欧州」を再建しようとの試みがある、と警告した。「私たちは、他者に対する尊敬を持ち、教義的、倫理的な相対主義に陥ることなく、宗教的多様性にもっと慣れる必要がある」と述べた。
 ダニエル総主教は、人々の移住で欧州の宗教地図が急変した、と指摘した。「教会への、確実に変わり続ける大きな挑戦という、この非常に複雑な文脈の中で、私たちはキリスト教中世欧州を再建するという試みによって回顧的になる余裕はない。新しい問題に対する新しい解決を諸教会は共に見出すべき、という新しい挑戦をもたらす。これが新しい現実だ」と言う。□

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◎教皇、北伊ヴァレ・ダオスタでの夏期休暇に

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世は7月13日、夏期休暇のため北イタリアのヴァレ・ダオスタ州に向かった。同日正午過ぎ、イントロ市レ・コンブの山荘に到着した。
 ベネディクト十六世がレ・コンブで夏を過ごされるのは、2005年と06年に続いて今年で3回目。
 教皇は29日まで同地に滞在する。この間、。水曜の一般謁見は行なわれない。□

◎教皇が静養先で転倒、右手首を骨折

 【CJC=東京】教皇ベネディクト十六世(82)が7月16日夜、静養先のイタリア北部ヴァレ・ダオスタ州イントロ市レ・コンブの山荘の浴室で転倒した。
 教皇は17日午前、近くのウンベルト・パリニ病院で治療を受けた。右手首が骨折していたという。
 バチカン(ローマ教皇庁)報道事務所が同日発表した声明で、主治医のパトリチオ・ポリスカ氏が明らかにした。□

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◎「修道女」は研究サンプルに最良、とドイツの科学者

 【CJC=東京】独カトリック通信KNA報道としてAFP通信が伝えるところでは、心理学者・疫学者のホルスト・ビッケル教授らの研究チームは、調査対象に南部バイエルン州の修道女442人を選んだ。
 修道女は何十年にもわたり同じ修道院に暮らしてほぼ同じような毎日を過ごしているという同質なグループであり、結果を歪曲する可能性のある外部の影響を排除できるからだという。
 442人のうち、認知症の兆候が現れていたのは104人で、うち92人は学歴が低かった。若いころの教育レベルとその後の認知症との明らかな相関性を示している。また、責任ある地位についている修道女は、そうでない人よりも認知症リスクが低いこともわかった。
 ビッケル教授は、調査に協力してくれた修道女たちに感謝している。一方、修道女の代表は、「科学、ひいては人の助けになりたかったのです」と話している。□

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◎100言語の手書き聖書作成、イスラエル外務省も支援

 【CJC=東京】『エルサレム国際キリスト教大使館』(ICEJ)という宣教団体が伝えるところでは、イスラエル外務省が「世界の人々が聖書を手書きする」計画を支援することになった。 100の異なった言語による聖書100冊を手書きで作成するという計画はイスラエルのNGO『聖書の谷協会』が主導して進められている。
 すでに中国語(北京官話と台湾語)、英語、タミル語、フィンランド語が完成、へブル語が進行中だが、それらはエルサレムの『聖書の地博物館』に展示される。100冊全部を5年以内に完成させたいと言う。□

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◎宗教右派を批判したキャスターのウォルター・クロンカイト氏死去

 【CJC=東京】米国を代表するジャーナリストで、CBSテレビのニュースキャスターとして活躍したウォルター・クロンカイト氏(92)が7月17日、ニューヨークの自宅で、脳疾患のため長期闘病の後、家族に見守られながら死去した。
 1916年11月4日、ミズーリ州セントジョセフ生まれ。高校時代からジャーナリズムに関心を持ち、学校新聞に執筆した。62年から81年までCBSのニュース番組「CBSイブニング・ニュース」のアンカーマンとして活躍した。
 ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件やマーチン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の暗殺事件などを、冷静な視点から報道、68年には米政府のベトナム戦争政策を非難、リンドン・ベインズ・ジョンソン大統領に大きな影響を与えたと言われる。81年3月に番組降板後も、CBSやCNNなどの特派員や執筆活動を通じてジャーナリストとしての活動を継続した。またジャーナリスト養成学校で、後進の育成にあたった。
 バラク・オバマ米大統領は17日、「クロンカイト氏はその日の最も大事な問題に我々を導いてくれる信頼できる人物だった。この国は大切な友を失った」との声明を発表した。「CBSニュース、ジャーナリズム、本当のところアメリカをクロンカイトなしにイメージ出来ない」とCBSニュースのショーン・マクナマス会長は語っている。
 米国の宗教右派、特にその有力指導者に対しては厳しい意見を持っていた。信仰と自由の擁護団体『インターフェイス・アライアンス』(IA)に寄せた書簡で、個人的な意見を言わない時は過ぎ去ったとして「パット・ロバートソンやジェームズ・ドブソンのような人の、国の政治指導者に対する危険で増しつつある影響力に私は非常に不安なので、発言しなければならないと思う」と述べていた。
 ただ、著名な大衆伝道者ビリー・グラハム氏はクロンカイト氏を「ジャーナリズムの世界で得た親友の1人。彼はある種の偶像だった。アメリカ人の心と魂の中で、彼に代わりえる人がいるだろうか、と思う。多くの問題について、私は彼の見方に敬意を払った」と声明で述べている。
 クロンカイト氏は、IAに宛てた書簡でさらに「私は、発言の自由が私たちの国の基本原則であることは理解しており、自分の思いを発言する勇気のある人を尊敬する。しかし信仰に関わりを持つ1人として、宗教右派のグループが、自分たちの不寛容な政治課題を推進するために宗教を利用することを、警戒しながら見つめてきた。長年にわたって、彼らは政府の全てのレベルで相当の影響力を獲得してきた。地域の学校理事会、行政機関、裁判所、そして議会でだ。彼らは宗教が伝統的に果たしてきた癒しの役を、不寛容に政治的な綱領に、抜け目なく作り変えた」と述べている。□

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 《メディア展望》
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  =カトリック新聞(7月19日)=http://www.cwjpn.com
★教皇ベネディクト16世=新回勅で指摘=経済危機克服と真の発展に=道徳的価値観が必要
★教皇=麻生首相と意見交換=アフリカ開発援助、使徒座との関係など話題に
★教皇=オバマ米大統領と会談=生命倫理で教会の立場強調
★出入国関連3法成立で関係NGOが抗議声明
★日本プロテスタント宣教150周年=横浜で記念大会開催=「主にあってひとつ」=延べ16000人が祝う
★カトリック精神どう伝える?=保育施設協会=全国の施設長らが研修

  =キリスト新聞(7月18日)=http://www.kirishin.com
★「同労者」としての歩み偲ぶ=“水牛の神学”の小山晃佑氏追悼=岩橋常久氏が説教=「戦後キリスト教のカイロス」
★太平洋教会協議会(PCC)総幹事、会見で日本を非難=“自国で温室ガス削減しなければ”
★カトリック司教協議会=G8向け声明=首相、教皇と会議
★上智大学=小林陽太郎氏に名誉博士号=次代担う“人間力を”
★『平和を実現する力』を出版=四竈揚氏=山形学院高で講演
★北京=「零八憲章」呼び掛け人劉暁波氏を逮捕=香港正平協が釈放を要請

  =クリスチャン新聞(7月19日)=http://jpnews.org
★ローザンヌ運動ダグ・バーゼル総裁=日本宣教学会で講演=21世紀 宣教の優先課題=世界の痛みに応え「真理」伝える
★米南部バプテスト連盟=教勢減退への対応が焦点
★カナン・キリスト教会=みんなで建てたベツレヘム祈祷院=廃材で手作り=総工費20万=ラザロのように甦った古家
★「日本の温暖化被害500億円支援など無意味」と太平洋教会協議会総幹事
★霊感商法社長ら起訴
★パウロの遺骨発見?

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                                   ■
# by cjc-skj | 2009-07-20 17:12 | Trackback
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